妊娠論者のターンAガンダム

妄想小説、その後の二人

最終更新:

turna

- view
メンバー限定 登録/ログイン

 

以下は、http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1174453388/から引用

 

 ディアナ・ソレルのよしなに日記 in2007

761 :通常の名無しさんの3倍  2008/06/26(木) 14:09:26 ID:???  
秋の日、近所の農場へ収穫作業を手伝いにきた
農家旦那「朝早くから来てもらって悪いねえ」
言葉は少ないが親切なご主人だ
農家奥様「ローラちゃんも来てくれたの?うちの悪ガキもよろこぶわ」
ローラ「おばさま、ごきげんいかがですか?」
娘のローラがしっかり挨拶をする
普段は甘えん坊で暴れん坊な愛娘も一度外へ出ると愛想を振りまくかわいい子になる

子供達は芋堀を、僕とご主人で麦の収穫をすることにした
普段から学校でも仲がいいというここの息子さんとローラは仲良く芋を掘りながら
土を投げつけあったりして戯れていた
出産後、ディアナ様の乳の出が悪いからとたまたま同時期に出産をしたここの奥様に
乳を分けていただいていたこともあり、この二人はある意味兄妹のように育ったせいで本当に仲がいい
暴れている二人を制止するようにこの農家の長男が注意する
女の子もいいけど、男の子も欲しいなあ

収穫作業に熱中していると車のクラクションが聞こえた、作業を中断して車の方へ近付く
農家奥様「ご主人と娘さんに手伝っていただいて、さらに奥様にお弁当までご用意していただいちゃって」
ディアナ「いえいえ、サンドイッチなどはパンに具を挟むだけですから」
ローラが母親に飛びついて甘える、やはり外面は良くても中身はまだまだ甘えん坊だな
ディアナ「はい、あなたの分」
笑顔のディアナ様を太陽の下で見ると、いつも以上に美しく思える
もう何年も一緒に住んでいるのにそのたびに違うお顔が見えて、さらにどんどん愛しいと思えるんだ

収穫作業も一通り終わると大きな箱に野菜と小麦を詰めて持たせてくれた
農家旦那「もってけよ」
農家奥様「足りなかったらまた取りに来てね」
僕はお礼を言って箱を車に積む、ローラはまだここの弟と戯れていたがもう帰るということがわかったのか
ローラ「じゃあまた学校でね」
お別れの挨拶をしていた
ローラ「おじさま、おばさま、ごきげんよう」
車に乗り込み自宅へと向かう
ローラ「でね、お父様。先生がね・・・」
学校に行く年になってからはすっかり学校の話ばかりをする、よほど楽しいみたいでよかった

 

762 :通常の名無しさんの3倍  2008/06/26(木) 14:10:10 ID:???  
ローラは自宅に着くと元気に車から降りて玄関を開けて家の中に飛び込んでいった
僕はいただいた野菜の箱を持って玄関へと向かう
ロラン「ローラ、ちょっと玄関のドアを開けておいてくれないか」
家の中に箱を入れるとエプロンをしたディアナ様が夕食の準備をしていた
母親になってから特に家庭のことは自分でしたがるようになったディアナ様
言っても聞かない性格だからお任せしていたらもうすっかり立派なお母様になられています
ディアナ「お帰りなさい、あなた。今日のスープはおいしいわよ」

食べ終わり食器を片付けるディアナ様、そのままお茶を入れて持ってきてくださった
その横で母親の手伝いをしているつもりのローラは僕の膝の上に座ってきて小さなカップでお茶を飲んでいる
ディアナ「そういえばもうすぐ栗も落ちるころですねえ、マロングラッセを作りましょうか」
ロラン「お母様のマロングラッセはおいしいんだよ」
ローラは今日のことを楽しそうにディアナ様にお話をしていた
そして眠くなったのか、そのまま僕の膝の上でうとうとしはじめたので寝室へ連れていって寝かしつけた
きっとディアナ様も子供の頃はこういう感じだったのではないかと思えるくらい天使のような寝顔
僕はそっとおでこにキスをして
ロラン「ローラおやすみ、また明日」

水色の毛糸の玉をテーブルの上に置いて何かを編んでいるディアナ様
手招きされて近寄ってみるとなにやら採寸するかのように編みかけの水色を僕の体に合わせてみる
ロラン「これ、僕のですか?」
ディアナ「ええ、セーターになる予定ですよ」
へー、母親になるとこういうことまでできてしまうのかと感心してしまった
隣の椅子に座ってじっとその作業を見ていると
ディアナ「あの子、一人では寂しいのかしらねえ」
不思議そうな顔でディアナ様の顔を覗き込むとちょっと赤くなってうつむいたディアナ様が続ける
ディアナ「ほら、一人っ子で寂しいのかなって、私もずっと一人で育ったから」
ロラン「ああ、でも農家のお子さん達と仲良くしていたので大丈夫じゃないですか?」
しばらくの沈黙があって
ディアナ「私もあの子を産んでからまた体力が戻って来てますから、ほら、その、もう一人産めるのではと・・・」
ああ、僕はなんて鈍感なんだろうか、そう思いながらちょっと赤くなってしまった
セーターを編んでいるディアナ様を後から抱き寄せた
月の明かりがとてもまぶしくて、ああ今日は満月なんだなあと
ディアナ様が編み物をしている手を止めて、僕はディアナ様に口付けをする
ディアナ「ロラン、私は本当に今まで幸せですよ、ありがとう」
ロラン「僕も幸せですよ、ディアナ様、ありがとうございます、これからもずっと幸せでいましょうね」

 

ウィキ募集バナー