そういう台詞の出る神経が、最悪だって言ってんだよォッ!

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そういう台詞の出る神経が、最悪だって言ってんだよォッ!」を以下のとおり復元します。
発言者:[[ケルベロス]]
対象者:[[ヘリオス]]

愛情と手強さを半ば結び付けて考えているかのような言葉を吐くヘリオスに対する
ケルベロスの&ruby(ぜつぼう){憤激}と怨みの叫び。

[[慟哭>俺の祈りは、それほどまでに弱いのか?]]と共に&ruby(ヘリオス){煌翼}へと呑まれ、消えた&ruby(イカロス){蝋翼}
その無残に散った&ruby(イカロス){蝋翼}の慟哭を代弁するかのように闇の冥狼は吠える

&bold(){「未来や明日を守る前にまずはそいつを救って見せろ。出来ないのなら消えうせやがれ、今の貴様は盗賊だッ!」}
&bold(){「勝ったから、認めているから、自分の方がご立派だから身体を奪っても良いだろうって?相変わらずで結構だよ。ならばこそ思い出せ。」}
&bold(){「今も昔も変わらない、それが貴様の敗因だろうが!」}

国家の運営然り、腐敗の是正然り、大願を成就するためにはどうしても少数の贄が必要となる。
そういった理屈をケルベロスも理解している、負け犬の遠吠えよりも優先すべき大切な営みがあるということ。
知っているし理解も出来る、素晴らしいとも想っているし、守れるようならそうすべきという良識も兼ね備えている。
しかしそういった「正しさ」を理解したうえで闇の冥狼は「敗者」の慟哭を代弁して吠えるのだ

&bold(){「何度でも言ってやる。そんな強さは、嫌なんだよ」}

しかしそんなケルベロスの怒りと憎悪に対してヘリオスもまた自らの比翼である&ruby(イカロス){蝋翼}に対する熱き信頼を語りだす

&bold(){&color(red){「見くびるな、こんなところで終りはしない。&ruby(やつ){蝋翼}も&ruby(おれ){煌翼}もここからだ」}}
&bold(){&color(red){「今は任せろと言ったにすぎん。炎熱の象徴とは不死なれば、守るべき者のために我が片翼は必ず立ち上がる」}}

自らが消し飛ばしたはずだというのに。
いいや否、この程度で終わるかとーーー奴は素晴らしい男だと。
物理的限界を無視した意志による己が比翼の超越をヘリオスは待望する。

なぜなら彼は何から何までモデルとなった[[英雄閣下>クリストファー・ヴァルゼライド]]と同一人物ではないから。
先代の確かな足跡に敬意を払いつつ、同時に先を目指して足掻く後継者だ。
本家本元の敗北を受け止め、噛み締め、学習しながら、よりよい答えを導きだすべき試行錯誤している。
ならばこそ、ヘリオスはヘリオスなりに、英雄とは異なる一つの真理を獲得していた。

&bold(){&color(red){「愛とは強い情動だ。英雄譚を木端微塵に破壊するほどその情動はすさまじい」}}
&bold(){&color(red){「かつて冥王が見せたように、奇跡を幾度も体現しながらあらゆる道理をなぎ倒す。だからこそ今でも俺は蝋翼を心の底から信じているのだ」}}
&bold(){&color(red){「虚空に消えた?いいや否ッ!奴は必ず飛翔を果たす。俺達二人の決戦はまだ開幕すらしていない!」}}

英雄と言う破綻者には獲得できない、個人間で紡がれる男と女の愛情、その強さをヘリオスは謳い上げる。
そんな愛情と手強さを半ば結び付けている考えに、愛を理解できないままそれが引き起こす因果関係だけを学んだかのような様に
冥王も[[アッシュ>アシュレイ・ホライゾン]]も[[レイン>レイン・ペルセフォネ]]も無敵になるために、強くなるために誰かを愛したわけではないと、ケルベロスはかつてない憤激を抱き叫ぶ

&size(18){&color(black){&bold(){「そういう台詞の出る神経が、最悪だって言ってんだよォッ!」}}}

そうして冥狼と煌翼はどこまでも交わらない平行線として、前任者達の神話を再現していくのだった。


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- ヘリオスさんまじ光の英雄  -- 名無しさん  (2017-02-12 09:50:46)
- 復活は果たすが待ち望んだ決戦は開幕せずにとっとこ走るよヘリ太郎になる模様  -- 名無しさん  (2017-02-12 09:52:57)
- ヘリオスさん好きだけどこの辺はケルベロスさんの台詞にすごい共感したわ  -- 名無しさん  (2017-02-12 09:56:22)
- ↑2 ヘリオス「ーー見くびるなよ。それがどうした一切構わん」カラカラ  -- 名無しさん  (2017-02-12 09:58:25)
- ↑4こ、これでも学習してはいるから・・・・・・(震え声)  -- 名無しさん  (2017-02-12 10:14:22)
- 学習しているけどやっぱりアッシュとの対話が不十分だったからグランドに比べて愛情と強さを半ば結び付けているかのようなアレになっちゃっているんだよな  -- 名無しさん  (2017-02-12 10:15:57)
- だから、最終的に別離してしまったんだよな。そしてアッシュも後を追う様に虚空の向こうにという後味悪い終わり方に  -- 名無しさん  (2017-02-12 10:18:01)
- ケルちゃんが本当に2人のことを想っているのが分かってほっこりすると同時に、この後の末路を思い出して悲しい気分にもなる  -- 名無しさん  (2017-02-12 10:22:37)
- 救う対象の人を信じ過ぎだなぁ…ヘリオス  -- 名無しさん  (2017-02-12 10:30:29)
- 2人の離別という結末を知ったら誰よりも原因である糞眼鏡と自身を心底憎みそうだ  -- 名無しさん  (2017-02-12 10:35:38)
- ↑2 ナギサちゃんかアッシュがあった気がするけど大半の人間はそんな真面目に真剣に未来のことなんか考えてないしなぁ  -- 名無しさん  (2017-02-12 10:37:35)
- 「蝋翼なら出来るぞ?」→実際、出来た→「片翼凄い。きっとどんな苦難も乗り越えられるんだろう」。これの極端な例がギルベルトなんだろうなぁ  -- 名無しさん  (2017-02-12 14:43:45)
- そうだ、人間の可能性は無限大なんだ(マジキチスマイル  -- 名無しさん  (2017-02-12 15:25:36)
- この台詞、糞眼鏡の発言の大半に向かって使えるな...  -- 名無しさん  (2017-02-14 20:55:59)
- 冥狼も糞眼鏡相手には毎回それ言わないといけなくなるから会話する気ゼロなんだよな・・・  -- 名無しさん  (2017-02-14 20:57:37)
- ヘリオス「蝋翼を心の底から信じているのだ(誇れる片翼として)」糞眼鏡「私も心の底から信じてる(モルモットや試作品として)」この差はデカい  -- 名無しさん  (2017-02-14 22:28:38)
- ヘリオスさんはむしろ糞眼鏡大嫌い勢だからな、間違いなく  -- 名無しさん  (2017-02-14 22:32:39)
- ↑国会議事堂という最優先目標がなければ糞眼鏡を真っ先に殺していたかもしれないしな。でもそうすると糞眼鏡が大喜という。こいつある意味無敵だよ、本当に  -- 名無しさん  (2017-02-14 23:54:10)
- 某作品の「Mってある意味無敵」って言葉を思い出す、糞眼鏡  -- 名無しさん  (2017-02-14 23:55:17)
- マゾヒストはネタにできるレベルじゃないと笑えない。糞眼鏡みたいなキャラ作れる高濱って総統歪んだ性癖持ってるんじゃ……  -- 名無しさん  (2017-02-15 01:52:55)
- ...まぁ、糞眼鏡は総統に対して歪んだ愛情持ってたな、うん  -- 名無しさん  (2017-02-15 01:55:18)
- ヘリオスでこれなら糞眼鏡の糞みたいな名言聞いたら…もう言葉すら出ないか  -- 名無しさん  (2017-02-15 13:01:29)
- ↑今記事になっている糞眼鏡のセリフ全部が「そういう台詞の出る神経(ry」って言えちゃうからもうどうしようもないしな……  -- 名無しさん  (2017-02-15 14:50:00)
- この時のヘリオスさんは弱者の悲哀が分かってなかったんだろうな  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:58:22)
- 初プレイ時はなぜヘリオスさんが最悪だったかピンとこなかったが、要するに愛をパワーアップのための薪にしか見てない戦闘狂脳だからダメってこと?  -- 名無しさん  (2017-03-15 21:47:59)
- ↑後、例えるなら「相手の大事なものを奪い去った挙句、殺して打ち捨てた癖に『こいつは絶対に蘇る』と純粋善意  -- 名無しさん  (2017-03-15 23:07:54)
- 愛を手強さ、強い弱いでしか判断してない。つまり逆に言うと「手強くない、小さくささやかな愛の類は無価値」になりかねない。光の英雄は愛を共感から理解してる訳ではなく愛の尊さなんて本当はわかってないのに、強い弱いの理屈で愛は素晴らしいって語っちゃうから最悪。  -- 名無しさん  (2017-03-15 23:10:43)
- ここのヘリオスが言っていることはダインスレイフとギルベルトと50歩100歩の内容だからな。力や強さに結びつくからこそ愛情を評価している  -- 名無しさん  (2017-03-15 23:12:10)
- ↑4後、例えるなら「相手の大事なものを奪い去った挙句、殺して打ち捨てた癖に『こいつは絶対に蘇る』と純粋な善意のみで行い何より熱く信じてる」ってとこもあるかな?結局殺したのに  -- 名無しさん  (2017-03-15 23:14:50)
- 一応ここでケルベロスが強く糾弾したのは愛への認識の部分じゃね?踏みつけて置いて~、結局殺すの部分は他のシーンでとか、レインが突っ込んでるが  -- 名無しさん  (2017-03-15 23:22:48)
- その上で出る、愛の力への冷静な分析からの期待を平然と口に出来るところだと思うよ。しかも相手は「うむ、まさに非の打ち所のない完璧な理論だ。奴は羽ばたく」と自信満々な態度が最悪だと  -- 名無しさん  (2017-03-15 23:28:03)
- 多分、愛情を筋トレとかと同レベルで認識してるからじゃない?「強くなる為の努力の一環として、愛情は有用だ」と。  -- 名無しさん  (2018-02-14 22:06:32)
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