極晃創星実験

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極晃創星実験」を以下のとおり復元します。
****プロジェクト・スフィア


&bold(){[[シルヴァリオ ヴェンデッタ]]の[[闇>闇の竪琴、謳い上げるは冥界賛歌]]と[[光>大和創世、日はまた昇る。希望の光は不滅なり]]の最終決戦終了から、[[シルヴァリオ トリニティ]]本編開始前後までで、密かに継続された計画。}
&sizex(3){&color(black){&bold(){[[帝国>軍事帝国アドラー]]東部において、第六東部征圧部隊&ruby(バルゴ){血染処女}隊長[[ギルベルト・ハーヴェス]]が約三年にわたり主導してきた}}}
&sizex(3){&color(black){&bold(){&ruby(スフィア){[[極晃星]]}の全貌を解明し、その世界法則を塗り替える力を地上に齎さんとすることを目的とした実験である。}}}



&bold(){ヴェンデッタの物語の最終局面、&ruby(スフィアレイザー){星辰滅奏者}と&ruby(スフィアライザー){星辰天奏者}という答に[[至った>ゼファー・コールレイン]][[者>ヴェンデッタ]][[た>カグツチ]][[ち>クリストファー・ヴァルゼライド]]の決戦は、[[英雄と神星が思い描いた理想図>聖戦]]を外れ、}
&bold(){“勝利”の獲得者は誰も居らず、彼ら一人残らず地上世界を去るという結末に終わった。}


その後、帝国での調査や分析がどの程度まで進展したかは定かでないが、
(トリニティ共通√の[[裁剣天秤隊長>チトセ・朧・アマツ]]と[[ヴァネッサ>ヴァネッサ・ヴィクトリア]]という&ruby(ゾディアック){黄道十二星座部隊}の隊長間の通信の描写などからすると)
従来の&ruby(アステリズム){星辰光}を凌駕する異能(すなわちスフィア)が決戦において創星されたこと、
あらゆる星を駆逐する反粒子がその一つであったということ等が、一応の「仮説」として、帝国運営に携わる上層部の限られた人間により推定されていた模様である。


そんな中いち早く、ギルベルトはスフィアの持つ既存の法則を塗り替え、外界や他者に圧倒的な影響を及ぼしうる側面を見抜いていたと思われる。
(詳細は不明だが恐らくは上記の仮説に加え、彼自身の直観・知識、そのほかのあらゆるパイプも当然駆使したのだろう)
また、十余年前鋼の英雄によって[[躾けられていたハーヴェス>あなたのような存在こそ報われて欲しいのだからッ!]]は、かの決戦で彼が姿を消し、
彼自身の[[信念>すべては上か、それとも下か――そうともこれが在るべき秩序なのだから]]に照らしても、自分にとっての明確な上位者が不在となったことで、
己が目指す[[宿願>極楽浄土]]を叶えるべきは今であるとの確信を得たと想像される。

&sizex(4){&color(gold){&bold(){そして、スフィアという最大最良の手段をもって己が[[理想>光を尊ぶ守護の盾に――“正義の味方”に成りたいのだ]]を実現する光の道を脳裏に描き、実現かそれとも自身の敗北で砕け散るか、}}}
&sizex(4){&color(gold){&bold(){&ruby(ラダマンテュス){審判者}の“運命”への挑戦が多くの人間の心と命を巻き込んでスタートするのだった。}}}

なお、実験開始に至るまでに、帝国の暗部を担ってきた&ruby(アクエリアス){叡智宝瓶}の一派に
属していた[[シズル・潮・アマツ]]もギルベルトに囲われる形で、独自の野心を胸中に滾らせながらこの計画に合流した。


-第1次創星実験

トリニティ発売後第三回目の高濱氏のコラムによれば、この時点ではスフィアの獲得や英雄の後継者の創造といった目標が漠然と掲げられていたようで、
東部戦線で捕えた敵国の兵士や傭兵などを主な被験者とし、その屍を積み重ねることで、「実験」「データ収集」がなされた。
ただ、審判者らにとっては、各方面における若干の蓄積ができた程度の結果しか得られなかった模様。

なおこの時点において、[[心が摩耗しきったとある傭兵>https://www46.atwiki.jp/vermili/pages/222.html]]が捕えられ、第一次実験の数少ない実験の生き残りとなっていたようである……


-第2次創星実験

上記コラムや本編レイン√などの記述によると、第一次実験でのハードルが高すぎたことなどを理由とし、
&bold(){“まずは[[魔星>人造惑星]]の能力を被験者に転写しよう”とアプローチを変え、実験を再始動させることとした。}

&bold(){そのために、スフィア到達者同士の決戦で砕かれつつも残っていた&ruby(オリハルコン){[[神星鉄>オリハルコン]]}を利用、それらの内のあらゆる魔星の情報、}
&bold(){聖戦にまつわる諸々の事実などを被験者の頭に強制的に流し込むなどの手段をとった。}

この過程は審判者達の予期せぬ結果を生むこととなった。
&bold(){すなわち、[[被験者の一人の少女>レイン・ペルセフォネ]]が、オリハルコンの保有、}
&bold(){&ruby(ダウンロード){流入}された[[ある人物>ゼファー・コールレイン]]の記憶との共感、そして[[第一次実験からの生き残り>https://www46.atwiki.jp/vermili/pages/222.html]]に対する感情の爆発等等、}
複雑な条件を満たしたことで、&bold(){滅奏のスフィアと同調、&ruby(ぺルセフォネ){[[死想冥月>罪の射影、慟哭せよ死想冥月]]}と生まれ変わったのだった。}

死想冥月は目覚めて間もなく、実験場を破壊し次元の壁を越えて逃亡したが、彼女の様子、そして同調の結果生まれた“[[銀悠冥狼>ケルベロス]]”という新たなスフィアにかかわる存在を確認できたことなどから、&bold(){審判者にスフィアの性質をより深く知るという機会を与えることとなった。}


-第3次創星実験

第2次実験で生まれた死想冥月(β)のデータを整理した審判者は、第1次で目指した&bold(){極晃星獲得・光の後継者創造といったコンセプトを復活させる可能性を見出し、}
&bold(){このほか、“能力転写技術の確立、第二世代型人造惑星の製造ノウハウ確立、死者の記憶と精神転写”等々の審判者らの「あらゆる野心と希望」とが、}
&bold(){第3次実験に注ぎ込まれたとされる。}
その結果、付属性に優れ第1次から長持ちした“[[とあるモルモット>https://www46.atwiki.jp/vermili/pages/222.html]]”が“見事”選抜されたことで、
&ruby(イカロス){[[蝋翼>https://www46.atwiki.jp/vermili/pages/222.html]]}(γ)および&ruby(ヘリオス){[[煌翼>ヘリオス]]}(α)の両翼を備えた実験体、
&bold(){審判者の本心からの「夢と希望」をのせた光の英雄の後継者―――}&sizex(5){&color(red){&bold(){&ruby(ハイペリオン){[[天駆翔>煌翼たれ、蒼穹を舞う天駆翔・紅焔之型]]}がついに生まれ落ちるのだった。}}}


&sizex(5){&color(red){創造主「おのれ審判者め。」}}

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- 糞眼鏡とかいうこの世全ての悪  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:11:24)
- 敵兵を捕まえて、実験体にするって一応合理的と言えなくもない?  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:13:51)
- 糞眼鏡「ん? 間違ったかな?」  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:15:39)
- まあ合理的ではあるけど、どう考えてもやりすぎ。戦争にもルールがあるし、人体実験がばれたら控えめに言ってアドラーという国そのものの信頼が暴落するし  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:18:46)
- 糞眼鏡嫌いだから糞眼鏡だけ叩かれてるけど、ぶっちゃけ特に敵対したわけでもない自国民(マイナ)使った総統よりも敵対者しか使ってない糞眼鏡の方が帝国視点だとマシなんだよねえ  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:19:06)
- 冥狼「俺からすればてめぇら50歩100歩だ、纏めて死ね」  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:21:36)
- 「侵略を主目的とした戦争」という現代から見たら論外も論外の行動が当たり前に行われてる新西暦の「戦争のルール」が今と同じとは思えないからルール云々も微妙だけどな  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:22:46)
- 当たり前のように国土拡大のための侵略戦争をしている世界なんで、新西暦における戦争倫理がどの程度のもんかってこっちが憶測するしかないからなあ。少なくとも俺らが生きてる現代よりは戦争倫理低いはずだし。「悪の敵」たる総統も侵略戦争そのものに何の躊躇いもないわけで  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:26:39)
- スラムの一人と敵国とはいえかなりの人数犠牲出してマシかねぇ・・・捕虜に対する法があるのかわからんが、人体実験はぶっちゃけバレたら帝国の汚点になることに変わりないし、人数こなせば危険度は跳ね上がる。本編の自軍を巻き込んだ行動もぶっちゃけテスト・実験の一環だろうし  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:33:09)
- 戦争のルールとか倫理観とか21世紀基準で持ち出すと進軍制覇が国是のアドラーとか存在がアウトだし、新西暦は技術レベルの後退の程度は語られるが国際的な倫理感覚がどこまで後退してるのかよくわからんよな  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:33:56)
- もっとも戦争ルールがどうとか以前に、人の生き死に関わる以上ゼファーさんみたいに「正しいからなんだ!」という文句がでるのは避けられないだろうが  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:39:36)
- あの時代にジュネーヴ条約がないのは確実なんでルール云々は妄想するしかないし語るだけ無駄だ  -- 名無しさん  (2017-03-14 23:40:29)
- ヘリオス誕生秘話が聞けるかと思って聞いたら、審判者への怒りが増えただけだった…  -- 名無しさん  (2017-03-15 00:09:58)
- まあこれでエリュシオンとかいうトンチキ理想郷ではなく総統みたいにただただアドラーに繁栄を齎すためだったら一概には否定出来んかっただろうな  -- 名無しさん  (2017-03-15 08:48:38)
- まあライブラの査問受けることになった辺り、何がしかの行動が帝国的にも見過ごせんということは確か。それが捕虜への実験だぅたのかは不明だが  -- 名無しさん  (2017-03-15 09:56:28)
- 邪龍おじさんも帝国の一般市民捕まえて洗脳して人間爆弾にしてたみたいだし、正規兵じゃなく傭兵使ってるだけましじゃなかろうか?  -- 名無しさん  (2017-03-17 00:27:02)
- 此れって軍人的にアウト過ぎる計画では無いだろうか?  -- 名無しさん  (2017-04-13 08:50:46)
- これだけのことをやった糞眼鏡二号にすら救いを与えちゃう高濱は慈悲深すぎる...  -- 名無しさん  (2017-04-13 09:00:33)
- 一次ですら露見したら民衆に「国民の自分達でさえ対象にされるか分からない」みたいな猜疑心抱かれて内側から崩れかねないし  -- 名無しさん  (2017-04-13 09:14:14)
- ↑そこじゃなくて、現在合議制の帝国で秘密実験、超超希少人的資産のエスペラントの誅殺、オリハルコンの大量横領とか軍人と言うより組織人としてアウト過ぎるなと  -- 名無しさん  (2017-04-13 09:49:46)
- 何が恐ろしいって、何年も前からそんなことが行われてて、やっと証拠が揃って裁剣天秤が動く頃には既にスフィア到達間近、もし捕まっても取引とか策謀で出てきちゃう可能性があるというとこ  -- 名無しさん  (2017-04-13 14:39:59)
- この実験が3作目に関わってくる可能性あるのかな。  -- 名無しさん  (2017-04-13 14:43:46)
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