生温いんだよ、こんな歪みで。俺の熱を、いつまでも小賢しく縛り付けられると思うなッ!

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生温いんだよ、こんな歪みで。俺の熱を、いつまでも小賢しく縛り付けられると思うなッ! - (2020/06/11 (木) 23:20:16) の最新版との変更点

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発言者:[[秋月 凌駕]] [[マレーネ>マレーネ・フランケンシュタイン]]らの仲間としてではなく、&bold(){[[一人の女性>エリザベータ・イシュトヴァーン]]へ恋情を抱く一人の餓鬼として}、[[エリザベータを救うべく>だからこそ俺は夢を見る。想像力を駆使し、可能性を拡げる。そしてその為に、死力を尽くす。君を……その終わりのない殺戮の歯車から解き放ってやりたいから!]]彼女と対峙した凌駕。 二人の激突は、当初戦闘経験の差でエリザベータ側が優勢であったが、彼女への想いだけを胸に凌駕は食い下がり、ついには彼女を屈服させたかに見えた…… しかし凌駕が、直前に[[切>草笛 切]]から受けたある&bold(){[[「助言」>https://w.atwiki.jp/vermili/pages/1019.html]]}を彼女にかけたことを切欠にエリザベータは己の&ruby(イド){陰我}を解放、&bold(){&ruby(セカンドフォーム){[[影装段階>重鋼嵐弩]]}を発動させてしまう}。 &size(13){&color(indigo){&bold(){「お願いだから、来ないで、近寄らないで」}}}……[[彼女の悲鳴>――エリザベータ・イシュトヴァーンだなんていう、臆病者を好きだなんて、言わないでッ!]]に呼応して射出される鉄の礫弾は、凌駕を徹底的に打ちのめすが、それでも彼は前進を止めず、ついにはエリザベータの眼前にまで進み出た。 だが、彼女の持つ&ruby(プラズマ){電磁気炎}を纏った槍の一撃を受け、凌駕は&bold(){迎撃を行った[[両腕>極秤殲機]]を喪失、そのまま吹き飛ばされてしまう}。 追い詰められた凌駕は、&bold(){“初恋は叶わないもの”}と切は諦観から、憐れみの念から自分に言葉を授けたのか、と思い、 それまでの己の滑稽な姿を虚しく自嘲し――&bold(){次の瞬間、その意志は研ぎ澄まされる。} &size(23){&color(#1900A8){「――なるほど、つまり超えてみろということだろう?」}} &sizex(3){&color(#dd0000){&bold(){諦めない、諦めない……諦めるような意思などそもそも、秋月凌駕の思考回路には入っていない。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){高い壁、悲恋だという先人の訓示? 諦めろという優しい諦観? まとめて総じて糞喰らえだッ。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){前を向けよ高らかに、砕けた希望を掻き集めろ。そうだ、前進を、前進を、止めてはならない踏破しろ。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){何のためにこの俺には、&ruby(とびこえる){凌駕}などという名がついているんだ。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){歩けよ止まるな、&ruby(・・・・・・・){両腕の欠損程度}がどうしたという。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){常に変わらず、一定に、如何なるときも心の芯は中庸にて。揺らがず砕けず粛々と。}}} &big(){&color(#2F2F87){『来ないでなどと言われてもさ、きついなリーザ。俺は最初から、ずっと&ruby(ひとり){孤独}だったというのに……』}} ――そして、凌駕は己が無意識の一端を覗く。 &sizex(3){&color(#1900A8){……自分はそもそも、そんな思考をしているからこそ、理解してくれる人間がいないのだろう}、という事実を。} &sizex(3){&color(#1900A8){然したる不幸もなく、然したる幸福もなく、それにもかかわらず他者から“強い”と称されるような精神構造を有していること。}} &sizex(3){&color(#1900A8){生まれながらの精神的超越者&italic(){&size(12){───}}そんな“普通”から最もかけ離れた、不平等の証そのもの、それが秋月凌駕という人間の真実である。}} &size(22){&color(darkblue){&bold(){&italic(){&tt(){「───ク、く、はッ……」}}}}} そんな歪な在り方という無意識に押し込めてきた暗闇を前に、凌駕は一時こそ苦しむものの……耐えて&ruby(ワラ){哂}い。 &bold(){今の自分には、そんな自分自身の理解よりも優先すべき存在、救いたい存在がいるのだと吼える。} &sizex(4){&color(black){捻じ伏せても、屈服させても、嫌悪されても、見放されても――}} &sizex(4){&color(black){&bold(){彼女を救いたいと願ったのだ。}}} &sizex(4){&color(black){&bold(){それこそが俺の抱く真実の想いである以上。}}} &sizex(4){&color(black){&bold(){誰もいない、孤独になる。自らに着いて来れるものは皆無で、独り流離うことになろうとも。}}} &size(28){&color(#06002B){&bold(){&italic(){&tt(){「生温いんだよ。こんな歪みで──。}}}}} &size(29){&color(#06002B){&bold(){&italic(){&tt(){俺の熱を、いつまでも小賢しく縛り付けられると思うなッ!&size(24){」}}}}}} &size(16){&bold(){&color(darkblue){心は焔より熱く。意思は凍て付く氷のように。}}} &size(16){&bold(){&color(darkblue){燃え滾りながら揺るぎなく、自在に操り、俺はここに扉を開く───!}}} &size(17){&bold(){そして}――&bold(){&ruby(イド){陰我}の深淵、その一端に凌駕は手を掛ける。}} &size(34){&color(#06002B){&bold(){「&ruby(エヴォルブ){展開}!」}}} &size(15){&color(#160454){&bold(){漆黒を纏い、両腕が再生する。}}} &size(16){&color(#160454){&bold(){形状はそのままに、新生した魔拳はもはや鉄の&ruby(なみだ){雨}を寄せ付けない。}}} &size(18){&bold(){貫くべきは、大切な女性に想いを届けたい───その一念のみ。}} ---- - 凌駕がバグった。でも熱い。それがイイ。 -- 名無しさん (2017-04-28 23:07:50) - このシーンは中庸の怪物としてでなく、1人の恋焦がれる男として戦ってる感じがした。 -- 名無しさん (2017-04-29 00:01:54) - 多分エリザベータ√後は、マレーネ√とはまた違った形で着実に『人間』になっていくんだろうなって感じだわ。 -- 名無しさん (2017-05-01 20:00:56) - 人間にはなれるけど頭おかしい思考回路は変わらなそうなのがこのルートの凌駕さん -- 名無しさん (2017-05-01 20:18:03) - うわ、凌駕死にそうじゃん!?選択肢ミスったか?「なるほど、つまり越えてみろということだろう」……何言ってんだ? -- このシーンの初見時 (2017-05-01 23:35:38) - 基本的に凌駕さんはどのルートでも人間になれるけど超人のまま弱者も理解できるようになるってのが根本だしな -- 名無しさん (2017-05-05 08:37:32) - ↑2 思わず「おい待てコラ。いつの間にヘリオスをインストールした?」と呟いたw -- 名無しさん (2017-05-05 09:41:46) - ↑うんわかる。俺も・・・あれ?」って思ったよ -- 名無しさん (2017-05-20 20:03:08) - どんな壁にぶち当たっても「つまり超えてみろということだろう?」で実践しかねないのが・・・ -- 名無しさん (2017-05-20 21:37:07) - でも、さすがの凌駕もリーザに搾られると限界になる模様。中庸の怪物にも越えられない壁があるんだなァ -- 名無しさん (2017-05-22 19:56:43) - まあ、wiki見る限りメンタルが怪物なだけらしいからね。肉体的な限界はどうしようもないということだろう -- 名無しさん (2017-05-22 20:03:01) - 個人的にゼロインの中でリーザ√が一番好き。 -- 名無しさん (2017-05-23 23:13:07) - ↑×2但し、そのメンタルが力になるのが刻鋼式心装永久機関である -- 名無しさん (2017-05-24 20:31:51) - ↑3 肉体の限界はダメでも肉体ダメージの限界はたやすく突破するから… -- 名無しさん (2017-05-24 22:34:44) - というより、テクと性欲が凌駕を上回るリーザさんがオカシイ -- 名無しさん (2017-05-24 23:53:39) - 初見の時は項目名にもなってる部分とか、佐和さんの絞り出すような叫びの演技が滅茶苦茶印象的だった…(あと美汐、エリザベータ√のエクリプスの詠唱とか -- 名無しさん (2020-05-26 22:36:08) #comment
発言者:[[秋月 凌駕]] [[マレーネ>マレーネ・フランケンシュタイン]]らの仲間としてではなく、&bold(){[[一人の女性>エリザベータ・イシュトヴァーン]]へ恋情を抱く一人の餓鬼として}、[[エリザベータを救うべく>だからこそ俺は夢を見る。想像力を駆使し、可能性を拡げる。そしてその為に、死力を尽くす。君を……その終わりのない殺戮の歯車から解き放ってやりたいから!]]彼女と対峙した凌駕。 二人の激突は、当初戦闘経験の差でエリザベータ側が優勢であったが、彼女への想いだけを胸に凌駕は食い下がり、ついには彼女を屈服させたかに見えた…… しかし凌駕が、直前に[[切>草笛 切]]から受けたある&bold(){[[「助言」>https://w.atwiki.jp/vermili/pages/1019.html]]}を彼女にかけたことをきっかけにエリザベータは己の&ruby(イド){陰我}を解放、&bold(){&ruby(セカンドフォーム){[[影装段階>重鋼嵐弩]]}を発動させてしまう}。 &size(13){&color(indigo){&bold(){「お願いだから、来ないで、近寄らないで」}}}……[[彼女の悲鳴>――エリザベータ・イシュトヴァーンだなんていう、臆病者を好きだなんて、言わないでッ!]]に呼応して射出される鉄の礫弾は、凌駕を徹底的に打ちのめすが、それでも彼は前進を止めず、ついにはエリザベータの眼前にまで進み出た。 だが、彼女の持つ&ruby(プラズマ){電磁気炎}を纏った槍の一撃を受け、凌駕は&bold(){迎撃を行った[[両腕>極秤殲機]]を喪失、そのまま吹き飛ばされてしまう}。 追い詰められた凌駕は、&bold(){“初恋は叶わないもの”}と切は諦観から、憐れみの念から自分に言葉を授けたのか、と思い、 それまでの己の滑稽な姿を虚しく自嘲し――&bold(){次の瞬間、その意志は研ぎ澄まされる。} &size(23){&color(#1900A8){「――なるほど、つまり超えてみろということだろう?」}} &sizex(3){&color(#dd0000){&bold(){諦めない、諦めない……諦めるような意思などそもそも、秋月凌駕の思考回路には入っていない。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){高い壁、悲恋だという先人の訓示? 諦めろという優しい諦観? まとめて総じて糞喰らえだッ。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){前を向けよ高らかに、砕けた希望を掻き集めろ。そうだ、前進を、前進を、止めてはならない踏破しろ。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){何のためにこの俺には、&ruby(とびこえる){凌駕}などという名がついているんだ。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){歩けよ止まるな、&ruby(・・・・・・・){両腕の欠損程度}がどうしたという。}}} &size(11){&color(#dd0000){&bold(){常に変わらず、一定に、如何なるときも心の芯は中庸にて。揺らがず砕けず粛々と。}}} &big(){&color(#2F2F87){『来ないでなどと言われてもさ、きついなリーザ。俺は最初から、ずっと&ruby(ひとり){孤独}だったというのに……』}} ――そして、凌駕は己が無意識の一端を覗く。 &sizex(3){&color(#1900A8){……自分はそもそも、そんな思考をしているからこそ、理解してくれる人間がいないのだろう}、という事実を。} &sizex(3){&color(#1900A8){然したる不幸もなく、然したる幸福もなく、それにもかかわらず他者から“強い”と称されるような精神構造を有していること。}} &sizex(3){&color(#1900A8){生まれながらの精神的超越者&italic(){&size(12){───}}そんな“普通”から最もかけ離れた、不平等の証そのもの、それが秋月凌駕という人間の真実である。}} &size(22){&color(darkblue){&bold(){&italic(){&tt(){「───ク、く、はッ……」}}}}} そんな歪な在り方という無意識に押し込めてきた暗闇を前に、凌駕は一時こそ苦しむものの……耐えて&ruby(ワラ){哂}い。 &bold(){今の自分には、そんな自分自身の理解よりも優先すべき存在、救いたい存在がいるのだと吼える。} &sizex(4){&color(#25436d){捻じ伏せても、屈服させても、嫌悪されても、見放されても――}} &sizex(4){&color(#25436d){&bold(){彼女を救いたいと願ったのだ。}}} &sizex(4){&color(#25436d){&bold(){それこそが俺の抱く真実の想いである以上。}}} &sizex(4){&color(#25436d){&bold(){誰もいない、孤独になる。自らに着いて来れるものは皆無で、独り流離うことになろうとも。}}} &size(28){&color(#06002B){&bold(){&italic(){&tt(){「生温いんだよ。こんな歪みで──。}}}}} &size(29){&color(#06002B){&bold(){&italic(){&tt(){俺の熱を、いつまでも小賢しく縛り付けられると思うなッ!&size(24){」}}}}}} &font(16,b){&color(red,#FF9035){心は焔より熱く。}&color(silver,#566577){意思は凍て付く氷のように。}} &font(16,b){燃え滾りながら揺るぎなく、自在に操り、俺はここに扉を開く───!} &size(17){&bold(){そして}――&bold(){&ruby(イド){陰我}の深淵、その一端に凌駕は手を掛ける。}} &size(34){&color(#06002B){&bold(){「&ruby(エヴォルブ){展開}!」}}} &size(15){&color(#160454){&bold(){漆黒を纏い、両腕が再生する。}}} &size(16){&color(#160454){&bold(){形状はそのままに、新生した魔拳はもはや鉄の&ruby(なみだ){雨}を寄せ付けない。}}} &size(18){&bold(){貫くべきは、大切な女性に想いを届けたい───その一念のみ。}} ---- - 凌駕がバグった。でも熱い。それがイイ。 -- 名無しさん (2017-04-28 23:07:50) - このシーンは中庸の怪物としてでなく、1人の恋焦がれる男として戦ってる感じがした。 -- 名無しさん (2017-04-29 00:01:54) - 多分エリザベータ√後は、マレーネ√とはまた違った形で着実に『人間』になっていくんだろうなって感じだわ。 -- 名無しさん (2017-05-01 20:00:56) - 人間にはなれるけど頭おかしい思考回路は変わらなそうなのがこのルートの凌駕さん -- 名無しさん (2017-05-01 20:18:03) - うわ、凌駕死にそうじゃん!?選択肢ミスったか?「なるほど、つまり越えてみろということだろう」……何言ってんだ? -- このシーンの初見時 (2017-05-01 23:35:38) - 基本的に凌駕さんはどのルートでも人間になれるけど超人のまま弱者も理解できるようになるってのが根本だしな -- 名無しさん (2017-05-05 08:37:32) - ↑2 思わず「おい待てコラ。いつの間にヘリオスをインストールした?」と呟いたw -- 名無しさん (2017-05-05 09:41:46) - ↑うんわかる。俺も・・・あれ?」って思ったよ -- 名無しさん (2017-05-20 20:03:08) - どんな壁にぶち当たっても「つまり超えてみろということだろう?」で実践しかねないのが・・・ -- 名無しさん (2017-05-20 21:37:07) - でも、さすがの凌駕もリーザに搾られると限界になる模様。中庸の怪物にも越えられない壁があるんだなァ -- 名無しさん (2017-05-22 19:56:43) - まあ、wiki見る限りメンタルが怪物なだけらしいからね。肉体的な限界はどうしようもないということだろう -- 名無しさん (2017-05-22 20:03:01) - 個人的にゼロインの中でリーザ√が一番好き。 -- 名無しさん (2017-05-23 23:13:07) - ↑×2但し、そのメンタルが力になるのが刻鋼式心装永久機関である -- 名無しさん (2017-05-24 20:31:51) - ↑3 肉体の限界はダメでも肉体ダメージの限界はたやすく突破するから… -- 名無しさん (2017-05-24 22:34:44) - というより、テクと性欲が凌駕を上回るリーザさんがオカシイ -- 名無しさん (2017-05-24 23:53:39) - 初見の時は項目名にもなってる部分とか、佐和さんの絞り出すような叫びの演技が滅茶苦茶印象的だった…(あと美汐、エリザベータ√のエクリプスの詠唱とか -- 名無しさん (2020-05-26 22:36:08) #comment

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