行為判定とは?
キャラクターは冒険を続けるうちに様々な状況と遭遇します。たとえば、木を上る、眠ってるドラゴンに気づかれないように財宝を奪う、不思議な紋章の正体に気がつく、隣の屋根に飛び移る、走っている馬を御すなどです。
行為判定とはそういった状況で、キャラクターが上手に対処できたかどうかを知るための方法です。
判定の方法
判定のやり方は簡単です。
判定に関連した能力値と1d10、さらに修正を加えて、難易度以上を出す。これだけです。
難易度≦能力値+1d10+修正
能力値と判定の関係は以下のようになっています。
筋力:肉体的強さ、頑強さ、力の強さを表します。病気や拷問に抵抗するのもこの能力です。こういった要素が重要な局面での判定に用います。
敏捷力:手先の器用さ、身体の敏捷さなど、運動能力、身につけた技術を表します。登坂や運動、細工物などもこの能力が重要です。こういった要素が重要な局面での判定に用います。
精神力:精神的な鋭敏さ、知識力、意志力を表します。また、魔法や知識や交渉、などもこの能力の影響下にあり、こういった要素が重要な局面での判定に用います。
特技を用いたチェック
キャラクターは判定に関係するいくつかの「特技」を持っている可能性もあります。たとえば盗賊は自動取得特技《罠外し》を所持しています。
この特技は、罠を解除する判定において「敏捷」の行為判定に+4の修正を得るものです。他の局面の敏捷判定(回避や、屋根を飛び移るなど)には使用できません。
困難なチャレンジ
同じ崖を上るにしても、急な場合も有ればなだらかな場合もあるでしょう。昼間登るのか、闇の中で登るのかによってもずいぶん違います。
GMはこういった状況を考えて、難易度を設定するか、判定に修正を付けてもかまいません。
対抗判定
冒険を進めるうちに、二人のキャラクターが競うような判定に出くわすことがあるでしょう。たとえば、どちらが先に目的地に着くかの泳ぎの競争や、登坂の競争。隠れたキャラクターと見つけるキャラクターの競争などです。
こういった競争を解決するのが対抗判定と呼ばれる、特殊な判定です。
対抗判定時は、参加するキャラクターがそれぞれ該当の能力値で判定を行います。そして、もっとも大きな値を出したキャラクターが勝利を収めます。
最終更新:2009年11月19日 02:26