あなたのいない世界を、俺はちゃんと生きていくよ

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発言者:[[神代直]] #center(){ &size(20){&color(#CBAFD6){&bold(){ナオは、それでもいいの……?}}} &size(19){&color(#545772){&italic(){ああ。俺は自分のやり方で、いつかきっと幸せになってみせる。}}} &size(11){&color(#2838A9){《私たち、いい恋人同士になれるといいね》}} &size(11){&color(#2838A9){《でも……少しはそのきっかけになれたんなら、嬉しいかな》}} &size(11){&color(#2838A9){《……二人で一緒に幸せになりたいね―――》}} &size(12){&color(#2838A9){&bold(){“ウレシイ” “イマ”“ワタシ” “シアワセ”}}} &color(#545772){&size(21){&bold(){&italic(){たとえ……&ruby(ひとり){孤独}でいようとも。}}}} } &bold(){[[命を落としてでも守りたかった己の想いを抱き、一人の“少年”は優しく、穏やかに微笑んで逝った。>なあ、直にいちゃん───俺は、強くなれたのかな?]]} &bold(){[[一組の男女が見せてくれた幸せに惹かれ、しかしその先に在った苦悩も知った一人の“少女”は、男の孤独な決意を胸に旅立った。>幸せはみんなと同じになることじゃないんだって、ナオとユーリが教えてくれたから]]} そして…… 崩壊した地上で、直は己の内に残った&ruby(バロック){[[拡散因子>バロック]]}の生み出した、機械の翼を纏った“幸先輩”を目にする。 それは既に真実を知った彼が意図的に発動したものではなく……直の無意識の未練に反応した残影のようなものらしかった。 上空に映し出された彼女の姿に複雑な思いを抱きながらも、区切りをつけるにはよいと。 &color(#545772){&bold(){「さよなら―――」}}そう、別れの言葉を告げられて、女性の輪郭は解け、光の粒子として散り去ってゆく。 だが、それでも……声にならぬ衝動にかられて、今一度……彼の腕の中には、“神代直”の思い描いた“古雅幸”が形を成す。 幻影の“幸先輩”は何か言葉にしようとして、しかし果たせずにどこか不思議そうな表情を浮かべていた。 直は、それでいいと。彼女の最後の想いをこの影に語らせるわけにはいかない・・・ たとえ、言葉にしてもそれは、己の描いた古雅幸という対象への幻想、印象と同じく・・・ &bold(){生きていた時と同じようにそ隔たりは存在し……決して真実の彼女とは重なり合わないと理解していた。} &bold(){そうして直は、“誓い”を口にする――――} &size(20){&color(#545772){&bold(){「俺は、大丈夫だから……」}}} 己の生み出した未練の形に、何より、自分自身に言い聞かせるように。 &bold(){最愛の人は、もういないと}。その現実を受け入れ、歩き出すための、己と彼女に対する聖なる誓いを、ここに。 力を失い、次第に薄れゆく最愛の恋人の姿。 それを前にして、神代直は彼女への誇りとなすべく、&bold(){喪失の苦痛}と向き合って――― &size(22){&color(#545772){&bold(){「あなたのいない世界を、俺はちゃんと生きていくよ」}}} &size(16){&color(#545772){&bold(){古雅幸という最愛の女性を神代直の人生から切り離し、}&br()&bold(){今この瞬間からこの身一つで生きていくことを、誓った。}}} &size(16){&color(#545772){思い出すことはあっても、振り向き歩みを止めることは決してしない。}} &size(16){&color(#545772){ましてやその影に囚われ現実を歪めることなど、もう二度とありはしないと。}} &size(15){崩れ去った都市の残骸の中を、男はただ歩き続けていた。} &size(15){旅人のように歩みを止めず、巨大な夕陽に吸い込まれるように。} &size(15){彼が今何を想い、何を願っているのか……バロックが失われた今、その全てを見通すことは、もはや誰にも叶わない。} &size(16){だが一つ確かなのは……その背中と足取りは&size(15){────}&bold(){哀しみと、[[強い決意>https://w.atwiki.jp/vermili/pages/986.html]]を宿すものだったということ。}} &size(17){&color(#545772){[[愛する者>https://w.atwiki.jp/vermili/pages/1372.html]]を失ってもなお、&color(blue){&ruby(サチ){幸福}}に辿り着いてみせると、少女に約束した言葉を刻み込むように。}} &size(18){&color(#545772){誰もが知らない。夕陽に向かうその男が、[[星界の来訪者>融合知性群体]]を欺き人知れず世界を救った事実などは。}} &size(27){&color(slategray){&tt(){&italic(){そして、彼がふと見上げた虚空の果てに――瞬く星の光が見えた。}}}} ---- - アヤ&ミステル&ナギサ「あなたのいない世界を、私はちゃんと生きていく」墓&キミの記憶&夜空 -- 名無しさん (2019-04-07 06:19:12) - 対象者なしってのがまた… -- 名無しさん (2019-04-07 07:01:35) - ↑2ナギサちゃんは再会を夢見ているから…… -- 名無しさん (2019-04-07 08:16:39) - 単なるバッドエンドや鬱じゃないってことを示す台詞だよね -- 名無しさん (2019-04-07 13:06:48) - どこぞのアマツも、早くにここに辿り着けていれば糞眼鏡2号にはならなかったろうに……。まあ、もし子供が出来ていたら死ぬほど悲しんだ後で別離を受け入れて良き母になった、らしいから、本当に紙一重なんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2019-04-07 17:28:32) - 世界規模で選別が行われてたことを考えると、普通に生き抜くだけでハードモードだけどな…… -- 名無しさん (2019-04-07 20:32:16) - 新着一覧見るとこれと「だってあなたと出会えた世界だから」が並んでいて何とも言えない気持ちになるな…… -- 名無しさん (2019-04-08 10:49:26) - ↑「あなたのいない世界を、俺はちゃんと生きていくよ だって、貴方と出会えた世界だから」 -- 名無しさん (2019-04-11 22:36:16) #comment
発言者:[[神代直]] #center(){ &size(20){&color(#CBAFD6){&bold(){ナオは、それでもいいの……?}}} &size(19){&color(#545772){&italic(){ああ。俺は自分のやり方で、いつかきっと幸せになってみせる。}}} &size(11){&color(#2838A9){《私たち、いい恋人同士になれるといいね》}} &size(11){&color(#2838A9){《でも……少しはそのきっかけになれたんなら、嬉しいかな》}} &size(11){&color(#2838A9){《二人で一緒に幸せになりたいね―――》}} &size(12){&color(#2838A9){&bold(){“ウレシイ” “イマ”“ワタシ” “シアワセ”}}} &color(#545772){&size(21){&bold(){&italic(){たとえ……&ruby(ひとり){孤独}でいようとも。}}}} } &bold(){[[命を落としてでも守りたかった己の想いを抱き、一人の“少年”は優しく、穏やかに微笑んで逝った。>なあ、直にいちゃん───俺は、強くなれたのかな?]]} &bold(){[[一組の男女が見せてくれた幸せに惹かれ、しかしその先に在った苦悩も知った一人の“少女”は、男の孤独な決意を胸に旅立った。>幸せはみんなと同じになることじゃないんだって、ナオとユーリが教えてくれたから]]} そして…… 崩壊した地上で、直は己の内に残った&ruby(バロック){[[拡散因子>バロック]]}の生み出した、機械の翼を纏った“幸先輩”を目にする。 それは既に真実を知った彼が意図的に発動したものではなく……直の無意識の未練に反応した残影のようなものらしかった。 上空に映し出された彼女の姿に複雑な思いを抱きながらも、区切りをつけるにはよいと。 &color(#545772){&bold(){「さよなら―――」}}そう、別れの言葉を告げられて、女性の輪郭は解け、光の粒子として散り去ってゆく。 だが、それでも……声にならぬ衝動にかられて、今一度……彼の腕の中には、“神代直”の思い描いた“古雅幸”が形を成す。 幻影の“幸先輩”は何か言葉にしようとして、しかし果たせずにどこか不思議そうな表情を浮かべていた。 直は、それでいいと。彼女の最後の想いをこの影に語らせるわけにはいかない・・・ たとえ、言葉にしてもそれは、己の描いた古雅幸という対象への幻想、印象と同じく・・・ &bold(){生きていた時と同じようにそ隔たりは存在し……決して真実の彼女とは重なり合わないと理解していた。} &bold(){そうして直は、“誓い”を口にする――――} &size(20){&color(#545772){&bold(){「俺は、大丈夫だから……」}}} 己の生み出した未練の形に、何より、自分自身に言い聞かせるように。 &bold(){最愛の人は、もういないと}。その現実を受け入れ、歩き出すための、己と彼女に対する聖なる誓いを、ここに。 力を失い、次第に薄れゆく最愛の恋人の姿。 それを前にして、神代直は彼女への誇りとなすべく、&bold(){喪失の苦痛}と向き合って――― &size(22){&color(#545772){&bold(){「あなたのいない世界を、俺はちゃんと生きていくよ」}}} &size(16){&color(#545772){&bold(){古雅幸という最愛の女性を神代直の人生から切り離し、}&br()&bold(){今この瞬間からこの身一つで生きていくことを、誓った。}}} &size(16){&color(#545772){思い出すことはあっても、振り向き歩みを止めることは決してしない。}} &size(16){&color(#545772){ましてやその影に囚われ現実を歪めることなど、もう二度とありはしないと。}} &size(15){崩れ去った都市の残骸の中を、男はただ歩き続けていた。} &size(15){旅人のように歩みを止めず、巨大な夕陽に吸い込まれるように。} &size(15){彼が今何を想い、何を願っているのか……バロックが失われた今、その全てを見通すことは、もはや誰にも叶わない。} &size(16){だが一つ確かなのは……その背中と足取りは&size(15){────}&bold(){哀しみと、[[強い決意>https://w.atwiki.jp/vermili/pages/986.html]]を宿すものだったということ。}} &size(17){&color(#545772){[[愛する者>https://w.atwiki.jp/vermili/pages/1372.html]]を失ってもなお、&color(blue){&ruby(サチ){幸福}}に辿り着いてみせると、少女に約束した言葉を刻み込むように。}} &size(18){&color(#545772){誰もが知らない。夕陽に向かうその男が、[[星界の来訪者>融合知性群体]]を欺き人知れず世界を救った事実などは。}} &size(27){&color(slategray){&tt(){&italic(){そして、彼がふと見上げた虚空の果てに――瞬く星の光が見えた。}}}} ---- - アヤ&ミステル&ナギサ「あなたのいない世界を、私はちゃんと生きていく」墓&キミの記憶&夜空 -- 名無しさん (2019-04-07 06:19:12) - 対象者なしってのがまた… -- 名無しさん (2019-04-07 07:01:35) - ↑2ナギサちゃんは再会を夢見ているから…… -- 名無しさん (2019-04-07 08:16:39) - 単なるバッドエンドや鬱じゃないってことを示す台詞だよね -- 名無しさん (2019-04-07 13:06:48) - どこぞのアマツも、早くにここに辿り着けていれば糞眼鏡2号にはならなかったろうに……。まあ、もし子供が出来ていたら死ぬほど悲しんだ後で別離を受け入れて良き母になった、らしいから、本当に紙一重なんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2019-04-07 17:28:32) - 世界規模で選別が行われてたことを考えると、普通に生き抜くだけでハードモードだけどな…… -- 名無しさん (2019-04-07 20:32:16) - 新着一覧見るとこれと「だってあなたと出会えた世界だから」が並んでいて何とも言えない気持ちになるな…… -- 名無しさん (2019-04-08 10:49:26) - ↑「あなたのいない世界を、俺はちゃんと生きていくよ だって、貴方と出会えた世界だから」 -- 名無しさん (2019-04-11 22:36:16) #comment

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