君のこと思い出して ◆Mti19lYchg
鬼舞辻無惨が累を殺すべく教会へ向かう中、教会内での三者三様の心理、動きは――
【累】
もうお仕舞だ。俺は無惨様から死を宣告された。
刃向う? 逃げる? そんな事が出来るはずがない。
俺は家族をこの地でも作った。親は子を命がけで救い、兄は弟を守るものだ。
だけど、無惨様相手では無理だ。他ならぬ一二鬼月の一角である自分が敵う筈ないのだから、誰も俺を守れない。
刃向う? 逃げる? そんな事が出来るはずがない。
俺は家族をこの地でも作った。親は子を命がけで救い、兄は弟を守るものだ。
だけど、無惨様相手では無理だ。他ならぬ一二鬼月の一角である自分が敵う筈ないのだから、誰も俺を守れない。
……頬が熱い。あいつに殴られた頬が痛みから熱に変わってきた。
それを不思議と不快と感じない自分に不快だ。
それを不思議と不快と感じない自分に不快だ。
このまま無惨様から楽な死を賜ろうか。そう考えると、頬がさらに熱くなってくる。不快だ。
……不快といえば、あの捕らえた女。ここに来る前戦ったあの鬼殺隊の剣士。
あいつと同じくらい不愉快な女。
見返してみると、いつの間にか糸から離れて、俺を不思議そうな目で見つめている。
……だが、それもどうでもいいことだ。
……不快といえば、あの捕らえた女。ここに来る前戦ったあの鬼殺隊の剣士。
あいつと同じくらい不愉快な女。
見返してみると、いつの間にか糸から離れて、俺を不思議そうな目で見つめている。
……だが、それもどうでもいいことだ。
【神居クロオ】
愛月しのさんが死んだのか。ミクニ君はどう思うんだろう。
……多分、ミクニ君は何も変わらず、人を助けるための行動を続けるだろうな。あの時の、僕が死ぬ前にミクニ君が殺された時のしのさんと同じで。
……皇城君は、どうだろう。今頃絶望しているのかと思うと溜飲が下がるけど。一度殺されて、捨て台詞を吐かれたからなあ。
……姐切さんは、そんな危うい皇城君を心配しているだろう。上手く出会えているかな。
……猛田君はどうでもいいか。どうせここでもやる事は弁舌と支給品で人を支配しようとするだけだろうし。
……多分、ミクニ君は何も変わらず、人を助けるための行動を続けるだろうな。あの時の、僕が死ぬ前にミクニ君が殺された時のしのさんと同じで。
……皇城君は、どうだろう。今頃絶望しているのかと思うと溜飲が下がるけど。一度殺されて、捨て台詞を吐かれたからなあ。
……姐切さんは、そんな危うい皇城君を心配しているだろう。上手く出会えているかな。
……猛田君はどうでもいいか。どうせここでもやる事は弁舌と支給品で人を支配しようとするだけだろうし。
……変だな。今、僕は、僕自身が思った以上に人の事を考えている。他人の事情なんてどうでも良かったはずなのに。
臨死体験は人を変えるって言うけど、僕の場合本当に死んだからなあ。
そりゃ人生観が変わっても……いや、違う。
多分、死ぬ前の最後のあれだ。あの母さんの幻影。あれで変わったんだ。
幻影だとしても、勝手な妄想だとしても、僕はあれで救われた。
だから……今は、ミクニ君に対する友情を、改めて結びたいと心の底から思う。
臨死体験は人を変えるって言うけど、僕の場合本当に死んだからなあ。
そりゃ人生観が変わっても……いや、違う。
多分、死ぬ前の最後のあれだ。あの母さんの幻影。あれで変わったんだ。
幻影だとしても、勝手な妄想だとしても、僕はあれで救われた。
だから……今は、ミクニ君に対する友情を、改めて結びたいと心の底から思う。
そうだ、弟はどうしたのかな。何か異様に静かだけど。
【マシュ・キリエライト】
放送で先輩の名が呼ばれなかったことにひとまず安心し、同時に清姫さんなど失われた命に対し何もできなかったことを悲しく感じます。
放送の後、鬼の方が急に意識が飛んだように呆然となった後、次は頭を掻き毟り始めました。皮がちぎれ、辺りに血が飛ぶほどに。
それでいて表情は、茫洋としています。焦ったりしている感じではありません。心の内側までは分かりませんが。
いつの間にか私を縛っていた糸も解れています。
彼は一瞬私を見つめ、そしてそのまま動きを止めました。
静寂が支配する中、上からもう一人の男の人が地下室に降りてきます。
放送の後、鬼の方が急に意識が飛んだように呆然となった後、次は頭を掻き毟り始めました。皮がちぎれ、辺りに血が飛ぶほどに。
それでいて表情は、茫洋としています。焦ったりしている感じではありません。心の内側までは分かりませんが。
いつの間にか私を縛っていた糸も解れています。
彼は一瞬私を見つめ、そしてそのまま動きを止めました。
静寂が支配する中、上からもう一人の男の人が地下室に降りてきます。
――――――――――――――――――
「弟。丁度日光を遮断できそうなものがあったよ。『呪碗のハサンの黒布』ってやつで、魔神を抑える効果があるんだってさ。
まあ、この場じゃ魔神も鬼も大して変わらないよね、多分」
クロオは笑い、累に布を差し出した。
「それで、この飛び散った血は何だい?」
クロオは周りを見渡し、改めて累を見る。
そう言えば、累は人形のように動こうとせず、布にも手を伸ばさず、クロオに顔を向けようともしていない。
「……行きなよ、どこへでも好きなところに。家族はもうおしまいだ」
投げやりな調子で、虚ろな声で累は言った。
「兄に対してそれは無いんじゃない? 結構楽しかったよ、この数時間」
糸で縛られ、打たれながら、それでも楽しいと言った事にクロオは少し可笑しさを感じた。その感情が事実であるのがより一層笑えてくる。
まあ、この場じゃ魔神も鬼も大して変わらないよね、多分」
クロオは笑い、累に布を差し出した。
「それで、この飛び散った血は何だい?」
クロオは周りを見渡し、改めて累を見る。
そう言えば、累は人形のように動こうとせず、布にも手を伸ばさず、クロオに顔を向けようともしていない。
「……行きなよ、どこへでも好きなところに。家族はもうおしまいだ」
投げやりな調子で、虚ろな声で累は言った。
「兄に対してそれは無いんじゃない? 結構楽しかったよ、この数時間」
糸で縛られ、打たれながら、それでも楽しいと言った事にクロオは少し可笑しさを感じた。その感情が事実であるのがより一層笑えてくる。
クロオは養護施設で始めて出会ったころのミクニのように、累にシンパシィを感じていた。
それは、予測ではあるが一つの共通点、そこから生まれる暗闇があるからだろう、とクロオは思っている。
クロオは初めから『普通』から外れていた。母親に対する愛情はあったが、それ以外の感情が薄く、気味悪がられていた。
だから、義理の父親になった男から憎まれ、殺されかけ、逆に殺した。そして、それは恐らく累も――。
それは、予測ではあるが一つの共通点、そこから生まれる暗闇があるからだろう、とクロオは思っている。
クロオは初めから『普通』から外れていた。母親に対する愛情はあったが、それ以外の感情が薄く、気味悪がられていた。
だから、義理の父親になった男から憎まれ、殺されかけ、逆に殺した。そして、それは恐らく累も――。
「いきなりどうしたの? 放送まで乗り気だったじゃないか」
「状況が変わった。僕はあのお方の逆鱗に触れた。このままだと僕はあのお方に殺され、兄さんもこの女も食われる」
累の口調は自分の死についてだというのに、淡々としたものだった。
「それを知って逃げようとしないのかい? または戦ってみるとか」
「無駄だ。あのお方は僕の居場所を特定できるし、戦っても勝てるはずがない。当然、お前が僕を守れるはずもない」
ふうん、と自分の死についてだというのに、やはり累と同じように他人事のようにクロオは呟いた。
「それなら、あの娘をどうする? 選択肢は三つあるけど。
1.このまま放置して僕たちが逃げるための囮にする。
2.君が食べて、力を少しでもつける。
3.家族にして戦うか逃げる手助けにする」
クロオはマシュを指差しながら、彼女の目の前であっさりと命を犠牲にする選択肢を口にしてのけた。
「言っただろ? 僕達はもうお仕舞だ。僕にはあのお方の気配と憤怒がここまで感じ取れる。どの方法をとってももうどうしようもない」
それでも累の虚無な声は変わらない。もう既に命を投げ捨てているからだ。
その累の空虚な顔を見たマシュは、先程累に感じた憐憫とは違う何か、やりたい事が湧き上がってきた。
「……あなた達の名前は何と言いますか?」
「……はあ?」
「私は――私の名前はマシュ・キリエライト。ここにいる先輩――藤丸立香のサーヴァント、守り手です。私はまだあなた方の名前を伺っていません」
累とクロオはお互い顔を見合わせ、マシュに対し口を開いた。
「僕は累。あのお方に選ばれた鬼の精鋭『十二鬼月』の一角『下弦の伍』だ」
「僕は神居クロオ。月代中学校3年の15歳。だけど、何でいきなり自己紹介?」
「家族というなら、名前を知っているのは当然でしょう」
「それもそうかな。あ……そういえば僕が弟の名前聞いたのってこれが初めてだったっけ?」
マシュは立ち上がり、累とクロオの二人に対し向かい合った。
「生きる事を諦めないでください。どんな悪人だって、例え鬼だって、何を求めるかを決める『義務』があるんです。
あなた達が家族を求めるその答えを決めるまで生きようとするなら、私はあなた達を護ります」
『……義務?』
累とクロオの二人はその言葉に戸惑い、同時に口にして目を見開いた。
「……僕が家族を求めるのは、本物の絆が欲しかったからだ」
「それは何故ですか? なぜ本物の絆が欲しいのですか? 今はそれが試される状況だというのに」
「それは……」
確かにそうだ。突きつけられた絶対的な『死』を前に命懸けで守り、守られる。それが本物の絆のはずだ。
だけど、俺は兄に対し勝手にしろと言った。何故だ? 守ってもらえる場面じゃないのか?
それは……熱い。頬が熱い。頭にまで熱が回る。
……怖い。……怖い? そうだ、これ以上考えてはならない。そんな根源的な恐怖が湧き上がってくる。
「……僕は数え切れないほどの人を喰った鬼だ。自分と同じ鬼を家族にして、役になりきれなかった鬼達も殺した」
累は恐怖の余り、罪と感じていない事を悪事のように告白した。相手が自分を見捨てる事を期待して。
「そんな僕を、お前は護るっていうのか」
だが、マシュの決意に満ちた目は変わらない。累にはその理由がわからない。分からないから目の前の女が怖く感じる。
「何でだ! そんな名前を知っただけの仲間なんて薄っぺらな関係じゃ命懸けで戦えっこない! 本物の絆なんかありっこないのに何で!」
その叫びはまるで子供がかんしゃくを起こしたような口調であった。
「僕だって何人も気に入らない奴を殺してきたよ。
善人でもないし、マシュ、君が思うように脅迫されて無理やり仲間にされてるんじゃないんだ。自分の意志で彼の家族になったんだよ。
クロオは累の不安を安らげようとしたのか、自分から悪事を告白した。自分も同類などだと、だから家族になれるのだという事を示そうとして。
「私の目の前にいるのは、生きるために助けを求めている方です。鬼も人殺しも関係ありません」
そう言い切り、マシュは累とクロオの手に自分の手を差しのべて掌を握った。
「累さん。あなたが家族を作ろうとするのも、幸せに暮らしたいのも、間違いじゃないと思います。あなたの言う本物の絆も子供を助けるために命を落とした人を見た私にはあると言い切れます。
でも、あなたは一度でもこんな風に……家族と手を繋いだことがありましたか? 家族の人から手を求められた事がありましたか?」
「……それが……」
それがどうした。本物の絆にそんなこと関係ない。何があっても命懸けで父は子を、兄は弟を救うのが本物の絆だ。
そう累は言おうとした。だが、熱い頬を感じるとなぜか咽喉が詰まってそれらは言葉にならなかった。
「私は一度、死にかけた事があります。爆発で瓦礫が私の下半身を押しつぶして……。
そんな時に駆けつけてくれた人が先輩でした。その時はただ、朝に床で眠っていたのを私が起こしたという関係だけだったのに駆け付けてくれたのです。
もちろん、何もできない事は私も先輩もはっきりと理解していました。
私に駆け寄ったせいで炎と瓦礫に囲まれて、二人で死ぬのを待つだけの状態になって……先輩は震えていました。
累さんには言いましたよね。私は家族というものが分からないまま育ったと。その時私は自分の命の価値が分からず苦しくても怖くはなかった。でも先輩は死ぬのが怖い普通の人だったから身体が震えていました。
なのに、私を気遣って、笑顔で話してくれました。
私たちが死ぬ現実は変えられない。ならせめて最後の瞬間まで、お互いに気持ちを楽にするのが出来る最善だと思い、私の手を握ってくれたのです。
……あの時の手の温かさを、わたしは覚えています」
それがマシュ・キリエライトにとっての始まり。死の時間まで設計されたデザイナーベビーから人間になっていくための始まりだった。
「そして私は奇跡的に共に助かった先輩と旅をするうち、分かってきたのです。
先輩はどんな悪人でも、人から恐れられる怪物でも、助けを求められれば常に手を差しのべて、助けてもらえれば常に感謝できる人なのだと。
恐怖の中でも自分に出来る最善の事をしようとする人なのだと。ただ偶然出会ったというだけで必死になって親身になり行動できる人なのだと。
そんな先輩に出会った人の中には裏切って、敵対して、憎んでも、最後には命を捨てて守ってくれた人がいました。
きっと、累さんが言う本物の絆は作るのではなくて生まれるものなのだと思います。例え実の親子でも。そして実の親子でなくても、偶然会っただけの関係でも絆を結んできた先輩のように」
「状況が変わった。僕はあのお方の逆鱗に触れた。このままだと僕はあのお方に殺され、兄さんもこの女も食われる」
累の口調は自分の死についてだというのに、淡々としたものだった。
「それを知って逃げようとしないのかい? または戦ってみるとか」
「無駄だ。あのお方は僕の居場所を特定できるし、戦っても勝てるはずがない。当然、お前が僕を守れるはずもない」
ふうん、と自分の死についてだというのに、やはり累と同じように他人事のようにクロオは呟いた。
「それなら、あの娘をどうする? 選択肢は三つあるけど。
1.このまま放置して僕たちが逃げるための囮にする。
2.君が食べて、力を少しでもつける。
3.家族にして戦うか逃げる手助けにする」
クロオはマシュを指差しながら、彼女の目の前であっさりと命を犠牲にする選択肢を口にしてのけた。
「言っただろ? 僕達はもうお仕舞だ。僕にはあのお方の気配と憤怒がここまで感じ取れる。どの方法をとってももうどうしようもない」
それでも累の虚無な声は変わらない。もう既に命を投げ捨てているからだ。
その累の空虚な顔を見たマシュは、先程累に感じた憐憫とは違う何か、やりたい事が湧き上がってきた。
「……あなた達の名前は何と言いますか?」
「……はあ?」
「私は――私の名前はマシュ・キリエライト。ここにいる先輩――藤丸立香のサーヴァント、守り手です。私はまだあなた方の名前を伺っていません」
累とクロオはお互い顔を見合わせ、マシュに対し口を開いた。
「僕は累。あのお方に選ばれた鬼の精鋭『十二鬼月』の一角『下弦の伍』だ」
「僕は神居クロオ。月代中学校3年の15歳。だけど、何でいきなり自己紹介?」
「家族というなら、名前を知っているのは当然でしょう」
「それもそうかな。あ……そういえば僕が弟の名前聞いたのってこれが初めてだったっけ?」
マシュは立ち上がり、累とクロオの二人に対し向かい合った。
「生きる事を諦めないでください。どんな悪人だって、例え鬼だって、何を求めるかを決める『義務』があるんです。
あなた達が家族を求めるその答えを決めるまで生きようとするなら、私はあなた達を護ります」
『……義務?』
累とクロオの二人はその言葉に戸惑い、同時に口にして目を見開いた。
「……僕が家族を求めるのは、本物の絆が欲しかったからだ」
「それは何故ですか? なぜ本物の絆が欲しいのですか? 今はそれが試される状況だというのに」
「それは……」
確かにそうだ。突きつけられた絶対的な『死』を前に命懸けで守り、守られる。それが本物の絆のはずだ。
だけど、俺は兄に対し勝手にしろと言った。何故だ? 守ってもらえる場面じゃないのか?
それは……熱い。頬が熱い。頭にまで熱が回る。
……怖い。……怖い? そうだ、これ以上考えてはならない。そんな根源的な恐怖が湧き上がってくる。
「……僕は数え切れないほどの人を喰った鬼だ。自分と同じ鬼を家族にして、役になりきれなかった鬼達も殺した」
累は恐怖の余り、罪と感じていない事を悪事のように告白した。相手が自分を見捨てる事を期待して。
「そんな僕を、お前は護るっていうのか」
だが、マシュの決意に満ちた目は変わらない。累にはその理由がわからない。分からないから目の前の女が怖く感じる。
「何でだ! そんな名前を知っただけの仲間なんて薄っぺらな関係じゃ命懸けで戦えっこない! 本物の絆なんかありっこないのに何で!」
その叫びはまるで子供がかんしゃくを起こしたような口調であった。
「僕だって何人も気に入らない奴を殺してきたよ。
善人でもないし、マシュ、君が思うように脅迫されて無理やり仲間にされてるんじゃないんだ。自分の意志で彼の家族になったんだよ。
クロオは累の不安を安らげようとしたのか、自分から悪事を告白した。自分も同類などだと、だから家族になれるのだという事を示そうとして。
「私の目の前にいるのは、生きるために助けを求めている方です。鬼も人殺しも関係ありません」
そう言い切り、マシュは累とクロオの手に自分の手を差しのべて掌を握った。
「累さん。あなたが家族を作ろうとするのも、幸せに暮らしたいのも、間違いじゃないと思います。あなたの言う本物の絆も子供を助けるために命を落とした人を見た私にはあると言い切れます。
でも、あなたは一度でもこんな風に……家族と手を繋いだことがありましたか? 家族の人から手を求められた事がありましたか?」
「……それが……」
それがどうした。本物の絆にそんなこと関係ない。何があっても命懸けで父は子を、兄は弟を救うのが本物の絆だ。
そう累は言おうとした。だが、熱い頬を感じるとなぜか咽喉が詰まってそれらは言葉にならなかった。
「私は一度、死にかけた事があります。爆発で瓦礫が私の下半身を押しつぶして……。
そんな時に駆けつけてくれた人が先輩でした。その時はただ、朝に床で眠っていたのを私が起こしたという関係だけだったのに駆け付けてくれたのです。
もちろん、何もできない事は私も先輩もはっきりと理解していました。
私に駆け寄ったせいで炎と瓦礫に囲まれて、二人で死ぬのを待つだけの状態になって……先輩は震えていました。
累さんには言いましたよね。私は家族というものが分からないまま育ったと。その時私は自分の命の価値が分からず苦しくても怖くはなかった。でも先輩は死ぬのが怖い普通の人だったから身体が震えていました。
なのに、私を気遣って、笑顔で話してくれました。
私たちが死ぬ現実は変えられない。ならせめて最後の瞬間まで、お互いに気持ちを楽にするのが出来る最善だと思い、私の手を握ってくれたのです。
……あの時の手の温かさを、わたしは覚えています」
それがマシュ・キリエライトにとっての始まり。死の時間まで設計されたデザイナーベビーから人間になっていくための始まりだった。
「そして私は奇跡的に共に助かった先輩と旅をするうち、分かってきたのです。
先輩はどんな悪人でも、人から恐れられる怪物でも、助けを求められれば常に手を差しのべて、助けてもらえれば常に感謝できる人なのだと。
恐怖の中でも自分に出来る最善の事をしようとする人なのだと。ただ偶然出会ったというだけで必死になって親身になり行動できる人なのだと。
そんな先輩に出会った人の中には裏切って、敵対して、憎んでも、最後には命を捨てて守ってくれた人がいました。
きっと、累さんが言う本物の絆は作るのではなくて生まれるものなのだと思います。例え実の親子でも。そして実の親子でなくても、偶然会っただけの関係でも絆を結んできた先輩のように」
そう、いつもそうだった。先輩の盾として、サーヴァントや魔獣などと戦ってきたのは私だけど、サーヴァントや現地の人達と絆を結んでいたのはいつも先輩だった。
救いを求める人に手を伸ばす。一時的な利害の一致だとしても、助けてもらえれば感謝して相手の手を繋ぐ。
そんな当たり前のことを、先輩はどんなに危険な状況でも、どんなに凶暴な相手でもやっていた。
そう、この場で人を襲っていた酒呑童子さんに対してもだった。
助けを求める声を聞いて応じてくれた相手への感謝は誰だろうと変わらず、悪人だろうと鬼だろうと、邪神や魔性の眷属だろうと、卑下も軽蔑もせず、侮辱も偏見も向けず、善悪で差別もせず手を繋いできた。
そんな誰に対しても感謝し、手を繋いでくれる先輩は何時も恐怖の中でなけなしの勇気を振り絞って人を助けようとしていた。
他人事であっても、人助けや信念からの行動などに対して真摯に応え、共に笑えるような人だったからこそ、私は先輩の盾になれたし、他のサーヴァントの方々も味方してくれたのだ。
絆は累さんのように無理やり糸で縛るように作るものじゃなくて、手を繋いで生まれるものだと、先輩はその身をもって教えてくれた。
手を繋ごうとした結果、例え裏切られても、拒絶されても、離れる事があっても、手を伸ばし続ければ、最後には確かな絆が生まれるのだと。
救いを求める人に手を伸ばす。一時的な利害の一致だとしても、助けてもらえれば感謝して相手の手を繋ぐ。
そんな当たり前のことを、先輩はどんなに危険な状況でも、どんなに凶暴な相手でもやっていた。
そう、この場で人を襲っていた酒呑童子さんに対してもだった。
助けを求める声を聞いて応じてくれた相手への感謝は誰だろうと変わらず、悪人だろうと鬼だろうと、邪神や魔性の眷属だろうと、卑下も軽蔑もせず、侮辱も偏見も向けず、善悪で差別もせず手を繋いできた。
そんな誰に対しても感謝し、手を繋いでくれる先輩は何時も恐怖の中でなけなしの勇気を振り絞って人を助けようとしていた。
他人事であっても、人助けや信念からの行動などに対して真摯に応え、共に笑えるような人だったからこそ、私は先輩の盾になれたし、他のサーヴァントの方々も味方してくれたのだ。
絆は累さんのように無理やり糸で縛るように作るものじゃなくて、手を繋いで生まれるものだと、先輩はその身をもって教えてくれた。
手を繋ごうとした結果、例え裏切られても、拒絶されても、離れる事があっても、手を伸ばし続ければ、最後には確かな絆が生まれるのだと。
だから、これは私の、私一人の戦いだ。
先輩がいつも差しのべて、受け入れてきた手を、私も同じように差しのべ、受け入れる。それが私にとっての初めての戦い。
先輩がいつも差しのべて、受け入れてきた手を、私も同じように差しのべ、受け入れる。それが私にとっての初めての戦い。
「嘘だ……。そんな……事で……命を懸けられるはずが、ない……」
震える声で、訥々としゃべる累。
「……口をはさむけど、そんな事でも命を懸けられる事もあるんだ、弟」
今まで表情を変えず黙っていたクロオがここで口を開いた。
「ミクニ君は、ただクラスメートというつながりだけで、人を救おうと何度も命懸けの行動をしてきた。家族の愛情なんか信じていなかったのにね」
震える声で、訥々としゃべる累。
「……口をはさむけど、そんな事でも命を懸けられる事もあるんだ、弟」
今まで表情を変えず黙っていたクロオがここで口を開いた。
「ミクニ君は、ただクラスメートというつながりだけで、人を救おうと何度も命懸けの行動をしてきた。家族の愛情なんか信じていなかったのにね」
家族の愛情なんか信じられないという部分はクロオ自身も同じだった。ただ、ミクニには友人との絆があり、クロオには何もなかった。
それはクロオ自身が愛情に、情緒に欠けているからだと思っていた。だからクロオは口ではマシュに援護しながら、実は累の方に共感を覚えている。
累が言う『本当の絆』の方を求めたい。だが恐怖や暴力でそれが作れないことは十分知っている。
『真実の愛』に関しても自分にはあらかじめ愛情など欠けていると分かっている。
いや、分かっていたつもりだった。
最後の瞬間、自分がそんな人間じゃなかったことに気づいた。
今なら本当に家族を作れるかもしれない。幻影でも妄想でも母さんに、誰かに愛されたという記憶があるのなら、他の誰かに愛を注ぐことが出来るかもしれない。
累の言う『本当の絆』も今なら結べるかもしれない。
だから――累が絶体絶命の危機で変わる事が出来るのなら、累の方に助けを差しのべる。
それはクロオ自身が愛情に、情緒に欠けているからだと思っていた。だからクロオは口ではマシュに援護しながら、実は累の方に共感を覚えている。
累が言う『本当の絆』の方を求めたい。だが恐怖や暴力でそれが作れないことは十分知っている。
『真実の愛』に関しても自分にはあらかじめ愛情など欠けていると分かっている。
いや、分かっていたつもりだった。
最後の瞬間、自分がそんな人間じゃなかったことに気づいた。
今なら本当に家族を作れるかもしれない。幻影でも妄想でも母さんに、誰かに愛されたという記憶があるのなら、他の誰かに愛を注ぐことが出来るかもしれない。
累の言う『本当の絆』も今なら結べるかもしれない。
だから――累が絶体絶命の危機で変わる事が出来るのなら、累の方に助けを差しのべる。
「私はあなた達の家族にはまだなれません。でも、死ぬのが怖いなら、私はあなた達を命懸けで守ります」
累の手を包むマシュに対し――累はもう片方の手を突き出した。
「違う。お前は、僕の……家族だ、妹だ」
累は虚ろな表情で、両指から糸をだし、マシュを奪った盾ごと籠目模様の球体で包む。
――血鬼術・殺目篭
それを大小二重にしてマシュを覆った。
「兄は妹を命がけで守るものだ」
戯言だな、と累は内心自嘲した。累自身実際にそのような事を行った事がない。
「お前だけは逃げろ」
ただ、累の中にある妄執ともいえるものが、マシュを放逐するという選択を取らせた。
累の手を包むマシュに対し――累はもう片方の手を突き出した。
「違う。お前は、僕の……家族だ、妹だ」
累は虚ろな表情で、両指から糸をだし、マシュを奪った盾ごと籠目模様の球体で包む。
――血鬼術・殺目篭
それを大小二重にしてマシュを覆った。
「兄は妹を命がけで守るものだ」
戯言だな、と累は内心自嘲した。累自身実際にそのような事を行った事がない。
「お前だけは逃げろ」
ただ、累の中にある妄執ともいえるものが、マシュを放逐するという選択を取らせた。
累はマシュを教会の天井を突き破って、放り投げた後、しばらくじっとしていたが。
「兄さん……僕はあのお方に立ち向かおうと思う。協力してくれるか?」
クロオに対して目つき鋭く睨み、鬼の本能に抗うことを決心した。
あの女とあの女が語る先輩とやらの行動、絆。それに対する心底から湧き上がる恐怖に近い感情。それは無惨による絶対的な死の恐怖より優った。
この正体を知らないまま死ねない。そう思ったからこそ、無惨へ刃向う気になった。
「いいよ。半分くらいは君と一緒に死んでもいいかなって思ってる。もう半分は、そんな危険な奴は、ミクニ君に危害を加える前に殺そうと思ってる。
でもさ、前に入ったよね。兄は弟のいう事を何でも聞いてあげたいものだって。だから僕と一緒に戦ってくれでいいんだよ、こういう場合」
クロオは累に向かって優しく微笑んだ。クラスメートが見れば驚くであろう程優しい笑みだった。
「支給品を調べたら、こんな物があったんだ」
そう言って、クロオはデイバックから4つの物を取り出した。
一つは黄色の瓢箪。二つは硝子で造られた瓢箪状の大小の酒壺だ。三つとも中には水か何かが入っている。
大きい方の硝子の瓢箪の酒壺は2、3歳児くらいの子供がすっぽり入るくらいの体積があるのではないだろうか。
小さい方の硝子の酒壺には、口に咥えさせる剣がセットでついてきている。
説明書によるとこれらは神便鬼毒酒。源頼光が酒呑童子を殺すのに、飲ませたという逸話の酒。
この酒はさらに強力で、魔力があれば三つの瓢箪からほぼ無限に出て、鬼も人も何もかも溶かしてしまうという。
もっとも、これはただ流せるだけで、制御などできない。
おそらくこれは、所有者を無理やり生かす悪刀『鐚』と合わせて使用するように支給されたのだろう。
簡単に言えば、密閉空間の中、互いにいる状態で神便鬼毒酒を内部に満たせば、相手は溶けても『鐚』を使っている自分は生き残れる、というわけだ。
「相打ち覚悟なら、何とかいけるんじゃないかな」
これで殺せなくても、最後の支給品である『暁光炉心』がある。
これは何らかの動力炉の様で、恐らく電気が蓄積されていると思われる。水溶液が電気をよく流し、人を感電死させる事は、実際にこの方法で殺しているから良く分かる。
鬼を弱らせる『神便鬼毒酒』とそれで壊れた『暁光炉心』の電撃を合わせれば殺しれるだろう。
それでだめだったら? それまでの事だ。どうせ一度は死んだ身だ。
「失敗したら、一緒に地獄へ行こうよ、弟。せっかく家族になったんだ。そこまでは付き合うよ」
「……どうして、お前はそこまでする気になったんだ?」
奇妙な質問だと思った。先程兄は弟のいう事を何でも聞いてあげるものだとクロオが言ったばかりなのに。死ぬまで守ろうとするのは本物の絆のはずなのに。
「家族を作りたいってところに共感したからだね」
クロオは顔を覆う包帯の、耳の部分を外した。耳たぶは無惨に半分がギザギザに切り取られていた。
「元の家族の母さんは、歪な僕を殺せなかったから。逆に僕は母さんを殺した……自殺に追い込んでしまったから」
これがその証拠だよ、とクロオは今まで見せなかった暗い表情を累に見せた。
「つらかった。本気で愛していた母さんを死なせてしまった事が。だから僕は記憶を無理やり捻じ曲げたんだ。自分が殺したって。
弟も多分そうだよ。家族を求めるのも、それを無理やり縛り付けようとするのも封じた記憶の欠片がそうさせるんだ、きっと」
累はクロオを糸で打った。そこには怒りも憎しみも無かった。ただ「今すぐ口を止めないといけない」という恐怖が反射的に身体を動かした。
「今のは核突いたから? それとも同情だと思ったから? でも本当の愛情に満ちた家族を作りたいって思いは君と同じで本物さ。
だから、あのお方とやらを殺すのも本気だよ」
累はあえてクロオを無視し、天井を見上げた。
「もうすぐあのお方が来る」
累には分かる。教会の入り口に隠し切れないほどの憤怒と鬼気を感じる。
「地下室まではあのお方を僕が何とか連れて行ってみせる」
累は全力の赤い糸を指から出し、天井に張り巡らせた。
「これで生き残ったら、お前と、お前の知り合いと、あの女と家族について改めて語りあかしたくなってきた」
累はクロオが出した黒布を全身に纏い、階段を登って行った。
「……弟。そういう台詞、僕たちの時代じゃ『フラグ』って言うんだよ」
そう言ってクロオは累に対し、朗らかに笑いかけた。
「兄さん……僕はあのお方に立ち向かおうと思う。協力してくれるか?」
クロオに対して目つき鋭く睨み、鬼の本能に抗うことを決心した。
あの女とあの女が語る先輩とやらの行動、絆。それに対する心底から湧き上がる恐怖に近い感情。それは無惨による絶対的な死の恐怖より優った。
この正体を知らないまま死ねない。そう思ったからこそ、無惨へ刃向う気になった。
「いいよ。半分くらいは君と一緒に死んでもいいかなって思ってる。もう半分は、そんな危険な奴は、ミクニ君に危害を加える前に殺そうと思ってる。
でもさ、前に入ったよね。兄は弟のいう事を何でも聞いてあげたいものだって。だから僕と一緒に戦ってくれでいいんだよ、こういう場合」
クロオは累に向かって優しく微笑んだ。クラスメートが見れば驚くであろう程優しい笑みだった。
「支給品を調べたら、こんな物があったんだ」
そう言って、クロオはデイバックから4つの物を取り出した。
一つは黄色の瓢箪。二つは硝子で造られた瓢箪状の大小の酒壺だ。三つとも中には水か何かが入っている。
大きい方の硝子の瓢箪の酒壺は2、3歳児くらいの子供がすっぽり入るくらいの体積があるのではないだろうか。
小さい方の硝子の酒壺には、口に咥えさせる剣がセットでついてきている。
説明書によるとこれらは神便鬼毒酒。源頼光が酒呑童子を殺すのに、飲ませたという逸話の酒。
この酒はさらに強力で、魔力があれば三つの瓢箪からほぼ無限に出て、鬼も人も何もかも溶かしてしまうという。
もっとも、これはただ流せるだけで、制御などできない。
おそらくこれは、所有者を無理やり生かす悪刀『鐚』と合わせて使用するように支給されたのだろう。
簡単に言えば、密閉空間の中、互いにいる状態で神便鬼毒酒を内部に満たせば、相手は溶けても『鐚』を使っている自分は生き残れる、というわけだ。
「相打ち覚悟なら、何とかいけるんじゃないかな」
これで殺せなくても、最後の支給品である『暁光炉心』がある。
これは何らかの動力炉の様で、恐らく電気が蓄積されていると思われる。水溶液が電気をよく流し、人を感電死させる事は、実際にこの方法で殺しているから良く分かる。
鬼を弱らせる『神便鬼毒酒』とそれで壊れた『暁光炉心』の電撃を合わせれば殺しれるだろう。
それでだめだったら? それまでの事だ。どうせ一度は死んだ身だ。
「失敗したら、一緒に地獄へ行こうよ、弟。せっかく家族になったんだ。そこまでは付き合うよ」
「……どうして、お前はそこまでする気になったんだ?」
奇妙な質問だと思った。先程兄は弟のいう事を何でも聞いてあげるものだとクロオが言ったばかりなのに。死ぬまで守ろうとするのは本物の絆のはずなのに。
「家族を作りたいってところに共感したからだね」
クロオは顔を覆う包帯の、耳の部分を外した。耳たぶは無惨に半分がギザギザに切り取られていた。
「元の家族の母さんは、歪な僕を殺せなかったから。逆に僕は母さんを殺した……自殺に追い込んでしまったから」
これがその証拠だよ、とクロオは今まで見せなかった暗い表情を累に見せた。
「つらかった。本気で愛していた母さんを死なせてしまった事が。だから僕は記憶を無理やり捻じ曲げたんだ。自分が殺したって。
弟も多分そうだよ。家族を求めるのも、それを無理やり縛り付けようとするのも封じた記憶の欠片がそうさせるんだ、きっと」
累はクロオを糸で打った。そこには怒りも憎しみも無かった。ただ「今すぐ口を止めないといけない」という恐怖が反射的に身体を動かした。
「今のは核突いたから? それとも同情だと思ったから? でも本当の愛情に満ちた家族を作りたいって思いは君と同じで本物さ。
だから、あのお方とやらを殺すのも本気だよ」
累はあえてクロオを無視し、天井を見上げた。
「もうすぐあのお方が来る」
累には分かる。教会の入り口に隠し切れないほどの憤怒と鬼気を感じる。
「地下室まではあのお方を僕が何とか連れて行ってみせる」
累は全力の赤い糸を指から出し、天井に張り巡らせた。
「これで生き残ったら、お前と、お前の知り合いと、あの女と家族について改めて語りあかしたくなってきた」
累はクロオが出した黒布を全身に纏い、階段を登って行った。
「……弟。そういう台詞、僕たちの時代じゃ『フラグ』って言うんだよ」
そう言ってクロオは累に対し、朗らかに笑いかけた。
【E-3 教会跡/1日目・朝】
【累@鬼滅の刃】
[状態]:殴られた頬が熱くなってきた
[装備]:呪碗のハサンの黒布@Fate/Grand Order
[道具]:食料(人肉)
[思考・状況]
基本方針:家族を、作ろう
1:赤の他人でも命懸けで手を結ぶ絆という考えへの恐怖感。
2:その恐怖感が無惨様への恐怖、支配に優り、今は一矢報いて生き残りたい。
3:生き残ったなら、家族に関して改めて考えたい。
[備考]
※参戦時期は首を切られたその瞬間ぐらい
[状態]:殴られた頬が熱くなってきた
[装備]:呪碗のハサンの黒布@Fate/Grand Order
[道具]:食料(人肉)
[思考・状況]
基本方針:家族を、作ろう
1:赤の他人でも命懸けで手を結ぶ絆という考えへの恐怖感。
2:その恐怖感が無惨様への恐怖、支配に優り、今は一矢報いて生き残りたい。
3:生き残ったなら、家族に関して改めて考えたい。
[備考]
※参戦時期は首を切られたその瞬間ぐらい
【神居クロオ@ラブデスター】
[状態]:全身に裂傷、打傷。学生服ズタボロ
[装備]:悪刀『鐚』@刀語、二乃の睡眠薬@五等分の花嫁、神便鬼毒酒@Fate/Grand Order、暁光炉心@Fate/Grand Order
[道具]:基本支給品一式
[思考・状況]
基本方針:家族を、作ろう
1:ミクニ君と累の為にあのお方とやらを嵌めて殺す。
2:生き残ったなら、マシュを僕らの『家族』にしよう。
[備考]
※参戦時期は死亡後
[状態]:全身に裂傷、打傷。学生服ズタボロ
[装備]:悪刀『鐚』@刀語、二乃の睡眠薬@五等分の花嫁、神便鬼毒酒@Fate/Grand Order、暁光炉心@Fate/Grand Order
[道具]:基本支給品一式
[思考・状況]
基本方針:家族を、作ろう
1:ミクニ君と累の為にあのお方とやらを嵌めて殺す。
2:生き残ったなら、マシュを僕らの『家族』にしよう。
[備考]
※参戦時期は死亡後
教会の天井を突き破り、マシュを包んだ球体は宙を舞っていく。
赤い糸は太陽の光で蒸発してゆき、だんだんと解れて行く。
だが、地面に衝突するまでは持ち、内部のマシュに衝撃を一切与えず墜落した。
完全に蒸発し、糸の檻から解放されたマシュが見たのは、ハートと、そしてリンゴの生る樹。
「恐らくここはF-2地区。早く戻らないといけません」
マシュはオルテナウスの出力を全開にし、教会へ向かって北東に駆け出した。
赤い糸は太陽の光で蒸発してゆき、だんだんと解れて行く。
だが、地面に衝突するまでは持ち、内部のマシュに衝撃を一切与えず墜落した。
完全に蒸発し、糸の檻から解放されたマシュが見たのは、ハートと、そしてリンゴの生る樹。
「恐らくここはF-2地区。早く戻らないといけません」
マシュはオルテナウスの出力を全開にし、教会へ向かって北東に駆け出した。
マシュは勘違いしていた。この木は地図にある『ハートとリンゴと生命の木』ではなく、円城周兎の死体から生えた木だったのだ。
【C-3/一日目・朝】
【マシュ・キリエライト@Fate/Grand Order】
[状態]:健康
[道具]:基本支給品一式、基本支給品一式(食料除く)、霊基外骨格@Fate/Grand Order、トンプソン・コンテンダー@Fate/Grand Order、救急箱@現実、22口径ロングライフル弾(29/30発)、ランダム支給品0~1(累のもの、未確認)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める
1:累たちを助けたい
2:酒呑童子を止めたい
3:先輩(藤丸立香)と合流したい
[備考]
※参戦時期未定。少なくとも酒呑童子およびBBと面識あり
※円卓が没収されているため、宝具が使用できません。
※霊基外骨格は霊衣として取り込んだため、以降自分の意志で着脱可能です。
※鬼滅世界における稀血、それに相当する栄養価のようです。
[状態]:健康
[道具]:基本支給品一式、基本支給品一式(食料除く)、霊基外骨格@Fate/Grand Order、トンプソン・コンテンダー@Fate/Grand Order、救急箱@現実、22口径ロングライフル弾(29/30発)、ランダム支給品0~1(累のもの、未確認)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いを止める
1:累たちを助けたい
2:酒呑童子を止めたい
3:先輩(藤丸立香)と合流したい
[備考]
※参戦時期未定。少なくとも酒呑童子およびBBと面識あり
※円卓が没収されているため、宝具が使用できません。
※霊基外骨格は霊衣として取り込んだため、以降自分の意志で着脱可能です。
※鬼滅世界における稀血、それに相当する栄養価のようです。
| 前話 | お名前 | 次話 |
| 第二回放送 | 累 | 鬼神爆走紅蓮隊・愛 |
| 通常攻撃が円卓でデミサーヴァントの妹は好きですか? | 神居クロオ | |
| マシュ・キリエライト | 前園甲士様は告りたい-元公安の生存頭脳戦- |