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眼科 2008年度


p.287
【問題001】
<(3)の解答を×→○に訂正しました。参考文献を記載します。不明な点があればご指摘下さい。>

(1)RBm第3版 R-2、標準眼科学第9版p178、ラングマン人体発生学第8版p365-374
(2)標準眼科学第9版p179・184、ラングマン人体発生学第8版p365-374
(3)解答を×→○に訂正。水晶体小胞形成異常で無水晶体眼と先天性白内障になるとのことです。 標準眼科学第9版p60、ラングマン人体発生学第8版p365-374
(4)標準眼科学第9版p179、ラングマン人体発生学第8版p365-374
(5)RBm R-2、標準眼科学第9版p178
(6)標準眼科学第9版p178
(7)標準眼科学第9版p1
(8)標準眼科学第9版p40
(9)RBm第3版 R-3、標準眼科学第9版p214
(10)RBm第3版 R-4、標準眼科学第9版p95
(11)RBm第3版 R-34、標準眼科学第9版p152
(12)RBm第3版 R-8、標準眼科学第9版p7・8
(13)yn J-5、標準眼科学第9版p162
(14)yn J-5、標準眼科学第9版p162
(15)yn J-96図参照、標準眼科学第9版p222
(16)RBm第3版 R-9、標準眼科学第9版p269-273
(17)RBm第3版 R-10、標準眼科学第9版p229
(18)標準眼科学第9版p139
(19)RBm第3版 R-11、標準眼科学第9版p280
調節力は近点の逆数から遠点の逆数を減じたもので、ジオプトリー(D)を単位として表される。
(20)標準眼科学第9版p240
上・下直筋は正面から23°外転した位置で、純粋な上・下筋として作用する。上斜筋・下斜筋は51°内転した位置で眼球を下転または上転させる作用が最大となる。
(21)RBm第3版 R-12、標準眼科学第9版p215

P.288
【問題002】
解答の訂正と参考文献を記載します。
解答:c,d → a,b,(e)へ訂正
a:RBm第3版 R-21・61、標準眼科学第9版p135
b:RBm第3版 R-21、標準眼科学第9版p268
c:RBm第3版 R-65、標準眼科学第9版p133
d:RBm第3版 R-55、標準眼科学第9版p115
e:RBm第3版 R-77、標準眼科学第9版p232
f:RBm第3版 R-21、標準眼科学第9版p215

p.288
【問題003】
解答の訂正はありませんが、参考文献を記載します。
yn H-70、今日の治療薬2008

p.288
【問題004】
解答の訂正はありませんが、参考文献を記載します。
yn H-59、今日の治療薬2008

p.289
【問題005】
解答の訂正はありませんが、参考文献を記載します。
yn F-78、今日の治療薬2008

p.290
【問題009】
解答:a.e→c,e
解説:
a. ○:紫外線(以下UV)には波長の長い順にUV‐A,B,Cがあって長いほど物質を透過し、短いほど有害です。具体的にはAは水晶体、Bは角膜、Cはオゾン層で吸収されます。眼底には届きません。眼科的にはAは加齢、Vit.Cなどと相まって白内障の原因に、Bはスキーの後に起こりやすい雪目、また、直射日光と埃が多い地域では翼状片の原因になります。
c. ×:水晶体を保持してるのは解説どおりZinn小体ですがこれは毛様体小体なので水晶体小体ではありません。

p.290
【問題011】
{解答:b,c→b,e→やはりb,c

解説:各選択肢はどれもぶどう膜炎を引き起こします。豚脂様角膜後面沈着物は前部ぶどう膜炎(虹彩毛様体炎)で起こりやすいので若年関節リウマチ(小間接型)、サルコイドーシス、ベーチェット、強直性脊椎炎が可能性があります。原田病は主に後部ぶどう膜炎です。サルコイドーシスの豚脂様角膜後面沈着物は鉄板、ベーチェットは前房蓄膿がキーワードなので今回は外します。若年関節リウマチは慢性の虹彩毛様体炎で、他のほとんどの前部ぶどう膜炎と異なり、眼痛、羞明、結膜充血が現れない傾向があるそうです。一方、強直性脊椎炎は一般的な前部ぶどう膜炎のようなのでこれなら豚脂様角膜後面沈着物が現れるかと判断し、解答を変更しました。
しかし決定的な根拠はないのでどなたかご意見ありましたらお願いします。
参考文献:STEP眼科のぶどう膜炎の項、MECビデオ講座など

解答者様お疲れ様です。解答者様はぶどう膜炎の発症部位で考えているようですが、当方は肉芽腫性か非肉芽腫性かで考えてみました。
TEXT眼科学p154のサルコイドーシスの項目に、「肉芽腫性のぶどう膜炎により豚脂様角膜後面付着物がみられる」というような記述があります。肉芽腫性ぶどう膜炎をきたすのは、サルコイドーシスの他に原田病だと思われます。(TEXT眼科学p155の原田病の項目に「急性および慢性の肉芽腫性炎症」と書いてあります。)なので、当初の解答b,cであっているのかな?と思いました。
しかし、授業プリントでは解答者様のように炎症部位で分類されており、また、原田病で豚脂様角膜後面沈着物がみられるという明確な記述が見つからなかったので確かではないですが・・・

というわけで、引き続きご検討お願いします。

改めてSTEPを読み返すと「肉芽腫性のぶどう膜炎により豚脂様角膜後面付着物がみられる」という説明を見つけました。また、QBのP.72には豚脂様角膜後面付着物がみられるのはサルコイドーシスと原田病である、という記載があることを確認しました。お騒がせしましたが解答はやはり、サルコイドーシスと原田病でいいかと思います。
皆さん協力していただきありがとうございました。

p.291
【問題016】
解答の訂正:e→a
アトロピン点眼は遠視の度合いを正確に把握するため。
子供の場合、遠視があっても、ピントを合わせる力が強く、本来の遠視を隠してしまう。遠視が原因で内斜視となっている場合、純粋性調節性内斜視という。
この場合の治療は、遠視矯正眼鏡で治療する。(手術は禁忌)
乳児の場合は+2±2Dが普通としている文献もあるが、3歳児で4.5Dは遠視であるので、この場合、内斜視の原因となっている。

p.292
【問題018】
解答 40歳)a、50歳)b、60歳)e →40歳)a、50歳)c、60歳)e
に訂正します。

解説を追加すると、
グラフより調節力は、40歳が4.5D、50歳が2.5D、60歳が1Dと読めます。
(訂正前の解答は、グラフを40歳を5D、50歳を3D、60歳を1Dと読んでいます。)
よって、近点はその逆数でよいので(遠点は無限遠だから)
40歳:1/4.5=0.222222...(m)=約20cm
50歳:1/2.5=0.4(m)=40cm
60歳:1/1=1(m)

  • p.293
【問題 020】
「急性緑内障発作で見られるものをすべて選べ」
解答 c.d.e. → b.c.d.e. では?

○(急性緑内障発作での)他覚所見には毛様・結膜充血、角膜浮腫、対光反射の欠如などがある(RB minor R-79)
○対光反射は消失する(標準眼科学10版 p.95)

解説では、対光反射は「減弱」となっていましたが、「対光反射は減弱~消失する」と、ざっくり考えてよいのではないでしょうか。

p.297
【問題028】
解答:(3)増殖期→増殖型(福田 B-Ⅳ)
解説:左目は一部硝子体出血あるが、明らかな網膜剥離ない。また、視力低下は1ヶ月前より自覚していることから最終出血は1年以内であると考えられる。よって、増殖性網膜症(福田分類B-Ⅳ)である。
参考文献:STEP眼科p.249、100%眼科p142

  • p.297~299
【問題 030, 031, 032】
講義プリントに、問題に使用された、またはそれに近いと思われる写真があったので、よろしければ参考にしてください。角膜ヘルペスの写真もあるよ。

参照プリント「角膜 結膜 強膜の講義(2007/01/30、3限)」
 ○問題 030(角膜内皮の写真?):プリント4枚目の左中段
 ○問題 031(角膜ヘルペスの写真):プリント5枚目の右上段
 ○問題 032(顔面帯状疱疹の写真):プリント5枚目の左中段

眼科 2007年度


2007年【問 31】(p.279)と
2006年【問 31】(p.448)について。
「眼外傷の救急措置について正しいもの」

(2)強い外力による場合は、穿孔、破裂を生じている場合があるので無理に開眼しない。
   ↓
2007年 ×:開眼困難な場合は点眼麻酔薬を滴下し開眼させ、外傷の程度を確認する。
2006年 ○:無理はしない。

同じ問題ですが、解答・解説が異なっています。

p.280
【問 36】
「ERGが消失または著しく減弱する疾患は次のうちのどれか。」
解答b → e
元の解答はbとなっていますが、解説の内容からeかと思われます。
なお、2006年度の問36と同一問題で、解答は同じくeとなっています。


眼科 2006年度



p.455
【問 47】
「0.1の視標を3mの距離から見えたときの視力は次のうちどれか。」
解答b → c
解説の内容から解答はcかと思われます。
また、2007年度の問47と同一問題です。


コアカリ眼科 2007年度過去問解答(仮)について


【問題 4】
「眼内異物を疑った際、MRIが禁忌となる理由」
解答 ②視神経 について

磁性異物で損傷される恐れがあるのは視神経に限られるのでしょうか?

【問題 7】
「緑内障について正しいものすべて選べ」
解答 b.e. → b.d.e.

解説で「d.は、プロスタグランジン関連の点眼薬についての記載が無いので不十分」とありますが、β遮断薬と炭酸脱水素酵素阻害剤が緑内障に対する点眼薬なのは間違いないので、素直に d.○ としてよいのではないでしょうか。

【問題 8】
「緑内障について正しいものすべて選べ」
解答 b.は○ → a.も○、b.○

a. ○:ノッチング(乳頭辺縁部が限局的に薄くなった場所)にはしばしば乳頭出血が見られる。正常眼圧緑内障に多く見られ、特に進行を示唆する所見として重要である(標準眼科学 10版 p.87)
d. ×:中心暗点 → 傍中心暗点

【問題 10】
「網膜病変について正しいものすべて選べ」
解答 a.b.d. → b.c.d.

a. ×:網膜静脈閉塞の機序には「①動静脈交叉部で、硬化した動脈による圧迫。動脈硬化・高血圧による ②血液粘稠性の亢進。慢性白血病や多血症 ③血管壁異常。糖尿病など」がある。①の動脈硬化・高血圧が重要。(標準眼科学 10版 p.134)
c. ○:糖尿病による動眼神経麻痺では、動眼神経主核線維の障害(虚血による内部の障害、外眼筋に分布)により、複視が最初に現れやすい。(yn2009 J-16)

【問題 22】
「甲状腺眼症でみられるものをすべて選べ」
解答 2.3.4. → 1.2.3.4.5.
1. 甲状腺機能低下症5. 外眼筋炎もみられる(2008卒試【問題 026】解説に従いました)

【問題 23】
「水晶体について正しくないものをすべて選べ」
解答 1.2.3.4. → 3.5.
c. ×:水晶体を保持してるのはZinn小体(毛様体小体)で、水晶体小体ではない。(2008卒試【問題 009】解説に従いました)





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+ ...
【問題 16】
解説 サルコイドーシスは・・・非乾酪類上皮細胞肉芽腫が前進多臓器に生じる。 → 全身多臓器

【問題 18】
d. 12ヶ月 → 12歳

【問題 22】
解説 Graefe徴候(家宝視の際に・・・) → (下方視の

【問題 27】
解説 類点 → 涙点



最終更新:2009年09月21日 13:22