パー/VIP/HP:50/PW:40
ILLUST:禿山の禿鷹
【ボーカル】安価で動く ?
山札から1枚公開し、その音源のボーカル技を自分の技として使用する。
公開したカードはバックヤードに置く。
【コーラス】滅びのジュース
味方ボーカル1音源を選択してから、じゃんけんする。
勝ったら40回復、負けたら40ダメージ。
テトハーフデッキで登場。
テトが生まれたVIP板のスレにおいて、一番最初に投下されたネタ画像が由来のキャラクターである。
頒布前まで情報が伏せられていた、テトハーフデッキのシークレットカードだった。
ちなみにカードゲーム上音源として扱うが、現実では音源ではない。似たような境遇には派生キャラクターである
モモわさんがいる。
通常音源で唯一の配分であるHP50 PW40を持つボーカル。この配分のおかげで、現在も多くのプレイヤーから採用され、相手にされて悩まされた1枚である。
「UTAUカードゲームで一番強いカードって何?」と聞かれたら大体の人はこのカード(
初代テト)と答えるだろう。それくらいこのカードはゲームバランスに影響しており、「UTAUカードゲームは初代テトが音源達を殴るゲーム」と言われる事もある。
後にニコニコ動画の【UTAらじ!#05】内にてゲストとして登場したUTAUカードゲーム企画者、ハリーさんが初期カードのPWで殴る脳筋戦法を、一例として「初代様がUTAUっ子達をボコボコに殴るゲーム」と紹介していた。
PW40が強力なのは言わずもがな、ボーカル技に依存せず常に高い威力を放つ事が出来るのは、ダメージアドバンテージを稼ぐうえでは最も有効な手段である。
ボーカル技が積み込まない限り不安定な為、パーで勝つ必要は基本的に無い。その為グーと
チョキを出しやすく、相手の厄介なボーカル技をじゃんけんで防ぎ高い威力の通常アピールを叩き込むと言うプレイングが主な戦法となる。相手のチョキマークとパーマークを持つボーカルはボーカル技の発動を阻止されやすく、ボーカル技での対処はしにくいだろう。
逆にグーマークはボーカル技を発動させやすくなるだろう。しかしグーマークは幼い設定の音源が多くHPが低く設定される傾向があり、
初代テトの通常アピールで呆気なく退場する事が多い。
PW40には
春歌ナナ、
欲音ルコ♂、
召亜音リズ等居るがそれらはHP30~40であり、
初代テトはそれらよりも高いHP50を持つのも魅力の1つ。採用率の高いPW40勢の一撃を耐え、逆に返り討ちにする事が出来るのもこのボーカルの特権だろう。
破壊音マイコが相手だったりボーカル技を打たれなければ、基本ダウンする事が無く安定して場に居座れるのもこのカードの強み。このカードの存在からHP40以下の音源とHP50~60 PW20以下の音源、HP70~80の音源がアタッカーとして採用率を落としていると言ってもいいだろう。
逆にHP50~60 PW30の音源は2分の1の確率で
初代テトを倒せる為、通常アピールでの対抗策として人気が高い。
対戦相手として常に意識されるカードでもある。
初代テトの通常アピールを耐え、反撃2回以下で倒せるか否かが、アタッカーの指標となっていると言っても過言では無い。
むしろ無対策だと味方ボーカルがバッタバタとなぎ倒されていくため、
デッキを組む際は
初代テトに弱くないかだけは、しっかりと確認していきたい。
同じHP50 PW40を持つ通常音源は他に存在していない。やはり上記のとおり、ゲーム環境への影響を懸念しているのだろうか。
一方で、APPEND DUET音源であれば
ずもすと、
ずも奈、
召亜音リズ&召亜音グラッドがこの数値配分で登場している。比べても分かる通り、通常音源であるか否かで使いやすさが全く変わってくる。
ボーカル技は山札の一番上をバックヤードに送り、そのボーカル技を使うと言うもの。事前の準備が無ければ運の要素が強く、安定性に欠ける。
運任せに使う場合はデッキの内容をある程度絞った方が良いだろう。
大和内庵のような、使用後にダウンやダメージを負う等のデメリット効果、威力30以下の実質バニラ技を組み込まない等、工夫次第で火力は維持出来るだろう。
春歌ナナや
ブラードと組み合わせれば、グーかパーの技の中からならどの技でも選べる、ある程度オールマイティな技になる。
箱音ラムのコーラス技との相性は抜群である。手札から好きな音源を山札に置ける為、上記2枚では出来なかったチョキとOKマークも使えるようになった。後にこの戦法は「誘い受け安価」と言う名称が付けられる。
箱音ラムの登場時、同時期に出た
波音リツキレ音源を仕込み、
初代テトで使用すると言う戦法が大会で実際に使用されていた。本来APPEND条件を満たしオンステージしなければ使えない強力なボーカル技を、コーラス技1枚で使用可能になると言えば、どのくらい強力かは察しがつくだろう。
その後ルールブックver3.1にて、「APPEND DUETカードのボーカル技は、下に指定された音源(素材)が無ければ使用出来ない」と言うルールが付け足された。もちろん、そうなってしまった元凶はこのボーカル技である。さすがに新規ギミックであるAPPEND DUETカードが、本来の使い方をされずに
初代テトの弾丸として使われるのは宜しくないと判断されたのだろう。
後に達人シリーズが登場。
召亜音リズや
妹音ルン等の山札操作が増えて、より安価で動くが使いやすくなった。しかし前述の通り、APPEND DUETカードのボーカル技が同時期に使えなくなった為、あまり出番は無いだろう・・・と思っていたら
白玉と言う相性の良い音源が登場した。
白玉の項でも触れているが、
白玉のボーカル技との相性は抜群であり、使うと
初代テトは本来のHPが100になる。この技を使った瞬間に
初代テトはHP100 PW40と、
波音リツキレ音源や
ずもろくも真っ青になる魔物へと変貌する。本来のHPが100になる為
鼻音サンとは違い、
型破ルト等の回復技を問題無く使え、ゾンビ戦法も可能と言う点も恐ろしいところ。
ちなみに、このコンボ技は「おっきるなる初代様」と言う名称をUTAUカードゲーム公式から付けられている。まさかの公式推奨コンボである。
コーラス技はじゃんけんの勝敗で味方ボーカル1枚が回復するかダメージを負うかの二択を迫る技となっている。
じゃんけんに勝てばノーコストで40回復出来るので回復量に不満は無いが、じゃんけんに負けた場合の40ダメージとフォローが難しく、博打で使うには勇気がいるだろう。
響震路のボーカル技と併用すれば、確定の回復技となる。狐の影絵を多様するなら、使いやすい回復技になるだろう。
サザ音ランドを使われると、じゃんけんに勝とうが負けようが問答無用で40ダメージとなる。
その高いカードパワーから、度々入賞デッキに入ってるカードである。第1回目の公式トーナメントで優勝したデッキにも入り、
第2回目の公式トーナメントでは準優勝のデッキにもこのカードは組み込まれている。
「安価で動く」とは、2ちゃんねるで良く行われる、「指定したレス番号(アンカー)に書かれた指示に従って行動する」というゲームの事を指しており、
重音テトのプロフィールはこのゲームを使って作られた。
カードイラストの初代テトが持っている煙草のようなものは、「アンカーボルト」という建築資材である。
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最終更新:2017年05月13日 15:15