「あやややや、本当はこういう競技こそ外から見ていたいんですがねえ」
ぼやく射命丸。だが、口元には小さく笑みに歪んでいる。
「まあ、こんな機会も滅多にないですし、取材の成果を披露するのも悪くないでしょう」
視線の先にいるのは普段の態度からは考えられないおどおどとした鬼だ。
このチャンスを逃すほど、清く正しい射命丸は甘くない。
「そうだ、スペシャル観戦者もいることですし、ココはお互いの弾幕を披露し合うってのはどうですか?その方がいいですよね、みなさん?」
萃香の同意も待たずに、強引に話を進めていく文。ペースは完全に彼女の物だ。
ぼやく射命丸。だが、口元には小さく笑みに歪んでいる。
「まあ、こんな機会も滅多にないですし、取材の成果を披露するのも悪くないでしょう」
視線の先にいるのは普段の態度からは考えられないおどおどとした鬼だ。
このチャンスを逃すほど、清く正しい射命丸は甘くない。
「そうだ、スペシャル観戦者もいることですし、ココはお互いの弾幕を披露し合うってのはどうですか?その方がいいですよね、みなさん?」
萃香の同意も待たずに、強引に話を進めていく文。ペースは完全に彼女の物だ。
「じゃあ行きますよ。自分が無敵になる耐久スペルと相手の弾を消す撮影スペルを合わせた超スペルです。
神嵐『光速よりも疾い風』」
説明しよう!
このスペルは射命丸が相手の周囲を回転しながら撮影を続けるという物である。
そのカメラによって弾幕は消され、ストロボと文のスピード自体で相手を攪乱するという、この上ないほどにうざったいスペルなのだ。
「あわわわわ……」
なすすべもなくそれを見ているだけの萃香。勝負が一方的になると思われたその時!
「ほら、萃香!お前の瓢箪だよ!!」
見かねた勇儀が瓢箪を投げ入れる。
「酔気100倍!」
一口飲んで萃香に精気が戻る。
「天狗よう、よくもやってくれたねぇ……」
「あやややや。復活してしまいましたか。しかし、もうこちらのスペルは発動してます。このまま押し切れる……!」
だがそんな目論見すらも一瞬で消し飛んだ。
「うざったい天狗だねぇ!潰圧『百万鬼のミッシングパワー』」
説明もなにも名前の通りである。
小鬼ではなく、巨大な鬼が集団となって、押しくらまんじゅうのように相手を押し潰すのだ。
フィールドに萃まった巨大萃香に押し潰され、もはや射命丸がどこにいるかすらもわからない。
勝敗は決した。
神嵐『光速よりも疾い風』」
説明しよう!
このスペルは射命丸が相手の周囲を回転しながら撮影を続けるという物である。
そのカメラによって弾幕は消され、ストロボと文のスピード自体で相手を攪乱するという、この上ないほどにうざったいスペルなのだ。
「あわわわわ……」
なすすべもなくそれを見ているだけの萃香。勝負が一方的になると思われたその時!
「ほら、萃香!お前の瓢箪だよ!!」
見かねた勇儀が瓢箪を投げ入れる。
「酔気100倍!」
一口飲んで萃香に精気が戻る。
「天狗よう、よくもやってくれたねぇ……」
「あやややや。復活してしまいましたか。しかし、もうこちらのスペルは発動してます。このまま押し切れる……!」
だがそんな目論見すらも一瞬で消し飛んだ。
「うざったい天狗だねぇ!潰圧『百万鬼のミッシングパワー』」
説明もなにも名前の通りである。
小鬼ではなく、巨大な鬼が集団となって、押しくらまんじゅうのように相手を押し潰すのだ。
フィールドに萃まった巨大萃香に押し潰され、もはや射命丸がどこにいるかすらもわからない。
勝敗は決した。
以下、観戦者のコメント
シュバルリッツ・ロンゲーナ大佐「やはり、戦争は数と言うことか」
EVAC社弾幕開発担当「弾幕の中で忘れられがちだった体当たりの偉大さを改めて教えられた」
博麗霊夢「で、これって弾幕なの?」
こーりん「でも、幼女にならちょっと潰されてみたいかも」
シュバルリッツ・ロンゲーナ大佐「やはり、戦争は数と言うことか」
EVAC社弾幕開発担当「弾幕の中で忘れられがちだった体当たりの偉大さを改めて教えられた」
博麗霊夢「で、これって弾幕なの?」
こーりん「でも、幼女にならちょっと潰されてみたいかも」
「なんで勇儀が私の瓢箪を持ってるんだよ」
「あれ、借りるって言ってなかったか?」
その後、鬼同士で先の戦いにも勝るとも劣らない大喧嘩があったのはあまり知られていない。
「あれ、借りるって言ってなかったか?」
その後、鬼同士で先の戦いにも勝るとも劣らない大喧嘩があったのはあまり知られていない。