以下は、http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1186981722/から引用
ディアナ様が結婚して妊娠して死ぬって本当?その2
- 704 :通常の名無しさんの3倍 2008/05/23(金) 16:13:50 ID:???
- 長文ばかりで申し訳ないですが妊娠論者ですw
富野氏の記事なりインタビューなりは正直あまり見てないので氏の意見と合うかどうかわかりませんが
過去の議論を見るに死亡論者の方々はどうも竹取物語部分を除外して設定ばかりを気にされていると思うのです
元々竹取物語の元にあるであろう話ってご存知ですか?日本の神話なんですが
ちょっとスレ違いになりますがご容赦
天孫降臨で高千穂に下りたホノニギギノミコトがコノハナサクヤヒメを見初めて求婚
父親であるオオヤマツミは姉のイワナガヒメと共に二人を嫁がせるのですが見た目の悪いイワナガヒメを
ホノニギギノミコトが送り返してしまいます
このイワナガヒメが岩のような長寿を司るといわれる神様で、オオヤマツミは天皇家の長寿を願ってイワナガヒメを
送り出したのに戻してしまうとは、天皇家の人々は木の花のような短い命しか享受できないだろうというエピソード
またコノハナサクヤヒメはすぐに妊娠したためホノニギギノミコトが他の人の子供じゃないかと疑い
もし自分の子ならばこの火の中でもちゃんと出産できるはずだということで燃えている部屋で出産をさせた
このエピソードからコノハナサクヤヒメは火山である富士山に祭られるようになる
で、竹取物語の最後の段になるわけですが
天皇がかぐや姫から貰った不死の薬と羽衣を富士山で燃やすということに繋がるわけです
神話部分は人間の寿命がなぜ短いのかを説明しているわけですが
それを受けて竹取物語でも不死否定と富士山を持ち出してきて主人公はコノハナサクヤヒメの化身と思われるかぐや姫を使い
天皇家との繋がりをもって物語を構成しています
さらに富野氏は不死否定はそのままに、富士山ではなくロストマウンテンを持ち出し火山のように爆破させ
それらの主人公にディアナを使いました
この不死否定をどうとらえるかに死亡論者の方々が諸説あるのは理解できますが
本作品中では単純に不死の薬を富士山に捨てたという竹取物語程度の描き方しかされてないですね
作品中にはディアナが何度か体力のないところを見せています、よく語られる白の宮殿からの移動時だけでなく
建国宣言記念式典でソレイユに乗り込んだとき、エレベーターが使えないからと階段で登る際にも息切れを起してかなり辛そうではあります
しかしすぐに死に直結するほどの老化というか体力の衰えは描かれていないと思うのです
最後ベッドで眠るディアナは2年のうちでもまったく変わらない若い顔をしているのであまり先が短いと取るのもどうなんだろうと思います
長く生きるよりも人間らしく生きたいとするディアナの心情がこの作品の主題でもあるだろうし
もう一つの主題がおそらく命のつながりだと思うので長寿を捨てたディアナが子供を生んで次の代に繋いでいくことは
この物語でも普通の流れだろうし、さらにウィル・ゲイルとのことは上述(>>700)しておりますが竹取物語の筋通りとすれば
指輪は彼との云々ではないことは説明できると思います
ここで後残るのが父親はだれなんだと言うことになるんですがw
ロラン以外の男性がエピローグに登場しないのと、上述(>>681)しておりますソシエの行動からみて
やはりロランじゃないかなと、ここはもう想像の域になりますがそう思う次第です
- 748 :通常の名無しさんの3倍 2008/05/25(日) 17:30:52 ID:???
- ディアナってのは作者にとってのワイルドカードなんですよね
1000年生きているのに19歳の少女でさらに女王でもあり作中で入れ替わって普通の少女にもなった
しかも設定なんてありゃしない、なんでないかって当たり前の話でこれはワイルドカードだから
元々いるはずもないかぐや姫の設定を永遠論じても仕方ないんだよねw
作中に出てくるすべての女性には強い個性が当然あるがキエルにはないと評されることが多い
これは途中からディアナとキエルをまぜこぜにするからなんだが、かといってディアナの個性が消えたわけじゃない
なぜならワイルドカードだから、少女役までディアナが食ってしまった証拠でもある
で、肝心のエンディング部分なんだが
基本的におれは妊娠論者なので上述しているおれの意見は妊娠という観点からしか分析していないんだが
ワイルドカードキャラクタである以上、持っている意味は当然一つではないと思うんだな
だからエンディングもワイルドカード的なエンディングだと思うんだよ
上述している部分ともかなりかぶってしまうんだけど、竹取物語の元の話である神話も寿命をテーマにしている
この作品自体もテーマは寿命だが、単純にどう死んでいくかと言うのではなく、死ぬからにはどう生きるかってのを
テーマと感じられるんだよね、だから富野氏に珍しく登場人物があまり死んでいかないんだと思う
最後のディアナの描き方ってのは上述している羽衣天女説も念頭においていただいた上で
やっと寿命を手に入れられた(どう生きていくかを選べるようになった)ディアナのその後なわけなんだな
元々がワイルドカードキャラクタなのだけど、その中から女王とかカリスマという部分が消えて老女でも少女でもない女性になるわけだ
だから人によっては「ああ、このまま死んでいくんだ」とも見えるし「ああ、母親になったんだ」とも見えるんだな
老女でも妊婦でも介護が必要なことに変わりなく、その意味でロランが付き添っているわけで
どちらも正しいといえば正しいと思うんだ
ディアナがどう死んでいくかの物語になるわけで、しかしその死んでいくかということがつまりどう生きていくかという
なんかややこしい話にしちゃいましたね
おれとしてはいろいろと上述している理由により死ぬ前には生命のサイクルとして出産をすると思っていて
その父親がロランかどうかはまったくわからんが、多分ロランなんだろうなと思うわけだ
あと出産した子供云々はもう考える必要もあるまい、竹取物語部分はエンディング前にすでに消化されてしまっているし
作者が書きたいことも終わったんだろうからそこから先は各々が勝手に妄想すればいいことだと思う
- 830 :通常の名無しさんの3倍 2008/05/29(木) 11:31:16 ID:???
- >>828-829の連投に続き、少々気になった点があるので追記します、妊娠論者です
今回は少々妊娠と関係なく、コレンが「みのむし、おとひめ」と歌っている部分についてです
おとひめは乙姫のことでありディアナのことでもあるわけで、これは浦島太郎の物語で有名ですが
浦島太郎が竜宮城(月の冬の宮殿の比喩)にいて地上に戻ったら700年過ぎていたと言う物語を
比喩していることは容易に想像できるのですが、みのむしはなんだ?と思うわけです
26話になれば祭りの場面でコレンがたくさん出てきてそれなりのヒントがありそうですが
ことコレンに関してはとんちんかんなセリフが多いのと破天荒な行動を取るので今までのようにキャラの
視線やらセリフ回しからでは想像しにくいのでこのみのむしに何か隠されていないかと思ったわけです
しかし記憶を辿る限りみのむしの出てくるメジャーな物語は特に思いつかず、ちょっとググってみましたら
枕草子にみのむしの単語が入っているのがひっかかりました
蓑虫、いとあはれなり。
鬼のうみたりければ、親に似てこれも恐ろしき心あらむとて、親のあやしき衣ひき着せて、
「今、秋風吹かむをりぞ、来むとする。待てよ」と言ひ置きて逃げて去にけるも知らず、
風の音を聞き知りて、八月ばかりになれば、「ちちよ、ちちよ」と、はかなげに鳴く、いみじうあはれなり。
蓑虫はかわいそう
鬼の生んだ子供だから、母親に似て子供も恐ろしいだろうと、あやしい服を着せられて捨てられたにも関わらず
「秋風の吹く頃には迎えにくるから待ってろ」と言われて逃げ捨てられたにも関わらず
秋風吹く頃に父よ父よとはかなげに鳴くから本当にかわいそうだと
うーん、これっぽいのかな?
ターンA的には家族のあり方みたいのがテーマの一つにあると思うが
鬼の子供であり父親に捨てられた恐ろしい子供、秋には父を思って泣くかわいそうな子供
この辺りが次のテーマかな?そういえば祭りって収穫祭だったはずだから秋祭りか ふむふむ
- 865 :通常の名無しさんの3倍 2008/05/30(金) 12:36:50 ID:???
- >>863
テンションそんなに低いわけじゃないんですよw
ただ初期の頃と違っていろんな場面で伏線だとか対比が出てくるので書き始めると1話でもかなりの
ボリュームになってしまって焦点を絞りにくくなっているのはあるかもしれません
素直にディアナとロラン、ソシエとロランだけ追っていればいいのだろうけど、それにすら周囲との対比が
必要なんで省けないんですよね
で、ちょっと昔話の比喩ついでに
蝶が出てくる昔話がありました、「蝶ねえ」というお話ですがこれがもう、ねえw
興味のある方はググって読んでみられてはいかがかと思います
- 936 :妊娠論者 ◆TCyVgXRnbM 2008/06/03(火) 16:51:27 ID:???
- 本来よしなにスレに書くべきかもしれんが、過去少々出した蝶ねえのパターンで行くとだね
山荘で暮らすディアナとロラン、ロランはいつかヴィシニティの町に帰らなければと思いつつ
美しいディアナとの生活が楽しくて仕方ない
いつの間にかディアナはロランとの子供を産む、それは女の子だった
その子をあやす度にロランはヴィシニティのソシエのことを思い出して仕方ない
ディアナに聞いてみるが「私達のことをだれかに話したら私はもうこの姿であなたに会えないの」という
ディアナを失いたくないロランは何度かガマンをするが、女の子が成長するたびにソシエに見えてしまう
ロランはディアナに「絶対ナイショにするから」とヴィシニティの町へ行く
3年ぶりにヴィシニティに戻ったロラン、当然矢継ぎ早にナニをやってたんだよと問い詰められる
のらりくらりと交わせるような感じではなく仕方ないので
「月の女王ディアナ様が引退されたので一緒に暮らしていたんだ」
うそつくなよ、だれも信じないのでロランが案内して山荘へ行ってみるとそこにはディアナの跡形もなかった
そして湖には大量の死んだ蝶が浮かんでいたのであった
- 945 :妊娠論者 ◆TCyVgXRnbM 2008/06/03(火) 22:28:08 ID:???
- Wikiで自分の投稿をまとめようと思ったけど面倒なので挫折している妊娠論者です
どなたかがまとめなりを作っていらっしゃればそこに甘えてしまいたい気分です
蝶ねえはあくまでも一例ですから、あまり気になさらずにw