俺はやっと、人間の弱さを愛することができたぞッ!

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俺はやっと、人間の弱さを愛することができたぞッ!」を以下のとおり復元します。
発言者:[[超克者(にんげん)「秋月凌駕」>秋月 凌駕]]
対象者:[[超越者(かいぶつ)「オルフィレウス」>オルフィレウス]]



&size(20){&color(#103AD1){&bold(){「俺はやっと、人間の弱さを愛することができたぞッ! 彼女の、彼の&size(21){&italic(){───}}みんなのおかげでッ!」}}}

&size(21){&color(#103AD1){&bold(){「[[可能性だの未来だのと、強さしか見つめられない>永劫たれ、天頂に廻る機構時計よ]]お前とは、もう[[同属>均衡の彼方に、森羅掌握されるべし]]なんかじゃない!」}}}


&size(22){&color(#103AD1){&bold(){「俺とお前は[[違う>秩序を定め、混沌を擁する。之即ち “人” の生きる真である]]んだ! オルフィレウス────!!」}}}


マレーネルートでの最終決戦直前、オルフィレウスとの対話において凌駕が真っ向から宣言した決別の言葉。
オルフィレウスが語る[[大衆の心の弱さ>大義、宿願、我に有り。黙して認めよ、人と時計は共生関係を締結した]]は、今の凌駕にとってもそのまま共感できるものであり、むしろこれまでの道筋で自分がオルフィレウスと同属であることを実感させられたからこそ、彼の言葉をただの超越者の理論だと青臭く否定することができなくなっていた。
―――自分が愛した中庸の日常とは、あくまで狭い世界の中だけの光景で、実は周囲にいた、高嶺たちのような“綺麗な”人間は少数に過ぎない。
もっと大きな世界における現実は、優れた価値を貶め声なき者を嘲笑い、
安全地帯から傲慢な言い分を振り翳す……そんな狡猾で身勝手極まりない者達こそが多数を占めていると。
しかし、心に大きな&ruby(マイナス){負}を背負いながらそれを自ら清算しようとする[[マレーネ>マレーネ・フランケンシュタイン]]、天賦の才を持ちながらも自分が本来望んでいた黄金の意思を持ち得ず足掻いた[[礼>緋文字礼]]、彼女らがその苦難を乗り越えた姿と強さを見たことで、ようやく凌駕は&ruby(・・・・){大切な事}に気づくことができた。
そして、普通人という名の超人だった男は、機人としてではないただの拳を振るいながら、告げる。


&size(18){&color(#103AD1){「――おまえさ、耐えられないんだろう? オルフィレウス」}}

&size(18){&color(#103AD1){「すぐに演算の結果が出ないと、すぐに世界が加速しないと、結果が出ないと不安なだけだ。}}
&size(18){&color(#103AD1){そう、まるで駄々を捏ねる子供のように」}}

&size(17){&color(#103AD1){「世界征服を狙う悪者や、救済を望む宗教家と同じだよ。あいつらはいつも、自分の手で世界を変えたがっている」}}


&size(18){&color(#103AD1){&bold(){「誰もが、自分の手で世の中を劇的に変えたがる。救いたがる。滅びたがる」}}}

&size(18){&color(#103AD1){&bold(){「だってそうだ、生きている時間は短いから。}}}
&size(18){&color(#103AD1){&bold(){その間に求めていた結果が出ないと、心が未来という名の可能性に押し潰されてしまいそうになる」}}}


&size(19){&color(#103AD1){&bold(){「お前は……いいや、俺たちは、&ruby(だれか){他人}を本当に信じることの出来なかった落伍者だ。}}}
&size(19){&color(#103AD1){&bold(){胸を張って後に託すことの出来ない頑固者だ」}}}

&size(16){&color(#103AD1){導く? 助けたい? 超人ゆえの孤独感? ああ、なんて醜い思い上がり。}}

&size(19){&color(#103AD1){「俺が、私が、この手で、この願いでって……なまじ本当に出来てしまうから、そればかり」}}

&size(19){&color(#103AD1){「俺たちみたいな奴がいなくても、人はやっていけると信じられなかった……思いあがっただけの糞野郎」}}


&size(20){&color(gold){&bold(){「……何万年後に叶うから、死後に紡がれる大願を認めて消えろと?」}}}


&size(23){&color(#103AD1){&tt(){&italic(){けれど―――俺はもういい。}}}}


&size(23){&color(#103AD1){&bold(){「そうだとも、素敵じゃないか………」}}}


&size(18){&color(#103AD1){彼女や彼が想いと命を懸けて、伝えてくれたこと―――}}


&size(19){&color(#103AD1){超人や覚者が劇的に世の中を動かさなくとも、人は少しずつだが希望を継承していく。}}
&size(19){&color(#103AD1){願った言葉や想いを継承する仲間たちがいる限り、たとえ秋月凌駕が死んだとしても、死にはしない。}}


&size(22){&color(#103AD1){そうだ……俺は俺自身の手で、無理に夢を叶えなくていい。}}
&size(22){&color(#103AD1){俺は俺の想いや力だけで無理に夢を目指さなくてもいいんだ。}}


&size(23){&color(#103AD1){&italic(){&tt(){今――秋月凌駕は、この数奇な運命と、闘いの日々に愛を捧げる。}}}}


&bold(){&color(#103AD1){ようやく人の弱さを許し愛せるようになった凌駕は、人間の“強さ”や“未来”しか見れないかつての自分に決別を果たす。}}
その宣誓にオルフィレウスは敬意を払いながらも、その歩みを止めることはなかった。

&sizex(5){&color(gold){「君は、本当に大したものだな。右を向きながら、左に何があるのかを知ったわけか」}}


&sizex(6){&color(gold){&bold(){「しかし、私は止まらない。歩き続けるとそう誓った」}}}


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- ヘリオス「俺はやっと、人間の弱さを知ることができたぞッ!」そして全人類接続  -- 名無しさん  (2017-02-17 18:35:59)
- ヘリオスさんのアッシュへの好意と敬意は凌駕の礼さんへのアレと近しい部分を感じるところはあったな。  -- 名無しさん  (2017-02-17 18:38:12)
- 礼さんはナギサちゃんとヘリオスさんを足して割ったようなチートヒロインだからなぁ  -- 名無しさん  (2017-02-17 18:39:42)
- ↑そうなの!?後、ヘリオスと凌駕  -- 名無しさん  (2017-02-17 18:45:13)
- ↑ミス。ヘリオスと凌駕って似てたんだ  -- 名無しさん  (2017-02-17 18:45:53)
- 覚者と救世主だから似てるか…? まぁヘリオス繋げても余裕で生きてるだろうな  -- 名無しさん  (2017-02-17 18:48:27)
- ↑2二人が似ているというか親友に対する「迷う事無く一つの道に突き進み続ける自分には決して出来ない、迷い悩みながらも勇気を持って決断する姿に憧れる」って感じのスタンスが似ている感じ  -- 名無しさん  (2017-02-17 18:51:47)
- 礼さんは主人公を運命に巻き込み、影装に覚醒する理由が全ルートで主人公のためで、主人公と互いに憧れを抱きあう関係で、主人公と合体したポジだからな  -- 名無しさん  (2017-02-17 18:52:47)
- 凌駕と礼ならスフィアの条件クリアできるだろうしな  -- 名無しさん  (2017-02-17 20:24:41)
- 常に前へ進み続ける事が完全?違う、お前達は後ろを振り向いていないだけだろう。世界を半分しか見ていない!byイカロス  -- 名無しさん  (2017-02-17 21:19:18)
- 凌駕さんって前しか見れないわけじゃなくて過去と今と未来を総合して考えて中庸に行こうとしてる人だと思うのよ  -- 名無しさん  (2017-02-17 21:28:28)
- まぁ詳細違えど、本質は酷似してると思いますよ。迷いなき覚者の領域か、迷ってばかりの俗人かの違いだけで  -- 名無しさん  (2017-02-17 21:41:34)
- ラスボスと似てるって言われて違和感のない主人公って一体……  -- 名無しさん  (2017-02-17 23:42:04)
- ↑主人公を巡ってメインヒロインと修羅場るラスボスの方がよっぽどだと思うが  -- 名無しさん  (2017-02-18 00:27:55)
- ↑2 ラスボスに造られた主人公やラスボスの一部みたいな主人公が多いlight作品ですよ?(淡々  -- 名無しさん  (2017-02-18 00:47:39)
- まぁ総統の原型の1人らしいからな、凌駕...  -- 名無しさん  (2017-02-18 00:48:25)
- 星辰光的に言うなら凌駕さんは、単身で干渉性の極晃星に至った後にマレーネと礼さんと一緒に干渉性と操縦性(拡散性?)の二重極晃星に至ったようなもんなのかね?  -- 名無しさん  (2017-02-18 01:36:45)
- ここでオルフィレウスと話し合って和解するパターンがアッシュ  -- 名無しさん  (2017-02-18 05:38:57)
- いやヘリオスはアッシュにとって憧れの相棒だったけど、オルフィレウスは煽り力とかで糞眼鏡成分が結構あるし、あくまで完全に敵という立ち居地だから  -- 名無しさん  (2017-02-18 07:48:56)
- ヘリオスは相棒というのが大きいよな。アッシュは聖人だけど人間やめてないから多少の贔屓はむしろあってほしい。あと関係ないけどオルフィレウスはアポルオン操作時が一番煽り力あると思う  -- 名無しさん  (2017-02-18 11:17:17)
- 人の弱さ嫌ってましたっけ貴方?  -- 名無しさん  (2017-02-21 21:45:51)
- 弱さは嫌ってないぞ、ただ強くないとヘリオスの世界では生き延びれないだけ  -- 名無しさん  (2017-02-21 21:52:03)
- けど守りたいって想いが強ければ力湧いてくるって良いよね。純粋にただの小者屑から少女守ろうって状況の時とかはとてもありがたい  -- 名無しさん  (2017-02-21 22:02:19)
- ↑3嫌ってるってより受け入れようとしたがらなかったな最初の方は。その例が乱丸に対する対応  -- 名無しさん  (2017-02-21 23:21:34)
- 弱さを恥ずかしげもなく口にする乱丸のような奴が嫌いなんだろうな。仲間や家族が弱くても立ち上がる人だったり、善人ばかりだったから凌駕は自分の異常性に気がつかなかったんだし  -- 名無しさん  (2017-02-26 16:03:55)
- ↑周りが立派な奴ばっかりだったせいで自分のゆがみに気づかないとか皮肉だな。中庸の怪物は環境が中庸じゃなかったと  -- 名無しさん  (2017-02-26 16:09:55)
- ↑いや多分クラスメイトとかそういうのでいたにはいたんだろうけど、基本多少の負い目自体は抱いているのが普通の人間でそういう本音は隠すもんだからな。乱丸みたいにあそこまで開き直っていえる奴は希少だよ  -- 名無しさん  (2017-02-26 16:11:54)
- ふと、「ホモでありながらロリを愛せたと言うわけか」と言うセリフがよぎってしまった。色々ツッコミポイント多いけど恋人にさえその疑惑が持たれてるしいいかなって気もする。ただのバイじゃんとか、平たい胸が好きなんだよとか突っ込めそうだが  -- 名無しさん  (2017-04-22 11:16:45)
- 平たい胸が好き……そうかそれなら性別は関係ないな  -- 名無しさん  (2017-04-22 15:10:46)
- ふと思ったんだが、アッシュとヘリオスが探してる答えはこれなんじゃないだろうか。凌駕の様に自分がいなくても人は前を向いて歩けると信じる事。  -- 名無しさん  (2017-04-24 11:34:02)
- ↑確かにヘリオスもアッシュは自分がいなくても生きていけると信じてたからな。  -- 名無しさん  (2017-04-24 11:35:26)
- 隣のラインで言うところの邯鄲の力が無くても人は前を向いて歩けるという事になるのかな。実際、四四八も夢の力放棄してたし。  -- 名無しさん  (2017-04-24 11:36:30)
- その理屈で言うと糞眼鏡は勇気が無い腰抜けになるな。自分が管理しないと社会は駄目になると思い込んでいるから。  -- 名無しさん  (2017-04-24 11:40:55)
- ダメになるというか、良くはならないと思ってるというか・・・・・・総統のように報われるべき人(糞眼鏡基準)がつらい思いしてるのが許せないだけというか  -- 名無しさん  (2017-04-24 18:42:00)
- ↑ちょっと違うよ。ギルは正しい人は『常に』正しく『賞賛され』、ダメな奴は『常に』ダメだと『蔑まれる』と言う感じの世界観を持ってた。が、現実を弁えて自重はしていたんだよ一応。異常数値にして理想数値を叩き出す英雄と出会って色入り吹っ切れて自重無くしただけで。ある意味、自分の理想を他人に押し付けてるだけ。あ、うん、本当どの口で正義の味方とかほざいてたんだろあいつ  -- 名無しさん  (2017-04-24 20:03:37)
- ↑ついでに言えば、正しい人が常に正しくあることも理想の一つ。だから間違うことも言い訳も許さないし、実際に常に正しくあれた実証(英雄)もあるからブレーキも無い。だからこその『ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?』  -- 名無しさん  (2017-04-24 20:10:07)
- 糞眼鏡になる前までは、それでも堅実に世の中どうにかする気だったんだがな・・・light作品は中二の卒業、トンデモ能力に頼りきりにならず現実を見ながら前を向く感じなのに、糞眼鏡はそれに逆行してる  -- 名無しさん  (2017-04-24 20:10:38)
- まぁお隣のラインの代表キャラである獣殿からして、元は飽いていればいい、飢えていればいいって言えるくらいには常識あったのに詐欺師と出会ったせいで壊れてしまったって感じだしな。  -- 名無しさん  (2017-04-24 20:12:55)
- あの人は水銀に対するそういう存在として生まれてしまったからなぁ  -- 名無しさん  (2017-04-30 21:45:04)
- 自滅因子だからね。仕方ないね  -- 名無しさん  (2017-07-04 17:56:25)
- まあ、眼鏡は閣下に出会う前よりは幸せだったろうけどな、なお犠牲者。  -- 名無しさん  (2017-07-04 18:23:28)
- ↑夢に酔わないとやってけないぐらい現実は世知辛いから仕方ない。眼鏡隊長みたいに物事の裏も本質も見える人なら尚更。  -- 名無しさん  (2018-02-01 08:43:52)
- 眼鏡は見えるくせにそこから目をそらしやがったからなぁ…  -- 名無しさん  (2018-02-01 08:46:18)
- 実際、物事の本質なんて、見えてなかった方が幸せなのかもしれないとは思うよね。特に個人的には、能天気なキャラやバカだけど明るいキャラを見てる時とか。  -- 名無しさん  (2018-02-01 09:09:56)
- ↑2 目を逸らしたのではない。目が眩んだのだ。きっと総統の威光はアドラーを遍く照らしたが、ガミュメデスのように多くの人々の目を覆ってもしまったのだ…これも総統の功罪であり、自分は塵だと自虐する理由なんだろうなぁ。  -- 名無しさん  (2018-02-03 12:26:11)
- 神父「私はやっと、テレジアを愛することができたぞッ!」  -- 名無しさん  (2018-08-13 13:00:16)
- 「藤井くん、助けて…」  -- 名無しさん  (2018-08-13 13:24:38)
- 昔「電波教師」ってなんか好きになれない漫画があったんだけど、このセリフ見てよく分かった。この凌駕のオルフィレウスにたいする批判が割と当てはまるんだ。  -- 名無しさん  (2020-03-19 17:04:07)
- ↑さすがにオルフィレウスみたいに目をつけたやつの傷口をえぐったりするような真似はしないから個人としては格上だけど、逆にオルフィレウスはこいつと違って目をつけてない一般大衆に対して配慮ができる分、対象以外の影響を受ける側にとっては比べ物にならないほど格上だったりする  -- 名無しさん  (2020-03-19 17:13:14)
- シルヴァリオラグナロクの主題がこのセリフに詰まっているな。スフィアゲイザーという証明もなされたし  -- 名無しさん  (2020-05-23 10:19:27)
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