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発言者:[[カレン・キリシマ]]、[[万里也 ジュン]] 対象者:[[秋月 凌駕]] [[刻鋼式心装永久機関]]を移植され&ruby(イマジネイター){[[刻鋼人機]]}となった凌駕。 放課後、陰で護衛していたカレンと合流し、今後のため自分達の武装たる[[殲機]]について、彼女から話を聞いていた。 一度話を終えた二人だったが、凌駕は殲機を纏うために必要な&bold(){“確固たる意思”}といったものの感覚が イマイチ掴めないとして、カレンにそのコツを聞いてみようと改めて問いかけてみた…… &sizex(4){&color(blue){「カレンの場合は、どうなのかな?」}} &sizex(4){&color(blue){「その、心装を纏う時のキーワードみたいなものは。何を強く願って殲機を出すのか、教えて欲しいな」}} だが、その凌駕の言葉を聞いたカレンは、 &bold(){意地悪そうな目付きに変わり、微笑みながら凌駕にとっては予想外の返しを向けてきた。} &color(coral){&sizex(4){「あら。それって私の心が見たいってこと? 凌駕くんって結構露骨なのね」}} &sizex(5){&color(blue){&bold(){「は?」}}} &color(coral){&sizex(5){「女の子に向かって心を見せろだなんて……それって、裸を見せろって言ってるようなものよね?」}} うろたえ、言葉に詰まる凌駕を楽しげに見つめて、カレンは&color(coral){「冗談よ」}と言い、素直に[[自分の“芯”>https://www46.atwiki.jp/vermili/pages/79.html]]について彼に語って聞かせていった。 &bold(){カレンの凌駕に対する接し方がよく分かる一場面であり、} &bold(){しかしその微笑ましい光景も彼女の死によって永遠に失われてしまったかに見えたのだが―――} ~~~~ 時は移り、[[ギアーズ>戦闘実行部隊・ギアーズ]]との戦闘、その後現れた[[ネイムレス]]の自爆によって、 [[マレーネ>マレーネ・フランケンシュタイン]]達はメンバーの分断という事態に至る。 ひとまず危険が去った後、凌駕達と共に居たマレーネの「自宅に帰れ」という指示と、 できる限り仲間は固まって行動した方がいいという全体の方針を合わせた結果、 凌駕、ジュン、マレーネ、気絶していた[[美汐>青砥 美汐]]の四人は、秋月家に一晩泊まることとなった。 自室に戻り、気を失った美汐を布団に寝かせて、毛布が足りないことから、凌駕は他の部屋で寝転がろうとしたが、 &bold(){ジュンとマレーネが三人で一つの毛布を使おうとやけに強く勧めてきたため、}結局&bold(){三人は身を寄せ合って}眠ろうという結論に落ち着いた。 対峙していたネイムレスの謎を気にかけながらも、二人と同じく瞼を閉じて眠ろうとした凌駕だったが、 [[自分達を庇った>この瞬間……起こしてみせるしかないだろう。奇跡の一つや二つ程度はなァッ!]][[礼>緋文字礼]]の見せた&bold(){“黒い影”}が気になり、 今後激化するであろう闘いに向け、自分もまた己の闇と立ち向かう決意を固める必要性を感じつつも…… &sizex(5){&color(blue){「無事でいてくれよ……礼さん」}} 親友の安否を気遣った呟きに、ジュンが反応して、自分の初陣について感想を求めてきた。 凌駕は、本番でいきなりジュンが[[輝装>烈風震脚]]に至り、美汐の危機に間に合ったことを素直に賞賛し、 同時にカレンが命を落とした際の後悔を繰り返すまいと心中で己を戒める。 その思いはジュンも同じようで、 &color(red){&sizex(4){「うん。あたし、もっともっと強くなる。もう絶対に、誰も死なせたりしたくないから……」}} &color(red){&sizex(4){「自分次第で強くなれるんなら、あたしもっと頑張るよ。あの&ruby(ネイムレス){怪物}だって倒してみせる」}} [[刻鋼人機となった日に見せた想い>頑張りたい――それだけかな]]以上に、ジュンの決意はより眩しく輝くものであったが、 そこに凌駕はまたしても彼女の内に危うさに似た感覚を覚えて…… しかし自分を見つめるジュンの視線に気づき、凌駕はその事を考えるのを止め、 彼女が輝装展開の際に感じたという、&bold(){「背中を押してくれた感覚」}について耳を傾ける。 その上で凌駕はより踏み込んだ部分、 ジュンという少女を表す“前向きさ”という要素と、彼女自身の“確固たる決意”との関連性に興味を惹かれ、問いを投げかける。 &sizex(5){&color(blue){「ジュンは、&ruby(・・・){その時}……何を強く想った? よければ、俺にも訊かせて欲しいんだけど」}} だがその言葉に何が反応したのか、&bold(){ジュンは普段見せないような艶めかしい声色と眼差しで―――} &color(hotpink){&sizex(4){&bold(){「あら……」}}} &color(hotpink){&sizex(4){&bold(){「それって、あたしの心が見たいって事? 凌駕って結構露骨なんだぁ」}}} &sizex(5){&color(blue){&bold(){「……え?」}}} &bold(){何よりも&ruby(なぶ){弄}られるような言葉の感じが、懐かしさを伴って彼を揺さぶる。} &color(hotpink){&sizex(5){&bold(){「女の子に向かって心を見せろだなんて……それって、裸を見せろって言うのと同じじゃない?」}}} &color(hotpink){&sizex(4){&bold(){「ふふふ……凌駕、そういう目であたしを見てたんだ。&sizex(3){ちょっと嬉しいなぁ……}」}}} 凌駕は&bold(){それが一体誰から感じるものであったのか気付きかけるも……} &sizex(4){&color(red){「…………すぅ」}} いつのまにか先程の雰囲気は霧散し、子供っぽい寝顔を浮かべるジュンが傍にいたのであった。 ****※なお、 &sizex(4){この光景を覗き見たであろう[[とある人物>https://www46.atwiki.jp/vermili/pages/249.html]]&sizex(5){&bold(){「[[ああーー君に会えて、本当に良かった]]」}}} ---- - ヨハンくんマジキモい... -- 名無しさん (2017-05-24 09:40:46) - ↑ 天才と変態は同義語だからね!しかたないね!(白目) -- 名無しさん (2017-05-26 10:53:06) - 拗らせた歯車オタクだからね -- 名無しさん (2017-05-28 09:50:47) - 交友関係の狭さもあって一番主人公への執着が気持ち悪いヨハンくん -- 名無しさん (2017-05-28 12:42:43) - 心云々言いつつ最終的にはその子の身体目当になっちゃうヨハン君…… -- 名無しさん (2017-05-30 07:43:51) - 美女二人に挟まれて最愛の親友を想う秋月君 -- 名無しさん (2017-05-31 10:17:04) - やっぱり凌駕さんは同性愛sy……(このコメントはエクリプスされました) -- 名無しさん (2017-06-11 08:32:20) - けど仕方無いね。このシーン見るには礼さんが身体張って凌駕さん守る必要あるし -- 名無しさん (2017-06-13 21:57:47) #comment