映姫「東方ファイト、今回の課題は『紅魔館レッキングクルー再び』です。
破壊は基本的にハンマーで行い、スペカ・陰陽球・スキマ・毒劇物及び爆発物の使用は禁じます。
なお、紅魔館の壁材は前回の教訓から強度を上げてありますので、通常の弾幕は効きません。
最後に、前回は許可が下りませんでしたが、今回はノーアポとなります。以上」
破壊は基本的にハンマーで行い、スペカ・陰陽球・スキマ・毒劇物及び爆発物の使用は禁じます。
なお、紅魔館の壁材は前回の教訓から強度を上げてありますので、通常の弾幕は効きません。
最後に、前回は許可が下りませんでしたが、今回はノーアポとなります。以上」
霊夢「まさに外道」
永琳「前回経験者の姫と…」
輝夜「前回優勝者の永琳のコンビだから、楽勝だと思うけど?」
紫「…審判、ハンマーは複数借りていいのかしら?」
映姫「十分振れるとも思えませんが…お好きなだけどうぞ」
紫「じゃあ、私と霊夢で二本ずつ使うわね」
永琳「あら、頭脳派のあなたらしくない事をするわね」
紫「正攻法だと厳しそうだもの。霊夢、あなたも二本持って」
映姫「では競技を開始します…ラストジャッジメント!」
試合開始を告げる映姫のスペルが、紅魔館の門と門番を吹き飛ばし、館に大きな風穴を開ける。
撃ってはいけない場所を撃ったのか、火の手が上がる紅魔館。
妖精メイドたちが火消しに飛び回り、襲撃者を討つために飛び出すメイド長。
咲夜と映姫が弾幕ごっこをする間に、混乱に乗じて破壊活動を開始する四人。
永琳「前回経験者の姫と…」
輝夜「前回優勝者の永琳のコンビだから、楽勝だと思うけど?」
紫「…審判、ハンマーは複数借りていいのかしら?」
映姫「十分振れるとも思えませんが…お好きなだけどうぞ」
紫「じゃあ、私と霊夢で二本ずつ使うわね」
永琳「あら、頭脳派のあなたらしくない事をするわね」
紫「正攻法だと厳しそうだもの。霊夢、あなたも二本持って」
映姫「では競技を開始します…ラストジャッジメント!」
試合開始を告げる映姫のスペルが、紅魔館の門と門番を吹き飛ばし、館に大きな風穴を開ける。
撃ってはいけない場所を撃ったのか、火の手が上がる紅魔館。
妖精メイドたちが火消しに飛び回り、襲撃者を討つために飛び出すメイド長。
咲夜と映姫が弾幕ごっこをする間に、混乱に乗じて破壊活動を開始する四人。
永琳「では早速…」
輝夜「待って、永琳。前回の後でちょっと解析してみたのよ」
永琳「何をですか?」
嬉々としてハンマーを構える永琳を制止して、一人壁に向かう輝夜。
輝夜「多分、ここをこうやって…ここを壊して、ここ!」
デデデデデデデデ…
永琳「な…何ですか、この金色のハンマーは!?」
輝夜「何って、ゴールデンハンマー。あると思ったのよね~」
言って金色のハンマーを掴む輝夜。試し斬りとばかりに、見るからに硬そうな壁を叩くと、一撃で崩れる。
試しに永琳もその隣を叩いてみたが、全力で叩いても軽くヒビが入る程度だ。
輝夜「たまには私が頑張るから、永琳はのんびりしててよ」
永琳「姫…(その能力をもっとマシな事に使う気は無いんですね、このニートは…)」
輝夜「待って、永琳。前回の後でちょっと解析してみたのよ」
永琳「何をですか?」
嬉々としてハンマーを構える永琳を制止して、一人壁に向かう輝夜。
輝夜「多分、ここをこうやって…ここを壊して、ここ!」
デデデデデデデデ…
永琳「な…何ですか、この金色のハンマーは!?」
輝夜「何って、ゴールデンハンマー。あると思ったのよね~」
言って金色のハンマーを掴む輝夜。試し斬りとばかりに、見るからに硬そうな壁を叩くと、一撃で崩れる。
試しに永琳もその隣を叩いてみたが、全力で叩いても軽くヒビが入る程度だ。
輝夜「たまには私が頑張るから、永琳はのんびりしててよ」
永琳「姫…(その能力をもっとマシな事に使う気は無いんですね、このニートは…)」
霊夢「うわ、あんなのアリ!?」
紫「やっぱり前回経験者は強いわねぇ」
霊夢「何他人事みたいに言ってるのよ」
紫「まあいいじゃない。このハンマーは力加減で破壊力が変わるわけでもなさそうだし、
二本あれば少しは早くなるんだから」
確かに、両手にハンマーを持った紫が左右ほぼ同時に叩くと、壁が一瞬で崩れる。
紫「一撃目の衝撃の揺り戻しに合わせて二撃目を放つ。これがフタエノキワミアッー!と呼ばれる超破壊法よ」
霊夢「いや、それウソだから」
ゴールデンには及ばないとはいえ、ハンマー二刀流の手数で追いすがる結界組。
しかし永琳がサボるはずも無く、永遠亭チームとの差は広がる一方。
紫「やっぱり前回経験者は強いわねぇ」
霊夢「何他人事みたいに言ってるのよ」
紫「まあいいじゃない。このハンマーは力加減で破壊力が変わるわけでもなさそうだし、
二本あれば少しは早くなるんだから」
確かに、両手にハンマーを持った紫が左右ほぼ同時に叩くと、壁が一瞬で崩れる。
紫「一撃目の衝撃の揺り戻しに合わせて二撃目を放つ。これがフタエノキワミアッー!と呼ばれる超破壊法よ」
霊夢「いや、それウソだから」
ゴールデンには及ばないとはいえ、ハンマー二刀流の手数で追いすがる結界組。
しかし永琳がサボるはずも無く、永遠亭チームとの差は広がる一方。
輝夜「いやー、楽勝楽勝。今回はジャッジメントの後始末でメイドも来ないし…」
永琳「姫!?いけません!!」
輝夜「なに、永琳?」
ゴールデンハンマーをブン回し、壁をなで斬りに壊しながら走る輝夜。
その足が床の大穴に差し掛かるのを見て、思わず永琳が声を出すが、
勢いのついた輝夜は止まらず、そのまま大穴の中へ…いや、
どんな原理なのか、大穴に落ちずに上空に止まる輝夜。
しかし何故か宙に浮いたままハンマーを振り回す輝夜が、永琳の制止にハンマーを止める。
その瞬間、輝夜は重力に従い大穴に落ちる。当然即死級であり、当然即リザレクション。
輝夜「あいたたた…もー永琳、ゴールデンハンマーは空も飛べるんだから、止めないでよ!」
永琳「…申し訳ございません…と言うとでも思ったか!」
輝夜「あー!?」
限度外の非常識に叱られ、キレた永琳が、大穴から這い上がってきた輝夜を再度奈落へ蹴り落とした。
永琳「姫!?いけません!!」
輝夜「なに、永琳?」
ゴールデンハンマーをブン回し、壁をなで斬りに壊しながら走る輝夜。
その足が床の大穴に差し掛かるのを見て、思わず永琳が声を出すが、
勢いのついた輝夜は止まらず、そのまま大穴の中へ…いや、
どんな原理なのか、大穴に落ちずに上空に止まる輝夜。
しかし何故か宙に浮いたままハンマーを振り回す輝夜が、永琳の制止にハンマーを止める。
その瞬間、輝夜は重力に従い大穴に落ちる。当然即死級であり、当然即リザレクション。
輝夜「あいたたた…もー永琳、ゴールデンハンマーは空も飛べるんだから、止めないでよ!」
永琳「…申し訳ございません…と言うとでも思ったか!」
輝夜「あー!?」
限度外の非常識に叱られ、キレた永琳が、大穴から這い上がってきた輝夜を再度奈落へ蹴り落とした。
霊夢「あ、例の金色、どっかに落としてきたみたいだわ」
紫「ミスするとパワーアップが無くなるのはお約束よ」
霊夢「それもそうね…って紫、なんで私に二本持たせて、自分は一本だけなのよ」
紫「あら、ちゃんとハンマーなら二本使ってるわよ。ほら」
藍「……(どかばきべきめき)」
見れば、式神状態の藍が紫の二本目を持ち、縦横に飛び回っている。
霊夢「…アレは反則じゃないの?」
紫「式の使用は制限されてないし、ハンマーの本数も自由。
それに、式神の藍を操るために私は全力でハンマーが振れない。
だから反則にならないし、本体の私は一本しか振らないのよ」
霊夢「あっそ…」
紫「ミスするとパワーアップが無くなるのはお約束よ」
霊夢「それもそうね…って紫、なんで私に二本持たせて、自分は一本だけなのよ」
紫「あら、ちゃんとハンマーなら二本使ってるわよ。ほら」
藍「……(どかばきべきめき)」
見れば、式神状態の藍が紫の二本目を持ち、縦横に飛び回っている。
霊夢「…アレは反則じゃないの?」
紫「式の使用は制限されてないし、ハンマーの本数も自由。
それに、式神の藍を操るために私は全力でハンマーが振れない。
だから反則にならないし、本体の私は一本しか振らないのよ」
霊夢「あっそ…」
結局、途中から破壊対象を壁から各々のパートナーに切り替えた永遠亭コンビに対し、
二人と一体で追い上げた結界組が辛くも勝利した。
二人と一体で追い上げた結界組が辛くも勝利した。