東方ファイトスレ @まとめウィキ

51スレ第31戦

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匿名ユーザー

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ファイト開始時刻だというのに、会場には審判の映姫と衣玖しか居ない。
映姫は衣玖の不戦勝を宣言しようとするが、衣玖は遅刻も仕方ないと宣言を受け付けない。
そんな二人の姿を会場外から遠眼鏡で覗く影三つ。

青娥「まだファイトを始めてないみたいねぇ。発電を開始してからの方が手っ取り早いかと思ったけど、
それならそれでいいわね。二人とも、準備はいいわね?」
小傘「行くでまんねん!」
チルノ「行きますわよー!」
青娥「やぁーっておしまい!」
小傘・チルノ「「あらほらさっさーい!」」

小傘とチルノが力を合わせて吹雪を起こし、視界を奪う。
その上で三人が吶喊し、衣玖を捕獲。
搦め手を悟った衣玖は事情を酌んで抵抗せず、三人に連れ去られた。

青娥「あなたの電力を私達のチームに加算すれば大勝利間違いなしだわ!」
チルノ「あたい達の頭脳プレーの勝利ね!」
小傘「もし嫌だと言うなら、わちきにも考えがあるでまんねん」
衣玖「小傘さん、そのキャラ作ってるでしょう?」
小傘「私だけっ!?」
衣玖「ではまあ、発電しろという事なら」

ばちばちばりばりと物騒な音を立てて放電を起こす衣玖。
首からかけている発電量計測用のカウンターが景気良く回る。

青娥「あららら?なんで私達のチームじゃなくてそっちのが増えるのよぅ」
衣玖「それはまあ、そちらは『自転車で発電』と指定されていますので」
チルノ・小傘「「ズコーッ」」

(ごごごごごごご)
青娥「はっ、この気配は!?」
??「なーにをやってるだべ!とっととはしるべぇ~!」
(ピシャーン)

空が黒雲に覆われたと思うと、謎の声が天から周囲に響く。
続いて落雷。ブルー三人組が打たれ、全体的に煤け、服がところどころ破ける。
そして空から降ってくる三人乗りバイク。
ブルー三人組は悲鳴を上げながらそれに乗り込み、頑張って発電を始めた。

青娥・小傘・チルノ「「えっほ、えっほ、えっほ」」
衣玖「(ばちばちばりばり)」

いかに妖怪と言えど、自転車での発電効率は高が知れている。
無尽蔵に電気を生み出せる相手に迫る事すら出来ず、ファイトは終結した。

チルノ「うおー、負けたーっ!」
小傘「いくらなんでもあの電力には勝てないわ……」
衣玖「そうですね。でも発電を止めろとは言われませんでしたから」
青娥「はっ、まんま作戦ミス!?」
??「三人とも、後はわかっているべな?」

反省会モードの三人に、また上空から声がかかる。

青娥「お、お許し下さいキモケーネさま!」
チルノ「あたい達は精一杯やったわよ!」
小傘「もう勘弁でまんねん!」
慧音「いいや許さん!お仕置きだべぇ~!」
(ごろごろごろごろ)
青娥「このまま居たら打たれるわ!二人とも、逃げるわよ!」
小傘・チルノ「「あらほらさっさーい!」」
慧音「逃がすわけがないだべぇ~!」

三人は雷雲に追い立てられながら、三人乗り自転車で走り去った。

衣玖「……おキューちゃん、こっちに」
おキューちゃん「キュ?」
衣玖「ぽちっとな」
(ちゅどーん)




















































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