ありがとう、親友。君に会えて、みんなに会えて……本当に、よかった

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ありがとう、親友。君に会えて、みんなに会えて……本当に、よかった」を以下のとおり復元します。
発言者:[[緋文字礼]]
対象者:[[秋月 凌駕]]


[[愛する少女>マレーネ・フランケンシュタイン]]の温かな鼓動を胸に、[[親友との合一を果たした>秩序を定め、混沌を擁する。之即ち“人”の生きる真である]]凌駕は、
死闘の果て、もう一人の自分でもあった[[進歩を、科学を愛し続けた独りの男の最期を見届けた。>さよなら、オルフィレウス。さよなら、ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラー 。さよなら、もう一人の秋月凌駕]]
&bold(){そして、鎮まりゆく宇宙において、彼らにはもう一つの別れの瞬間が近づいていたのだった。}

命賭けで互いの&ruby(すべて){真理}を見せ合い、光も闇も、喜びも悲しみも、希望も絶望も、
あらゆる想いを背負って最終決戦に臨んだ凌駕と礼。
奇跡のようなその在り方はしかし、&bold(){礼の意識が凌駕へ完全に同化しきるまでの瞬間の輝きで……}
&bold(){身体を捨てて自分達の勝利を掴もうとした選択は、避け得ぬ別れの道へと繋がっていたのである。}


&sizex(5){&color(royalblue){『悲しむことじゃない、そうだろう?』}}


だが、[[想い人>草笛 切]]の[[支え>ここから、一緒に、歩き始めてみよう……]]を得て、[[恥も誇りも何もかもを親友と共有し合えた>輝くのは、価値があるのは……そうじゃない人間が、力と勇気を示してのけた時こそだろうがッ!?]]礼の顔は安らかであった。
&color(royalblue){&bold(){“真に自分は報われた。己が生涯に意味を見つけ出せた”}}という思いをしっかりと抱き、
親友の恋人と同じように、地上で帰りを待ってくれている&ruby(ひと){女性}との約束を思い浮かべて―――


&sizex(5){&color(royalblue){『切にすまないと……いや、ありがとうと伝えてほしい。僕の願いはそれだけだ』}}


そう、&color(royalblue){&bold(){自分は闘いを、願いを貫くことができたよ}}と、親友に真実の言の葉を託しながら、
&bold(){足らないものを埋め合い、一際強く輝きを放った二人の親友は、}


&sizex(5){&color(blue){「またいつか、別の時間と別の場所で……」}}

&sizex(5){&color(royalblue){『ああ。その時まで、どうか凌駕も幸せに』}}


&bold(){人と人とが照らし合う儚くも優しい希望の光の下で、また出会えることを願って……}



&sizex(6){&color(royalblue){&bold(){『ありがとう、親友。君に会えて、みんなに会えて……本当に』}}}



&sizex(5){&color(royalblue){&bold(){……よかった}}、と。}
&sizex(5){微笑みながら、緋文字礼は、秋月凌駕の胸の奥へと淡い光となって溶けていった。}



―――やがて、一人となってゆく凌駕の心響永久機関もまた緩やかに動きを止めつつあり……
静寂の支配する漆黒の闇の中でも、凌駕はその未知の眠りを受け入れようとしていた。

&sizex(3){&color(blue){&bold(){たとえ今此処にいる自分が独りであっても、少女や仲間達が自分を待っていてくれるならば、}}}
&sizex(3){&color(blue){&bold(){きっと、人との繋がりを力とするこの胸の永久機関は再び動き始めることができる}}、と。}
そう信じる凌駕の声に、繋がったマレーネの声も応える。


&sizex(5){&color(#00BFFF){「うん、ここで私はずっと待っているから」}}

&sizex(5){&color(#00BFFF){「今は……おやすみ、凌駕」}}


&bold(){少女の声に、彼らの掴み取った想いの結晶はついに動きを止めて――――}




&sizex(5){&color(silver){&bold(){……その時、夜空に小さく星が瞬いた。}}}

&sizex(3){&color(silver){&bold(){優しい光は、一瞬の輝きを残して星座の影へと消えてゆく。}}}
&sizex(3){&color(silver){&bold(){それを見た者も、記憶からすぐに抜け落ちてしまう光景だろう。}}}
&sizex(3){&color(silver){&bold(){天頂の星は、常に空へと座していなければ誰も心に留めない。}}}

&sizex(3){&color(silver){&bold(){壊れないもの。変わらないもの。強くあり続ける不滅でなければ、すぐに忘却の彼方へ埋もれてしまう。}}}
&sizex(3){&color(silver){&bold(){流星は燃え尽きる残響であり、恒星の炎には届かない。}}}
&sizex(3){&color(silver){&bold(){どうしても人は、不変の存在を求めてしまうものだけど。}}}


&sizex(3){&color(lightsteelblue){&bold(){そう、けれど―――}}}


&sizex(3){&color(lightsteelblue){&bold(){どうか忘れないでほしい、星は確かに在ったのだ。だからこそ一瞬とはいえ、輝きを放ったという真実がある。}}}

&sizex(3){&color(lightsteelblue){&bold(){飛翔がなければ、墜落もないから。}}}

&sizex(3){&color(lightsteelblue){&bold(){痛みを負いながら光を放った存在に、単なる敗者は存在しない。}}}
&sizex(3){&color(lightsteelblue){&bold(){その小さな輝きであることに、どうか誇りを持ってほしいと。}}}
&sizex(3){&color(lightsteelblue){&bold(){その足掻きを、誰よりも愛し尊敬すると思いながら。}}}


&sizex(4){&color(lightsteelblue){&bold(){―――秋月凌駕は、宇宙に輝く星となった。}}}


&sizex(3){&color(skyblue){&bold(){誰よりも人を愛し、慈しむ。}}}
&sizex(3){&color(skyblue){&bold(){誰かの想いで煌めき続ける………ささやかな命の&ruby(こたえ){真理}を照らし続けて。}}}


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- 凌駕「まだだ!俺はマレーネと共に生きて死んでいくのだ!」  -- 名無しさん  (2017-11-16 20:50:19)
- ↑無茶に無茶重ねたんだからゆっくり再起動してから帰って来なさい、凌駕君。  -- 名無しさん  (2017-11-16 21:27:15)
- 実際凌駕君だけでなく礼さんもカレンさんもエバーラスティングエンゲージのお陰で実体取り戻せて帰って来てまさしく大団円だから我慢しなさい。  -- 名無しさん  (2017-11-16 21:52:14)
- ↑ホントありえないくらいの大団円だよなぁ・・・  -- 名無しさん  (2017-11-16 22:25:13)
- ↑こんだけマイナス受けたんだからプラスがないと……中庸的に  -- 名無しさん  (2017-11-17 11:01:37)
- ↑2まぁ昏式さん的には不評っぽいけれどね、あれ  -- 名無しさん  (2017-11-17 11:18:05)
- ↑そりゃそうだろ(主人公の入った墓を見ながら)  -- 名無しさん  (2017-11-17 15:03:49)
- 流石、墓職人だ・・・・・。(誉め言葉)  -- 名無しさん  (2017-11-17 15:55:59)
- 同じ「ありがとう」なのに、ガニュメデスは一体、何を間違えてしまったのか・・・・・・・。(白目)  -- 名無しさん  (2017-11-17 18:37:30)
- ガニュメデス「ありがとう、閣下。貴方に会えて......本当に」  -- 名無しさん  (2017-11-17 18:43:24)
- ハッピーもビターもバッドも見せ方次第よ(ガニュメデスと糞眼鏡二号のハッピーとバッドの落差を見ながら)  -- 名無しさん  (2017-11-17 23:57:38)
- 礼さん、嫁さんは忘れてないしな。後光に眩まずちゃんと向き合ったし  -- 名無しさん  (2017-11-24 10:04:41)
- ついに別作品のキャラと比べられても負け組扱いされ始めた糞眼鏡二号  -- 名無しさん  (2017-11-24 10:37:59)
- あ…あの人だって総統閣下っていう普通ではありえない光があったせいで恋人があれになっただけで、そうならなければ才色兼備の勝ち組だったはずだから  -- 名無しさん  (2017-11-25 01:12:05)
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