東方ファイトスレ @まとめウィキ

46スレ第4戦(1)

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集


鳴かぬなら尻を叩くぞ不如帰  四季映姫
鳴かぬなら乳で誘うよ不如帰   小野塚小町
鳴かずとも鳴いても誤差よ不如帰 パチュリー・ノーレッジ
        上白沢慧音、稗田阿求 共著 「幻想大乱」より、天下人三者を評した言葉

ある日を境に、尻叩きやらCaved!!!!やら尻滅裂な判決を連発するようになった四季映姫に、地獄の鬼達が反発。
それに対して映姫は、自らの武力と、悪法も法と従う残りの鬼達とを引き連れ制圧に向かう。
形勢不利と見た鬼達は、映姫の側近で人望厚い小野塚小町を頼り、集う。
映姫への恩義を感じつつも、その豹変が信じられない小町は、迷った末に反旗を翻した。

映姫「小町……法の守人がそれに楯突くなど許されません。
道を開けなさい――さもなくば、尻叩きの刑です!」
小町「……(ダメだ……やっぱりあたいには……あたいに四季様は……斬れない……!)」
挙兵を期に、力と法治で幻想郷を正そうする映姫は、迷いなく全てを武で蹂躙にかかる。
一方で小町は、罪は償えば良い、そのために死神も閻魔も居るのだと仁の道を選んだ。
しかしその優しさ故に、そして映姫への想いの故に、力での解決が選べない。
地獄軍と反乱軍による消耗戦の中での対面は、映姫に軍配が上がるかに思われた。
映姫「あくまで逆らいますか……よろしい、小町!尻を出しなさい!」
小町「……っ!(ゴメン、みんな……やっぱりあたいは……)」
??「覆水盆に返らず、ただし三杯まで汲み直しオッケー」
小町「なに……援軍……!?」
映姫「何者ですか!」
パチェ「パチュリー・ノーレッジ。運命を動かすため、介入するわ」
映姫「介入……?いいでしょう、後で吠え尻をかくのはあなたです!」
小町「(四季様……一体何が……)」
パチュリーの軍勢は、紅魔館の妖精メイド隊を中核とする妖精軍だった。
妖精そのものは鬼に敵うべくもないが、仮面の副官ホワイトロータスの強化魔法がかかっている。
さらにパチュリー本人の火力偏重に加え、猛将マスパ・ザ・ブラックの大火力もある。
人形達の工兵隊、さらには夜襲専門の破壊部隊まで揃っており、侮れない勢力となっていた。

会戦はその後乱戦の様相を呈し、映姫・小町両者の判断により痛み分けの撤収となる。
だが映姫と違い拠って立つ地を持たない小町は、配下の鬼と友に流浪を続ける。
そして地底の旧地獄へと立ち寄った際に、現地のお燐&お空と意気投合、
さらには小町軍の小町への信頼に感服したさとりが助力を約束し、地霊殿が拠点となった。

その後数年に及ぶ戦いは、凡そ以下の様に進んだ。
地獄軍は鉄の規律と映姫の存在感によりじわじわと勢力を拡大、
一方で地底軍は飛びぬけた戦力を持つ個体こそ多い物の統率を欠き、要所で敗走。
紅魔軍は知将パチュリーの下にじわじわと人材が集い、足場を固める。
名だたる将兵を失い窮地に陥った地底軍が紅魔軍に助けを求め、
それを知った地獄軍は急遽方針を変更し全軍で地底へ、
地獄軍との直接正面対決を嫌った紅魔軍は地底軍と組み、
ここに幻想大戦最終決戦が開始された。

映姫「小町!あなたの罪、今こそ裁きます!ギルティ・オワ・ノットギルティ!」
小町「がふっ!……四季……さま……あたい、信じて……ますから……(がくっ)」
映姫「信じる?何を。この期に及んで、あなたは甘い事を……小町?聞いているのですか、小町!」
地底の最終決戦、引き寄せられるように地霊殿大広間にやって来た映姫は、小町と対面する。
しかし小町は、映姫に歯向かう事なく、笑顔のまま散っていった。
そこに、状況を物陰から見ていたパチュリーが飛び込む。
パチェ「死人に耳なし、でも閻魔が猫耳ならちょっと見てみたいかも!」
映姫「死人?何を馬鹿な、彼女は死神ですよ」
パチェ「しにがみが しんだって いいじゃない だって しにがみだもの」
映姫「何を訳の解らない事を……」
パチェ「それはそれとしてロイヤルフレア!」
映姫「むっ!?ラストジャッジメント!」
パチェ「……押されている……この私の魔力が!?」
映姫「ここまでですね……この一撃で天下を統一します!」
パチェ「(くすっ)そうね、でもそれはあなたの物じゃない」
映姫「!?」
(シュッ)
火力のぶつかり合いは映姫に分があったようで、徐々にロイヤルフレアが押し返される。
だが映姫が勝利を確信した瞬間、横手から先端が刺又状になった槍が襲う。
気付くのが遅れたのもあったが、気付いた所で対処のし様が無い。
槍を避ければ火力が途切れ、火力を保てば槍を避けられない。
観念した映姫は槍の飛来した方向を睨み、そのまま刺又を首に受けて吹き飛び、壁に磔にされる。
押し留める壁を失ったロイヤルフレアは映姫の居なくなった空間を抜けて上空へ、
そして映姫の睨む先からは、レミリア・スカーレットが現れた。
レミィ「ご苦労、パチェ……あまりスマートじゃなかったけど」
パチェ「いいのよ、レミィ。これで全部終わったんだから」
映姫「(ごほっ)……何の真似ですか、レミリア・スカーレット!」
レミィ「大将戦で決着をつけようとしたんでしょう?それに乗ってあげただけよ」
パチェ「魔法少女達の協力を受けた私を、紅魔軍の大将だと思っていたようだけど」
映姫「……なるほど、そういう事でしたか……不覚……」
レミィ「私はパチェを信頼して全てを任せた。あなたにはそれが出来なかった」
パチェ「……単純な理屈よね。独りより大勢の方が、強いに決まってる」
映姫「ふふ……小町にも見限られた私には、少々重い言葉ですね……。
もういいです、レミリア・スカーレット。このグングニルを元の姿に戻し、私を突きなさい」
レミィ「嫌よ。そんな事したら、あなた死ぬでしょ?」
映姫「……ですから、私も小町の後を――」
パチェ「生きてるわよ」
映姫「……は?」
レミィ「最愛の元部下をその手にかけたとなれば、平常心じゃいられなくなる……パチェの作戦勝ちよ」
パチェ「ちょっと効き過ぎたみたいだけどね。危うく裁かれる所だったわ」
映姫「では小町は……」
小町「うーん、あいたた……やっぱりお仕置きは小言の方がいいなぁ(しくしく)」
映姫「小町……小町!」
パチェ「邪魔者は帰りましょうか、レミィ」
レミィ「そうね。地上に戻って、紅魔元年の宣言をしなくちゃ」

小町「はぁ、結局どういう事だったんですか四季さ……いたっ!」
映姫「動かないで!消毒が出来ません……まあ、何というか……しりしよくに走らされていたのです」
小町「私利私欲?」
映姫「いえ、尻私欲」
小町「……何がなんだか……」
映姫「……私にも解りませんが……尻と私利と支離の境界を弄ったのだとすれば……!」
小町「あー……まあ、それはまた今度にしましょうよ、ね(ぎゅっ)」
映姫「ひゃっ!こ、小町っ!」
小町「はいはい、ここに居ますよー」
映姫「そういう事を言っているんじゃありませんっ!」










































タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー