ターゲット1900
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utut
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1.特徴
■コンピュータによる出題頻度分析を行った先駆け。
現在ではすっかり当たり前で、他の単語帳では最近コーパスの反映も行われています。
2006年に改訂がされ(4訂版)、収録単語の1割が見直されました。
現在ではすっかり当たり前で、他の単語帳では最近コーパスの反映も行われています。
2006年に改訂がされ(4訂版)、収録単語の1割が見直されました。
■一語一義主義
まずは1つの単語について1つの意味をおぼえてほしいということです。
シンプルです。単語の中心的な意味をもとに派生させていこうというものです。
まずは1つの単語について1つの意味をおぼえてほしいということです。
シンプルです。単語の中心的な意味をもとに派生させていこうというものです。
ただ、多義語に対するフォローがもっとあると一義主義が生きてくると思うのですが、いまのところコラムなどの別枠はありません。
■抽象主義
読解は結局抽象的な議論を理解することだ、というスタンスから抽象的な単語を中心にセレクトしています。
読解は結局抽象的な議論を理解することだ、というスタンスから抽象的な単語を中心にセレクトしています。
■SECTION 1、SECTION2、SECTION3の3部構成
SECTION1は「常に試験に出る基本単語」800語、SECTION2は「常に試験に出る重要単語」700語、SECTION3は「ここで差がつく難単語」400語となっています。
SECTION1は「常に試験に出る基本単語」800語、SECTION2は「常に試験に出る重要単語」700語、SECTION3は「ここで差がつく難単語」400語となっています。
2.使い方
姉妹編に『ターゲット1400』という単語帳をもつためか、始めから難しく感じるのではなないでしょうか。また、抽象的な単語を中心にセレクトしていること、例文がすべて大学入試問題からのセレクトであることをあわせるとやはりかなり難しく感じるはずです。
■東大の最近のデータと比較してみます。(07~09)
+ | 比較データ |
⇒例年「ターゲット1900」による東大英語の単語カバー率は、57%前後です。
これはSEC2の派生語・関連語までおさえた場合です。そしてSEC3までおさえた場合
カバー率は59%になります。
⇒SEC1からの出題率は25%前後、SEC2からは7%前後、SEC3からは2%前後です。
これはSEC2の派生語・関連語までおさえた場合です。そしてSEC3までおさえた場合
カバー率は59%になります。
⇒SEC1からの出題率は25%前後、SEC2からは7%前後、SEC3からは2%前後です。
残りは基本的な単語が多いです。
+ | 参考1:【09年で、ターゲットには収録のない単語】 |
そしてSEC3から10語前後が出題されています。
+ | 参考2:【ここ3年で出題されたSEC3収録語】 |
①:『ターゲット1900』はやはり難しめの単語帳であると言えるでしょう。
編纂の意図としてもその傾向がありますから、そのとおりになっていて、最近の東大の傾向と乖離している可能性があります。
②:『ターゲット1900』を東大対策として使う場合の問題点は、
その難しさではなく、基本単語への習熟をいかに図るかということにあります。
すばやく英語をストレスなく理解する方法を、別に身につける必要があります。
③:そして、いかに効率よくSEC3に出現するような単語をクリアしていくか、
これがポイントになってきます。実際、上の参考2のリストは勉強していれば
どこかで目にしたことがあるような単語ばかりのはずです。
オススメの使い方 ⇒【高2の前半期に】×【SEC2までを】×【1日20語~】 |
完全にインプットとして使います。すると、時期を選ぶ必要があり、この『ターゲット1900』と並行してか、あるいはその後に単語の使い慣れをつくっていきます。 |
3.FAQ
Q:『速読英単語』を使ったほうがいいの?
『速読英単語』通称『速単』は他の単語帳とまったく編纂の意図が異なっています。
結論から言うと、見事『ターゲット1900』の基本単語への習熟という穴を埋めてくれています!ですから、『ターゲット1900』利用者で長文への対応に苦心している人はぜひ『速単』を使ってみてください。(詳しくは速読英単語を参照)
Q:SEC3は10語とはいえ、出題されていますが、ほんとにやらなくていいの?
SEC3あたりになると、たぶんデータ的にも怪しい単語が出ているのではないでしょうか。
やったわりには見返りが少ない、いわゆるコストパフォーマンスが悪いところだと思うのです。
それを克服するものとして英単語差分データを用意してみました。