言ったろ? 俺は、トシロー・カシマの大ファンなんだよ。俺もヒーローの力になりたい……なあ、何もおかしい部分はないじゃないか?

「言ったろ? 俺は、トシロー・カシマの大ファンなんだよ。俺もヒーローの力になりたい……なあ、何もおかしい部分はないじゃないか?」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

言ったろ? 俺は、トシロー・カシマの大ファンなんだよ。俺もヒーローの力になりたい……なあ、何もおかしい部分はないじゃないか? - (2022/06/09 (木) 02:04:33) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

発言者:[[アイザック・フォレスト]] 対象者:[[シェリル・マクレガー]] &size(16){&color(#1E0107){&bold(){二つの影が交わる度に舞い散る血風と皮膚、肉、脂。}}} &size(19){&color(#cc0000){&bold(){「シェリルを殺ってあいつの視線を独り占め?}}}&size(19){&color(#cc0000){&bold(){ハッ……させるか、下がれ&ruby(ヒューマン){人間}。図に乗るな」}}} &size(25){&color(#cc0000){&bold(){&tt(){&italic(){「添い遂げるのは──この俺だッ!」}}}}} &size(17){&color(#1E0107){&bold(){斬り、避け、激突し、離脱しては再び交差。}}} &size(19){&color(darkblue){&bold(){「ならば、私も言わせてもらいましょう……囀るなよ&ruby(ヴァンパイア){臆病者}、頽るがいい!」}}} &size(25){&color(darkblue){&bold(){&tt(){&italic(){「彼こそが……私の花婿。乙女の初恋、見くびるなァッ──!」}}}}} &size(17){&color(#160454){&bold(){研鑽した&ruby(アリヤ){技術}に追いすがり、絶叫し続ける&ruby(アイザック){妄執}。}}} &size(18){&color(indigo){「ちょっと、冗談じゃないっての……」}} &size(16){&color(indigo){シェリルはその二人を目で追えない。いや、&ruby(・・・・・・・・・・・){目で追いたいと思わない}。}} &size(17){&color(#160454){&bold(){[[血統と年月>藍血貴]]に左右される&ruby(ブラインド){[[縛血者]]}の戦いとはまるで違う、異形の闘争が其処にはあった。}}} アリヤ√、[[突如襲撃をかけてきた>いいことを思いつきました。四肢を落としたあなたの前で――彼に捧げてみるのもよさそうですね]]&bold(){発情女}にして、&bold(){&ruby(向こう側){逸脱者}}の仲間入りを果たした[[アリヤ>アリヤ・タカジョウ]]に翻弄され、窮地に陥ったシェリルは…… &bold(){[[燃え落ちる自らの店>カサノヴァ]]と運命を共にしたはずの、&ruby(もう一人の逸脱者){腐れバーテンダー}の助けによって、かろうじて難を逃れた。} そんな見る者を戦慄させる死闘は、&bold(){不確定要素}を嫌ったアリヤの退却という形で終わり…… &size(14){&color(#dd0000){「よう、シェリル。元気してたか?」}} &size(14){&color(indigo){「最悪の気分。とりあえず……[[あんたら>変態]]が&ruby(・・・){まとも}じゃないのは痛感したわ」}} &size(14){&color(#dd0000){&bold(){「まったくだ、&ruby(・・・){まとも}なんて辞めちまえ。碌なもんじゃないぜ?」}}} [[『カサノヴァ』>カサノヴァ]]に居た頃と変わらない、軽薄な調子で語りかけるアイザック。 &size(14){&color(indigo){&bold(){「&size(12){&italic(){────}}で? あんた今まで何してたのさ、ねえ……Mr.&ruby(トライフィンガー){三本指}」}}} &size(14){&color(indigo){&bold(){「まさかとは思うけど、自首する代わりにトシローのケツ掘りたいってんじゃないでしょうね?}}} &size(14){&color(indigo){&bold(){もしマジだと言ったら、あたしがあんたにブチ込んでやる」}}} だが、人間どころか&bold(){&ruby(ブラインド){[[縛血者]]}}でもついていけない&bold(){&ruby(ファン){[[狂信>ひれ伏せ人間───血袋の分際で頭が高いぞ]][[者>ああ───愛おしいですよ、トシロー]]}}同士の闘いを間近に見た結果、 [[トシロー>トシロー・カシマ]]から伝え聞いた&bold(){彼の真の正体}に納得したシェリルは、傷つきながらも警戒を解こうとはしない。 そんな彼女を他所に、アイザックは事情が変わったとして、トシローと合流する事を決めた事、 そしてその原因となったもの、息詰まるような空気に覆われつつある[[フォギィボトム]]の現状を作り出した存在―― &color(#00234F){&bold(){先程の[[変態女の師匠>ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス]]の来訪と、彼による&ruby(ブルーブラッド){[[藍血貴>ウィリアム・ギャラハッド]]}殺しという[[事実を告げる。>沈む泥船はゴメンってことさ。力が大きいのと強者であるのはまったく別なんだ]]}} 破滅の足音が刻一刻と忍び寄る中、先の戦闘で多くの血を失っていたシェリルは崩れ落ち……アイザックに支えられる。 それでも一つだけ、新たに相棒への脅威が増えた事を理解した彼女にとって かつて交友を持ち、今は&bold(){全く底の見えない目の前の男}には問わねばならない事があり…… &size(21){&color(indigo){&bold(){「……アイザック、あんたいったい何が目的なの?」}}} &size(16){&color(indigo){彼が&ruby(シリアルキラー){連続殺人鬼}だというのなら、何故そんな行動に及んだのか。}} &size(16){&color(indigo){どうして、死んだことにしたまま逃げおおせず、この混沌とした街に舞い戻ってきたのか。}} &bold(){様々な意図を込め、問いかけた女の言葉に対し……} &size(21){&italic(){&color(red){&bold(){「言ったろ? 俺は、トシロー・カシマの大ファンなんだよ。}}}} &size(22){&italic(){&color(red){&bold(){俺もヒーローの力になりたい……なあ、何もおかしい部分はないじゃないか?&size(21){」}}}}} &size(15){&color(#103AD1){その声色はどこまでも純粋で、眼差しは夢見る少年のように輝き……}} &size(15){&color(#103AD1){嘘など欠片も籠っていない言葉で、アイザックは己の望みを語ったのだった。}} &size(14){&bold(){そうして垣間見えた男の在り方に、シェリルは最大級の危機感を覚えていた。}} &size(17){&color(indigo){&bold(){こいつもやはり、&ruby(モンスター){逸脱者}だと}&size(18){&italic(){────}}}} &size(14){&bold(){凄まじい情念の重みに圧倒されながら、彼女は意識を落としていった。}} ---- - この時の最大の危機感の中に、トシローを盗られると言う女の勘はあったのだろうか? -- 名無しさん (2019-01-13 10:21:16) #comment
発言者:[[アイザック・フォレスト]] 対象者:[[シェリル・マクレガー]] &size(16){&color(#1E0107){&bold(){二つの影が交わる度に舞い散る血風と皮膚、肉、脂。}}} &size(19){&color(#cc0000){&bold(){「シェリルを殺ってあいつの視線を独り占め?}}}&size(19){&color(#cc0000){&bold(){ハッ……させるか、下がれ&ruby(ヒューマン){人間}。図に乗るな」}}} &size(25){&color(#cc0000){&bold(){&tt(){&italic(){「添い遂げるのは──この俺だッ!」}}}}} &size(17){&color(#1E0107){&bold(){斬り、避け、激突し、離脱しては再び交差。}}} &size(19){&color(darkblue){&bold(){「ならば、私も言わせてもらいましょう……囀るなよ&ruby(ヴァンパイア){臆病者}、頽るがいい!」}}} &size(25){&color(darkblue){&bold(){&tt(){&italic(){「彼こそが……私の花婿。乙女の初恋、見くびるなァッ──!」}}}}} &size(17){&color(#160454){&bold(){研鑽した&ruby(アリヤ){技術}に追いすがり、絶叫し続ける&ruby(アイザック){妄執}。}}} &size(18){&color(indigo){「ちょっと、冗談じゃないっての……」}} &size(16){&color(indigo){シェリルはその二人を目で追えない。いや、&ruby(・・・・・・・・・・・){目で追いたいと思わない}。}} &size(17){&color(#160454){&bold(){[[血統と年月>藍血貴]]に左右される&ruby(ブラインド){[[縛血者]]}の戦いとはまるで違う、異形の闘争が其処にはあった。}}} アリヤ√、[[突如襲撃をかけてきた>いいことを思いつきました。四肢を落としたあなたの前で――彼に捧げてみるのもよさそうですね]]&bold(){発情女}にして、&bold(){&ruby(向こう側){逸脱者}}の仲間入りを果たした[[アリヤ>アリヤ・タカジョウ]]に翻弄され、窮地に陥ったシェリルは…… &bold(){[[燃え落ちる自らの店>カサノヴァ]]と運命を共にしたはずの、&ruby(もう一人の逸脱者){腐れバーテンダー}の助けによって、かろうじて難を逃れた。} そんな見る者を戦慄させる死闘は、&bold(){不確定要素}を嫌ったアリヤの退却という形で終わり…… &size(14){&color(#dd0000){「よう、シェリル。元気してたか?」}} &size(14){&color(indigo){「最悪の気分。とりあえず……[[あんたら>変態]]が&ruby(・・・){まとも}じゃないのは痛感したわ」}} &size(14){&color(#dd0000){&bold(){「まったくだ、&ruby(・・・){まとも}なんて辞めちまえ。碌なもんじゃないぜ?」}}} [[『カサノヴァ』>カサノヴァ]]に居た頃と変わらない、軽薄な調子で語りかけるアイザック。 &size(14){&color(indigo){&bold(){「&size(12){&italic(){────}}で? あんた今まで何してたのさ、ねえ……Mr.&ruby(トライフィンガー){三本指}」}}} &size(14){&color(indigo){&bold(){「まさかとは思うけど、自首する代わりにトシローのケツ掘りたいってんじゃないでしょうね?}}} &size(14){&color(indigo){&bold(){もしマジだと言ったら、あたしがあんたにブチ込んでやる」}}} だが、人間どころか&bold(){&ruby(ブラインド){[[縛血者]]}}でもついていけない&bold(){&ruby(ファン){[[狂信>ひれ伏せ人間───血袋の分際で頭が高いぞ]][[者>ああ───愛おしいですよ、トシロー]]}}同士の闘いを間近に見たことで、 [[トシロー>トシロー・カシマ]]から伝え聞いた&bold(){彼の真の正体}に納得したシェリルは、傷つきながらも警戒を解こうとはしない。 そんな彼女を他所に、アイザックは事情が変わったとして、トシローと合流する事を決めた事、 そしてその原因となったもの、息詰まるような空気に覆われつつある[[フォギィボトム]]の現状を作り出した存在―― &color(#00234F){&bold(){先程の[[変態女の師匠>ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス]]の来訪と、彼による&ruby(ブルーブラッド){[[藍血貴>ウィリアム・ギャラハッド]]}殺しという[[事実を告げる。>沈む泥船はゴメンってことさ。力が大きいのと強者であるのはまったく別なんだ]]}} 驚愕する余裕もなく、先の戦闘で多くの血を失っていたシェリルは崩れ落ち……アイザックに支えられる。 それでも一つだけ、新たに相棒への脅威が増えた事を理解した彼女にとって かつて交友を持ち、今は&bold(){全く底の見えない目の前の男}には問わねばならない事があり…… &size(21){&color(indigo){&bold(){「……アイザック、あんたいったい何が目的なの?」}}} &size(16){&color(indigo){彼が&ruby(シリアルキラー){連続殺人鬼}だというのなら、何故そんな行動に及んだのか。}} &size(16){&color(indigo){どうして、死んだことにしたまま逃げおおせず、この混沌とした街に舞い戻ってきたのか。}} &bold(){様々な意図を込め、問いかけた女の言葉に対し……} &size(21){&italic(){&color(red){&bold(){「言ったろ? 俺は、トシロー・カシマの大ファンなんだよ。}}}} &size(22){&italic(){&color(red){&bold(){俺もヒーローの力になりたい……なあ、何もおかしい部分はないじゃないか?&size(21){」}}}}} &size(15){&color(#103AD1){その声色はどこまでも純粋で、眼差しは夢見る少年のように輝き……}} &size(15){&color(#103AD1){嘘など欠片も籠っていない言葉で、アイザックは己の望みを語ったのだった。}} &size(14){&bold(){そうして垣間見えた男の在り方に、シェリルは最大級の危機感を覚えていた。}} &size(17){&color(indigo){&bold(){こいつもやはり、&ruby(モンスター){逸脱者}だと}&size(18){&italic(){────}}}} &size(14){&bold(){凄まじい情念の重みに圧倒されながら、彼女は意識を落としていった。}} ---- - この時の最大の危機感の中に、トシローを盗られると言う女の勘はあったのだろうか? -- 名無しさん (2019-01-13 10:21:16) #comment

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: