「さよなら、オルフィレウス。さよなら、ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラー 。さよなら、もう一人の秋月凌駕」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
かつて
オルフィレウスと同属であった
秋月 凌駕が孤高なる強者へと告げた哀悼の意。
目の前の相手こそ大切な誰かを慮り、合わせることもなく自分の中にある真理のみを抱いて
突き進み続けた場合の在り得た自分のもう一つの未来だったという自らの合わせ鏡へと告げた別れの言葉である。
決着と共に自らの合わせ鏡に凌駕は別れの言葉を告げる
「さよなら、オルフィレウス」
「さよなら、ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラー」
「さよなら、もう一人の秋月凌駕」
そんな別れの言葉と自らの終りを前にして
「ああ、まだ。まだだ……」
「永遠に終わらない、車輪を、回し、て……」
「永久に続く、科学の探求をーーー」
「あの日の時計を……ずっと、ずっと」
どこまでも見果てぬ明日と前進を夢見ながらオルフィレウスは宇宙の闇を照らす光となり消えていくのだった……