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45スレ第6戦

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匿名ユーザー

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妖夢「す、すいません、半霊がなんか勝手に動き出しておかしくって! 何とかしてもらえないでしょうか!」
ムラサ「いやー、今ちょっと能力暴走状態で水が溢れて止まらないんだけど、それでも良ければ力を貸すわよ!」
リグル「あうう、フェロモン分泌が抑えられなくなっちゃった、周りの蟲たちの視線が気になるよぉ……」
妖夢「……あれ、この人たちに頼んで大丈夫だったのかな? ていうか、まずこの二人からどうにかすべきじゃないの?」

しかし、妖夢自身も困っていることには変わりない。今も、半霊は妖夢のスカートからドロワを狙ったり、腋をクンカクンカしようとしたりで大変なのだ。

ムラサ「じゃ、まずは半霊に水かけてみるわね。冷たい水でしゃきっと目を覚ますかも知れないし」
妖夢「冷たっ! 霊体なのに水がかかった!?」
ムラサ「あー、私も幽霊だもんね。水だって霊気で作ってるから霊体にも効くわよ」

だが、水をぶっかけられた程度では半霊は怯まなかった。
むしろ、濡れた体で妖夢の人間側にすりすりと霊体をこすりつけようとするもんだから、ある意味自体は悪化している。

妖夢「やぁん、服が湿ってきて体にまとわりついてもう……」
リグル「ち、ちょっとお願い、私にも水をかけてくれない?」
ムラサ「え、なんで?」
リグル「今、蟲たちを必死で説得してるんだけど、今にも飛びかかってきそうで……!
    水をかぶれば、フェロモンが匂いとして振りまかれなくなると思うから!」
ムラサ「ほいほい了解、ざばーっとな」
リグル「ふゃぁあ! 冷たい!」

当然だが、ムラサは水を操れはしても、水温は操れない。だから水をかけられれば当然寒くなる。

ムラサ「あはは、みんな酷い格好になっちゃったねー」
妖夢「わ、笑いごとじゃないですよ! あ、ちょ、こらもう、だんだん濡れ方がひどくなってきた!」
リグル「あうう、寒い寒い寒い、今度は暖を取りたくなってきた……」

元より白セーラー服のムラサは、溢れる水でぴったりと肌に服が張り付いている。
体の線がはっきりと見え、その下の健康的な肌色もうっすらと透けて見えてしまっている。
妖夢も半霊によって服を濡らされてしまい、長袖のブラウスや緑のスカートがぴったりと手足に張り付いている。
しかも半霊はそれに味を占めたのか、ムラサからたまに給水を受けながら妖夢にまとわりつく。そうすると、半霊と感覚を共有している妖夢の体も冷える。
リグルもまた、ムラサの容赦無い水責めによって白のブラウスや紺色のズボンが体に張り付き、動きにくそうに身をよじっている。
蟲たちの視線は幾分か和らいだようだが、さっきと今とでどちらがマシな状態かと言われると、微妙なところだ。

リグル「す、すいません、誰か火を起こせない? さ、寒さには弱くて」
妖夢「え、いきなりそんなこと言われても」
ムラサ「あ、じゃあみんなでおしくらまんじゅうすればどうかな?」
妖夢「すいません、私の依頼も忘れないでもらえませんか? 確かに体を温めたいというのはわかりますけど」
リグル「んー……あ、じゃあこうすればどうかな?」

と、いうわけで、おしくらまんじゅうすることになった。
リグルとムラサの体で妖夢をサンドイッチして、ぎゅっとムラサとリグルが抱き合うように体を寄せて、妖夢に密着する。
勿論、スカートの中を狙う半霊対策のために、リグルとムラサが互いの太ももで妖夢の股ぐらをガードするのも忘れない。
そう、ガードするためにそういう体勢になるのは必然。どこにもやましいことはない。

ムラサ「こうすれば、半霊の入る隙間は無い、と」
リグル「ああ、人肌があったかい」
妖夢「確かにそうだけど……でもこれじゃ身動き取れないんだけど。ずっとこうしてるわけにもいかないんじゃ」

ぎゅっぎゅっと体を押し付けあいつつ、三人は半霊の様子を見る。
そこには、おろおろと前後左右にのたうちまわる、挙動不審な半霊の姿が。

リグル「何あれどうなってんの?」
妖夢「……あ、そっか。人間側の私の感覚も、半霊に伝わってるから」
ムラサ「あー。私たち二人の体の感覚が、全部伝わっちゃってるのか」
リグル「え、え、何それ、うわ、何かすごく恥ずかしい気がしてきた」
ムラサ「おっと離れちゃダメよ。妖夢をガードしなきゃいけないんだから」

と、そうこう言っているうちに半霊側がびくん、と一度大きく痙攣し、そのままへなへなと地面に墜落した。

リグル「あれ、倒れた?」
妖夢「あー。たぶん、興奮がピークに達して、その」
幽々子「あらあら、二人同時責めは妖夢にはちょっと刺激が強かったかしら~」
妖夢「幽々子様!? まさか、今回のことは」
幽々子「妖夢の半霊は、『半分死んでるほうの妖夢』だから、私からも命令できるのよ。知らなかった?」
妖夢「う……うぎぃいいいい! ゆーゆーこーさーま~~~~!!」
幽々子「あ、あらあらちょっと悪ふざけが過ぎたかしら、ほとぼりが冷めるまで紫の家にでもお邪魔しようっと」

マジギレして幽々子を追いかける妖夢、ふわふわと逃げ去る幽々子。
そして、後には水浸しのままの二人が取り残された。

リグル「……で、私たちのほうの異常はどうしよっか?」
ムラサ「地道に他の人を頼るくらいしか無いと思うわ。まずは、聖に頼ってみましょう、魔法で何とかしてもらえるかも」
リグル「命蓮寺まで飛んでいくのか、まだちょっと寒いんだけど」
ムラサ「じゃ、くっついたまま行こっか?」
リグル「ちょっと恥ずかしいけど、しょうがないか」

その後、べたべたくっついて飛んでいく二人の姿が各所で目撃され、あらぬ誤解を振りまくことになるのは、また別のお話。

結果:力を合わせて妖夢を半霊からガードしたからドロー。





































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