種別:通常音源/マーク:裏グー/HP:50/PW:10
ILLUST:えんぴぃ
【ボーカル】怪しい曇行き 20+
AP対象のPWの分だけ威力が増加する。
この技は、相手のステージ上にPW30以上のボーカルが存在する場合、あなたの手札1枚を
バックヤードに送る事で、じゃんけんの手と勝敗に関係無く使用できる。
【コーラス】曇天に染まる
後攻専用。このフェイズ中、ステージ上の全てのボーカルはじゃんけんマークを裏グーに変更する。
「戦略バトル!エントリーデッキ1/2」で登場。
ボーカル技はAP対象のPW分威力が上がる効果と、相手のステージ上にPW30以上のボーカルがいればコストを支払う事で技を発動出来るようになる常在効果を持ち合わせている。
前半の効果は
ルークや
なないろニジと同じパンプアップ効果。相手が高PWなほど威力が上がるのでPW30~50を相手にした時は50~70とそれなりの打点になる。環境中はPW30以上が好まれているので打点には苦労しないだろう。
PW30でHP50以下のカード、PW40でHP60以下のカードであれば一撃で沈めることができる。なおPW40をもつボーカル内でこの技を受けきれるのは、体力が全回復状態の
波音リツキレ音源のみなので実質PW40全員を確定一発圏内に収める事が出来る。
しかしそれよりも後半の常在効果に目が引かれるだろう。相手のステージ上にPW30以上のボーカルが1体でもいれば、手札を1枚捨てる事でこの技が使えると言う効果のおかげで、じゃんけんの手に関わらずボーカル技を連
打する事が可能となっている。発動のしやすさだけで言えば、
OKマークを凌いでいるとも言えるだろう。
コーラス技を使わずにボーカル技が使えるようになるので、
声葉等で
カウンター技への対処も可能だったりする。常在効果ゆえの強みと言えるだろう。
HP50あるおかげで、
初代テトを含めたPW40勢に通常アピール1発でダウンされないのも強み。出した手に関係なくボーカル技が使えるので、高PWビートの戦略であったボーカル技をじゃんけんで潰すと言う戦法が全く効かない。
初代テトを一撃で倒せるなどなど、徹底した高PWメタとなっている事が分かるだろう。過去のテキストと比べるのも愚かもしれないが、同じく高PWメタとしてデザインされていた
真琴カナタ(1.5弾)と比べると「メタってもボーカル技を発動しにくい」と言う弱点を克服しているのが伺える。
この効果のおかげでPW20以下のボーカルにも活躍の場が増える事になるだろう。今まではボーカル技を発動出来なかった時の保険としてPW30以上が優先されていたので、今後は事故死を防ぐ為に高PWの採用を見送ると言う現象も起こりうる。またボーカル技を援護するコーラス技、低PW支援技も増えてきているので「物理で殴るUTAカ」が過去のものになるのもそう遠くは無いだろう。
PW10と低いおかげで
無償さん(C05-16)でリアニメイトできたり
南極リョクで
サーチ出来たりと低PWサポートを受ける事が出来る。ボーカル技発動権が常在効果なおかげで、特殊オンステージと併用してもボーカル技で奇襲が簡単なのも強みである。
高PW相手にはめっぽう強いこのカードだが、逆に低PWを相手にすると全く手が出せなくなってしまう。相手がPW20以下のみを使うプレイングだと、威力が20~40と弱体化し2番目の任意効果も使えなくなるだけではなく、追加効果も無いバニラ技。さらにPW10と通常アピールにも期待出来ない。
とても優秀な効果を持っているが、相手と状況を見極めて使わないと足を引っ張るので、オンステージさせたり維持をする必要があるかはよく考えた方が良いだろう。
コーラス技は後攻専用のじゃんけんマーク変更技。この効果ではステージ上のボーカル全員を裏グーマークに変更する。
轟栄一から始まったじゃんけんマークサイクルも、ついに裏じゃんけんマークとなって登場した。
使い方としては今までとほとんど変わらず、冒頭のじゃんけんでグーを出して負けた時に使う事になるだろう。ボーカル技をメインに使うデッキなら
重音テッドや
轟栄一同様すんなり使う事が出来るだろう。後攻でもボーカル技が使える点を利用して
黒堵ビスクや
凍音フィン(C04-14)のような通常のタイミングで使うと旨味がないボーカル技の補助としても使える。
比較対象としては
騒音ユズヤ(C05-15)が上がるか。あちらはじゃんけんに負けてれば手札コスト1枚でいつでもボーカル技が使えるのが強みである。ただし通常音源にしか使えないのでAppend Duetにも使いたいなら
後音曇流(C05-05)と使い分けよう。
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最終更新:2018年03月10日 15:12