バード(アルマス)

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だれでも歓迎! 編集
●PHASE1

メルレット:
 どうです、アルマスさん。
 ネイティアルの扱いには慣れましたか?

メルレット:
 ネイティアル自体には、善悪の区別はありません。
 マスターの命令に従うだけの存在です。
 使う者によって便利な道具にも兵器にもなるのです。

アルマス:
 とても楽しいものなのですね。
 まるで、涼やかな調べが聞こえてくるかのよう……

メルレット:
 ふふ、面白い表現をしますね。

メルレット:
 さあ参りましょうか。新たなる地へと……

●PHASE2

(竪琴の調べに合わせてパ・ランセルを操るアルマス)

メルレット:
 お上手ですね。

アルマス:
 あはは、一応これが
 吟遊詩人の本職ですから。

アルマス:
 竪琴に合わせて、ネイティアルを
 動かしているだけなんですけど……
 好評なら、今度町でやってみようかな。

メルレット:
 アルマスさんは、
 そうやって長く旅をしてきたのですね。

アルマス:
 ええ、数年前の大戦以来……

アルマス:
 あの大戦の後、人々は疲弊しきってしまいました。
 難を逃れた人も、逃げてきた人も、
 みな、疲れてしまっていたのです。

アルマス:
 それをこの竪琴を弾くことで励ましてきました。
 ……でも、彼らに本当の希望を与えたい。
 立ち上がる勇気を与えたいと思ったのです。

アルマス:
 メルレットさんは、
 『希望の歌』って聞いたことはありませんか?

アルマス:
 昔立ち寄った町で耳にしただけなのですが、
 その歌は弾くだけで、人々に笑顔を
 取り戻せるのだそうです。

アルマス
 どうしてもその歌を見つけたいと思って、
 旅を続けているんです。

アルマス
 ははは。
 そんなものが本当にあるのかどうか、
 それすら分からないのですけれど。

●PHASE3

アルマス:
 実は、ギド・カーンという人を探しているんです。
 彼に会って、話を聞いてみたいと思って。

メルレット
 ギド・カーン……
 数年前の大戦を収めた人物ですね。

アルマス:
 ええ、彼の働きによって
 多くの人が救われました。
 彼は本当の英雄だと思います。

アルマス:
 だから彼の話を聞けば、希望の歌を見出す
 糸口になるんじゃないかと思って……

(突然、メルレットは何らかの気配を察知し振り返る)

アルマス:
 おや……?
 どうしたんですか、メルレットさん?

メルレット:
 いえ、少し妙な気配を感じたもので……

メルレット:
(一瞬闇の気配がしましたが……
 気のせいだったでしょうか。)

●PHASE4

アルマス:
 そんな……
 どうして今更、戦争なんて……

アルマス:
 もうあの大戦で
 終わりではなかったのですか……?

メルレット:
 ……穏やかでない噂を聞きました。
 今回の件には、ギド・カーンが
 関わっているというのです。

アルマス:
 ギド・カーン……?

アルマス:
 そんなはずはありません。
 だって彼は、あの大戦を終わらせたのですよ?

アルマス:
 そんな噂は、何かの間違いに決まっています。
 ……彼は英雄なんですから。

●PHASE5

メルレット:
 今日は、竪琴を弾かないのですか?

アルマス:
 ええ……

アルマス:
 ギド・カーンの軍は
 あちこちの大国に攻め入っているようです。
 彼は英雄だったはずなのに……

アルマス:
 戦争は止まらない。
 もうこの世に、希望なんてないのかもしれない……

メルレット:
 ……そうですか。

メルレット:
 ではなおさら、
 その竪琴を弾いてみてはどうでしょう。
 人々に希望を与えてきた、その竪琴を。

アルマス:
 え……?

メルレット:
 その竪琴は、貴方自身にも
 勇気をもたらしてくれるはず……

メルレット:
 貴方の夢が思い出せるかもしれませんよ。
 人々の笑顔が見たいと言っていた、貴方の希望が。

●PHASE6

アルマス:
 ……メルレットさん。
 これから、彼を止めてこようと思います。

アルマス:
 ギド・カーン、英雄だった彼が
 どうしてこうなってしまったのか
 事情は分からないけれど……

アルマス:
 これ以上人々を苦しめるというのなら、
 この手で彼を止めてみせます。

(アルマス、メルレットを背に立ち去る)

メルレット:
 アルマスさん。
 貴方の竪琴は、人々を勇気付けます。

メルレット:
 しかしそれは竪琴の音色ではなく、
 貴方自身の心がもたらすものなのですよ。

メルレット:
 希望を求めるのなら、先に進みなさい。
 そうすれば、貴方の答えもそこにあるでしょう。

●ENDING

女の子達:
 キャーーーーーッ!!
 本物のアルマス様だわ!

女の子達:
 私達、大、大、大ファンなんですぅ。

アルマス:
 そ、それはどうも……

女の子達:
 握手してください!!
 サインしてください!!
 私のために1曲作曲してください!! ですぅ。

アルマス:
 急にそんなことを言われても……

女の子達:
 ええーー!? アルマス様のけちぃ。
 私達はアルマス様の、
 大、大、大ファンなんですよぉ!?

(アルマスの背後からバ・メード現る)

アルマス:
 ……あれ? 君は……

アルマス:
 さっき召喚術の練習していたのが
 残っていたのかな?

女の子達:
 キャーーーーーー!!
 何よ、これ!?
 いやーん!! 恐いわ!!

(女の子達、走り去る)

アルマス:
 はあ、困ったなぁ……
 あれ以来ずっとこんな調子だ。

アルマス:
 こんなつもりじゃなかったんだけどな……

アルマス:
(メルレットさん、
 もう少し旅を続けてみることにしました。)

アルマス:
(希望の歌なんて、あるのか分からないけど。
 自分の中にある、人々を勇気付けたいという思いは
 変わらないみたいだから……)

希望の歌を追い求め、
道なき道を進むアルマス。
彼の蒔く小さな希望も、
いつか実を結ぶ日が来ることだろう。

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