デューク（アルギロス） - Vantage Master Portable 攻略 wiki

●PHASE 1

メル：どうです、アルギロスさん。
　　　ネイティアルの扱いには慣れましたか？

メル：ネイティアル自体には、善悪の区別はありません。
　　　マスターの命令に従うだけの存在です。
　　　使う者によって便利な道具にも兵器にもなるのです。

アル：(便利な道具にも、兵器にも……)

　　　素晴らしい、
　　　それこそ私が求めていたものだ。

アル：メルレット殿、どうか私に
　　　その極意を伝授していただきたい。

メル：焦ることはありません。
　　　貴方はもう、ネイティアルマスターの道を
　　　歩み始めています。

メル：さあ参りましょうか。新たなる地へと……

●PHASE 2

メル：この眼科に広がる大地……
　　　野をえぐった傷跡は、大戦が残した人々の憎悪です。

メル：憎悪は何も生み出しはしない。
　　　だだ他のものを傷つけるばかりです。

アル：ほう、これは酷い……

　　　実は我が公爵家も、
　　　大戦では多くの領地を失ったのです。
　　　あれは本当に酷い戦だった。

　　　だが憎しみの連鎖は、
　　　きっとまた新たな戦を生むだろう。

アル：……メルレット殿、私は是非
　　　そのような連鎖を終わらせようと思う。

　　　どうだろう、私に力を貸してくれないだろうか。

●PHASE 3

メル：闇が強く感じられます。

　　　貴方が言ったとおり、
　　　戦が始まるのかもしれません。

メル：……アルギロスさん。
　　　私は直接、貴方の力になることは出来ません。

　　　ですが、ネイティアルマスターとして
　　　貴方を導くことは出来ると思います。

メル：行きましょう、アルギロスさん。

　メルレットが先に歩き出し、退場する。

アル：(さすがは紫のメルレット……
　　　あれだけ説得しても、
　　　抱え込むのは無理だったか。)

アル：(まあいい。
　　　まだ手はあるのだからな。)

　アルギロス、メルレットを追う。

●PHASE 4

メル：大陸同士の衝突が起こりそうな予感がします。

アル：ほう、あの獅子の軍旗は……
　　　やはり、此度の戦争に
　　　奴が関わっていたという噂は本当だったようですな。

メル：ええ……

　　　彼はまた、最強の
　　　ネイティアルマスターだといわれています。

アル：ムムム……私も急いで
　　　より強力なネイティアルを集めなくては……

アル：メルレット殿、先を急ぎましょう。

●PHASE 5

　夜、アルギロスとシャドウが密会。
　何らかの報告をした後、シャドウが走り去る。

アル：……そうか。
　　　ギド・カーンめ、さらに３つの国を落としたか。

アル：まあいい、こちらも順調だ。

　　　フフフ、ギド・カーンめ。
　　　今のうちに精々暴れておくがいい。

　　　誰が王者に相応しいか、
　　　そのうちたっぷりと教えてやろう……

●PHASE 6

メル：アルギロスさん、
　　　ついに私を超えるまでになりましたね。

　　　私が教えられるのも、ここまでのようです。

アル：ハハ、ハハハ……！
　　　ついに手に入れた。
　　　あの紫のメルレットを倒す程の力を……

メル：アルギロスさん……？

アル：いやはや、
　　　感謝しますよメルレット殿。

　　　しかしながら、私には
　　　この手で成さねばならぬことがあるのでね。

　　　フハハ……
　　　この辺りで失礼させて頂く！

　アルギロスが去っていく。

メル：……………………

　メルレットの傍らの猫が喋り出す。

黒猫：どうするの、メルレット？

　　　こうなるかもしれないって、
　　　始めから分かってたんでしょ？

メル：あなたが口出しをすることではないわ、ネロ。←猫の名前

　　　……だけど、そうね。
　　　もう少し様子を見てみましょう。

●ENDING

　黄昏るアルギロスの前にメルレットがやってくる。

メル：……見事な腕前でした。
　　　これで貴方がネイティアルマスターの
　　　頂点に立ったという訳ですね。

アル：ほう、メルレット殿。
　　　ご覧になっていたのか。

　　　フフ、いかにも。
　　　今や私は最強のネイティアルマスターだ。

　　　しかし、そればかりではない。
　　　私の野望達成の最大の障壁となる男、
　　　ギド・カーンを倒すことも叶ったのだよ。

　　　フハハ……
　　　もはや、私の前に敵は無い！

メル：……なるほど、あなたは強くなりました。

　　　しかし、あなたも最初は僅か４種の
　　　ネイティアルしか操れませんでしたね。

アル：……何が言いたいのだ？

アル：！　もしや……
　　　私のように、別の人物を？

　　　クッ……
　　　なぜ私の妨げになるようなことを……！

メル：野望……と言いましたね。
　　　その野望が何であるのか、
　　　私にはわかりません。

　　　ですが、もしも貴方の野望が
　　　世界の調和に合わないものであれば、
　　　私は貴方を上回る者を育てるでしょう。

メル：そうならないことを、祈っています。

　そう言って、メルレットが去っていく。

アルギロスは、
その野望を実現するための力を手に入れた。
それはこの世界にとって、
どのような結末をもたらすのだろうか……