接吻チキンレース。
このそこまでよ感に満ち溢れつつnice boat感をも醸し出す恐怖のファイトが始まろうとしていた。
既に様々な妨害は織り込み済みというか諦め済みというか、
何事にも動じない表情の映姫が二組の前に立ち、その周囲には有象無象の人だかりが出来ていた。
このそこまでよ感に満ち溢れつつnice boat感をも醸し出す恐怖のファイトが始まろうとしていた。
既に様々な妨害は織り込み済みというか諦め済みというか、
何事にも動じない表情の映姫が二組の前に立ち、その周囲には有象無象の人だかりが出来ていた。
映姫「本日のファイトは接吻チキンレースです。幽々子は霊夢、チルノは魔理沙と、
それぞれ唇が触れる寸前まで近付けて下さい。なお、触れてしまったら『そこまでよ』により失格となります」
準備段階の調整により決まった組み合わせの通りに二組が向かい合う。
皆が固唾を呑んで見守る中、審判映姫が手を振り上げ、振り下ろしたその瞬間。
それぞれ唇が触れる寸前まで近付けて下さい。なお、触れてしまったら『そこまでよ』により失格となります」
準備段階の調整により決まった組み合わせの通りに二組が向かい合う。
皆が固唾を呑んで見守る中、審判映姫が手を振り上げ、振り下ろしたその瞬間。
地獄の宴が始まった。
魔理沙側は言うまでも無いのだが、さらに相手がチルノである。
チルノを大江戸人形の爆発とロイヤルフレアの熱量が襲い、
魔理沙には最速の蹴りと最凶の瞬間移動攻撃が同時に降りかかる。
霊夢側はと言えば、やはり霊夢の取り巻きは多く、
映姫の手が降りた瞬間に幽々子の周囲は超高密度のスキマに埋め尽くされる。
スキマの限界を超えたその密度は、その無数のスキマから小鬼となって飛び出した萃香の力だ。
しかしそれが幽々子に触れる寸前、二組の剣戟がその全てを打ち払う。
妖夢と妖忌は微塵の遠慮もなくスペカを使い、二人を剣閃の嵐で覆い尽くす。
そのさらに外側では、霊夢の隠れファンだった里人や幽々子の色香に惑った里人も喧嘩を始める。
この日のために体調を整えたパチュリーによる連続魔一週間魔法と
作り溜めたアリスの人形による大江戸レミングスパレードにより、
既にファイト内容が接吻チキンレースだったとは思えない阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。
チルノを大江戸人形の爆発とロイヤルフレアの熱量が襲い、
魔理沙には最速の蹴りと最凶の瞬間移動攻撃が同時に降りかかる。
霊夢側はと言えば、やはり霊夢の取り巻きは多く、
映姫の手が降りた瞬間に幽々子の周囲は超高密度のスキマに埋め尽くされる。
スキマの限界を超えたその密度は、その無数のスキマから小鬼となって飛び出した萃香の力だ。
しかしそれが幽々子に触れる寸前、二組の剣戟がその全てを打ち払う。
妖夢と妖忌は微塵の遠慮もなくスペカを使い、二人を剣閃の嵐で覆い尽くす。
そのさらに外側では、霊夢の隠れファンだった里人や幽々子の色香に惑った里人も喧嘩を始める。
この日のために体調を整えたパチュリーによる連続魔一週間魔法と
作り溜めたアリスの人形による大江戸レミングスパレードにより、
既にファイト内容が接吻チキンレースだったとは思えない阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。
映姫「さて、では結果を確認しましょう」
狂乱の覚めた後、妖夢&妖忌に守られた幽々子、結界で防いだ霊夢、
パチェ&アリスの防御魔法で護られた魔理沙と、さいきょー三割り増しで何故か無傷だったチルノが残った。
浄玻璃の鏡を覗き込んだ映姫が顔を上げると、幽々子の勝ちを告げる。
魔理沙「そうなのか?私の唇はチルノに触れていないし、あっちは逆に触れたように見えたが」
チルノ「あたいは気が付いたら空の上に居たんだけど、大ちゃんどうしてかわかる?」
大妖精「チルノちゃんの最強パワーで奇跡が起きたのよ!」
映姫「……(抱いて瞬間移動するのは立派なファイト妨害ですが、今更ですね)」
幽々子「相手を選ぶ時点で勝ちは見えてたけどね」
霊夢「当たり前でしょ、そういう趣味は無いもの、きっちり結界で防いだわよ」
魔理沙「あぁ……そうか、結界で距離0だけど触れてないっていう解釈か……」
チルノ「どういう事だかあたいに解るように説明しろー!」
大妖精「まあまあ。好きな人のキス以外は届かないって事よ、チルノちゃん(ちゅっ)」
チルノ「んっ……なるほど、さすが大ちゃん、解り易いよ!(ちゅっ)」
映姫「……まったく妖精は暢気な物です」
幽々子「それじゃ、後始末をして良いかしら?」
映姫「待ちなさい、それはこちらでやります。あとそこの火車も、その人たちはまだ生きています」
お燐「あらら、見つかっちゃあ仕方ないねぇ」
狂乱の覚めた後、妖夢&妖忌に守られた幽々子、結界で防いだ霊夢、
パチェ&アリスの防御魔法で護られた魔理沙と、さいきょー三割り増しで何故か無傷だったチルノが残った。
浄玻璃の鏡を覗き込んだ映姫が顔を上げると、幽々子の勝ちを告げる。
魔理沙「そうなのか?私の唇はチルノに触れていないし、あっちは逆に触れたように見えたが」
チルノ「あたいは気が付いたら空の上に居たんだけど、大ちゃんどうしてかわかる?」
大妖精「チルノちゃんの最強パワーで奇跡が起きたのよ!」
映姫「……(抱いて瞬間移動するのは立派なファイト妨害ですが、今更ですね)」
幽々子「相手を選ぶ時点で勝ちは見えてたけどね」
霊夢「当たり前でしょ、そういう趣味は無いもの、きっちり結界で防いだわよ」
魔理沙「あぁ……そうか、結界で距離0だけど触れてないっていう解釈か……」
チルノ「どういう事だかあたいに解るように説明しろー!」
大妖精「まあまあ。好きな人のキス以外は届かないって事よ、チルノちゃん(ちゅっ)」
チルノ「んっ……なるほど、さすが大ちゃん、解り易いよ!(ちゅっ)」
映姫「……まったく妖精は暢気な物です」
幽々子「それじゃ、後始末をして良いかしら?」
映姫「待ちなさい、それはこちらでやります。あとそこの火車も、その人たちはまだ生きています」
お燐「あらら、見つかっちゃあ仕方ないねぇ」
結果:霊夢が結界でキスを防ぐのを見越して0距離まで詰めた幽々子の勝ち。