けれど……その代わりに、得られたものがありますから。錆の浮いた化粧箱とは、ここでお別れしたいのです

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けれど……その代わりに、得られたものがありますから。錆の浮いた化粧箱とは、ここでお別れしたいのです」(2020/05/15 (金) 00:39:36) の最新版変更点

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発言者:[[エリザベータ・イシュトヴァーン]] 対象者:[[アレクサンドル・ラスコーリニコフ]] &size(23){&color(#D75276){&bold(){「これが、きっと……勇気」}}} &size(14){&color(#D75276){&bold(){自らにとって困難な選択を、行使しなければならない瞬間に心震わせて選び取ること。}}} &size(14){&color(#D75276){&bold(){勇敢な者にとっては逃げなくてはならない時に、逃亡を選択できるか。}}} &size(14){&color(#D75276){&bold(){臆病な者にとっては立ち向かうべき時に、涙をこらえて踏みしめられるか。}}} &size(14){&color(#D75276){&bold(){個々人によって違う課題。それを成し遂げるために、勇気はあると知ることができた。}}} 初めて自分自身のために、愛する者との未来を勝ち取りたいと願い、 単身“元”司令官がいる電波塔へと赴いたエリザベータ。 そこではアレクサンドル・ラスコーリニコフが、 己と同じ機構の歯車――忠実なる兵士――の一つが滞りなく、任務を果たしたものとして彼女の帰還を迎えていた。 過去、繰り返されてきたように、鋼の男は無機質に今回も部下からの事実確認、報告を受け取ろうとした―――が、 &size(22){&color(#D75276){&bold(){「&ruby(ジェネレイト){起動}!」}}} &bold(){その代わりに突き返されたものは、紫電を纏いし槍であり……} &size(21){&color(#D75276){&bold(){「私は少佐、あなたを斃します。この夜明けに、我が全力を以って」}}} &bold(){かつての彼女とは違う、熱を帯びた反逆にして決別の宣言であった。} &color(#D75276){&bold(){すべては、己が裡に刻まれた鋼の&ruby(ちから){暴力}――}} &color(#D75276){&bold(){その象徴であり頂点たる最強の&ruby(イマジネイター){刻鋼人機}へと立ち向かい、&ruby(・・・・・・・・){人間としての自分}を今、取り返したいと願うから。}} それに対し、アレクサンドルは&color(#423D37){&bold(){“機械”の誤作動、}}と。 淡々と現状確認を行った後…… &color(#423D37){&sizex(5){&bold(){「脆弱なる精神のもたらす自壊作用。科学の頂点たる超人機としての自我の破綻。}}}  &color(#423D37){&sizex(5){&bold(){その程度、極めて重篤}――&bold(){もはや修復は不可能。}}}  &color(#423D37){&sizex(5){&bold(){歯車の使徒へ立ち返るには、あまりに歪つに欠け過ぎた。よって、&ruby(・・){破棄}が妥当と判断する」}}} &color(#423D37){&sizex(5){&bold(){「イシュトヴァーン。もはやおまえに、永久機関を胸に宿す資格はない。}}}  &color(#423D37){&sizex(5){&bold(){超越の人機たる証を抉り出し、望み通り&ruby(ただびと){徒人}として墓に入るが良い」}}} &color(#423D37){&bold(){文字通り“処分”を宣告する言葉が放たれる中、}} &color(#423D37){&bold(){男には何等の表情の、語気の変化も認められず、その在り方は何時如何なる時も揺るがぬ不動の鋼鉄の如し。}} そんな男の姿、心の在り様を畏怖し、同時に憧れ続けた女はしかし――― &size(18){&color(#D75276){&bold(){「私の行き着くべき先は、あなたのその在り方だったのでしょう……}}}  &size(18){&color(#D75276){&bold(){故に目指した彼方に至れなかった、脆弱な落伍者という評価を否定はしません」}}} &size(19){&color(#D75276){&bold(){「けれど後悔もしてはおりません。その&ruby(つよ){剛}さを纏っていたなら、}}}  &size(19){&color(#D75276){&bold(){彼の声は、この胸に届かなかった……この愛を得る事は、できなかった」}}} &size(22){&color(#D75276){&bold(){「ああ、言い訳など出来ませんね。}}}     &size(22){&color(#D75276){&bold(){エリザベータ・イシュトヴァーンは、見事に壊れてしまいました」}}} &size(23){&color(#D75276){&bold(){「鉄の&ruby(かめん){外皮}が見当たらない。心に鉄を纏えない。}}}     &size(24){&color(#D75276){&bold(){けれど}――&bold(){その代わりに、得られたものがありますから。}}}     &size(25){&color(#D75276){&bold(){錆の浮いた化粧箱とは、ここでお別れしたいのです&size(23){」}}}} &color(#D75276){&bold(){弱く迷い続ける心を抱えてでも、己にとっての困難を選び取る“勇気”を掲げ、}} &color(#D75276){&bold(){そして、[[好きな男に精一杯格好付ける>彼に似合いの女になってみたい。格好付けてみたいのよ、きっと理由なんてそれだけなんだわ]]ために、紫電を迸らせるのであった。}} ---- - この件がなくとも、遠からず破綻してただろうからなぁ、エリザベータちゃん -- 名無しさん (2017-10-22 03:59:57) - ゼロニティの女性陣は基本メンタル弱いからなぁ -- 名無しさん (2017-10-22 12:48:23) - 男連中のメンタルが狂ってるだけでは -- 名無しさん (2017-10-22 16:42:15) - ヴェンデッタの女性陣と違って嫋やかな娘が多い -- 名無しさん (2017-10-22 17:58:17) - でもジュンだけ無駄にメンタル固いよな -- 名無しさん (2017-10-23 00:06:10) - ずっと凌駕を見てきたからな -- 名無しさん (2017-11-16 12:37:03) - メンタル強すぎるとヒロインっぽく見えなくなるが、弱すぎるとイマイチになるというジレンマ -- 名無しさん (2017-11-16 13:12:38) - ↑つナギサちゃん -- 名無しさん (2017-11-16 14:29:41) - ↑適温だから -- 名無しさん (2017-11-16 14:36:26) - 光の性質を持っているけれど、本質はずっと誰かに助けて欲しかった普通の女の子なナギサちゃんは本当にヒロインとして適温だわ -- 名無しさん (2017-11-16 15:08:41) - ナギサちゃんは絶妙なバランスだからな。普通にゼロインの女キャラたちってこういう作品でもなければ異常なまでにメンタル強い方だと思う -- 名無しさん (2017-11-16 22:19:13) - ヒロインの完成度の高さの話になると、大体ナギサちゃんいいよねってなるこのwiki -- 名無しさん (2017-11-17 00:07:19) - だってほかのヒロインってヒロインらしさがあるのミリィくらいじゃ、おっと誰か来たようだ -- 名無しさん (2017-11-17 21:42:11) - 他のヒロインもヒロインやってないわけじゃないけれど、ナギサちゃんが強すぎるもの... -- 名無しさん (2017-11-17 22:57:44) #comment
発言者:[[エリザベータ・イシュトヴァーン]] 対象者:[[アレクサンドル・ラスコーリニコフ]] &size(23){&color(#D75276){&bold(){「これが、きっと……勇気」}}} &size(14){&color(#D75276){&bold(){自らにとって困難な選択を、行使しなければならない瞬間に心震わせて選び取ること。}}} &size(14){&color(#D75276){&bold(){勇敢な者にとっては逃げなくてはならない時に、逃亡を選択できるか。}}} &size(14){&color(#D75276){&bold(){臆病な者にとっては立ち向かうべき時に、涙をこらえて踏みしめられるか。}}} &size(14){&color(#D75276){&bold(){個々人によって違う課題。それを成し遂げるために、勇気はあると知ることができた。}}} 初めて自分自身のために、愛する者との未来を勝ち取りたいと願い、 単身“元”司令官がいる電波塔へと赴いたエリザベータ。 そこではアレクサンドル・ラスコーリニコフが、 己と同じ機構の歯車――忠実なる兵士――の一つが滞りなく、任務を果たしたものとして彼女の帰還を迎えていた。 過去、繰り返されてきたように、鋼の男は無機質に今回も部下からの事実確認、報告を受け取ろうとした―――が、 &size(22){&color(#D75276){&bold(){「&ruby(ジェネレイト){起動}!」}}} &bold(){その代わりに突き返されたものは、紫電を纏いし槍であり……} &size(21){&color(#D75276){&bold(){「私は少佐、あなたを斃します。この夜明けに、我が全力を以って」}}} &bold(){かつての彼女とは違う、熱を帯びた反逆にして決別の宣言であった。} &color(#D75276){&bold(){すべては、己が裡に刻まれた鋼の&ruby(ちから){暴力}――}} &color(#D75276){&bold(){その象徴であり頂点たる最強の&ruby(イマジネイター){刻鋼人機}へと立ち向かい、&ruby(・・・・・・・・){人間としての自分}を今、取り返したいと願うから。}} それに対し、アレクサンドルは&color(#423D37){&bold(){“機械”の誤作動、}}と。 淡々と現状確認を行った後…… &color(#373B4C){&sizex(5){&bold(){「脆弱なる精神のもたらす自壊作用。科学の頂点たる超人機としての自我の破綻。}}} &color(#373B4C){&sizex(5){&bold(){その程度、極めて重篤}――&bold(){もはや修復は不可能。}}} &color(#373B4C){&sizex(5){&bold(){歯車の使徒へ立ち返るには、あまりに歪つに欠け過ぎた。よって、&ruby(・・){破棄}が妥当と判断する」}}} &color(#373B4C){&sizex(5){&bold(){「イシュトヴァーン。もはやおまえに、永久機関を胸に宿す資格はない。}}} &color(#373B4C){&sizex(5){&bold(){超越の人機たる証を抉り出し、望み通り&ruby(ただびと){徒人}として墓に入るが良い」}}} &color(#373B4C){&bold(){文字通り“処分”を宣告する言葉が放たれる中、}} &color(#373B4C){&bold(){男には何等の表情の、語気の変化も認められず、その在り方は何時如何なる時も揺るがぬ不動の鋼鉄の如し。}} そんな男の姿、心の在り様を畏怖し、同時に憧れ続けた女はしかし――― &size(18){&color(#D75276){&bold(){「私の行き着くべき先は、あなたのその在り方だったのでしょう……}}} &size(18){&color(#D75276){&bold(){故に目指した彼方に至れなかった、脆弱な落伍者という評価を否定はしません」}}} &size(19){&color(#D75276){&bold(){「けれど後悔もしてはおりません。その&ruby(つよ){剛}さを纏っていたなら、}}} &size(19){&color(#D75276){&bold(){彼の声は、この胸に届かなかった……この愛を得る事は、できなかった」}}} &size(22){&color(#D75276){&bold(){「ああ、言い訳など出来ませんね。}}} &size(22){&color(#D75276){&bold(){エリザベータ・イシュトヴァーンは、見事に壊れてしまいました」}}} &size(23){&color(#D75276){&bold(){「鉄の&ruby(かめん){外皮}が見当たらない。心に鉄を纏えない。}}} &size(24){&color(#D75276){&bold(){けれど}――&bold(){その代わりに、得られたものがありますから。}}} &size(25){&color(#D75276){&bold(){錆の浮いた化粧箱とは、ここでお別れしたいのです&size(23){」}}}} &color(#D75276){&bold(){弱く迷い続ける心を抱えてでも、己にとっての困難を選び取る“勇気”を掲げ、}} &color(#D75276){&bold(){そして、[[好きな男に精一杯格好付ける>彼に似合いの女になってみたい。格好付けてみたいのよ、きっと理由なんてそれだけなんだわ]]ために、紫電を迸らせるのであった。}} ---- - この件がなくとも、遠からず破綻してただろうからなぁ、エリザベータちゃん -- 名無しさん (2017-10-22 03:59:57) - ゼロニティの女性陣は基本メンタル弱いからなぁ -- 名無しさん (2017-10-22 12:48:23) - 男連中のメンタルが狂ってるだけでは -- 名無しさん (2017-10-22 16:42:15) - ヴェンデッタの女性陣と違って嫋やかな娘が多い -- 名無しさん (2017-10-22 17:58:17) - でもジュンだけ無駄にメンタル固いよな -- 名無しさん (2017-10-23 00:06:10) - ずっと凌駕を見てきたからな -- 名無しさん (2017-11-16 12:37:03) - メンタル強すぎるとヒロインっぽく見えなくなるが、弱すぎるとイマイチになるというジレンマ -- 名無しさん (2017-11-16 13:12:38) - ↑つナギサちゃん -- 名無しさん (2017-11-16 14:29:41) - ↑適温だから -- 名無しさん (2017-11-16 14:36:26) - 光の性質を持っているけれど、本質はずっと誰かに助けて欲しかった普通の女の子なナギサちゃんは本当にヒロインとして適温だわ -- 名無しさん (2017-11-16 15:08:41) - ナギサちゃんは絶妙なバランスだからな。普通にゼロインの女キャラたちってこういう作品でもなければ異常なまでにメンタル強い方だと思う -- 名無しさん (2017-11-16 22:19:13) - ヒロインの完成度の高さの話になると、大体ナギサちゃんいいよねってなるこのwiki -- 名無しさん (2017-11-17 00:07:19) - だってほかのヒロインってヒロインらしさがあるのミリィくらいじゃ、おっと誰か来たようだ -- 名無しさん (2017-11-17 21:42:11) - 他のヒロインもヒロインやってないわけじゃないけれど、ナギサちゃんが強すぎるもの... -- 名無しさん (2017-11-17 22:57:44) #comment

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