鬼気怪壊 ◆0zvBiGoI0k
「ミユキが呼ばれてない……?」
聴覚に入り込んだ放送でメルトリリスが気に留めたのはその一点だった。
禁止エリアの指定以外耳に入れるものはないし、BBのうざったらしいトークはいつものだし含むものも感じなかった。唯一、死者の情報だけは有益だがそこで少し想像していなかった疑問が生まれたのが、死んだ者の羅列に白銀御幸の名が上げられていないことだ。
自分の前で腹を刺され、ただの人間では死ぬ他ない傷を受けたのを間近で見ていた。あの傷で放送までの数時間を生き永らえられるわけがない。
何かしらの支給品で命を拾ったのか。だが互いの支給品にそれらに類する品はない。戦闘のどさくさで拾ったとしても完全に倒壊した教会では五体満足でも無事ではいられまい。付け加えるに、戦っていた怪人達が気づかずわざわざ見逃すのかも疑わしい。
ならばいったいどういう奇蹟が彼に降りかかって、今なお生きている結果に繋がっているのか……。
禁止エリアの指定以外耳に入れるものはないし、BBのうざったらしいトークはいつものだし含むものも感じなかった。唯一、死者の情報だけは有益だがそこで少し想像していなかった疑問が生まれたのが、死んだ者の羅列に白銀御幸の名が上げられていないことだ。
自分の前で腹を刺され、ただの人間では死ぬ他ない傷を受けたのを間近で見ていた。あの傷で放送までの数時間を生き永らえられるわけがない。
何かしらの支給品で命を拾ったのか。だが互いの支給品にそれらに類する品はない。戦闘のどさくさで拾ったとしても完全に倒壊した教会では五体満足でも無事ではいられまい。付け加えるに、戦っていた怪人達が気づかずわざわざ見逃すのかも疑わしい。
ならばいったいどういう奇蹟が彼に降りかかって、今なお生きている結果に繋がっているのか……。
「……だからなんだっていうのよ、メルト」
埒の明かない考えはそこで打ち切った。
生きていたとして、わざわざ探しに回ってやる手間をかける必要性がどこにあるのだろう。
たまたま出逢っただけの、替えの利く同行者。所詮は取るに足らない人間、サーヴァントでも、マスターですらない、経験値に変えても微量に過ぎぬ役に立たない足手まといだ。
目指す場所が同じ以上、生きていれば合流も叶うだろう。故にこのまま教会跡は素通りする。薄情ではない。リスクとリターンを秤にかけたスマートな選択だ。
生きていたとして、わざわざ探しに回ってやる手間をかける必要性がどこにあるのだろう。
たまたま出逢っただけの、替えの利く同行者。所詮は取るに足らない人間、サーヴァントでも、マスターですらない、経験値に変えても微量に過ぎぬ役に立たない足手まといだ。
目指す場所が同じ以上、生きていれば合流も叶うだろう。故にこのまま教会跡は素通りする。薄情ではない。リスクとリターンを秤にかけたスマートな選択だ。
ただ。
死にゆく体に鞭打って、自分を度外視してこの身を助けてくれた相手を放置していくのには。
少女のプライドの問題として、気に食わなかった。
死にゆく体に鞭打って、自分を度外視してこの身を助けてくれた相手を放置していくのには。
少女のプライドの問題として、気に食わなかった。
「―――しかしBBもやってくれるわね。なにが制限はかけてないよ、しっかり流体化対策しているじゃない」
バイクの上で完調でない脚の踵で、忌々しくかつかつと鳴らす。
完全流体の性質でを持つメルトリリスにとって、物理的な拘束は意味がない。鋭利に研ぎ澄まされた刃で切り裂かれようとすり抜け、たちまち元に戻ってしまう。
サーヴァントやあの怪物にも効果があるよう、魔術的な構築もされてるだろう。そうでなければ自分に首輪など嵌めはしないが。
『斬撃』ではなく至近距離での砲撃という『衝撃』であったのも痛かった。水を斬ること裂くこと叶わずとも、叩けば飛沫となる。外装は繕ってるが、中の霊基にはまだ孔が見られる。
満足に羽撃けず空を駆けられない有様は屈辱だった。手元にバイクがあるのは幸運だった。……手先の感覚が無く今まで白銀に握らせていたのメルトには扱いづらいが。
完全流体の性質でを持つメルトリリスにとって、物理的な拘束は意味がない。鋭利に研ぎ澄まされた刃で切り裂かれようとすり抜け、たちまち元に戻ってしまう。
サーヴァントやあの怪物にも効果があるよう、魔術的な構築もされてるだろう。そうでなければ自分に首輪など嵌めはしないが。
『斬撃』ではなく至近距離での砲撃という『衝撃』であったのも痛かった。水を斬ること裂くこと叶わずとも、叩けば飛沫となる。外装は繕ってるが、中の霊基にはまだ孔が見られる。
満足に羽撃けず空を駆けられない有様は屈辱だった。手元にバイクがあるのは幸運だった。……手先の感覚が無く今まで白銀に握らせていたのメルトには扱いづらいが。
「―――――おんやぁ?」
そうして二輪と車とで北上している途中である。馬に乗る上田の後ろで風雅に景色を眺めていた酒呑童子が、ふと首を不思議そうに傾けた。
「これは、ん―――あの牛女とも違うしなぁ。どっちかいうなら茨木あたりかね?こないなとこで奇遇やわぁ」
「おや、どうしました酒吞さん」
「うん?そやなぁ、ちょっと懐かしい匂いがしたってとこやね」
「ははは、またまた。私はこの通り若々しく肉肉しい健康体。まだまだ加齢臭には遠いですよははは。
……え?臭う?ほんとに?」
「上田はん、ほい。これ持っといて」
「おや、どうしました酒吞さん」
「うん?そやなぁ、ちょっと懐かしい匂いがしたってとこやね」
「ははは、またまた。私はこの通り若々しく肉肉しい健康体。まだまだ加齢臭には遠いですよははは。
……え?臭う?ほんとに?」
「上田はん、ほい。これ持っといて」
自分の腕に鼻を擦りつける上田をよそに、酒吞はUSBを投げてよこし白馬の上で立ち上がった。
「え、酒吞さんどちらに?」
「上田はん達は先に行っとき。うちはちょっと、ご同輩に挨拶していくわ」
「呆れた。わざわざ自分から血を見に行くなんて。鬼ってのはみんなそんな野蛮なの?」
「血……!?」
「上田はん達は先に行っとき。うちはちょっと、ご同輩に挨拶していくわ」
「呆れた。わざわざ自分から血を見に行くなんて。鬼ってのはみんなそんな野蛮なの?」
「血……!?」
メルトリリスから出た言葉に血の気が引き思わず気絶しかける上田。
数々のインチキ霊能力者が起こした事件を時に物理学的に、時に物理的に解決に導いてきた上田である。血を見た事件も一度や二度ではない。
ただそれはそれとして、怖いものは怖い。ビビるものにはビビる。経験があるからといってそう簡単に耐性がついたりはしなかった。
本人は頑なに認めないが。
数々のインチキ霊能力者が起こした事件を時に物理学的に、時に物理的に解決に導いてきた上田である。血を見た事件も一度や二度ではない。
ただそれはそれとして、怖いものは怖い。ビビるものにはビビる。経験があるからといってそう簡単に耐性がついたりはしなかった。
本人は頑なに認めないが。
酒吞が首を向けた方向―――崩れた教会から漂う気配には当然メルトも気づいていた。先刻まで自分もいて、怪人二人と見えていたところだ。
メルトにしてみればそんな見えてる地雷に首を突っ込むのは、優美とは程遠く離れた愚にもつかない行為だ。
メルトにしてみればそんな見えてる地雷に首を突っ込むのは、優美とは程遠く離れた愚にもつかない行為だ。
「雅も華も好きやで?酒はもっと好きや。せやから、祭の気配があったら近寄ってみたくなるんは当たり前やない」
「さっきまで研究所に行くって息巻いといてよく言うわ。私の毒を受けるまでもなく、とっくに頭も蕩けてるようね」
「あは、わかっとるやないか。気の儘に、鬼の儘に動く。鬼はそういう生き物や」
「さっきまで研究所に行くって息巻いといてよく言うわ。私の毒を受けるまでもなく、とっくに頭も蕩けてるようね」
「あは、わかっとるやないか。気の儘に、鬼の儘に動く。鬼はそういう生き物や」
理屈になってないが、酒吞の中では一寸の隙もない論理だった。
呑みたい時に呑み、気の向くままに殺し、奪い、喰らう。
憂いなく迷いなく。愛のままに裂き、恋のままに殺す。
人の筋道とは相容れない、鬼の筋道にどこまでも正直に従う。純潔純粋の血華。
たん、と軽やかに白馬から跳び、隣の民家の屋根に着地する。
呑みたい時に呑み、気の向くままに殺し、奪い、喰らう。
憂いなく迷いなく。愛のままに裂き、恋のままに殺す。
人の筋道とは相容れない、鬼の筋道にどこまでも正直に従う。純潔純粋の血華。
たん、と軽やかに白馬から跳び、隣の民家の屋根に着地する。
「酒でも交わして適当に話し込んだらそっち戻るわぁ。何なら分けてもらうさかい、そっちでまた酒盛りでもしよか。
メルトはん、上田はんのお守りよろしゅう。あんまいじめんといてな?話してみると案外おもろい人やで?」
メルトはん、上田はんのお守りよろしゅう。あんまいじめんといてな?話してみると案外おもろい人やで?」
そのまま屋根を伝って南下していき、小さな童子の姿は瞬く間に視界から消えてしまった。
「……」
「……」
「……」
バイクのエンジン音が轟いてる。
馬がブルルと嘶いてる。
黙ってるのは二人のみである。
馬がブルルと嘶いてる。
黙ってるのは二人のみである。
(えっやだ、もしかしてこのまま二人で行くの?)
上田はやはりビビっていた。
【D-3 道中/朝】
【上田次郎@TRICK】
[状態]:背中に本人も気付かない程度の出血、若干の酔い、混乱
[装備]:スーツ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3、白馬@TRICK、USBメモリ@HiGH&LOW
[思考・状況]
基本方針:この島からの華麗なる脱出。
1:メルトリリスと行動する。……え、ほんとに?酒吞さんは?
2:研究所に向かいたい。
3:USBの確認
[備考]
※参戦時期、未定。後続に任せます。
※殺し合いをテレビの企画だと考えています。←メルトから受けた説教でその考えが揺らいでいます。「あれ、もしかしてマジなんじゃね?」みたいな感じです。
[状態]:背中に本人も気付かない程度の出血、若干の酔い、混乱
[装備]:スーツ
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3、白馬@TRICK、USBメモリ@HiGH&LOW
[思考・状況]
基本方針:この島からの華麗なる脱出。
1:メルトリリスと行動する。……え、ほんとに?酒吞さんは?
2:研究所に向かいたい。
3:USBの確認
[備考]
※参戦時期、未定。後続に任せます。
※殺し合いをテレビの企画だと考えています。←メルトから受けた説教でその考えが揺らいでいます。「あれ、もしかしてマジなんじゃね?」みたいな感じです。
【メルトリリス@Fate/Grand Order】
[状態]:損傷(両手)、右足損傷(大、満足な行動不可)←休憩で僅かに回復 、苛立ち
[道具]:基本支給品一式×2(自分のものと白銀のもの)、ランダム支給品0~2(確認済み)、ジャングレイダー@仮面ライダーアマゾンズ
[思考・状況]
基本方針:繋いだ心は、今も離れない
0:酒天童子は―――
1:研究所とUSBを調べる。
2:…………。
3:この殺し合いにいる藤丸立香とは共には行けない。だけど再び道が交わることがあれば力を貸すくらいはいい。
[備考]
※『深海電脳楽土 SE.RA.PH』のメルトリリスです。
※損傷は修復されていますが完全ではありません。休み無く戦い続ければ破損していくでしょう。
※出逢っているのは『男の藤丸立香』です。
※『女の藤丸立香』については、彼とは別の存在であると認識していますが、同時にその魂の形がよく似ているとも感じています。
※藤丸立香、中野三玖、若殿ミクニ、猛田トシオと情報交換をしました。
[状態]:損傷(両手)、右足損傷(大、満足な行動不可)←休憩で僅かに回復 、苛立ち
[道具]:基本支給品一式×2(自分のものと白銀のもの)、ランダム支給品0~2(確認済み)、ジャングレイダー@仮面ライダーアマゾンズ
[思考・状況]
基本方針:繋いだ心は、今も離れない
0:酒天童子は―――
1:研究所とUSBを調べる。
2:…………。
3:この殺し合いにいる藤丸立香とは共には行けない。だけど再び道が交わることがあれば力を貸すくらいはいい。
[備考]
※『深海電脳楽土 SE.RA.PH』のメルトリリスです。
※損傷は修復されていますが完全ではありません。休み無く戦い続ければ破損していくでしょう。
※出逢っているのは『男の藤丸立香』です。
※『女の藤丸立香』については、彼とは別の存在であると認識していますが、同時にその魂の形がよく似ているとも感じています。
※藤丸立香、中野三玖、若殿ミクニ、猛田トシオと情報交換をしました。
◆
神の家の土地を憚ることなく鬼舞辻無惨は足を踏み入れた。
無惨に祈る神などいない。そんなものはこの千年間に、見たことも会ったこともない。いもしないものに、どうして祈ることができよう。無駄な試みに興じるほど暇ではない。
鬼と相対した鬼狩りは口々に神の罰や天の裁きを叫ぶがなんと無意味なことか。
せっかく運良く拾った命を捨てて鬼に挑み、何の成果も挙げず死なせて屍の山を築き続ける産屋敷の方がよっぽど罰当たりだろう。
そんな連中を野放しにしてる神仏に感謝する価値もない。まして建物が全壊して見る影もない姿を見て威厳やら威光を感じろというのが無理な話だ。
無惨に祈る神などいない。そんなものはこの千年間に、見たことも会ったこともない。いもしないものに、どうして祈ることができよう。無駄な試みに興じるほど暇ではない。
鬼と相対した鬼狩りは口々に神の罰や天の裁きを叫ぶがなんと無意味なことか。
せっかく運良く拾った命を捨てて鬼に挑み、何の成果も挙げず死なせて屍の山を築き続ける産屋敷の方がよっぽど罰当たりだろう。
そんな連中を野放しにしてる神仏に感謝する価値もない。まして建物が全壊して見る影もない姿を見て威厳やら威光を感じろというのが無理な話だ。
ともあれようやく目的地の教会に辿り着いた。周囲の瓦礫の山が影を作り多少は日の当たらない箇所もあるのは僥倖といえた。
鎧を剥離させ素顔が晒される。日陰が確保出来たと判断した途端、握りしめたカードデッキを五指で砕いた。
日光を避けられるのは確かに利点だが鎧を纏うという感覚は窮屈に過ぎる。
無惨が欲するのは何の制約もない太陽の克服だ。あのような全身を隠して外を出られたところで屈辱が晴れはしない。
それになにより、あの下卑た鬼の男に施されたという一点で即刻破棄に値する駄物だ。
鎧を剥離させ素顔が晒される。日陰が確保出来たと判断した途端、握りしめたカードデッキを五指で砕いた。
日光を避けられるのは確かに利点だが鎧を纏うという感覚は窮屈に過ぎる。
無惨が欲するのは何の制約もない太陽の克服だ。あのような全身を隠して外を出られたところで屈辱が晴れはしない。
それになにより、あの下卑た鬼の男に施されたという一点で即刻破棄に値する駄物だ。
塁の姿は見えない。
崩落跡に身を置く隙間があるようにも見えないが気配は正確に感じる。
感知力を集中してみれば気配は地面の下からした。どうやら地下空間があるらしい。潜伏には絶好の場所といえた。
自分を差し置いて安全地帯を見つけていたことに苛立ちを募らせる。
そもそもここは黎明の間に無惨が先に立ち寄っていた地だ。それを後から来た塁が占有して主たる無惨をわざわざ出戻る羽目になっている。実に度しがたい。
まずは己に要らぬ徒労をかけさせた罪で折檻してやろうと地下に続く入り口を探す。迎えをよこさない応対の杜撰さに益々怒りを蓄積させたところに。
崩落跡に身を置く隙間があるようにも見えないが気配は正確に感じる。
感知力を集中してみれば気配は地面の下からした。どうやら地下空間があるらしい。潜伏には絶好の場所といえた。
自分を差し置いて安全地帯を見つけていたことに苛立ちを募らせる。
そもそもここは黎明の間に無惨が先に立ち寄っていた地だ。それを後から来た塁が占有して主たる無惨をわざわざ出戻る羽目になっている。実に度しがたい。
まずは己に要らぬ徒労をかけさせた罪で折檻してやろうと地下に続く入り口を探す。迎えをよこさない応対の杜撰さに益々怒りを蓄積させたところに。
「おはようさん。ええ朝やねぇ」
甘い、爛熟した果実の酒気の如き声。
直前まで気配を悟れなかった驚愕を表面に出さず、慌てず騒がずに顔だけで振り向く。
そこにいたのは、雅な着物を着崩した年端も行かぬ童女。
背格好を考慮に入れねば吉原にいる遊女にも見えよう。実質醸し出す色気・妖気は既に亡き上弦、堕姫よりも濃いそれであった。
直前まで気配を悟れなかった驚愕を表面に出さず、慌てず騒がずに顔だけで振り向く。
そこにいたのは、雅な着物を着崩した年端も行かぬ童女。
背格好を考慮に入れねば吉原にいる遊女にも見えよう。実質醸し出す色気・妖気は既に亡き上弦、堕姫よりも濃いそれであった。
そして、それらの印象を全て裏切る魔性の気配。
上弦に劣らぬ血の匂い。
額から直に生えた、対に並ぶ角。
分かりやすい異形の証だった。
上弦に劣らぬ血の匂い。
額から直に生えた、対に並ぶ角。
分かりやすい異形の証だった。
「あ、突然出てきて驚いた?今のうち、これでもアサシンのサーヴァントやからな。気配遮断、っていうんやっけ?それ使ってみたんよ」
無惨の胸中を読み解いたかのように答える。意味のよく分からない単語を並べ、何が面白いのかからからと笑っている。
「お天道様も出てる日で身を隠すなんてあまりしたくないんやけど、逃げられてもかなわんし?まあそうなっても、それはそれで鬼ごっこするのも乙やねぇ。
追うのも鬼。逃げるのも鬼。ふふ、あはは、おかしいわぁ。ねぇ?」
追うのも鬼。逃げるのも鬼。ふふ、あはは、おかしいわぁ。ねぇ?」
無残は全く笑えない。憮然としたまま額に青筋を立てるのみだ。
視線を寄せるだけでも我慢ならぬ憤懣に、無惨は背を向けてそのまま黙殺した。
視線を寄せるだけでも我慢ならぬ憤懣に、無惨は背を向けてそのまま黙殺した。
「失せろ。私は貴様のような酒臭い女に付き合う暇はない」
「つれないわぁ。いいやないかちょっとぐらい。こないな血生臭い場所で折角同族に会えたんや。
身の上話でも肴にして酒でも呑みたくならん?」
「つれないわぁ。いいやないかちょっとぐらい。こないな血生臭い場所で折角同族に会えたんや。
身の上話でも肴にして酒でも呑みたくならん?」
またしても鬼。
またしても同族扱い。
この無惨に対して、限りなく完璧に近い生物に対して、どこまで気安い対等かのような扱い。
またしても同族扱い。
この無惨に対して、限りなく完璧に近い生物に対して、どこまで気安い対等かのような扱い。
「それに旦那はんから昔よく嗅いだ匂いがしてなぁ。
うちが生きてた頃やからええと、ひぃ、ふぅ、みぃ……そや、千年くらい前やねぇ。そん時の貴族やら公家あたりとそっくりなんやわぁ。
旦那はんがそれぐらいから生きてるんなら、ひょっとしたら会ったこともあるかもしれんと思てね」
うちが生きてた頃やからええと、ひぃ、ふぅ、みぃ……そや、千年くらい前やねぇ。そん時の貴族やら公家あたりとそっくりなんやわぁ。
旦那はんがそれぐらいから生きてるんなら、ひょっとしたら会ったこともあるかもしれんと思てね」
聞きたくもない身の上をべらべらと喋って後についてくる。
あの下卑た吸血鬼といい、何故たかだが化け物だというだけで、連中はこうも次々と自分に馴れ馴れしく接してくるのか。
あの下卑た吸血鬼といい、何故たかだが化け物だというだけで、連中はこうも次々と自分に馴れ馴れしく接してくるのか。
自分と無惨が同格とでも思ってるのか。
自分と無惨は同類とでも思ってるのか。
不要だ。不快だ。虫酸が走る。
無惨は共感を求めない。同胞など必要ない。
それは弱者の考えだ。自分一人では生きていくことすらままならない、脆弱な生物の範疇に留まる思考だ。
無惨は違う。たとい異形異類の怪物といえどそんなものに同調する気は微塵たりとも持たない。
永遠。不変。完璧。頂点。絶対。
それはこの無惨ただ一人のみが手にしていればいい。
自分と無惨は同類とでも思ってるのか。
不要だ。不快だ。虫酸が走る。
無惨は共感を求めない。同胞など必要ない。
それは弱者の考えだ。自分一人では生きていくことすらままならない、脆弱な生物の範疇に留まる思考だ。
無惨は違う。たとい異形異類の怪物といえどそんなものに同調する気は微塵たりとも持たない。
永遠。不変。完璧。頂点。絶対。
それはこの無惨ただ一人のみが手にしていればいい。
「――――せやから、酒かなんか持っとったら一献付き合おうてくれへん?見目もいいし、貴族いうんはみんなええ品揃えてたがるもんやろ。うちも都に入った日はそういうとこからぎょうさん持ち帰って―――」
ただの酔漢ならば多少の無礼を働いても見逃してやったが、この小娘の声は、言葉は、いや全存在が癪に障る。
細胞一片たりとも、この場に残しておきたくもない。
細胞一片たりとも、この場に残しておきたくもない。
「何故、貴様は」
再び、そして最後に身を翻して鬼に向き直り。
「私が失せろと言ったのにまだそこにいる?」
興味深く見入る童女の華奢な体躯に、噴出した怒気ごと拳を叩きつけた。
研鑽も技術もない感情に任せた乱雑な一撃。
だがそれで十分だ。そんな小手先の産物を付随させるまでもなく、肉体の性能(スペック)だけで事は足りる。
鬼舞辻無惨。鬼の始原。全ての鬼は無惨の血によって生まれ、その肉体は全ての鬼の頂点に君臨する。
ただ拳を振るう。触手を飛ばす。そんな単純な攻撃だけで、あらゆる上弦の攻撃を凌駕する破壊を齎すのだ。
童女の格好をしているからといって関係ない。躊躇もなければ加減もない拳で子鬼は容易く吹き飛び、地面を転がっていった。
だがそれで十分だ。そんな小手先の産物を付随させるまでもなく、肉体の性能(スペック)だけで事は足りる。
鬼舞辻無惨。鬼の始原。全ての鬼は無惨の血によって生まれ、その肉体は全ての鬼の頂点に君臨する。
ただ拳を振るう。触手を飛ばす。そんな単純な攻撃だけで、あらゆる上弦の攻撃を凌駕する破壊を齎すのだ。
童女の格好をしているからといって関係ない。躊躇もなければ加減もない拳で子鬼は容易く吹き飛び、地面を転がっていった。
分かり切っていた結果だ。
予想するまでもない結末だ。
太陽を克服すること叶わずとも、これまで遭遇した化け物達は全て、直接無惨と対峙して対等に渡り合えた試しがない。
戦いにもならない掃討であり、生きていられているのは太陽光を始め、たまたま運に救われただけに過ぎない。
やはり太陽を除けば自分を阻むものなど存在しないのだ。そんな当たり前の事実、摂理とでもいうべき今更な結果に溜飲を下げる。
だからこそ―――前に出したままの右腕がだらんと垂れ下がっている光景に気づくのに、数秒の刻を要した。
予想するまでもない結末だ。
太陽を克服すること叶わずとも、これまで遭遇した化け物達は全て、直接無惨と対峙して対等に渡り合えた試しがない。
戦いにもならない掃討であり、生きていられているのは太陽光を始め、たまたま運に救われただけに過ぎない。
やはり太陽を除けば自分を阻むものなど存在しないのだ。そんな当たり前の事実、摂理とでもいうべき今更な結果に溜飲を下げる。
だからこそ―――前に出したままの右腕がだらんと垂れ下がっている光景に気づくのに、数秒の刻を要した。
骨が、ない。
血が一滴も溢れずに、無惨の右前腕を支持する尺骨が綺麗に抜き取られていた。
血が一滴も溢れずに、無惨の右前腕を支持する尺骨が綺麗に抜き取られていた。
「――――――――――――?」
なんだこれは。
去来したのはそんな単純な感慨だった。
不死身であり『斬られた端から傷口が閉じる』ほど図抜けた再生力を持つ無惨は痛覚に疎い。
故に、自分の身に起きた予期せぬ知覚に対する反応が一手遅れていた。
去来したのはそんな単純な感慨だった。
不死身であり『斬られた端から傷口が閉じる』ほど図抜けた再生力を持つ無惨は痛覚に疎い。
故に、自分の身に起きた予期せぬ知覚に対する反応が一手遅れていた。
何故こんな損傷を受けている。
あの子鬼は倒れてる。無様に吹き飛ばされている。確かな手応えがあった。反撃できる余地などあるはずもない。
ただ、そう。ただ少しだけ、拳が肌に到着する寸前に何事かを呟いていただけだ。
鋭敏な聴覚が風切り音と共に聞いたのは確か――――――
あの子鬼は倒れてる。無様に吹き飛ばされている。確かな手応えがあった。反撃できる余地などあるはずもない。
ただ、そう。ただ少しだけ、拳が肌に到着する寸前に何事かを呟いていただけだ。
鋭敏な聴覚が風切り音と共に聞いたのは確か――――――
―――――――――百花繚乱・我愛称(ボーンコレクター)
そんな風に、言っていた。
「ああ―――効いた効いた。六腑がひしゃげるかと思うたわ。実際ちょいと『ズレ』ちゃってるわぁこれ」
声がした。
あいも変わらず腐った酒の匂いを漂わせて。
腹部から血を流しながら、けろりとした様子で起き上がって鬼は―――酒吞童子は笑っていた。
あいも変わらず腐った酒の匂いを漂わせて。
腹部から血を流しながら、けろりとした様子で起き上がって鬼は―――酒吞童子は笑っていた。
「まあそれはそれとして―――ごちそうさん。旦那はんのイイとこ、もらっといたで」
指でつまんだ、何か細長いものを見せびらかす。
白く、硬質で、生き物かのように蠢動しているそれは。
今し方抜き取られた―――無惨の尺骨だった。
白く、硬質で、生き物かのように蠢動しているそれは。
今し方抜き取られた―――無惨の尺骨だった。
「あら、煙吹いてるわ。生ものかいな。
ほなさっそく、いただきますっと」
ほなさっそく、いただきますっと」
ひょいと骨を上に掲げ小さな口をいっぱいに広げる。
やめろ。何をしている。私の骨に、一体何をしようとしている。
怒声は激昂のあまり口を出ず、止めようにも日陰を出てるあまり体は動かない。
やめろ。何をしている。私の骨に、一体何をしようとしている。
怒声は激昂のあまり口を出ず、止めようにも日陰を出てるあまり体は動かない。
「あ――――――む」
そのままひとりでに動いて抵抗している骨は、あっけなく口腔に収められた。
牙で噛まれる。
歯で砕かれる。
舌で舐め回される。
唇でしゃぶられる。
歯で砕かれる。
舌で舐め回される。
唇でしゃぶられる。
得も言われぬ瘙痒感に全身が鳥肌となる。
こんな悪寒を無惨は知らない。こんな悪夢のような光景は見たことがない。
自分の一部が食われ、糧にされている―――鬼ならば常に人間に与えている行為を、今まさに無惨は味わっていた。
こんな悪寒を無惨は知らない。こんな悪夢のような光景は見たことがない。
自分の一部が食われ、糧にされている―――鬼ならば常に人間に与えている行為を、今まさに無惨は味わっていた。
「ん―――あはっいいわこれ!口ん中で、びちびち、跳ねよる!活きがいいわぁ!
あは……!いま、食道でちくちく刺してきてる!いかんて、堪忍な……!くすぐったくて……!あははははははははは!」
あは……!いま、食道でちくちく刺してきてる!いかんて、堪忍な……!くすぐったくて……!あははははははははは!」
咲(わら)っている。
体の内側を裂かれて血を撒き散らしてるのにさも愉しげに。
鬼にとっての原液、至尊されるべき無惨の肉体を、まるで菓子か何かのように貪っている。
体の内側を裂かれて血を撒き散らしてるのにさも愉しげに。
鬼にとっての原液、至尊されるべき無惨の肉体を、まるで菓子か何かのように貪っている。
「凄いわぁ……!まだお腹で蠢いてる。こんなに激しい旦那はんの入れるの、初めてや。孕んじゃうやないこんなんっ……。
ああ、何でこないな珍味があるのに酒持ってないん?絶対合うのにもったいない。ほんにもったいないわぁ」
ああ、何でこないな珍味があるのに酒持ってないん?絶対合うのにもったいない。ほんにもったいないわぁ」
下腹部を擦り、頬を熱く染めた、如何な堅物でも心乱される顔。
しかし無惨にはこの世でもっとも吐き気を催す邪悪にしか映らない。
しかし無惨にはこの世でもっとも吐き気を催す邪悪にしか映らない。
狂っている。
痴れている。
正気を疑う地獄絵図が展開されていた。
けたけたと笑いながら己を食われる汚辱は怒りを通り越して虚無を抱かせていた。
痴れている。
正気を疑う地獄絵図が展開されていた。
けたけたと笑いながら己を食われる汚辱は怒りを通り越して虚無を抱かせていた。
「うん?どしたん、そない険しい顔して。折角のイケメンが台無しやない」
絶句する無惨をよそにして、自分の血で汚れた体を指で拭い舐め取る。
「それとも……ひょっとして、太陽(これ)が嫌なん?さっきからチラチラ見てはって。
カルデアにもそんなんがいたようないなかったような気がするわ。そりゃ鬼は月の晩に現れるのがお決まりやけど、お天道様の下にも出られなんて―――」
カルデアにもそんなんがいたようないなかったような気がするわ。そりゃ鬼は月の晩に現れるのがお決まりやけど、お天道様の下にも出られなんて―――」
「ほんま、可哀そうやわぁ」
「今、私を哀れんだな?」
反転する。
沈殿していた感情が浮上し波を立たせる。
天をも翳らせる漆黒の殺意。それに呼応したように、周囲に散らばっていたガラスの鏡面が歪み怪異が現出した。
ミラーモンスター・ボルキャンサー。契約が切れれば元契約者すらあっさりと捕食の対象に入れる食い意地の悪さを誇る。
食欲のまま近くにいた酒吞を羽交い締めにし、霊的でありながら上質な肉にありつこうと齧りつく。
天をも翳らせる漆黒の殺意。それに呼応したように、周囲に散らばっていたガラスの鏡面が歪み怪異が現出した。
ミラーモンスター・ボルキャンサー。契約が切れれば元契約者すらあっさりと捕食の対象に入れる食い意地の悪さを誇る。
食欲のまま近くにいた酒吞を羽交い締めにし、霊的でありながら上質な肉にありつこうと齧りつく。
「私は限りなく完璧に近い生き物だ。いずれそこにたどり着くべき存在だ。哀れまれるものではない。蔑まれるものでもない。
まして、貴様のような阿婆擦れにくれてやる血肉をくれてやるものであるわけがない」
まして、貴様のような阿婆擦れにくれてやる血肉をくれてやるものであるわけがない」
そして引き剥がそうと手を伸ばしてる間に、押し出されて陰に踏み込んでいた酒吞を。
「次は貴様が骨を出す番だ。その薄汚い腐った血を撒き散らながら死ね」
張り付いていたボルキャンサーごと、今度こそ全力で上空高くに蹴り上げた。
「ご――――――――――は、あっはははははははははははは!
ええわ、ええわ、その表情(かお)!分かってるやない!
愛し合いされ。喰って喰われて。殺し殺される。鬼と人、鬼と鬼はそういうもの。
すぐ戻ってくるさかい、次は本気で愛し合おうなぁ、"鬼舞辻"はん!」
ええわ、ええわ、その表情(かお)!分かってるやない!
愛し合いされ。喰って喰われて。殺し殺される。鬼と人、鬼と鬼はそういうもの。
すぐ戻ってくるさかい、次は本気で愛し合おうなぁ、"鬼舞辻"はん!」
血反吐を撒き散らし悶絶しながら、酒吞の哄笑は宙に響く。
痛みと歓喜を湛え、遠からず訪れる法悦に期待で胸を膨らませ、本物の鬼は墜ちていく。
その様も最後まで見届けることもなく、声も切り捨て、あの悪夢は一刻も早く記憶から捨て去って無惨は瓦礫の闇へ足を向けた。
痛みと歓喜を湛え、遠からず訪れる法悦に期待で胸を膨らませ、本物の鬼は墜ちていく。
その様も最後まで見届けることもなく、声も切り捨て、あの悪夢は一刻も早く記憶から捨て去って無惨は瓦礫の闇へ足を向けた。
◆
「あ―――笑った笑った。
酒は手に入らんかったけどいい肴が見つかったわぁ。眺めてよし、愛でてよし、食べてよし、よりどりみどりやわぁ。
上田はんとこ戻るのはちょっと先になるわなぁ」
酒は手に入らんかったけどいい肴が見つかったわぁ。眺めてよし、愛でてよし、食べてよし、よりどりみどりやわぁ。
上田はんとこ戻るのはちょっと先になるわなぁ」
落下した先で、酒呑童子はなおも顔を綻ばせて寝転がっていた。
傷の痛みも、浴びた殺意も、愉快な気分にさせてくれたなら安いものだ。
傷の痛みも、浴びた殺意も、愉快な気分にさせてくれたなら安いものだ。
「しっかし何やろねこれ。あの骨齧ったら変な記憶が混じってきて。まあ旦那はんの名前が分かったしええか」
とんとんとこめかみを小突く。骨を咀嚼し身に取り込んだ途端、不思議な記憶が流れ込んできた。
無惨の血を受けた者は無惨の影響下に置かれる。受けた血量の多い上弦に至っては無惨の記憶を覗き込む場合もある。
サーヴァントという霊体構造と鬼という種族の特質。ふたつの要素が絡み生まれた特例。鬼舞辻無惨の名を知り得たのもこの恩恵だった。
無惨の血を受けた者は無惨の影響下に置かれる。受けた血量の多い上弦に至っては無惨の記憶を覗き込む場合もある。
サーヴァントという霊体構造と鬼という種族の特質。ふたつの要素が絡み生まれた特例。鬼舞辻無惨の名を知り得たのもこの恩恵だった。
ともあれ、新しい愉しみを見つけた。
上田達には悪いが、今はこちらを優先させてもらおう。元より鬼とは、気紛れなものであるがゆえ。
少し休んだら、またちょっかいをかけに行くとしよう。満身に日光を浴びて伸びをしていたら。
上田達には悪いが、今はこちらを優先させてもらおう。元より鬼とは、気紛れなものであるがゆえ。
少し休んだら、またちょっかいをかけに行くとしよう。満身に日光を浴びて伸びをしていたら。
「あ」
「おや」
「おや」
見覚えのある顔の男が、倒れてる自分を見下ろしていた。
「久しぶりやね小僧。ええとなんやったっけ。名前、名前……ああ、聞いてへんなそういや。
ま、とにかくまだ生きててなによりや」
「てめえ……」
ま、とにかくまだ生きててなによりや」
「てめえ……」
村山良樹が酒吞を見つけたのは何のことはない。
酒吞が飛ばされ、不時着していた場所が、村山が歩いていたE-2区であっただけでしかない。
酒吞が飛ばされ、不時着していた場所が、村山が歩いていたE-2区であっただけでしかない。
「丁度いい。やるか」
篭手を嵌めた腕を鳴らす。
今の村山は複数の理由で苛立ちを抱えていた。そこに来ての因縁の相手との再会は願ってもない。
今の村山は複数の理由で苛立ちを抱えていた。そこに来ての因縁の相手との再会は願ってもない。
「あ、そや。ここでまた会ったのも縁やし、ちょっちうちと遊びに行かへん?」
「は?そんなんよりさっきの続き……」
「は?そんなんよりさっきの続き……」
だというのに、一方の酒吞は悪戯を思いついたようなにやけ面で村山を見つめ、酒に誘う感覚で手招きしてきた。
「まぁまぁ。喧嘩ならいつでもできるやろ。それよりも面白いもん見つけたんや。ほらあっち、あっち」
指差した方を見てもそこには何もない。
より言うなら、なくなっていた。記憶が正しければ地図でいうところの教会があった場所。
マシュが火の手を見つけ、その震源と見なしていた場所だ。
暫く眺めていると、理由の判然としない悪寒が村山の産毛を総毛立たせた。
より言うなら、なくなっていた。記憶が正しければ地図でいうところの教会があった場所。
マシュが火の手を見つけ、その震源と見なしていた場所だ。
暫く眺めていると、理由の判然としない悪寒が村山の産毛を総毛立たせた。
「どや?向こうでうちと一緒に鬼退治、やってみん?」
【E-3/教会前/1日目・朝】
【鬼舞辻無惨@鬼滅の刃】
[状態]:健康、極度の興奮 完成者への苛立ちと怒り、極限の不機嫌、無能たちへの強い怒り、鬼への吐き気を催す不快感
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:あの忌々しい太陽を克服する。
0.太陽を克服する。
1.配下の鬼に有象無象の始末は任せる。
2.配下の鬼や他の参加者を使って実験を行いたい。ひとまずは累と接触したい。
3.黒神めだか、雅、酒吞童子への絶対的な嫌悪感と不快感
[備考]
※刀鍛冶の里編直前から参戦しているようです。
※鬼化は、少なくとも対象が死体でない限り可能なようです。
※シザースのカードデッキは怒りに任せて破壊しちゃいました。ボルキャンサーは辺りを徘徊してます。
[状態]:健康、極度の興奮 完成者への苛立ちと怒り、極限の不機嫌、無能たちへの強い怒り、鬼への吐き気を催す不快感
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本方針:あの忌々しい太陽を克服する。
0.太陽を克服する。
1.配下の鬼に有象無象の始末は任せる。
2.配下の鬼や他の参加者を使って実験を行いたい。ひとまずは累と接触したい。
3.黒神めだか、雅、酒吞童子への絶対的な嫌悪感と不快感
[備考]
※刀鍛冶の里編直前から参戦しているようです。
※鬼化は、少なくとも対象が死体でない限り可能なようです。
※シザースのカードデッキは怒りに任せて破壊しちゃいました。ボルキャンサーは辺りを徘徊してます。
【E-2/一日目・朝】
【酒呑童子@Fate/Grand Order】
[状態]:左頬に打撲、腹部にダメージ、食道気管を荒らされてる、無惨の骨を捕食
[装備]:普段の服
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:楽しめそうなら鬼は鬼らしく楽しむ
1:小僧(村山)を鬼退治に誘う。再戦はその後に。
2:鬼舞辻と遊びたい。
3:気が済んだら上田と合流。
4:沖田総司とも再戦したい。
5:メルトリリスに傷を付けた鬼も面白そうだ。
[備考]
※2018年の水着イベント以降、カルデア召喚済
※神鞭鬼毒酒が没収されているため、第一宝具が使用できません
※スキル「果実の酒気」は多少制限されています。
※無惨の血肉を喰らって僅かに無惨の記憶を覗いてます。少なくとも鬼舞辻無惨の名を知りました。
[状態]:左頬に打撲、腹部にダメージ、食道気管を荒らされてる、無惨の骨を捕食
[装備]:普段の服
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:楽しめそうなら鬼は鬼らしく楽しむ
1:小僧(村山)を鬼退治に誘う。再戦はその後に。
2:鬼舞辻と遊びたい。
3:気が済んだら上田と合流。
4:沖田総司とも再戦したい。
5:メルトリリスに傷を付けた鬼も面白そうだ。
[備考]
※2018年の水着イベント以降、カルデア召喚済
※神鞭鬼毒酒が没収されているため、第一宝具が使用できません
※スキル「果実の酒気」は多少制限されています。
※無惨の血肉を喰らって僅かに無惨の記憶を覗いてます。少なくとも鬼舞辻無惨の名を知りました。
【村山良樹@HiGH&LOW】
[状態]:全身打撲・切り傷 右腕から失血
[道具]:基本支給品一式、ホーリーナックル@Fate/Grand Order、転送機(3時間使用不可)@ラブデスター、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:とりあえず帰り方を探す
0:酒吞童子に―――?
1:マシュは絶対助け出す
2:鬼共とはいずれケジメをつける
3:コブラの死を―――――――――?
[備考]
※参戦時期は少なくともシーズン2の8話以降です。
[状態]:全身打撲・切り傷 右腕から失血
[道具]:基本支給品一式、ホーリーナックル@Fate/Grand Order、転送機(3時間使用不可)@ラブデスター、ランダム支給品0~1
[思考・状況]
基本方針:とりあえず帰り方を探す
0:酒吞童子に―――?
1:マシュは絶対助け出す
2:鬼共とはいずれケジメをつける
3:コブラの死を―――――――――?
[備考]
※参戦時期は少なくともシーズン2の8話以降です。
Next
[[]]
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| 前話 | お名前 | 次話 |
| 君の知らないものばかり | 上田次郎 | |
| メルトリリス | ||
| 酒呑童子 | 鬼神爆走紅蓮隊・轟 | |
| 母さんを拉致しよう/姉、ちゃんとしようよ | 村山良樹 | |
| 第二回放送 | 鬼舞辻無惨 | 鬼神爆走紅蓮隊・愛 |