けれど……その代わりに、得られたものがありますから。錆の浮いた化粧箱とは、ここでお別れしたいのです

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けれど……その代わりに、得られたものがありますから。錆の浮いた化粧箱とは、ここでお別れしたいのです - (2017/10/22 (日) 17:58:17) の1つ前との変更点

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発言者:[[エリザベータ・イシュトヴァーン]] 対象者:[[アレクサンドル・ラスコーリニコフ]] 初めて自分自身のために、愛する者との未来を勝ち取りたいと願い、 単身“元”司令官がいる電波塔へと赴いたエリザベータ。 そこではアレクサンドル・ラスコーリニコフが、 己と同じ機構の歯車――忠実なる兵士――の一つが滞りなく、任務を果たしたものとして彼女の帰還を迎えていた。 過去、繰り返されてきたように、鋼の男は無機質に今回も部下からの事実確認、報告を受け取ろうとした―――が、 &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){「&ruby(ジェネレイト){起動}!」}}} &bold(){その代わりに突き返されたものは、紫電を纏いし槍であり……} &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){「私は少佐、あなたを斃します。この夜明けに、我が全力を以って」}}} &bold(){かつての彼女とは違う、熱を帯びた反逆にして決別の宣言であった。} &color(#D75276){&bold(){すべては、己が裡に刻まれた鋼の&ruby(ちから){暴力}――}} &color(#D75276){&bold(){その象徴であり頂点たる最強の&ruby(イマジネイター){刻鋼人機}へと立ち向かい、&ruby(・・・・・・・・){人間としての自分}を今、取り返したいと願うから。}} それに対し、アレクサンドルは&color(gray){&bold(){“機械”の誤作動、}}と。 淡々と現状確認を行った後…… &color(gray){&sizex(5){&bold(){「脆弱なる精神のもたらす自壊作用。科学の頂点たる超人機としての自我の破綻。}}}  &color(gray){&sizex(5){&bold(){その程度、極めて重篤――もはや修復は不可能。}}}  &color(gray){&sizex(5){&bold(){歯車の使徒へ立ち返るには、あまりに歪つに欠け過ぎた。よって、&ruby(・・){破棄}が妥当と判断する」}}} &color(gray){&sizex(5){&bold(){「イシュトヴァーン。もはやおまえに、永久機関を胸に宿す資格はない。}}}  &color(gray){&sizex(5){&bold(){超越の人機たる証を抉り出し、望み通り&ruby(ただびと){徒人}として墓に入るが良い」}}} &color(gray){&bold(){文字通り“処分”を宣告する言葉が放たれる中、}} &color(gray){&bold(){男には何等の表情の、語気の変化も認められず、その在り方は何時如何なる時も揺るがぬ不動の鋼鉄の如し。}} そんな男の姿、心の在り様を畏怖し、同時に憧れ続けた女はしかし――― &sizex(4){&color(#D75276){&bold(){「私の行き着くべき先は、あなたのその在り方だったのでしょう……}}}  &sizex(4){&color(#D75276){&bold(){故に目指した彼方に至れなかった、脆弱な落伍者という評価を否定はしません」}}} &sizex(4){&color(#D75276){&bold(){「けれど後悔もしてはおりません。}}}  &sizex(4){&color(#D75276){&bold(){その&ruby(つよ){剛}さを纏っていたなら、彼の声は、この胸に届かなかった……この愛を得る事は、できなかった」}}} &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){「ああ、言い訳など出来ませんね。}}}  &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){エリザベータ・イシュトヴァーンは、見事に壊れてしまいました」}}} &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){「鉄の&ruby(かめん){外皮}が見当たらない。心に鉄を纏えない。}}}  &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){けれどーーその代わりに、得られたものがありますから。}}}  &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){錆の浮いた化粧箱とは、ここでお別れしたいのです」}}} &color(#D75276){&bold(){弱く迷い続ける心を抱えてでも、困難を選び取る“勇気”を掲げ、}} &color(#D75276){&bold(){そして、[[好きな男に精一杯格好付ける>彼に似合いの女になってみたい。格好付けてみたいのよ、きっと理由なんてそれだけなんだわ]]ために、紫電を迸らせるのであった。}} ---- - この件がなくとも、遠からず破綻してただろうからなぁ、エリザベータちゃん -- 名無しさん (2017-10-22 03:59:57) - ゼロニティの女性陣は基本メンタル弱いからなぁ -- 名無しさん (2017-10-22 12:48:23) - 男連中のメンタルが狂ってるだけでは -- 名無しさん (2017-10-22 16:42:15) #comment
発言者:[[エリザベータ・イシュトヴァーン]] 対象者:[[アレクサンドル・ラスコーリニコフ]] 初めて自分自身のために、愛する者との未来を勝ち取りたいと願い、 単身“元”司令官がいる電波塔へと赴いたエリザベータ。 そこではアレクサンドル・ラスコーリニコフが、 己と同じ機構の歯車――忠実なる兵士――の一つが滞りなく、任務を果たしたものとして彼女の帰還を迎えていた。 過去、繰り返されてきたように、鋼の男は無機質に今回も部下からの事実確認、報告を受け取ろうとした―――が、 &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){「&ruby(ジェネレイト){起動}!」}}} &bold(){その代わりに突き返されたものは、紫電を纏いし槍であり……} &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){「私は少佐、あなたを斃します。この夜明けに、我が全力を以って」}}} &bold(){かつての彼女とは違う、熱を帯びた反逆にして決別の宣言であった。} &color(#D75276){&bold(){すべては、己が裡に刻まれた鋼の&ruby(ちから){暴力}――}} &color(#D75276){&bold(){その象徴であり頂点たる最強の&ruby(イマジネイター){刻鋼人機}へと立ち向かい、&ruby(・・・・・・・・){人間としての自分}を今、取り返したいと願うから。}} それに対し、アレクサンドルは&color(gray){&bold(){“機械”の誤作動、}}と。 淡々と現状確認を行った後…… &color(gray){&sizex(5){&bold(){「脆弱なる精神のもたらす自壊作用。科学の頂点たる超人機としての自我の破綻。}}}  &color(gray){&sizex(5){&bold(){その程度、極めて重篤――もはや修復は不可能。}}}  &color(gray){&sizex(5){&bold(){歯車の使徒へ立ち返るには、あまりに歪つに欠け過ぎた。よって、&ruby(・・){破棄}が妥当と判断する」}}} &color(gray){&sizex(5){&bold(){「イシュトヴァーン。もはやおまえに、永久機関を胸に宿す資格はない。}}}  &color(gray){&sizex(5){&bold(){超越の人機たる証を抉り出し、望み通り&ruby(ただびと){徒人}として墓に入るが良い」}}} &color(gray){&bold(){文字通り“処分”を宣告する言葉が放たれる中、}} &color(gray){&bold(){男には何等の表情の、語気の変化も認められず、その在り方は何時如何なる時も揺るがぬ不動の鋼鉄の如し。}} そんな男の姿、心の在り様を畏怖し、同時に憧れ続けた女はしかし――― &sizex(4){&color(#D75276){&bold(){「私の行き着くべき先は、あなたのその在り方だったのでしょう……}}}  &sizex(4){&color(#D75276){&bold(){故に目指した彼方に至れなかった、脆弱な落伍者という評価を否定はしません」}}} &sizex(4){&color(#D75276){&bold(){「けれど後悔もしてはおりません。}}}  &sizex(4){&color(#D75276){&bold(){その&ruby(つよ){剛}さを纏っていたなら、彼の声は、この胸に届かなかった……この愛を得る事は、できなかった」}}} &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){「ああ、言い訳など出来ませんね。}}}  &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){エリザベータ・イシュトヴァーンは、見事に壊れてしまいました」}}} &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){「鉄の&ruby(かめん){外皮}が見当たらない。心に鉄を纏えない。}}}  &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){けれどーーその代わりに、得られたものがありますから。}}}  &sizex(5){&color(#D75276){&bold(){錆の浮いた化粧箱とは、ここでお別れしたいのです」}}} &color(#D75276){&bold(){弱く迷い続ける心を抱えてでも、困難を選び取る“勇気”を掲げ、}} &color(#D75276){&bold(){そして、[[好きな男に精一杯格好付ける>彼に似合いの女になってみたい。格好付けてみたいのよ、きっと理由なんてそれだけなんだわ]]ために、紫電を迸らせるのであった。}} ---- - この件がなくとも、遠からず破綻してただろうからなぁ、エリザベータちゃん -- 名無しさん (2017-10-22 03:59:57) - ゼロニティの女性陣は基本メンタル弱いからなぁ -- 名無しさん (2017-10-22 12:48:23) - 男連中のメンタルが狂ってるだけでは -- 名無しさん (2017-10-22 16:42:15) - ヴェンデッタの女性陣と違って嫋やかな娘が多い -- 名無しさん (2017-10-22 17:58:17) #comment

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