東方ファイトスレ @まとめウィキ

18スレ第30戦

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魔法の森にあるアリスの家。
深刻そうな顔の因幡てゐが、アリスに何事か話している。
アリス「まさか…」
てゐ「永琳お師匠と霊夢が話してるのを聞いたのよ」
アリス「…うそ…霊夢が末期がんなんて…」
表面上冷静を保ちつつも、動きの止まってしまったアリス。
てゐは他の人に知らせに行くから、とアリスの家を去る。

てゐ「やっぱりインドア派なアリスは騙し易いわー」
先程までの重さはどこへやら、黒笑いを浮かべるてゐ。
実は四季映姫に「霊夢とアリスに悪戯をしたら、
その量に応じて今までの悪戯を見逃そう」
と言われ、まずはアリスの家に行ったのだ。
てゐ「あの様子じゃ、すぐに霊夢の所に飛んで行きそうね」
呟くと、次のターゲットの居る博麗神社に向かった。

てゐ「…というわけで、アリスったら実は妊娠5ヶ月になるのよ」
霊夢「ふーん…」
出がらしのお茶を飲みながらてゐの話を聞く霊夢。
興味なさげな反応だが、てゐは手応えを感じていた。
てゐ「驚いちゃうでしょ。普段魔法の森に引き篭もってると思ったら…」
萃香「なるほどねぇ。それで相手は誰なんだい?」
てゐ「ウサっ!?」
襖が開き、隣の部屋から萃香が現れる。
いつもの通り酩酊状態で笑っているが、目が全く笑っていない。
萃香「あれで結構、寂しがりやだものねぇ。さあ、相手は誰だい?」
てゐ「う…そ、それは…」
蛇蝎の如く嘘を嫌う鬼。そして忘れていたが、チート級の勘を持つ巫女。
鬼の存在は計算外だ。ここは一旦退散…とてゐは逃げ出そうとする」
萃香「おっと、逃がしゃしないよ」
その能力で、てゐの足元の地面を限りなく疎にする萃香。
蹴ろうとした地面が急に疎になり、豪快に躓くてゐ。
身を起こすと、そこには陰陽球を構える巫女の姿があった。
霊夢「私…末期がんなんだって?」
てゐ「ウサっ!?」
立て続けの事に動揺の隠しようもないてゐ。
萃香「さっき、たまにゃあの子の顔でも見ようかと魔法の森に行ったら、
お前さんが話してるのを聞いちまったのさ。
それで慌ててここに来たんだけど…そっちも説明して欲しいねぇ」
前門の鬼巫女、後門の鬼。
その後一月ほど、因幡てゐの姿を見た物はいない―――

映姫「次はあなたたちの番ですが、どうしますか?」
ルナ「どう見たって手遅れでしょ」
サニー「や、やってやろうじゃないの!」
スター「サニー一人でね…」
てゐと同様の条件を出された三月精だったが、
順番が災いして、ターゲット二人は悪戯のできる状態ではなかった。

三月精に日頃の悪戯について軽くお説教を終えると
映姫「萃香の助けがあったとはいえ、動揺しなかった霊夢の勝ち」
と、東方ファイト閻魔帳に記した。






















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