貴様の妹は、私ではないのだ。勘違いするな!

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貴様の妹は、私ではないのだ。勘違いするな! - (2020/05/27 (水) 03:17:16) の1つ前との変更点

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発言者:[[マレーネ・フランケンシュタイン]] 対象者:[[秋月 凌駕]] &ruby(ホロロギウム){[[時計機構]]}より離反し、悲願を果たすために自己を合理的な存在たらんとして厳しく律し続けたマレーネ。 そんな彼女が、亡くした[[兄>ハインケル・ヘルツォーク]]を思い出させる凌駕とその妹である[[高嶺>秋月高嶺]]の関係に接してから、凌駕の&bold(){“正論”}に思わず反抗して発してしまった言葉。 そこには、合理的な秩序、思考に従って物事に当たる司令官としてではなく、 兄の“正しさ、強さ”に必死に合わせようとする高嶺の在り方への気遣い、 無意識に彼ら兄妹の姿と過去の自分たち兄妹の姿を重ね合わせ、 在りし日の兄のような優しさを向けてくる凌駕への憤りと戸惑いなどといった、 簡単に割り切ることのできない人間的な感情がこれまで以上にはっきりと現れていた。 ジュン・マレーネ√共通部において、[[ギアーズ>戦闘実行部隊・ギアーズ]]および[[ネイムレス]]との交戦後、 [[仲間達を庇った>この瞬間……起こしてみせるしかないだろう。奇跡の一つや二つ程度はなァッ!]]礼は凌駕らから引き離され、爆炎の中に姿を消してしまう。 彼の探索役には[[切>草笛 切]]が就くこととなり、&ruby(凌駕){兄}の帰りを待っているであろう&ruby(高嶺){妹}のことを思い、 凌駕に自宅に帰れと強く命ずるマレーネの言葉をきっかけに、残りのメンバーも一緒に秋月家に一晩泊まることとなった。 そこで彼らに訪れる束の間の安息――、 そこで得た秋月兄妹との交流に、マレーネはわずかだが年相応の姿を見せて…… 翌日、拠点に帰還した面々には切から礼の生存の通信がもたらされ、 後は現状待機すべき時だと、自室に戻るジュン、美汐の後に続こうとした凌駕であったが、 そんな彼にマレーネは、夕方以降自宅に戻ってもよいと提案する。 そんなマレーネの心遣いに感謝しながらも、今はこちら側の不安定になっている&ruby(バランス){平衡}を守る方が優先であり、 &sizex(4){&color(blue){「ほんの一分一秒の差が、誰かの生死を分けるかもしれないんだ。今、皆から離れるわけにはいかないよ」}} という&bold(){“正論”}を告げる。 そして、妹のことについても、 &sizex(4){&color(blue){「高嶺の事なら、心配はないと思う。俺を信じてくれているなら、黙って待っていてくれるはずだから」}} と、胸を痛ませながらも、&ruby(・・・・・){いつも通り}であってくれるだろう妹への信頼を口にしたのだが…… &sizex(4){&color(#00BFFF){「直に会ってみて判った。貴様の妹は、少し出来過ぎだ」}} そうして、マレーネは、怒りを滲ませつつ、 &sizex(4){&color(#00BFFF){&bold(){「貴様に&ruby(・・・・・){似合いの妹}であろうとする為に、高嶺は全身で無理をしている。それが、痛いほど私には判ったよ」}}} &sizex(4){&color(#00BFFF){「自分の寂しさや不安、兄に対する張り裂けんばかりの心配……その全てを覆い隠して、}} &sizex(4){&color(#00BFFF){物分かりのいい笑顔で気丈に振る舞っている。血を分けた兄妹ならば、そんな無理をさせても当然だとでも?」}} そして、今まであまり表に出してこなかった、合理的ではない素顔のマレーネの思いが溢れ出してゆく…… &sizex(3){&color(#00BFFF){「ああ、貴様の言っている事は正しいさ。この一件に限った話だけではなく、な。}} &sizex(3){&color(#00BFFF){貴様は常に正しい事しか言わないし、やろうとしない……」}} &sizex(3){&color(#00BFFF){「自分自身の感情すらも天秤に掛けて、公正中立な判断を常に下せる……}}&sizex(3){&color(#00BFFF){そんな振る舞いは問答の余地すらなく正しいと言えるだろう」}} &sizex(3){&color(#00BFFF){「だからこそ、それを前にした他人は己を愧じてしまうのだ。太陽のような正しさを突き付けられて、}} &sizex(3){&color(#00BFFF){平気でいられるような人間などはいない。}}&sizex(3){&color(#00BFFF){感情に揺れ、損得を憂う、中立であれない自身を矮小と感じてしまう……」}} &sizex(4){&color(#00BFFF){「むしろ高嶺のような純粋な人間であればあるだけ、その想いは強くなってしまうはずだ……}} &sizex(4){&color(#00BFFF){貴様の正しさに合わせようと、涙を隠してまでも無理をするだろう」}} &sizex(5){&color(#00BFFF){「私が腹を立てているのは、貴様のその正しさに対する無自覚だ。}} &sizex(5){&color(#00BFFF){&bold(){貴様自身がどう考えていようと、貴様は結果的に妹を追い詰めている!}」}} 理屈に沿ったようでいて、その実怒りに任せたマレーネの非難に戸惑いながらも、彼女を冷静に宥めようとする凌駕。 &sizex(4){&color(blue){「聞き分けのない事を言わないでくれ。いつものマレーネらしくないぞ」}} そんな何気なく掛けた言葉はしかし、マレーネの&bold(){触れられたくない部分}を刺激したようであり…… &sizex(4){&color(#00BFFF){&bold(){「……そんな風な物言いをするな。怒りたいなら素直に怒ればいいだろう。年上ぶった余裕を見せるな」}}} &sizex(4){&color(#00BFFF){&bold(){「貴様の妹は、私ではないのだ。&sizex(5){勘違いするな!}」}}} そうして抑えきれぬ感情のままに会話を打ち切り、訳が判らずに立ちつくす凌駕を残して少女は去っていくのだった。 ---- - そうか、なぜマレーネが怒ってるのか分からないのか…… -- 名無しさん (2017-05-01 18:41:24) - 妹もマレーネも普段は正しくあろうとしてるし、この時点で弱さを説明されても「何言ってるんだ?」で理解できないというか -- 名無しさん (2017-05-01 18:53:13) - だからこそ乱丸みたいな容赦無く指摘してくれるポジションが必須になって来るんだよな -- 名無しさん (2017-05-01 20:37:21) - 悪い意味で鈍感系主人公なんだな -- 名無しさん (2017-05-01 21:21:33) - 先天的な強者故の悪癖やね。だからこそ凌駕は人間の弱さを知る必要があると -- 名無しさん (2017-05-01 21:25:53) - 実際高嶺が凌駕の正しさに耐えられたからこそ凌駕は自分の異常性を自覚できないんだよな -- 名無しさん (2017-05-01 23:26:50) - 高嶺が耐え切れずに苦しみを表出せば凌駕だって気づいただろうし -- 名無しさん (2017-05-01 23:28:14) - チトセ「貴様の姉は、私ではないのだ。勘違いするな!」パリンッ(ガチレズの心が砕ける音) -- 名無しさん (2017-05-02 20:28:21) - 先天的な強者にして高濱ライン究極の異常者と言っていい凌駕と物心付いた時から一緒で耐えられる高嶺ってすげーわ -- 名無しさん (2017-05-04 21:34:16) - ↑あれは凌駕の基準が日常だったおかげもあるだろうな。どっか突っ走る系の異常者だったら無理だったろうし -- 名無しさん (2017-05-05 01:10:29) - このシーンのすぐ後、マレーネに「うちの養子(=自分の妹)」にならない?」と言ってもう一度キレさせた末に逆レされる凌駕さん・・・ -- 名無しさん (2017-05-05 09:19:41) - 凌駕「当たり前だ!お前は俺の彼女だ。」 -- 名無しさん (2017-05-05 09:28:04) - ↑5その程度でパリンするほどキリガクレの女はヤワじゃないのよなぁ -- 名無しさん (2017-06-07 17:22:29) - ↑ 彼女の中で価値観が新生した音じゃないの…… -- 名無しさん (2017-06-07 17:29:12) - 姉ではない…ならばお姉、ではなくチトセ様は私の飼い主。つまり、私はチトセ様のペット……ペット!!あぁ、何とも甘美な響きなのでしょう(恍惚) -- 名無しのキリガクレ(レズ) (2017-06-07 17:50:18) - ヒトの尊厳の割れる音だったのか -- 名無しさん (2017-06-08 00:57:55) - ↑6凌駕くんほんと鈍感主人公 -- 名無しさん (2017-06-08 05:29:22) #comment
発言者:[[マレーネ・フランケンシュタイン]] 対象者:[[秋月 凌駕]] &ruby(ホロロギウム){[[時計機構]]}より離反し、悲願を果たすために自己を合理的な存在たらんとして厳しく律し続けたマレーネ。 そんな彼女が、亡くした[[兄>ハインケル・ヘルツォーク]]を思い出させる凌駕とその妹である[[高嶺>秋月高嶺]]の関係に接してから、凌駕の&bold(){“正論”}に思わず反抗して発してしまった言葉。 そこには、合理的な秩序、思考に従って物事に当たる司令官としてではなく、 兄の“正しさ、強さ”に必死に合わせようとする高嶺の在り方への気遣い、 無意識に彼ら兄妹の姿と過去の自分たち兄妹の姿を重ね合わせ、 在りし日の兄のような優しさを向けてくる凌駕への憤りと戸惑いなどといった、 簡単に割り切ることのできない人間的な感情がこれまで以上にはっきりと現れていた。 ジュン・マレーネ√共通部において、[[ギアーズ>戦闘実行部隊・ギアーズ]]および[[ネイムレス]]との交戦後、 [[仲間達を庇った>この瞬間……起こしてみせるしかないだろう。奇跡の一つや二つ程度はなァッ!]]礼は凌駕らから引き離され、爆炎の中に姿を消してしまう。 彼の探索役には[[切>草笛 切]]が就くこととなり、&ruby(凌駕){兄}の帰りを待っているであろう&ruby(高嶺){妹}のことを思い、 凌駕に自宅に帰れと強く命ずるマレーネの言葉をきっかけに、残りのメンバーも一緒に秋月家に一晩泊まることとなった。 そこで彼らに訪れる束の間の安息――、 そこで得た秋月兄妹との交流に、マレーネはわずかだが年相応の姿を見せて…… 翌日、拠点に帰還した面々には切から礼の生存の通信がもたらされ、 後は現状待機すべき時だと、自室に戻るジュン、美汐の後に続こうとした凌駕であったが、 そんな彼にマレーネは、夕方以降自宅に戻ってもよいと提案する。 そんなマレーネの心遣いに感謝しながらも、今はこちら側の不安定になっている&ruby(バランス){平衡}を守る方が優先であり、 &sizex(4){&color(blue){「ほんの一分一秒の差が、誰かの生死を分けるかもしれないんだ。今、皆から離れるわけにはいかないよ」}} という&bold(){“正論”}を告げる。 そして、妹のことについても、 &sizex(4){&color(blue){「高嶺の事なら、心配はないと思う。俺を信じてくれているなら、黙って待っていてくれるはずだから」}} と、胸を痛ませながらも、&ruby(・・・・・){いつも通り}であってくれるだろう妹への信頼を口にしたのだが…… &sizex(4){&color(#A1A9BA){「直に会ってみて判った。貴様の妹は、少し出来過ぎだ」}} そうして、マレーネは、怒りを滲ませつつ、 &sizex(4){&color(#A1A9BA){&bold(){「貴様に&ruby(・・・・・){似合いの妹}であろうとする為に、高嶺は全身で無理をしている。それが、痛いほど私には判ったよ」}}} &sizex(4){&color(#A1A9BA){「自分の寂しさや不安、兄に対する張り裂けんばかりの心配……その全てを覆い隠して、}} &sizex(4){&color(#A1A9BA){物分かりのいい笑顔で気丈に振る舞っている。血を分けた兄妹ならば、そんな無理をさせても当然だとでも?」}} そして、今まであまり表に出してこなかった、合理的ではない素顔のマレーネの思いが溢れ出してゆく…… &sizex(3){&color(#A1A9BA){「ああ、貴様の言っている事は正しいさ。この一件に限った話だけではなく、な。}} &sizex(3){&color(##A1A9BA){貴様は常に正しい事しか言わないし、やろうとしない……」}} &sizex(3){&color(#A1A9BA){「自分自身の感情すらも天秤に掛けて、公正中立な判断を常に下せる……}}&sizex(3){&color(#00BFFF){そんな振る舞いは問答の余地すらなく正しいと言えるだろう」}} &sizex(3){&color(#A1A9BA){「だからこそ、それを前にした他人は己を愧じてしまうのだ。太陽のような正しさを突き付けられて、}} &sizex(3){&color(#A1A9BA){平気でいられるような人間などはいない。}}&sizex(3){&color(#00BFFF){感情に揺れ、損得を憂う、中立であれない自身を矮小と感じてしまう……」}} &sizex(4){&color(#A1A9BA){「むしろ高嶺のような純粋な人間であればあるだけ、その想いは強くなってしまうはずだ……}} &sizex(4){&color(#A1A9BA){貴様の正しさに合わせようと、涙を隠してまでも無理をするだろう」}} &sizex(5){&color(#A1A9BA){「私が腹を立てているのは、貴様のその正しさに対する無自覚だ。}} &sizex(5){&color(#A1A9BA){&bold(){貴様自身がどう考えていようと、貴様は結果的に妹を追い詰めている!}」}} 理屈に沿ったようでいて、その実怒りに任せたマレーネの非難に戸惑いながらも、彼女を冷静に宥めようとする凌駕。 &sizex(4){&color(blue){「聞き分けのない事を言わないでくれ。いつものマレーネらしくないぞ」}} そんな何気なく掛けた言葉はしかし、マレーネの&bold(){触れられたくない部分}を刺激したようであり…… &sizex(4){&color(#A1A9BA){&bold(){「……そんな風な物言いをするな。怒りたいなら素直に怒ればいいだろう。年上ぶった余裕を見せるな」}}} &sizex(4){&color(#A1A9BA){&bold(){「貴様の妹は、私ではないのだ。&sizex(5){勘違いするな!}」}}} そうして抑えきれぬ感情のままに会話を打ち切り、訳が判らずに立ちつくす凌駕を残して少女は去っていくのだった。 ---- - そうか、なぜマレーネが怒ってるのか分からないのか…… -- 名無しさん (2017-05-01 18:41:24) - 妹もマレーネも普段は正しくあろうとしてるし、この時点で弱さを説明されても「何言ってるんだ?」で理解できないというか -- 名無しさん (2017-05-01 18:53:13) - だからこそ乱丸みたいな容赦無く指摘してくれるポジションが必須になって来るんだよな -- 名無しさん (2017-05-01 20:37:21) - 悪い意味で鈍感系主人公なんだな -- 名無しさん (2017-05-01 21:21:33) - 先天的な強者故の悪癖やね。だからこそ凌駕は人間の弱さを知る必要があると -- 名無しさん (2017-05-01 21:25:53) - 実際高嶺が凌駕の正しさに耐えられたからこそ凌駕は自分の異常性を自覚できないんだよな -- 名無しさん (2017-05-01 23:26:50) - 高嶺が耐え切れずに苦しみを表出せば凌駕だって気づいただろうし -- 名無しさん (2017-05-01 23:28:14) - チトセ「貴様の姉は、私ではないのだ。勘違いするな!」パリンッ(ガチレズの心が砕ける音) -- 名無しさん (2017-05-02 20:28:21) - 先天的な強者にして高濱ライン究極の異常者と言っていい凌駕と物心付いた時から一緒で耐えられる高嶺ってすげーわ -- 名無しさん (2017-05-04 21:34:16) - ↑あれは凌駕の基準が日常だったおかげもあるだろうな。どっか突っ走る系の異常者だったら無理だったろうし -- 名無しさん (2017-05-05 01:10:29) - このシーンのすぐ後、マレーネに「うちの養子(=自分の妹)」にならない?」と言ってもう一度キレさせた末に逆レされる凌駕さん・・・ -- 名無しさん (2017-05-05 09:19:41) - 凌駕「当たり前だ!お前は俺の彼女だ。」 -- 名無しさん (2017-05-05 09:28:04) - ↑5その程度でパリンするほどキリガクレの女はヤワじゃないのよなぁ -- 名無しさん (2017-06-07 17:22:29) - ↑ 彼女の中で価値観が新生した音じゃないの…… -- 名無しさん (2017-06-07 17:29:12) - 姉ではない…ならばお姉、ではなくチトセ様は私の飼い主。つまり、私はチトセ様のペット……ペット!!あぁ、何とも甘美な響きなのでしょう(恍惚) -- 名無しのキリガクレ(レズ) (2017-06-07 17:50:18) - ヒトの尊厳の割れる音だったのか -- 名無しさん (2017-06-08 00:57:55) - ↑6凌駕くんほんと鈍感主人公 -- 名無しさん (2017-06-08 05:29:22) #comment

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