ロッドマスター（エステル） - Vantage Master Portable 攻略 wiki

ロッドマスター（エステル）

●PHASE 1

メ：この辺りの森を
　　訪れるのも久しぶりですね。

　　以前より緑が深い様子……
　　たまにはゆっくりと
　　散策してみるのもいいかもしれませんね。

エ：あ、いたいた！

　　えっと、
　　あなたが《紫のメルレット》さん？

メ：ええ、そうですが……

エ：ふう、ようやく見つかったわ。

　　あたし、エステル、
　　エステル＝ブライトっていうの。

　　遊撃士をやってるんだけど、
　　近くの村の人に聞いて
　　メルレットさんを探してたのよね。

メ：そうですか、遊撃士の方でしたか。

　　ではやはり、どなたかの依頼で……

エ：あ、えっと
　　今日は仕事で来たんじゃなくって……

　　メルレットさんって、
　　たくさん弟子を育ててる事で有名な人なのよね。

　　それだったら、
　　ぜひあたしも鍛えて欲しいかなって。

　　うーん、実は
　　いい機会だから実力アップしときたいと思って
　　修行してたんだけど……

　　一人で修行するのって、意外と難しいのよね。

メ：……そうでしたか。

　　エステルさん、私は
　　世にネイティアルを伝える者……

　　エステルさんがそれを望むのなら、
　　私の知る召喚術をお教えしましょう。

エ：召喚術か……
　　うん、何だか勉強になりそうね。

　　ぜひお願いするわ、メルレットさん！

●PHASE 2

エ：ううっ……
　　召喚術って意外と大変かも。

　　あたし、頭を使うのとかは苦手なのよね。

メ：ふふ、それはまだ
　　基本的な事柄を確認しながら
　　行っているためですね。

　　心配は要りません。
　　慣れていくうちに
　　自然と行えるようになりますから。

　　エステルさんは、
　　どうして強くなりたいのですか？

エ：えっ？えーっと……

　　うーん、理由は
　　色々あると思うんだけど……

　　一言で言えば、
　　あたしが遊撃士だからかな。

　　遊撃士って、基本的にはみんなの依頼を聞いたり
　　困ってる人を助けたりする仕事だけど、
　　それって本当にいろんな形の力が必要になるのよね。

　　うーん、要するに、
　　あたしはまだまだ修行が足りないって
　　感じてるみたいで……

メ：エステルさんには、
　　目指している目標がおありなようですね。

エ：えへへ……
　　うん、そんな感じかな。

　　追いつきたい人とか
　　足を引っ張りたくない人とか……
　　あと、一緒に並んで仕事したい人とかね。

●PHASE 3

エ：よし、大分慣れてきたと思うわ。
　　実戦での扱い方も分かってきたし……

　　ふふん、このペースなら
　　いずれヨシュアを追い抜いちゃうかも。

メ：ふふ、上達の実感が
　　あるようで何よりです。

　　しかし、エステルさんは
　　いつも単身で全面に出てしまいますね。

　　もう少しネイティアルたちを
　　信頼することも必要だと思いますよ？

エ：あ、あはは……
　　やっぱり、自分で乗り込んでいく方が
　　性に合ってるみたいで……

　　えっと、メルレットさん？
　　どうかしたの？

　　これは闇の気配……
　　闇の力が強くなっていますね。

　　この様子では、
　　近々大きな戦争が起こるかもしれません。

エ：せ、戦争……！？

●PHASE 4

エ：す、すごい軍隊……
　　本当に戦争になっちゃうのかな……

メ：あそこに集結しているのは
　　ギド・カーンの軍ですね。

　　小国の宰相である彼が
　　大陸の征服を狙っているという
　　噂はありましたが……

エ：た、大陸の征服……？

　　そんなことしたら、大陸中の人が
　　戦争に巻き込まれちゃうじゃない。

　　も、もう……
　　そのギド・カーンって人は何を考えてるのよ！
　　とにかくやめさせないと……！

　　あっ、でも……

　　そ、そうだった。
　　遊撃士は、軍隊とかには干渉できないんだった……

●PHASE 5

エ：遊撃士にはいくつか規約があるんだけど、
　　その内の一つに「国家権力への不干渉」
　　っていうのがあって……

　　あたしたち遊撃士は、
　　国家の要職についている人には
　　一切干渉できないことになってるの。

メ；なるほど、
　　あくまで民間の組織なのですね。

エ：う、うん。
　　だからこそ幅広い活動ができるんだけど……

　　ああ、でもこういうときって
　　いつも手が出せないのよね。

　　とは言っても
　　このまま放っておくわけにも行くかないし……

　　ヨシュアなら、何か
　　いい手を思いつくんだろうけど……
　　ううう、一体どうすれば……

メ；エステルさん、一つ
　　お願いをしてもいいでしょうか。

　　遊撃士であるあなたに、
　　依頼を頼みたいのですが。

エ：えっ……

　　え、ええっ！？
　　メルレットさんが依頼！？

メ：ええ。
　　ただしその前に……

　　エステルさん、今のあなたの
　　実力を確かめさせてください。

●PHASE 6

エ：ええっと、メルレットさん。
　　さっきの話って、一体……

メ：ギド・カーン……実は彼も
　　以前私の元で修行していたことがあるのです。

　　少なくともその頃の彼は、
　　悪人ではありませんでした。

　　彼が何を思ってこのような事態を
　　起こしたのかは分かりませんが……
　　彼には一言伝えておきたいのです。

　　『実現したい事があるのなら、別の方法を探しなさい』
　　エステルさん、この言葉を
　　彼に伝えてはくれませんか？

エ：えっとそれって……
　　元師匠であるメルレットさんからの
　　伝言ってことよね？

　　あ、そっか。
　　それなら堂々と会いにいけるし……

　　うん、その後の成り行きで
　　一発ぶん殴っちゃっても仕方ないわよね！

メ：ふふ、その判断は
　　エステルさんにお任せします。

エ：そういうことならその依頼、
　　ぜひとも受けさせてもらうわ。

　　ありがと、メルレットさん！

●ENDING

エ：えっと、とりあえず
　　ぶっ飛ばして止めてきたんだけど……

　　でも、あのまま
　　放っておいてよかったのかなぁ。
　　また戦争を始めちゃう可能性だってあるし……。

メ：そうですね。

　　ですが、国や平和のあり方というものは
　　力によって決められるものではありません。

　　誰かのものではなく、みなが担っているもの……
　　そこで暮らす人々によって作られていくものです。

　　だからこそ、
　　それを支えるあなた方のような存在が
　　必要なのではありませんか？

エ：あ、えっと……

　　あはは、
　　うん、それもそうよね。

　　ありがと、メルレットさん。
　　修行以外にも、随分勉強になっちゃったわ。

メ：ふふ……
　　あなたの力になれたようで何よりです。

　　エステルさんは、
　　もう戻られるつもりなのですか？

エ：うん、ちょっと名残惜しいけど
　　待ってる人たちがいるから。

　　それに、色々と
　　やらなきゃいけないこともあるし……

　　じゃあね、メルレットさん！
　　またどこかで会いましょ！

メ：エステルさんも、お元気で。