ファイター(エスターナ)
●PHASE 1
メ:どうです、エスターナさん。
ネイティアルの扱いには慣れましたか?
ネイティアルの扱いには慣れましたか?
エ:紫のメルレット、私に
ネイティアルのことを教えてくれよ。
ネイティアルのことを教えてくれよ。
私は強くなるために、あなたを訪ねたんだ。
メ:焦ることはありません。
貴女はもう、ネイティアルマスターの道を
歩み始めています。
貴女はもう、ネイティアルマスターの道を
歩み始めています。
さあ、参りましょうか。新たなる地へと……。
●PHASE 2
メ:ご覧なさい。眼下に広がる大地を。
野をえぐった傷跡は、大戦が残した人々の憎悪……
野をえぐった傷跡は、大戦が残した人々の憎悪……
憎悪は何も生み出しはしない。
ただ他のものを傷つけるばかりです。
ただ他のものを傷つけるばかりです。
エ:(この大陸のどこかに、
あの男がいる……)
あの男がいる……)
(ギド・カーン……
最強のネイティアルマスターと呼ばれる男……)
最強のネイティアルマスターと呼ばれる男……)
メ:人はなぜ、戦いを続けるのでしょうか。
エスターナさんも……そして、この私も。
エスターナさんも……そして、この私も。
●PHASE 3
●PHASE 4
エ:召喚具もだいぶ集まってきた。
私もマスターとしての
自信がついてきた気がするよ。
自信がついてきた気がするよ。
メ:そうですね。
ネイティアルの扱いにも
迷いがなくなってきたように思います。
ネイティアルの扱いにも
迷いがなくなってきたように思います。
・・・・・・闇の気配が強くなってきました。
エ:えっ・・・・・・?
メルレット、それってどういう事だい?
メルレット、それってどういう事だい?
メ:この世界のどこかで、
不穏な動きがあるようです。
不穏な動きがあるようです。
各国の緊張も高まっている様子・・・・・・
近々、大きな戦が始まるかもしれません。
近々、大きな戦が始まるかもしれません。
●PHASE 5
メ:戦争は、周辺諸国を巻き込んで
日に日に拡大しています。
日に日に拡大しています。
そしてあの軍勢全てを
指揮していると言われているのが、大陸の覇者にして
最強のネイティアルマスター、ギド・カーン
指揮していると言われているのが、大陸の覇者にして
最強のネイティアルマスター、ギド・カーン
エスターナさん、
貴方が探しているのは、彼なのですね。
貴方が探しているのは、彼なのですね。
エ:・・・・・・私は、以前
ギド・カーンと会ったことがあるんだ。
ギド・カーンと会ったことがあるんだ。
あの男が、まだ覇者と呼ばれる前・・・・・・
小さな国の参謀に収まっていた頃だ。
小さな国の参謀に収まっていた頃だ。
私は、あの男ともう一度会いたい。
会って、戦いたいんだ。
会って、戦いたいんだ。
●PHASE 6
エ:・・・・・・あれは、ある地方の武術大会だった。
私はそれまで負けたことが無くてね、
大層な肩書きだの不敗伝説だのを気取っていた。
大層な肩書きだの不敗伝説だのを気取っていた。
だけどその大会を最後に、
私は国の参謀を務めるギド・カーンと
戦うことになったんだ。
私は国の参謀を務めるギド・カーンと
戦うことになったんだ。
・・・・・・ほんの一瞬、たった腕一本で
伸(の)されてしまった。
伸(の)されてしまった。
悔しくて悔しくて、でも何より
思い上がっていた自分が恥ずかしかった。
あのときの自分が情けなくてね。
思い上がっていた自分が恥ずかしかった。
あのときの自分が情けなくてね。
強くなることに意味なんてない。
戦うことに理由なんてないんだと思う。
戦うことに理由なんてないんだと思う。
だけど、私は強くなろうと決めたんだ。
えへへ・・・・・・
でないと、かっこ悪いだろ?
でないと、かっこ悪いだろ?
●ENDING