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42スレ第18戦(2)

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匿名ユーザー

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今回の勝負はサウナ耐久……なのだが、ここでドクターえーりんから待ったがかかる。

永琳「生理の女の子にサウナ耐久ですって? あなた生理を舐めてるの?
   健康的に汗をかく範囲でなら大丈夫だけど、耐久勝負となるとそうは行かないわ」

女の子の体はデリケートなのよ、とぷんすかする永琳。
しかし、安価は絶対である。ならどうするのか、というと。

永琳「ウドンゲを同伴させなさい。あの子の波長操作で早苗さんの月経の波長を安定させます」
鈴仙「え」

鈴仙、とんだとばっちり。彼女もサウナ耐久に同伴することになった。
鈴仙がサウナで脱落すれば、永琳が早苗にもドクターストップをかけ、自動的に脱落となる。
つまり、実質2対3。一人でも脱落すれば、そのチームの敗北となる。
ちなみにプリズムリバー姉妹だけでなく、鈴仙や早苗も水着になっています。服着てサウナとかありえないでしょう。

リリカ「暑い……暑い暑い暑い暑い暑い」
ルナサ「暑いって言わないで余計暑くなるから」

姉妹は元々欧州の出身。緯度の割には温暖な気候だが、暑さには慣れていない。
サウナ文化も無いでは無いが、当然、耐久勝負に使うものではない。

メルラン「二人とも軟弱よ! ていうかまだ始まってそんなにたってないのに、そこまで暑くないでしょ!」
リリカ「いや暑いってば暑いよ、なんでメル姉は平気なの……
    乳か。乳なのか。その無駄な脂肪が暑さをカットしてんのかちきしょうめ」

なぜかメルランだけ無闇に元気だった。理由は不明。

早苗「ふう……すいません、だいぶ楽になりました」
鈴仙「そ、そう? それは……良かった……はあ、はあ」
早苗「あ、あの、大丈夫ですか?」
鈴仙「あんまり大丈夫じゃないかも……」

一方の早苗・鈴仙。早苗は鈴仙の能力のおかげで余裕ができたが、逆に鈴仙はかなりつらそうだ。

早苗「鈴仙さん、暑いのダメなんですか?」
鈴仙「いや、夏の暑さならどうってこと無いんだけど……もう冬に入ろうかって季節だったから……」
早苗「…………まさか、兎だから?」
鈴仙「冬毛に替わっちゃってるのよ、困ったことに」
早苗「見た目全くわかんないんですけど……」

冬毛にサウナ、おまけに早苗に能力を使い続けなければならないというハンディキャップ。鈴仙のリタイアは時間の問題に見えた。

早苗「じ、じゃあ私の能力で水を出して鈴仙さんを涼ませれば」
JS1「却下! それは『サウナで暑さ耐久』の主旨に反する! 使えば反則負けとする!」
早苗「え、だって私は鈴仙さんの能力で」
JS1「それは生理を和らげているのであって暑さを和らげているのではないので問題無い」
早苗「で、でも、鈴仙さんは元々選手じゃないでしょう。選手以外の人を涼ませても反則にはならないんじゃ」
JS1「『あなたが水を出すのに、あなたに涼しさが届かないように鈴仙のみを涼ませる』そんな器用なことはできないでしょう」
早苗「むっ……ぐう」

早苗、言い返せずに沈黙。
このままじりじりと負けを待つだけになるのか、八方ふさがりかと思われた――が。

メルラン「…………うー(うずうず)」
ルナサ「どうしたのメルラン」
メルラン「暇」
ルナサ「えー」
メルラン「何か、こう、じっとしてるだけってのが、騒霊的にありえない。ねえ演奏しよ」
JS1「却下! あなたの演奏は精神へダイレクトに影響する、それは対戦相手への直接攻撃として反則負けとする!」
メルラン「えー、えー、えー? そんなー、やだー、演奏したいー」
JS1「駄々っ子になっても駄目なものは駄目だ!
   わかったらそのムカつく脂肪の塊をぶるんぶるん揺らしながらこっちに迫ってくるのをやめなさいこんちくしょう!」
メルラン「ぶー……でも退屈ー。暇ー。そうだリリカ、何か芸してよ! 私を楽しませて!」
リリカ「何様よ姉さん!」
メルラン「お姉様よ! 芸をしてくれないのなら、強制的に鬼ごっこをやるわ!」
リリカ「……は?」
ルナサ「え? 何、何がどうしてそうなったの?」
メルラン「最初は私が鬼よ! 捕まった人には熱いキッスをぶちかましてくれるわ!」
ルナサ・リリカ「「冗談じゃない!」」

一目散に逃げ出すルナサとリリカ。本気で追いかけるメルラン。
二人は知っている。メルランのキッスとやらが洒落にならないということを。
少なくとも二人の価値観では、あれはキスとは言わない。もっと高次元の、年齢制限のかかりそうな別の何かだ。

メルラン「うおー、待てー!」
リリカ「うわあああん! なんでこんな暑い中で走り回らないといけないのよー!」
ルナサ「ぜえ、ぜえ……リリカ、お姉ちゃんもう疲れたわ……もう眠ってもいいかな?」
リリカ「駄目に決まってるでしょ、この状況で私を一人にするなー!」
鈴仙「暑い……うるさい……波長の微妙な操作が難しくて頭痛くなってきた……」
早苗「し、審判さん! この大騒ぎは、こっちへの妨害行為じゃないんですか!?」
JS1「意図してやっているものではなく、かつ直接的には干渉してきていないので、ギリギリ白とする!」

どたばたどたばた、右に左に大騒ぎ。演奏に頼らなくとも、やはり騒霊はやかましいのか。
だが、こんな状況は長くは続かない。ついにルナサとリリカが切れた。

リリカ「いい加減にしろ、の足払い!」
メルラン「どわー!?」
ルナサ「反省しなさい、のラリアット!」
メルラン「ぐふっ!?」

リリカの足払いで盛大にすっ転んだ先に待ち構えていたルナサの首を狩るラリアット。
しかも散々走り回った後である。これにはメルランも溜まったものではない。

メルラン「きゅう……」
リリカ「ワン、ツー、スリー! カンカンカーン、やりました、勝者は私とルナサ姉さんー!」
ルナサ「ふっ……日々のバイオリン演奏で鍛えたこの腕力の前には、さしものメルランも無力だったようね!」

メルランノックダウン。頭を暑さでやられたか、リリカとルナサのテンションは鰻上り。

JS1「メルラン気絶により、勝者東風谷早苗! 早く鈴仙を介抱してあげなさい!」
早苗「やっとお許しが出た!」
鈴仙「もう、ゴールしてもいいよね……」

鈴仙を抱えて急いでサウナを脱出する早苗。ほとんど熱中症状態の鈴仙。
それでも、コーヒー牛乳と国士無双の薬で何とかぎりぎりのところまで回復するに至った。
なお、その後のプリズムリバー姉妹だが。

リリカ「閻魔様、正義は勝ちました! 駄目なメルラン姉さんにお裁きを!」
JS1「え、いや私はジャッジメントシーズンであって閻魔じゃ」
ルナサ「閻魔様、貧乳でも泣かないの会の会長としてこの忌まわしき巨乳に鉄槌を!」
JS1「人を勝手に会長に祭り上げるな!? じゃなくて私はジャッジメントシーズンで」
リリカ「閻魔様、今度飲みに行きましょう! そして親睦を深めて私の罪を軽くしてください!」
ルナサ「閻魔様、あなたの境遇で鬱にならないなんてご立派です! でもたまには欝の音を聞いてストレス発散したほうがいいですよ!」
リリカ「閻魔様!」
ルナサ「閻魔様!」
JS1「いい加減テンション戻せお前らー! ラストジャッジメント!」

強制的に取り押さえられ、目が覚めた後も説教喰らいましたとさ。とっぴんぱらりのぷう。
あ、目が覚めたときに説教したのは映姫様だったそうで、
その時には既に謎のヒーロージャッジメントシーズンはどっかいなくなってたそうですよ。


































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