やがてのあしたに星がふる ◆FTrPA9Zlak
夜闇の道路を、一人の女が静かに歩いている。
顔色はまるで死人のように青白く、もし常人がこの場でその姿を見れば、薄汚れた着物姿も相まって幽霊とも見たかもしれない。
実際に、女自身も自分のことを幽霊ではないかと思っていた。
「生きている様子ですね、足もありますし」
女、鑢七実はここに来るまでの記憶を回想する。
土佐・清涼院護剣寺で、弟・七花との決闘に破れ死んだはずだ。
最後の言葉を噛んでしまったこともはっきり覚えている。
土佐・清涼院護剣寺で、弟・七花との決闘に破れ死んだはずだ。
最後の言葉を噛んでしまったこともはっきり覚えている。
ともすれば、ここはあの世かとも思ったが、完治したはずの体を蝕む病魔は何故か未だに体内に巣食っている。
果たして死後の世界にこのような苦しみは存在するのだろうか。
果たして死後の世界にこのような苦しみは存在するのだろうか。
せっかく悲願が叶い弟の手で彼岸に行けたというのに。
「とっても不愉快なものですね」
びぃびぃと名乗った女を七実は見たはずなのに、何故か彼女に対して何も分からなかった。
まるで彼女を見る上で、何かしらの妨害でもかけられたような感覚だった。
まるで彼女を見る上で、何かしらの妨害でもかけられたような感覚だった。
分からないことだらけだが、今分かっていることは一つ。
この場には弟である鑢七花がいるということだ。
「七花、少しは成長してるのかしら」
自分を殺した七花が、一体どんな刀になっているのか。
それを見て、あわよくばもう一度戦い果てることができればいい。
それを見て、あわよくばもう一度戦い果てることができればいい。
弟の所有者であるとがめに関しては、出会った時に考えればいいだろう。
そんなことを考えながら歩いていると、ふと視界の隅に一つの影が見えた。
普段ならば別に誰かがそこにいたとしてもこちらに触れるなどしない限りは気にもとめないはずだったが。
普段ならば別に誰かがそこにいたとしてもこちらに触れるなどしない限りは気にもとめないはずだったが。
その時見えたそれに対しては、思わず意識を割いていた。
今の七実自身の状況もあってだろうか。
今の七実自身の状況もあってだろうか。
もしこの場に第三者がいたとすれば、傍から見てこう語っただろう。
死人のような女が二人いる、と。
死人のような女が二人いる、と。
◇
「私、鑢七実と申します」
「………」
「あなたのお名前は?」
「イユ」
「………」
「あなたのお名前は?」
「イユ」
舗装された道の端。
鑢七実と、その隣に座りこんでいる真っ黒な服を着た少女は、互いの名を名乗り合う。
鑢七実と、その隣に座りこんでいる真っ黒な服を着た少女は、互いの名を名乗り合う。
「一つお伺いしてもいいでしょうか。
イユさん、でしたかしら。あなた、ずいぶん変わった体をされているようですが」
イユさん、でしたかしら。あなた、ずいぶん変わった体をされているようですが」
遠慮もなく直球で問いかける七実。
イユはその問に機嫌を悪くしたでもなく、ただ沈黙を続ける。
イユはその問に機嫌を悪くしたでもなく、ただ沈黙を続ける。
七実はこの問いかけを投げた時点で、こんな言い方の質問でも問題ない存在だというところまでは認識していた。
ついでに言えば、こちらの問いかけには答えるがそうでなければ会話として続かない様子だ。
問題はどこまで答えてくれるかだが。
ついでに言えば、こちらの問いかけには答えるがそうでなければ会話として続かない様子だ。
問題はどこまで答えてくれるかだが。
「どうしてそんな体をしているのですか?」
「―――――」
「―――――」
口は開いた。しかし言葉が出てこない様子。
何があったのか自分が認識していない、知らないという辺りか。
何があったのか自分が認識していない、知らないという辺りか。
七実は話している最中、ずっとイユを見ている。
駆け引きを行う、嘘を言おうとしているという様子はない。
駆け引きを行う、嘘を言おうとしているという様子はない。
問いかけを変えることにした。
「この名簿に書いてある名前ですが、あなたの知人はいますか?」
机の上の明かりをつけ、名簿を渡す七実。
イユの瞳が動き、その文字をなぞっていく。
イユの瞳が動き、その文字をなぞっていく。
すると、ある一つの名前を口にした。
「千翼」
「お知り合いですか?」
「千翼は、アマゾン。だけど、殺したらダメなアマゾン」
「あまぞん、とは?」
「――――」
「知らないようですね、まあいいでしょう。
その千翼という方があなたの知り合いと」
「千翼は―――私の痛みになってくれるって、言ってた」
「お知り合いですか?」
「千翼は、アマゾン。だけど、殺したらダメなアマゾン」
「あまぞん、とは?」
「――――」
「知らないようですね、まあいいでしょう。
その千翼という方があなたの知り合いと」
「千翼は―――私の痛みになってくれるって、言ってた」
一瞬だが、そう答えたイユの口調の中にほんの微かにだが、これまでの答えるだけだった彼女ではない、親愛に近いものが混じっているような気がした。
「千翼、探さないと」
そう言って立ち上がったイユ。おそらくは目的ができたことで移動することができるようになったのだろう。
七実に目もくれることなく、静かに道を歩いていく。
七実に目もくれることなく、静かに道を歩いていく。
会話というか問いかけだらけだったが、この場に来て最初に出会った人物だ、こちらの探し人を知っていることもないだろう。
「そうですか。お話、ありがとうございます。さようなら」
別にここで別れたところで何でもない。
七実もまた、別れの挨拶を告げた後、イユの体を抜き手で貫いた。
七実もまた、別れの挨拶を告げた後、イユの体を抜き手で貫いた。
◇
鑢七実。
刀を持たぬ剣術・虚刀流の家に生まれ、しかしその技を継承されることがなかった者。
刀を持たぬ剣術・虚刀流の家に生まれ、しかしその技を継承されることがなかった者。
ある世界の日本において日本最強と言っても過言ではないと称された存在。
「人間一人に到底収まりきれぬ」とも言われたその天才性から生まれた瞳、見稽古はあらゆる技術、能力を自身のものとして習得することができるものである。
それをもって七実はイユの体の状態を見て、ある程度の理解をしていた。
「人間一人に到底収まりきれぬ」とも言われたその天才性から生まれた瞳、見稽古はあらゆる技術、能力を自身のものとして習得することができるものである。
それをもって七実はイユの体の状態を見て、ある程度の理解をしていた。
彼女が生きていないこと。死体のまま、何らかの術で動かされているということを。
新手の忍術なのか、それとも変体刀のような未知の技術なのか。そこまではまだ分からなかったが。
新手の忍術なのか、それとも変体刀のような未知の技術なのか。そこまではまだ分からなかったが。
同時に彼女としては珍しく、その肉体に興味も湧いていた。
死体ならば、果たしてこの手で貫けばどうなるのだろうか。
その興味のままに、イユの腹に手を突っ込んでいた。
死体ならば、果たしてこの手で貫けばどうなるのだろうか。
その興味のままに、イユの腹に手を突っ込んでいた。
「―――アマゾン」
瞬時の判断で七実は腕を引き抜き、その体を蹴り後ろに一気に下がる。
七実の体が飛び出すと同時に、周囲を熱と衝撃波が覆った。
七実の体が飛び出すと同時に、周囲を熱と衝撃波が覆った。
直後に、七実を追う形で全身を黒い羽で包んだ異形が飛び出す。
「なるほど、それがあまぞんというものですか」
その姿を見て、死体の原理を理解し、目の前にいる存在を把握した。
カラスアマゾン。それはイユがアマゾンを狩るために与えられた姿。
イユの戦うべき相手はあくまでもアマゾン。
そうでなければC4――自身の所属するチームのメンバーの指示なくしては戦うことはない。
イユの戦うべき相手はあくまでもアマゾン。
そうでなければC4――自身の所属するチームのメンバーの指示なくしては戦うことはない。
この場合。
自分の体を貫いた女が敵対者であり、同時に安々と自分の体を貫ける者に対して変身する必要があると認識。
アマゾンではないにしても例外的に応戦の必要があると判断し、装着された腕輪、アマゾンレジスターを起動させたのだ。
自分の体を貫いた女が敵対者であり、同時に安々と自分の体を貫ける者に対して変身する必要があると認識。
アマゾンではないにしても例外的に応戦の必要があると判断し、装着された腕輪、アマゾンレジスターを起動させたのだ。
カラスアマゾンへと変身したイユは、敵対者、七実に対して腕を振るう。
それをこともなげに身を反らして避け、その胸部に掌底を打ち込む。
その衝撃に後ろに下がるカラスアマゾン、しかしすぐに態勢を立て直して舞うように飛び蹴りを放つ。
その衝撃に後ろに下がるカラスアマゾン、しかしすぐに態勢を立て直して舞うように飛び蹴りを放つ。
(怯まない、やはり死体だから痛みもないということですか)
足を受け持ち上げて、逆に振り回して地面に叩きつけながら七実は思考する。
先の掌底は虚刀流奥義・鏡花水月。並の人間であれば胴体を粉砕されているだろうものだ。
先の掌底は虚刀流奥義・鏡花水月。並の人間であれば胴体を粉砕されているだろうものだ。
確かに並の人間よりは頑丈な体をしてはいるが、強い手応えはあった。
これが頑丈さゆえなのか、それとも本当に痛手を与えていないのか。
これが頑丈さゆえなのか、それとも本当に痛手を与えていないのか。
地面に叩きつけられたカラスアマゾンは、それでも怯むことなく足を振り回して七実の体を宙に舞わせる。
態勢を整える間も与えず、舞い上がった七実の体に撃ち込まれる肘打ち。
しかし七実は真庭忍法、足軽を使用し自身の体重を失わせることで触れられる直前に風圧に体を任せて回避。
同時に大きく吹き飛ばされながらも地に足をつける七実の体へ更に腕が振り抜かれる。
態勢を整える間も与えず、舞い上がった七実の体に撃ち込まれる肘打ち。
しかし七実は真庭忍法、足軽を使用し自身の体重を失わせることで触れられる直前に風圧に体を任せて回避。
同時に大きく吹き飛ばされながらも地に足をつける七実の体へ更に腕が振り抜かれる。
重さがなくなった体でまるで風に揺られる羽毛のように受け流したところで追い打ちのように足が振るわれ。
七実はその瞬間、足払いをかけてその体を宙に浮かし、拳を叩き込んだ。
七実はその瞬間、足払いをかけてその体を宙に浮かし、拳を叩き込んだ。
虚刀流五の奥義・飛花落葉。
鎧を纏っていようとも内部の肉体に衝撃を与えることができる鎧通しの技。
それは頑丈な皮膚を縫ってカラスアマゾンの内部へと強い衝撃を与えた。
鎧を纏っていようとも内部の肉体に衝撃を与えることができる鎧通しの技。
それは頑丈な皮膚を縫ってカラスアマゾンの内部へと強い衝撃を与えた。
間髪入れずに七実がその体を蹴り飛ばすと、カラスアマゾンは倒れ込み黒い血液をゴボリと吐き出した。
変身が解除され生身へと変化するイユの体。
変身が解除され生身へと変化するイユの体。
腹には穴が空いており、その奥からは飛花落葉によりぐしゃぐしゃに潰れた内臓が見える。
流れる血はドス黒く、生きた人間が流す赤いものとは異なる異常さを感じさせる。
流れる血はドス黒く、生きた人間が流す赤いものとは異なる異常さを感じさせる。
しかし、それだけの損傷を負いながらもイユは立ち上がった。
それを感情のない瞳で見る七実は、今度こそトドメを刺そうとゆっくりとした歩幅で歩み寄り。
イユの体がガクリ、と足から崩れ落ちる。
「………」
七実はその様子をじっと見ていた。
内臓が破裂したことで体の均衡軸が崩れうまく歩けない様子だ。
いや、そもそも生きていれば歩くこともできないはずだ。
内臓が破裂したことで体の均衡軸が崩れうまく歩けない様子だ。
いや、そもそも生きていれば歩くこともできないはずだ。
歩み方を覚えた赤子よりも拙い歩を進めるイユに、七実は一気に距離を詰めた。
回し蹴り、打突、手刀。あらゆる打撃技を打ち込まれ、そのたびにイユの肉体は砕けていく。
肩は吹き飛び、顔の片方は潰れ、吹き飛んだ臓物が周囲に鉄の臭いを漂わせる。
肩は吹き飛び、顔の片方は潰れ、吹き飛んだ臓物が周囲に鉄の臭いを漂わせる。
だというのに、目の前の少女はまだ動いていた。
這いつくばるように前に進み、こちらへと進んでくる。
這いつくばるように前に進み、こちらへと進んでくる。
どうしてそこまでして動くのだろう。
違う。自分の意志で動いているのではない。
”これ”は動かされているのだと、七実は察する。
びぃびぃの手によるものか、あるいは別の何者かによるものか。
それはまるで操り人形のように。
違う。自分の意志で動いているのではない。
”これ”は動かされているのだと、七実は察する。
びぃびぃの手によるものか、あるいは別の何者かによるものか。
それはまるで操り人形のように。
同時にアマゾンの体を見て理解した七実はふと思ってしまった。
もしも自分が死んだ後にも、安らぎを与えられずこんな風に無理やり動かされ続けたらどうなるのか。
もしも自分が死んだ後にも、安らぎを与えられずこんな風に無理やり動かされ続けたらどうなるのか。
悪刀・鐚のように無理やり生かすのではなく、既に死んだものを無理やり動かす。
いや、もしかして、今の自分は。
既にこれと同じなのではないか。
既にこれと同じなのではないか。
(私をこんな不快な気分にさせたものは、ありませんでしたね)
あまりにも嫌な可能性を脳裏に過ぎらせたことで、不快感を顕に顔をしかめる七実。
共感したわけではない。ただ、自分がこうなっていたらという想像から生まれたもの。
共感したわけではない。ただ、自分がこうなっていたらという想像から生まれたもの。
その苛立ちをぶつけるように、七実はイユのボロボロの体を持ち上げた。
目の前のそれを完全に消すために。
「……がて――しが…る、ほ…がふる…ぉ」
「……?」
「……?」
ふと、その口が何か言葉を発していることに気付き、その口を耳元に寄せた。
「こ、ころ、ときめいて、ときめいて、くる」
それは歌だった。
何かの衝撃で生きていた頃を回想しているのか、それともそういう行動を取るように決められているのか。
何かの衝撃で生きていた頃を回想しているのか、それともそういう行動を取るように決められているのか。
歌う死体。多くの人はおぞましいと感じただろう。
その静かに歌う死体を前に、七実はその歌だけを聞き入っていた。
もう反撃してくることもないだろうその死体の歌を、持ち上げたまま聞き。
その静かに歌う死体を前に、七実はその歌だけを聞き入っていた。
もう反撃してくることもないだろうその死体の歌を、持ち上げたまま聞き。
歌が終わった辺りで、その体に七花八裂を叩き込んで粉々に粉砕した。
◇
だいぶ体が汚れてしまったと感じた七実は、とりあえず肌についたものだけでもと鞄に入っていた水で洗い流した。
服についたものに関しては、今は我慢するしかないだろう。
服についたものに関しては、今は我慢するしかないだろう。
地面に転がったイユのバッグも拾い中身を確認し、見て、服の代わりになりそうなものがないことに少し落胆する。
とりあえずこれからはどうしたらいいか。
自分の中にあれに埋め込まれていたものと同種のものがあるのかどうかは分からない。何しろ体内はあらゆる病巣で溢れかえっている。一つ増えたところで気付けない。
自分の中にあれに埋め込まれていたものと同種のものがあるのかどうかは分からない。何しろ体内はあらゆる病巣で溢れかえっている。一つ増えたところで気付けない。
それでも、あれと同じものが自分の中にある可能性は否定したかったし、その存在にも嫌悪感があった。
改めて名簿に目を通す七実。
現状聞いているのは千翼というものがあまぞんであり。
名簿を見る限りだとクラゲアマゾンなるものもいるらしい。
自分の名前の場所とそれらの位置から見るに、この名簿が知り合いで纏められているものだと考えられる。
イユの下に並んだコブラという名前もあまぞんなのか、上にいくと見える水澤悠、鷹山仁という者もあまぞんかその関係者なのか、その上にずらりと並んだ中野という名を持つ者たちはどうなのか。
現状聞いているのは千翼というものがあまぞんであり。
名簿を見る限りだとクラゲアマゾンなるものもいるらしい。
自分の名前の場所とそれらの位置から見るに、この名簿が知り合いで纏められているものだと考えられる。
イユの下に並んだコブラという名前もあまぞんなのか、上にいくと見える水澤悠、鷹山仁という者もあまぞんかその関係者なのか、その上にずらりと並んだ中野という名を持つ者たちはどうなのか。
「その辺りは会ってみれば分かりますか」
一旦判断は保留としつつも、一つの方針は固めた。
そのアマゾンという雑草は毟っておいた方が精神衛生上いいだろう。
そのアマゾンという雑草は毟っておいた方が精神衛生上いいだろう。
実際のところは分からないし、ただの八つ当たりのようなものかもしれないが。
そうしてイユが行くはずだった道の先に七実は歩みを進めていった。
七実が去った後。
周囲に飛び散った黒い血や肉片。
周囲に飛び散った黒い血や肉片。
その中でひときわ大きな血溜まりとなった場所に転がった機械の腕輪。
イユが装着していたアマゾンレジスターは、暗闇の中灯していた光を静かに消した。
【イユ@仮面ライダーアマゾンズ 消滅】
【E-6/1日目・深夜】
【鑢七実@刀語】
[状態]:疲労(大)、若干不機嫌
[装備]:
[道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品2~6(確認済み、衣類系は無し)
[思考・状況]
基本方針:適当にぶらつく。細かいところをどうするかはその時々で判断。
1:七花を探す。とがめに関しては保留。
2:アマゾンに不快感。見つけたら毟りたい
[備考]
※参戦時期は死亡後ですが、体の状態は悪刀・鐚を使用する前の病弱状態です。
※自分が生きているのはアマゾン細胞によるものではないかという可能性を考えています。
また、その想像に対して強い不快感を感じています。
【鑢七実@刀語】
[状態]:疲労(大)、若干不機嫌
[装備]:
[道具]:基本支給品一式×2、ランダム支給品2~6(確認済み、衣類系は無し)
[思考・状況]
基本方針:適当にぶらつく。細かいところをどうするかはその時々で判断。
1:七花を探す。とがめに関しては保留。
2:アマゾンに不快感。見つけたら毟りたい
[備考]
※参戦時期は死亡後ですが、体の状態は悪刀・鐚を使用する前の病弱状態です。
※自分が生きているのはアマゾン細胞によるものではないかという可能性を考えています。
また、その想像に対して強い不快感を感じています。
前話 | お名前 | 次話 |
Debut | イユ | Eliminated |
Debut | 鑢七実 | どうにもならない事があっても幸福な君を守ってあげる |