ミリオンセラーシリーズ


概要

東映芸能ビデオ(現:東映ビデオ)から、VHS黎明期の1980年代前半に発売された、アニメ・特撮を問わず、多彩な作品を取り上げたVHSビデオのレーベル。
収録作品は1本につき30分で、9,800円という、当時の感覚でも、現在の感覚でも高めの値段設定である。
そのぶん、マニアックなエピソードがチョイスされており、本シリーズでリリースされた関係上、のちに全話が改めて発売されたライダーシリーズ以外は、後年のVHSソフトには収録されなかったものもいくつかある。

発売作品

特撮作品のみ記載。
サブタイトルは、実際の放送とは異なり、一部短縮されている。
作品名 備考
仮面ライダー ゲルショッカー全滅! #98(最終回)を収録
仮面ライダーV3 デストロン最後の日 #52(最終回)を収録
仮面ライダーストロンガー 栄光の7人ライダー #39(最終回)を収録
人造人間キカイダー ジローの最後かダーク全滅か!? #43(最終回)を収録
イナズマンF 戦慄のサファリ!海中大作戦 #2を収録
秘密戦隊ゴレンジャー 真赤な猛進撃! #36を収録
ジャッカー電撃隊 5フラッシュ!!ほえろパンサー #3を収録
バトルフィーバーJ 鉄腕エースの謎 #8を収録
電子戦隊デンジマン 白骨都市の大魔王 #8を収録
太陽戦隊サンバルカン 劇場版を収録

各作品ごとの概要

シリーズ作品の場合はシリーズとしてまとめる。

仮面ライダーシリーズ

いずれも各作品の最終回からのチョイスであり、後年発売の正式版にも当然ながら収録されている。
初代ライダーのパッケージのスチールは、1号が新1号*1なのに対し、2号は旧2号*2のもののスチールを使っており、タイトルロゴも本編とは異なる『仮面ライダー(スカイライダー)』に近い形状のものである。

スーパー戦隊シリーズ

基本的にテレビシリーズからチョイスされているが、唯一、サンバルカンのみ劇場版を収録している*3
傑作選とはいえ、のちに正式にビデオ化されたゴレンジャー&ジャッカー、傑作選の予定が全話ビデオ化されたデンジマンは、いずれも本シリーズにラインナップされた回が正式版でも収録されている。
逆にBFJは通常版が発売されなかったため、本シリーズが結果的に唯一のVHSソフトとなっているが、くしくも次作のデンジマン同様、エピソードチョイスは#8となっている*4

その他

キカイダーは最終回となる#43を収録しているが、本シリーズで発売された兼ね合いからか、後年発売の傑作選には未収録となっている。
イナズマンFも、#2をチョイスしたため、後年発売の傑作選には収録されなかった。

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最終更新:2025年06月22日 20:49

*1 改造サイクロンに搭乗。

*2 サイクロンに搭乗。

*3 そのため、後年には再発されなかった。

*4 戦隊初の巨大ロボ戦が披露され、東映まんがまつりでもブローアップ版を上映した#5あたりの回をチョイスするはずである。