『占い処 よろず失せ物お探しします』
椛が人里に出した店の看板である。
大きな木の看板に書かれた達筆な文字と、帽子にワンピの姿とがどうにもミスマッチなのだが、
その可愛らしさに惹かれて里人が話しかける。
頼まれた椛は千里眼の能力で探り、笑顔と共に探し物の所在を告げる。
占う対象を失せ物に絞り、能力を活かした手堅い戦略で着実に成果を上げる椛。
ファイトの戦果も上々で、唯一不満があるとすれば――
里人「いやぁ、当たる当たる。やっぱり犬だから鼻が利くのかな」
椛「ありがとうございますー(狼、なんだけどなぁ……)」
まあ仕方ないのだが、犬扱いされる事だったり。
椛が人里に出した店の看板である。
大きな木の看板に書かれた達筆な文字と、帽子にワンピの姿とがどうにもミスマッチなのだが、
その可愛らしさに惹かれて里人が話しかける。
頼まれた椛は千里眼の能力で探り、笑顔と共に探し物の所在を告げる。
占う対象を失せ物に絞り、能力を活かした手堅い戦略で着実に成果を上げる椛。
ファイトの戦果も上々で、唯一不満があるとすれば――
里人「いやぁ、当たる当たる。やっぱり犬だから鼻が利くのかな」
椛「ありがとうございますー(狼、なんだけどなぁ……)」
まあ仕方ないのだが、犬扱いされる事だったり。
メルラン「キャプテン!獲物を連れて来ました!」
リリカ「きました!」
里人「ひ、ひぃーっ!?」
一方こちらはキャプテン・ルナサの占い館。
わざわざ『ミス・フォーチュンの占い館』などと不穏な名前をつけ、
ミスとつけた割に服装は、セーラー服ではなく某隻腕船長風のアレである。
椛の占い店に人気で勝てないと判断したルナサは、
セーラー服姿のメルランとリリカに客を連れて来させた。
客からすれば、陸で海賊に会うような物である。たまったものではない。
ルナサ「……あなた、船に乗って魔界に行くわね」
里人A「へ?魔界?いや、そんな用事全然……」
リリカ「キャプテン!出航準備完了しました!」
ルナサ「ご苦労様。それでは魔界行き星蓮船、出航せよ!」
メルラン「あいあいさー!」
里人A「え?あの、その……」
里人B「……俺達どうなるんだ……」
里人C「さあな……無事に帰って来れるといいけど……」
リリカ「きました!」
里人「ひ、ひぃーっ!?」
一方こちらはキャプテン・ルナサの占い館。
わざわざ『ミス・フォーチュンの占い館』などと不穏な名前をつけ、
ミスとつけた割に服装は、セーラー服ではなく某隻腕船長風のアレである。
椛の占い店に人気で勝てないと判断したルナサは、
セーラー服姿のメルランとリリカに客を連れて来させた。
客からすれば、陸で海賊に会うような物である。たまったものではない。
ルナサ「……あなた、船に乗って魔界に行くわね」
里人A「へ?魔界?いや、そんな用事全然……」
リリカ「キャプテン!出航準備完了しました!」
ルナサ「ご苦労様。それでは魔界行き星蓮船、出航せよ!」
メルラン「あいあいさー!」
里人A「え?あの、その……」
里人B「……俺達どうなるんだ……」
里人C「さあな……無事に帰って来れるといいけど……」
その後、魔界周遊ツアーを終えた里人だったが、
不安で一杯な精神状態では観光どころではなかった。
結局ルナサの『占い』を当たったと評した人は一人も居らず、
ぶっちぎりで椛の占いに軍配が上がった。
不安で一杯な精神状態では観光どころではなかった。
結局ルナサの『占い』を当たったと評した人は一人も居らず、
ぶっちぎりで椛の占いに軍配が上がった。