魔法の回収は
エル・ボーイの魔法によるものであったと判明した。
神器が使えない状態で
ジール・ボーイ、ジャンクーア、コルクマリーに対峙されても余裕の態度を取る不敵さを見せる。
パキ島の戦いの後はクゥ、ブライクブロイドと共に月へ行っており、クゥが霊磁砲によって星を破壊させる事を思い立ったため、その願いを成就させるために女神の国へ帰還し、ティトォ達の前へ立ち塞がる。
ここでは愛多憎生の歌という技を披露。これは他者への補助魔法を分解する、という効果を持つ。
マジックパイルに加え廻天の術まで使い、ベストな状態であるティトォの
ホワイトホワイトフレアを瞬時にかき消し、規格外の強さを見せた。
また、ティトォ達が来る前にも、女神の国から地上へ向けて、ブライクブロイドとの凶悪な連携を披露した。
ブライクの分身の口から、ヘルキルデスベルの音色を響かせ、遥か遠くの人々を次々に自殺させ、更に分身を増やすというもの。
追い詰めたところで隠遁生活から舞い戻ったアクアに乱入され、そのままミカゼとリュシカも交えて戦いに移行する。
自身の歌に対し、アクアはスパイシードロップの爆発音による曲で相殺していく。戦いの最中、BBジャベリンズの直撃を受けて肉体を失うが、彼女にとっては魂を縛る殻でしかなかったらしく、歌そのものと化して再びアクア達に襲い掛かる。
そしてミカゼを自身に取り込んでしまうが、この凶行がキッカケで、ミカゼは舞響大天の心を理解する。
彼女はお姉ちゃんとの再会がただただ嬉しいだけなのに、魂が壊れているばかりに自分も姉も見失ったままでいる存在だったのだ。彼女の心を一つに出来るのはアクアだけだと伝え、ミカゼは再び歌に呑み込まれていく。
アクアは舞響の歌を打ち消すのではなく、共鳴するように曲を奏でる。その曲はかつて、アロアが自作したものであった。
途中でアクアは力尽きてしまうが、歌に導かれて世界中に散らばっていたアロアのカケラが集まり、その姿を再生した。舞響大天とはカケラの一つに過ぎなかったのだ。
姉妹は手を取り合って、舞響を迎えにいく。
在るべき姿へと戻った舞響はミカゼを解放して消滅し、アロアは強すぎる力を持ってしまったために人の形を保てず、再び空へと飛散。光や波となって大地に力を与える存在となった。