輝夜「今日のファイトは、幻想郷の男性陣に私の難題に挑戦してもらいます。
ただそれだけだと絵面が寂しいから、審判補佐としてもこたんに来てもらったわ」
妹紅「私をもこたんと呼ぶな!しかし他の連中はともかく、死者である親父殿が何故……」
不比等「我が娘か。私が不甲斐無いばかりに蓬莱人と化したと聞く。不憫であるな」
妹紅「……へ?えっと……いや、私なら大丈夫だ、親父殿」
不比等「そうか。そうでなくてはな……お前も藤原の血を引く者、泣き言ばかりは言えぬ立場だ」
妹紅「あ、ああ、勿論……(おいっ、これはどういう事なんだッ)」
輝夜「(ちゃんとあっち側から、正規の手段で本物を黄泉還らせたから、言動が真っ当なのよ)」
妹紅「(つまりいつものは……お前が何かやっていたから親父殿が!)」
霖之助「痴話喧嘩も良いが、始めてくれないかな?あまり店を留守にすると、評判に係わるからね」
妖忌「動じぬ心が肝要とはいえ、無為に待たされるのも愉しくは無いのでな」
不比等「まあお二人とも、輝夜姫の我侭は今に始まった事ではない。ここは一つ大目に見ても」
妹紅「うう……なんだか調子が狂うぞ」
輝夜「皆あれが本物なんだけどねぇ……さ、それはそれとして。始めましょうか」
ただそれだけだと絵面が寂しいから、審判補佐としてもこたんに来てもらったわ」
妹紅「私をもこたんと呼ぶな!しかし他の連中はともかく、死者である親父殿が何故……」
不比等「我が娘か。私が不甲斐無いばかりに蓬莱人と化したと聞く。不憫であるな」
妹紅「……へ?えっと……いや、私なら大丈夫だ、親父殿」
不比等「そうか。そうでなくてはな……お前も藤原の血を引く者、泣き言ばかりは言えぬ立場だ」
妹紅「あ、ああ、勿論……(おいっ、これはどういう事なんだッ)」
輝夜「(ちゃんとあっち側から、正規の手段で本物を黄泉還らせたから、言動が真っ当なのよ)」
妹紅「(つまりいつものは……お前が何かやっていたから親父殿が!)」
霖之助「痴話喧嘩も良いが、始めてくれないかな?あまり店を留守にすると、評判に係わるからね」
妖忌「動じぬ心が肝要とはいえ、無為に待たされるのも愉しくは無いのでな」
不比等「まあお二人とも、輝夜姫の我侭は今に始まった事ではない。ここは一つ大目に見ても」
妹紅「うう……なんだか調子が狂うぞ」
輝夜「皆あれが本物なんだけどねぇ……さ、それはそれとして。始めましょうか」
霖之助「それで、難題というのはやっぱりスペルカードかい?」
輝夜「そうなるわねぇ」
妖忌「ふむ……死合いにならぬよう定められた約束事と聞く」
不比等「成る程、つまりは遊びの一種と見ても良いか」
霖之助「まあある程度鍛えれば人間でも死にはしないから、そう見て間違いは無いだろうね」
妹紅「……(な、なんか居心地悪いぞ)」
輝夜「(いいのよ、もこたんはカメラの方を見て、黙って座ってれば)」
霖之助「では二人に手本を見せる意味で、僕から行かせてもらうよ」
輝夜「そうなるわねぇ」
妖忌「ふむ……死合いにならぬよう定められた約束事と聞く」
不比等「成る程、つまりは遊びの一種と見ても良いか」
霖之助「まあある程度鍛えれば人間でも死にはしないから、そう見て間違いは無いだろうね」
妹紅「……(な、なんか居心地悪いぞ)」
輝夜「(いいのよ、もこたんはカメラの方を見て、黙って座ってれば)」
霖之助「では二人に手本を見せる意味で、僕から行かせてもらうよ」
輝夜「では早速……『龍の頸の玉』!」
霖之助「ふむ、確かに僕の能力は、道具を使った弾幕なら物を見れば弾幕も予想できる……
つまり気合成分多目の弾幕ならいけるという読みだろうが、これでも半妖だからね」
輝夜「さすがと言っておきましょう。では道具を使わぬ弾幕ならば……『永夜返し -夜明け-』」
霖之助「む……先が読めない上に気合弾幕か……残念ながら、これは……」
(ピチューン)
霖之助「ふむ、確かに僕の能力は、道具を使った弾幕なら物を見れば弾幕も予想できる……
つまり気合成分多目の弾幕ならいけるという読みだろうが、これでも半妖だからね」
輝夜「さすがと言っておきましょう。では道具を使わぬ弾幕ならば……『永夜返し -夜明け-』」
霖之助「む……先が読めない上に気合弾幕か……残念ながら、これは……」
(ピチューン)
妖忌「なるほど、大体理解した。では次はわしが往くか」
不比等「荒事には慣れぬ身ゆえ、お言葉に甘えてお願いしよう」
輝夜「例の半霊庭師の師匠か。油断は大敵ね……『ブディストダイアモ……』」
妖忌「遅い!人鬼『未来永劫斬』!」
輝夜「な……ッ!」
(カキィィィン)
妖忌「む……わしの剣で斬れぬとは、余程の業物と見える」
輝夜「ふぅ……それはもちろん、仏の至宝ですもの、砕けては困ります」
妖忌「成る程、まさに難題というわけか。負けを認めよう」
不比等「荒事には慣れぬ身ゆえ、お言葉に甘えてお願いしよう」
輝夜「例の半霊庭師の師匠か。油断は大敵ね……『ブディストダイアモ……』」
妖忌「遅い!人鬼『未来永劫斬』!」
輝夜「な……ッ!」
(カキィィィン)
妖忌「む……わしの剣で斬れぬとは、余程の業物と見える」
輝夜「ふぅ……それはもちろん、仏の至宝ですもの、砕けては困ります」
妖忌「成る程、まさに難題というわけか。負けを認めよう」
不比等「さて、かくしてまた姫を相見える事となりましたか」
輝夜「天ならぬ何者かの意思によって、ね。あなたへの難題は、アレで良いかしら?」
不比等「ええ、同じ難題に二度負けるは藤原一門の恥、此度は恥を雪いで見せましょう」
輝夜「ふふふ……あなたの知る難題とは別物でしてよ?神宝『蓬莱の玉の枝』!」
妹紅「……あれ、何も出ないぞ?」
霖之助「まあ、偽者ではね」
輝夜「まさか、そんな……でもどうして!?」
不比等「姫も永らえ過ぎましたかな?ご自慢の美貌に陰りはありませんが、機転の方は以前ほどでもないようで」
輝夜「つまりこれは、あの時のあなたの偽者……では本物は?」
不比等「無論、余人には渡しはしません。なに、土地の者に協力を願ったまでですよ」
輝夜「土地の……くっ、イナバたちね」
不比等「では僭越ながら、私めも難題でお返ししましょう。神宝『蓬莱の――」
輝夜「……使いたくなかったけれど、切り札を使うしか無いみたいね(むんず)」
妹紅「うわっ、おい、一体何を……」
輝夜「私とて無策でこの場に臨んだわけではありません!新難題『藤原妹紅』!(びゅん)」
不比等「……」
妹紅「な、あいつにこんな力が……って危ない!親父殿!避けてくれ……避けろーッ!(ごすっ)」
不比等「ぐふっ……ふふ、重いな……知らぬ間に大きくなったものだ」
妹紅「な……なんで……親父殿、なんで避けずに……」
不比等「……前にも言ったろう、この命は黄泉還った仮初のもの、お前を守るためにくれてやるに惜しくはない」
妹紅「え……だって、あの時の親父殿は、光に撃たれて……」
不比等「我が娘よ……人は死すとも魂は滅びぬ。私の魂は消えず……常にお前を見守っているぞ、妹紅……」
妹紅「そんな……親父殿!親父殿ォーっ!」
輝夜「毎度毎度、後味の悪い結末ねぇ」
妹紅「……許さん!今日という今日は……お前の我侭を誅してくれるッ!」
輝夜「あら、じゃあ私も新難題でお相手しようかしら」
妹紅「黙れッ!私の怒りを思い知れーッ!」
輝夜「天ならぬ何者かの意思によって、ね。あなたへの難題は、アレで良いかしら?」
不比等「ええ、同じ難題に二度負けるは藤原一門の恥、此度は恥を雪いで見せましょう」
輝夜「ふふふ……あなたの知る難題とは別物でしてよ?神宝『蓬莱の玉の枝』!」
妹紅「……あれ、何も出ないぞ?」
霖之助「まあ、偽者ではね」
輝夜「まさか、そんな……でもどうして!?」
不比等「姫も永らえ過ぎましたかな?ご自慢の美貌に陰りはありませんが、機転の方は以前ほどでもないようで」
輝夜「つまりこれは、あの時のあなたの偽者……では本物は?」
不比等「無論、余人には渡しはしません。なに、土地の者に協力を願ったまでですよ」
輝夜「土地の……くっ、イナバたちね」
不比等「では僭越ながら、私めも難題でお返ししましょう。神宝『蓬莱の――」
輝夜「……使いたくなかったけれど、切り札を使うしか無いみたいね(むんず)」
妹紅「うわっ、おい、一体何を……」
輝夜「私とて無策でこの場に臨んだわけではありません!新難題『藤原妹紅』!(びゅん)」
不比等「……」
妹紅「な、あいつにこんな力が……って危ない!親父殿!避けてくれ……避けろーッ!(ごすっ)」
不比等「ぐふっ……ふふ、重いな……知らぬ間に大きくなったものだ」
妹紅「な……なんで……親父殿、なんで避けずに……」
不比等「……前にも言ったろう、この命は黄泉還った仮初のもの、お前を守るためにくれてやるに惜しくはない」
妹紅「え……だって、あの時の親父殿は、光に撃たれて……」
不比等「我が娘よ……人は死すとも魂は滅びぬ。私の魂は消えず……常にお前を見守っているぞ、妹紅……」
妹紅「そんな……親父殿!親父殿ォーっ!」
輝夜「毎度毎度、後味の悪い結末ねぇ」
妹紅「……許さん!今日という今日は……お前の我侭を誅してくれるッ!」
輝夜「あら、じゃあ私も新難題でお相手しようかしら」
妹紅「黙れッ!私の怒りを思い知れーッ!」
雲山「……」
一輪「あら、そうだったの。でも元々当たり判定無いもの、負けるわけが無いわよね」
雲山「……」
一輪「あら、そうだったの。でも元々当たり判定無いもの、負けるわけが無いわよね」
雲山「……」
結果:輝夜と妹紅の死合いをよそに、当たり判定を持たない雲山が難題を無効化して勝利。