何処かで……誰かを……知らぬ間に、私は救えていたのかもしれないのか……ただ、この手を伸ばそうと……無様に、駆けずり回るだけで……

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何処かで……誰かを……知らぬ間に、私は救えていたのかもしれないのか……ただ、この手を伸ばそうと……無様に、駆けずり回るだけで…… - (2020/05/19 (火) 15:38:23) の1つ前との変更点

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発言者:[[アレクサンドル・ラスコーリニコフ]] 対象者:[[秋月高嶺]] &big(){&color(skyblue){&bold(){あなたの事は何も知らない……けれど、勝手を言うのを許してください。}}} &big(){&color(skyblue){&bold(){あなたの今までの人生で、失敗と感じる事も幾つかあったのかもしれません……&br()けれど、だからと言って、ご自分が為し遂げた価値あるものまで一緒に否定はしないでください……!}}} &big(){&color(skyblue){&bold(){だいたい、そういうの卑怯だと思いますっ。&br()自分を責めて、何かを呪って、それで無責任に希望だけを押し付けて消えるだなんて……}}} &big(){&color(skyblue){&bold(){あなたを許していた人だって、きっといっぱい居るんです。&br()救われなくても、そう思ってくれただけで心は凄く暖かくなるものだって。わたし、知ってるんですから……}}} 数多の嘆きにも、悲しみにも気づかず取りこぼし、それどころか歯車となることでそんな幾多の嘆きを自ら生み出した愚者だと己を断じて &bold(){結果的に}、&bold(){現実的に}救うことが出来ていなければ何の意味もないのだとしてきたアレクサンドルが 他ならないそんなアレクサンドルによって今まさに救われた[[無辜の少女>秋月高嶺]]の、 &color(lightskyblue){&bold(){誰かが命を賭けてまで助けようとしてくれたというその行為だけで人は十分救われる}} という彼自身が救えなかったと断じた&bold(){微笑みながら逝った少女と同じ言葉}と &color(skyblue){&bold(){たとえあのまま、死んでいたとしていたも私は貴方を恨んだりなどしなかった}}という言葉を受けての、ようやく&bold(){「己」を許すことが出来た}台詞。 [[名も知らぬ少女>秋月高嶺]]を救う為に[[命を賭した>私は確かに哭いていた────哭いていたのだッ!!]]アレクサンドル。そうしてボロボロになった状態で彼は呟く &color(gray){&bold(){「泣いている……まだ、誰かが……」}}結局自分は誰かの嘆きを止めることが出来なかったのかと無念の想いと共に。 だがそんなアレクサンドルに他ならない&bold(){彼に対する感謝の涙を流す守られた少女}が告げる &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){「あなたは、わたしたちを守ってくれたじゃありませんか」}}} &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){「それほどまでに涙しながら、現実と戦ってくれました。}}} &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){そんな人に救えないものなんて、この世の何処にもありません」}}} &sizex(5){&color(skyblue){&bold(){「だから、お願いです……そんな哀しい目をしないで……」}}} と。&color(skyblue){&bold(){自分を守ってくれた恩人が悲しそうにするところなど見たくない}}のだと。 だがそんな少女の言葉にアレクサンドルは疑問の言葉を投げかける。 &color(gray){自分は救いようの無い愚者だと、誰かを救うことなど出来ていない。} &color(gray){現に、こうして目の前で泣いているおまえの涙を止めることさえ出来ていないではないか}と。 だが、そんな恩人へと少女は告げる&color(skyblue){&bold(){「これは自分を守る為に命を賭けてくれた貴方を悼む、感謝の涙」}}だと。 &color(skyblue){&bold(){自分を助けてくれた人に不幸になんてなって欲しくない}}のだと。 &color(skyblue){見も知らない小娘である自分を助ける為に命を賭けてくれた貴方が&bold(){これまで誰も守れていなかったなんて事は絶対に有りはしない}}のだと。 &size(22){&color(gray){「そう、か&size(21){&italic(){────}}」}} そんな少女の言葉を聞き、ずっと自分を許すことが出来なかった咎人は初めて微笑を湛えながら言葉を紡ぐ――― &size(21){&color(gray){「何処かで……誰かを……知らぬ間に、私は救えていたのかもしれないのか……」}} &size(21){&color(gray){「ただ、この手を伸ばそうと……無様に、駆けずり回るだけで……」}} そうしてようやく哭くことを止めたどこまでも己に対して厳しい恩人に対して少女は精一杯の想いを伝える &color(skyblue){だからもう自分を許してあげて欲しいと、それ以上苦しまないで欲しい}と。 そんな少女の願いに対しても&color(gray){それこそが自分にとっては何よりも難しい事だ}と苦笑するアレクサンドル。 そんなアレクサンドルの様子を見て少女は再度告げる &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){「なら……あなたに命を救われた者として、わたしにそれをさせてください」}}} &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){「たとえこの世の誰があなたを責めても……わたしが、あなたを許します」}}} &sizex(5){&color(skyblue){&bold(){「だから、あなたも}―――&bold(){」}}} そんな慈母の如き言葉を聞き、憑き物が落ちたかのように穏やかな表情となったアレクサンドルは最期の言葉を紡ぐ &color(gray){ずっとこの耳に木霊していた怨嗟や嘆きも、自ら耳を閉ざした中で響いていたものに過ぎないのかもしれない……} &color(gray){そんな自分はやはり救いようがない愚か者だ}と………… &size(20){&color(gray){「しかし、そんな愚かで至らぬ者ならば……許してやるのも、吝かではあるまい」}} &size(15){&color(gray){そうして、ようやく己を許すことが出来た求道者・アレクサンドルは、穏やかにその生涯を終えるのであった……}} ---- - ゼロインで一番ヒロイン力高い気がするんじゃこの攻略出来ない妹 -- 名無しさん (2017-03-20 20:19:22) - アッシュ系女子、ミリィ系妹やからな…… -- 名無しさん (2017-03-20 20:20:40) - 最初の戦闘で心にイヴァンのマイナスに対抗してプラスを作るときに最初に思い浮かべるの高嶺さんだからな。礼さんに対抗できるで -- 名無しさん (2017-03-20 20:29:34) - このシーンで一番泣いた -- 名無しさん (2017-03-27 15:28:18) - 多分作中で一番救いを得た人だよなアレクサンドルは -- 名無しさん (2017-07-03 20:11:25) - 今際の台詞をヴァルやんガチ勢2人と比べるとなんとも大人な散り様よ。 -- 名無しさん (2017-07-10 12:27:42) - 最後の救われた瞬間、心装・真理に至ったと勝手に思ってる。そっちの方がロマンあるやろ -- 名無しさん (2017-07-10 12:39:41) - ↑てかマテリアルに拠れば事実そのタイミングで到達してるんだよね。ただ、直後に死亡したから真理到達者としてはカウントされてないだけで -- 名無しさん (2017-07-10 19:25:02) - 見たかったなぁ。少佐の真理とそのアポルオンとの戦闘シーン。迷い続けた人生の終わりが着々と近づく中で得られた救いを元に名も知らぬ少女一人のために最期の戦いで己が真理を告げるとかマジで見たかったなぁ。 -- 名無しさん (2017-07-10 19:54:33) - この人の心装真理がどんなんだったのかってどっかに出てたっけ? -- な名無し (2017-12-08 19:03:30) - 能力は不明だがブラックホール直撃して帰還したのがそれでしょう -- 名無しさん (2020-02-28 12:25:10) #comment
発言者:[[アレクサンドル・ラスコーリニコフ]] 対象者:[[秋月高嶺]] &big(){&color(skyblue){&bold(){あなたの事は何も知らない……けれど、勝手を言うのを許してください。}}} &big(){&color(skyblue){&bold(){あなたの今までの人生で、失敗と感じる事も幾つかあったのかもしれません……&br()けれど、だからと言って、ご自分が為し遂げた価値あるものまで一緒に否定はしないでください……!}}} &big(){&color(skyblue){&bold(){だいたい、そういうの卑怯だと思いますっ。&br()自分を責めて、何かを呪って、それで無責任に希望だけを押し付けて消えるだなんて……}}} &big(){&color(skyblue){&bold(){あなたを許していた人だって、きっといっぱい居るんです。&br()救われなくても、そう思ってくれただけで心は凄く暖かくなるものだって。わたし、知ってるんですから……}}} 数多の嘆きにも、悲しみにも気づかず取りこぼし、それどころか歯車となることでそんな幾多の嘆きを自ら生み出した愚者だと己を断じて &bold(){結果的に}、&bold(){現実的に}救うことが出来ていなければ何の意味もないのだとしてきたアレクサンドルが 他ならないそんなアレクサンドルによって今まさに救われた[[無辜の少女>秋月高嶺]]の、 &color(lightskyblue){&bold(){誰かが命を賭けてまで助けようとしてくれたというその行為だけで人は十分救われる}} という彼自身が救えなかったと断じた&bold(){微笑みながら逝った少女と同じ言葉}と &color(skyblue){&bold(){たとえあのまま、死んでいたとしていたも私は貴方を恨んだりなどしなかった}}という言葉を受けての、ようやく&bold(){「己」を許すことが出来た}台詞。 [[名も知らぬ少女>秋月高嶺]]を救う為に[[命を賭した>私は確かに哭いていた────哭いていたのだッ!!]]アレクサンドル。そうしてボロボロになった状態で彼は呟く &color(gray){&bold(){「泣いている……まだ、誰かが……」}}結局自分は誰かの嘆きを止めることが出来なかったのかと無念の想いと共に。 だがそんなアレクサンドルに他ならない&bold(){彼に対する感謝の涙を流す守られた少女}が告げる &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){「あなたは、わたしたちを守ってくれたじゃありませんか」}}} &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){「それほどまでに涙しながら、現実と戦ってくれました。}}} &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){そんな人に救えないものなんて、この世の何処にもありません」}}} &sizex(5){&color(skyblue){&bold(){「だから、お願いです……そんな哀しい目をしないで……」}}} と。&color(skyblue){&bold(){自分を守ってくれた恩人が悲しそうにするところなど見たくない}}のだと。 だがそんな少女の言葉にアレクサンドルは疑問の言葉を投げかける。 &color(gray){自分は救いようの無い愚者だと、誰かを救うことなど出来ていない。} &color(gray){現に、こうして目の前で泣いているおまえの涙を止めることさえ出来ていないではないか}と。 だが、そんな恩人へと少女は告げる&color(skyblue){&bold(){「これは自分を守る為に命を賭けてくれた貴方を悼む、感謝の涙」}}だと。 &color(skyblue){&bold(){自分を助けてくれた人に不幸になんてなって欲しくない}}のだと。 &color(skyblue){見も知らない小娘である自分を助ける為に命を賭けてくれた貴方が&bold(){これまで誰も守れていなかったなんて事は絶対に有りはしない}}のだと。 &size(22){&color(gray){「そう、か&size(21){&italic(){────}}」}} そんな少女の言葉を聞き、ずっと自分を許すことが出来なかった咎人は初めて微笑を湛えながら言葉を紡ぐ――― &size(21){&color(gray){「何処かで……誰かを……知らぬ間に、私は救えていたのかもしれないのか……」}} &size(21){&color(gray){「ただ、この手を伸ばそうと……無様に、駆けずり回るだけで……」}} そうしてようやく哭くことを止めたどこまでも己に対して厳しい恩人に対して少女は精一杯の想いを伝える &color(skyblue){&bold(){だからもう自分を許してあげて欲しいと、それ以上苦しまないで欲しい}}と。 そんな少女の願いに対しても&color(gray){それこそが自分にとっては何よりも難しい事だ}と苦笑するアレクサンドル。 そんなアレクサンドルの様子を見て少女は再度告げる &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){「なら……あなたに命を救われた者として、わたしにそれをさせてください」}}} &sizex(4){&color(skyblue){&bold(){「たとえこの世の誰があなたを責めても……わたしが、あなたを許します」}}} &sizex(5){&color(skyblue){&bold(){「だから、あなたも}―――&bold(){」}}} そんな慈母の如き言葉を聞き、憑き物が落ちたかのように穏やかな表情となったアレクサンドルは最期の言葉を紡ぐ &color(gray){ずっとこの耳に木霊していた怨嗟や嘆きも、自ら耳を閉ざした中で響いていたものに過ぎないのかもしれない……} &color(gray){そんな自分はやはり救いようがない愚か者だ}と………… &size(20){&color(gray){「しかし、そんな愚かで至らぬ者ならば……許してやるのも、吝かではあるまい」}} &size(15){&color(gray){そうして、ようやく己を許すことが出来た求道者・アレクサンドルは、穏やかにその生涯を終えるのであった……}} ---- - ゼロインで一番ヒロイン力高い気がするんじゃこの攻略出来ない妹 -- 名無しさん (2017-03-20 20:19:22) - アッシュ系女子、ミリィ系妹やからな…… -- 名無しさん (2017-03-20 20:20:40) - 最初の戦闘で心にイヴァンのマイナスに対抗してプラスを作るときに最初に思い浮かべるの高嶺さんだからな。礼さんに対抗できるで -- 名無しさん (2017-03-20 20:29:34) - このシーンで一番泣いた -- 名無しさん (2017-03-27 15:28:18) - 多分作中で一番救いを得た人だよなアレクサンドルは -- 名無しさん (2017-07-03 20:11:25) - 今際の台詞をヴァルやんガチ勢2人と比べるとなんとも大人な散り様よ。 -- 名無しさん (2017-07-10 12:27:42) - 最後の救われた瞬間、心装・真理に至ったと勝手に思ってる。そっちの方がロマンあるやろ -- 名無しさん (2017-07-10 12:39:41) - ↑てかマテリアルに拠れば事実そのタイミングで到達してるんだよね。ただ、直後に死亡したから真理到達者としてはカウントされてないだけで -- 名無しさん (2017-07-10 19:25:02) - 見たかったなぁ。少佐の真理とそのアポルオンとの戦闘シーン。迷い続けた人生の終わりが着々と近づく中で得られた救いを元に名も知らぬ少女一人のために最期の戦いで己が真理を告げるとかマジで見たかったなぁ。 -- 名無しさん (2017-07-10 19:54:33) - この人の心装真理がどんなんだったのかってどっかに出てたっけ? -- な名無し (2017-12-08 19:03:30) - 能力は不明だがブラックホール直撃して帰還したのがそれでしょう -- 名無しさん (2020-02-28 12:25:10) #comment

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