概要
ライプチヒ研がプロトガンダムXを改修した機体。後にヴァンによって奪取され、機体色を白、スカイブルー、アイスグリーンのトリコロールに変えられてストライク・ウルブズ(旧第09独立機械化混成部隊)の下で運用されることとなる。愛称はオリジナルと同じく「GX」
前進のプロトガンダムXは一年戦争後の戦いの中で損傷し、ジオンの残党によって極秘裏に鹵獲されていた。そして、その残党からシステムセイレーネを手がけたチームに渡り、チームがアイン・レヴィの手引きでライプチヒ研に合流した際に持ち込まれるなどの紆余曲折を得て改修されたのがこの機体である。
ジオン軍残党とその同盟勢力は一年戦争最終盤の戦いで大破及び回収されたGXビット数機と共にプロトガンダムXの解析を行ったが、両機ともフラッシュシステム周りとサテライトシステム部分が大破していた上に、元々ブラックボックス化していたことで全く情報を得られないまま数年の月日が流れることとなった。(唯一手に入れられた情報は背部リフレクターによる推進関係の情報ぐらいである)
その後解析は断念され、最低限の修復と保存処理をされていたプロトガンダムXは、ライプチヒ研に運び込まれた際に最新技術及び同じく運び込まれたGXビット数機のパーツを使って修復と改修が行われることとなった。
機体の形状はオリジナルのガンダムXに近くなっており、武装もシールドバスターライフルや大型ビームソード(増設されて合計2本装備されている)などがGXビットから移植されている。一方、ブレストバルカンは使い勝手を向上させるために肩付近に移動させられ、ウイングゼロのように装甲カバー内に格納されるブレストマシンキャノンに改修された。
解析ができなかったことからフラッシュシステムやサテライトシステム(背部リフレクターによる推進関係以外)はオミットされ、それに伴いGコンが必要ないグリプス戦役時最新の操縦席に改装された。そして、機体各部には背部リフレクターの技術を応用したリフレクトスラスターが新たに搭載されている。
これらの事情から最大攻撃力は低下(サテライトキャノンがないため)したものの、運動性や機動性はオリジナルより格段に向上しており、空戦においてはこの時代の非可変機MSの中でもトップクラスの性能を誇っている。
また、武装がシンプルなもののみになったことでパイロットの実力がもろに反映される機体となったが、パイロットによってはグリプス戦役後期のMS群とも互角に戦える性能に仕上がっている。
また、武装がシンプルなもののみになったことでパイロットの実力がもろに反映される機体となったが、パイロットによってはグリプス戦役後期のMS群とも互角に戦える性能に仕上がっている。
武装
シールドバスターライフル
大型ビームソード×2
ブレストマシンキャノン×2
大型ビームソード×2
ブレストマシンキャノン×2