東方ファイトスレ @まとめウィキ

46スレ第32戦

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匿名ユーザー

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今回のファイトはラグナロクごっこ。
北欧神話における終末、日本語では「神々の黄昏」とも呼ばれる、その「ごっこ」。
皆目何をすればいいのか見当がつかないが、まあドンパチすればいいのだろうと、とりあえず選手は集合することになった。

何故か突如EX化して強大な力が溢れだすルーミア、
そしてワガママ言って母親から地位を譲ってもらった魔界神ロリスのコンビは一足早く到着し、対戦相手の到着を待っていた。

「まだ来ないのか、奴ら。私たちに怖気づいて逃げたんじゃないのか?」
「それは無いと思うけど。なんでも朝起きたら天使の羽が生えてたらしいわ」
「ほう、それは面白い。神と天使、まさに神々の最終決戦というわけか」
「あらら、貴方はその程度で神の末席に名を連ねたつもり?」
「餓鬼の分際で魔界神を名乗る者より、私の知る世界は広いとは思わないか?」
「…フン、ぽっと出の妖怪風情が大きく出たわね。」
「親の七光りめが。先に我々で前哨戦といくか…?」
「望むところよ。本当の強者が誰なのか、身を持って知るがいいわ!」

何だか早々に同志討ちを始めた二人。
長いので以下抜粋。


「手始めはこれね、序曲『エッグセールの竪琴』!」
「『古エッダ』か…なんの、『ヨルムンガントの進撃』!!」

「そんなものは全てを呑みこむ暗黒界『フェンリルの子』の前には無意味!」
「甘いわね、私のねらいは三度の大いなる冬、絶滅『フィンブルヴェト』の完成にあったのよ!」

「角笛『終末の音色』は耐久スペルだったようね。これで弾切れかしら?」
「死者『バルドルとヘズの復活』でスペルを再生した…同じ苦しみを再び味わう覚悟はあるか!」

「やるな、だがこの焼尽『沈みゆく九つの世界』はどうか!?」
「くっ、南天『永遠のギムレー』がなければ危なかったわ…」


ラグナロクっぽいオリジナルスペルを撃ち合い、激しい駆け引きを行う二人だが、
実力は拮抗し勝負がつかない。

「待たせたわね!」

そんな中、ようやくレミリアの声が戦場に響く。
「今忙しいの!また後で…」
最早当初の目的を忘れて吠えるロリスが振り返ると、そこには…
「…なに、それ」

ランドセルを背負った寺子屋登校スタイルのスカーレット姉妹の姿が!

「うん、このランドセル『天使のはね』っていうんだよ~」
「肩にやさしく、ラクラク通学!」
「翼があってもいたくない!」
「「天使のはねで、背すじピーン!!」」
彼女らが背負うのはもちろん「MODEL ROYAL」。「せみね」や「ひねピタ」など、すべての機能が付いた最高級モデルである。
背負い心地は抜群。筆者も思わず驚いてリアルでヒャッと声が出て周囲から白い目で見られたんだから間違いない。

「天使の羽が生えたってそういう意味!?」
「お前たち、戦う気があるのか!」
「朝起きたらこれが枕元にあったのよ。誰だか知らないけどせっかくの贈り物、使わないほうが罰当たりよ」
「というわけで、活用するためにこれから寺子屋に行くの。ファイトは適当にやっといてね」
実は過剰なタイガーマスク運動で余ったやつが幻想入りして香霖堂で売ってたのを咲夜さんが衝動買いしたものなのだが、
それはあんまり関係ない。

「お嬢様達、寄り道してたら遅れますよ~」
「「はーいっ♪」」
体操のお兄さんのかわりに送迎係の門番のお姉さんと一緒に天使のはね体操をしながら、
元気よく去っていくスカーレット姉妹。
「「「せなか~にぴったりラランラン♪ててんて~てんしのっは~ねっ♪」」」

「……」
「……」
「平和だわ…世界はこんなにも…」
「寺子屋、か…贈り物にあんなにはしゃいで……」
「初々しい……一方の私たち、ごっこ遊びで何やってんだろ…」
「おもいっきり中二病全開…なんか虚しくなったのかー…」
純粋すぎる姉妹を見送りながら、すっかり毒気を抜かれてしまった二人であった。


神様気どりのEXルーミアと魔界神ロリスがたそがれたので、「神々の黄昏」は達成された。
故に達成させたスカーレット姉妹の勝利!










































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