守矢二柱&魔理沙VS三月精トランプ「ダウト」対決!!
「ほんっと面白い帽子よねそれ~。ケロケロ泣いたりしないの~?」
「あーうー。やめてよー」
「あははははは」
「あーうー。やめてよー」
「あははははは」
「いやー三月精はかわいいねえ。諏訪子も交じるとホントに幼稚園みたいじゃないか」
「何なごんでるだよ軍神様よ…」
「何なごんでるだよ軍神様よ…」
場は非常にほのぼのとした空気に包まれていた。おふざけする三月精と諏訪子。それを見てニヤニヤするだけの神奈子。
必ず勝つ!という気概を見せているのは魔理沙一人という状況だった。
必ず勝つ!という気概を見せているのは魔理沙一人という状況だった。
(やれやれ…これなら賭博予想も生業としてるこの魔理沙さんなら簡単に勝てちゃうぜ…。)
勝負が始まった。1、2、3………8でサニーの手が止まる。
「う…は、8…」
「う…は、8…」
(バレバレだぜ!ダウト!!)
しかし、「ダウト」の声は場に響かなかった。
「!?」
「!?」
ルナチャイルドが続ける。「9、と…ん?白黒魔女、どーしたの?」
そう、ルナチャイルドの能力で魔理沙の「ダウト」の声は消されてしまっていたのだ!
(やってくれるぜ!!)
そう、ルナチャイルドの能力で魔理沙の「ダウト」の声は消されてしまっていたのだ!
(やってくれるぜ!!)
「あーうー…11…」
「はいダウト」
「あうー!?スターちゃん何でわかったのー?」
(帽子の目がケロケロ…いや、キョロキョロしすぎだぜ…いかん…このままじゃ負けるぜ…。
相変わらず神奈子はニヤニヤしながら酒飲んでるだけだし…)
「はいダウト」
「あうー!?スターちゃん何でわかったのー?」
(帽子の目がケロケロ…いや、キョロキョロしすぎだぜ…いかん…このままじゃ負けるぜ…。
相変わらず神奈子はニヤニヤしながら酒飲んでるだけだし…)
諏訪子が11枚も貰ってしまったため守矢魔理沙組が圧倒的不利である。三月精はほのぼのしているようでそつがない。
どうすればいいのか…打開策がないままゲームは淡々と進んでいった。
どうすればいいのか…打開策がないままゲームは淡々と進んでいった。
余裕を持ってサニーが続ける。「はいはいもう一巡ね。1、っと」
「あ。早苗ー。そういえばさー、人里で貰った美味しい羊羹とかあったよねー。この子らにあげなよー」
「か、神奈子…こんな時に何言ってんだよ。こいつらは敵だぜ!」
「「「ようかん!ようかん欲しい!」」」
「はい、ダウト」
「「「!?」」」
(そ…そうきたか~!)
「あ。早苗ー。そういえばさー、人里で貰った美味しい羊羹とかあったよねー。この子らにあげなよー」
「か、神奈子…こんな時に何言ってんだよ。こいつらは敵だぜ!」
「「「ようかん!ようかん欲しい!」」」
「はい、ダウト」
「「「!?」」」
(そ…そうきたか~!)
羊羹によりルナチャイルドに能力を使わせるのを忘れさせてのダウト宣言であった。
ダラけているようで戦いの神。勝負事で負ける訳にはいかないのだ!
ダラけているようで戦いの神。勝負事で負ける訳にはいかないのだ!
(ルナ~!あんた何やってんのよ!モグモグ)
(そんな事言ったってようかんって聞いたら喜ぶじゃないモグモグ)
(まったくこれだからルナは…次は気をつけなさいよモグモグ)
(そんな事言ったってようかんって聞いたら喜ぶじゃないモグモグ)
(まったくこれだからルナは…次は気をつけなさいよモグモグ)
「おっと、そういえば最近流行りのゆっくり饅頭もあったねえ。みんな食べたいかい?」
「「「食べたい!食べたい!!」」」「あーうー!食べたい!」「ダウト」
「「「食べたい!食べたい!!」」」「あーうー!食べたい!」「ダウト」
…結局、軍神の策略によりあっさりと守矢魔理沙組の勝利となった。
「今日は悪かったね。さあ、お土産に早苗が焼いたクッキーでも持って帰っておくれ」
「え?あ、ありがとう」「勝ちたかった気もするけど…」「美味しいものいっぱい食べれたからまあいいかな…」
「え?あ、ありがとう」「勝ちたかった気もするけど…」「美味しいものいっぱい食べれたからまあいいかな…」
何だかんだで嬉しそうな三月精。それを見てニコニコする神奈子。
(勝負にも勝って敗者も幸せにするとは…さすが神。恐ろしい奴だぜ…)
「魔理沙、あんたもクッキーもっていくかい?」
「…おいおい私は子供じゃないぜ。クッキーなんか貰っても喜ばないぜ」
「ダウト」
「…貰っていくぜ…」
「…おいおい私は子供じゃないぜ。クッキーなんか貰っても喜ばないぜ」
「ダウト」
「…貰っていくぜ…」
ほのぼのとした結果でこの試合はおしまい。
映姫「…私もクッキー欲しいんですが…」