そ――そんな事はない! 私は、兄離れなどとっくのとうに果たしていた! 決してベッタリなどではなかったぞ!

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そ――そんな事はない! 私は、兄離れなどとっくのとうに果たしていた! 決してベッタリなどではなかったぞ! - (2017/07/15 (土) 18:02:08) の編集履歴(バックアップ)




ジュン√、マレーネ√共通部、凌駕と共に、秋月家に一泊することになったジュン、マレーネ、美汐
凌駕の自室での起床時に一騒動あったものの
人が怪我して寝てる横で……しかも二人まとめて、なんて……秋月ィ
近付かないでッ! この変態! 種馬! 獣欲魔人ッ!
その後は皆で一緒に卓袱台を囲んで、高嶺が用意してくれた朝食を摂っていた。

高嶺作の工夫の凝らされた料理と彼女の穏やかな雰囲気に、ジュンだけでなく、
基本的に冷静な指揮官としての態度を崩さないマレーネも口元を緩め、恥ずかしげにご飯のおかわりを求めており、
高嶺の側も、昨晩会ったばかりであるマレーネに対して、実の妹ができたかのように温かな眼差しを注ぎ、愛でていた。

そんな中、凌駕と高嶺とのやりとりを見て、
マレーネはその兄妹仲の良い様子に、自分の小さな頃を思い出していたと告げる。

「マレーネちゃんにも、お兄さんがいるの?」

興味を持った高嶺が問いかけると、彼女は頷きを返して

「貴様達よりは、少し(とし)が離れていたがな」

「今はもう……この世にいない」


その返答に、自然と空気が厳かになっていき、マレーネは自嘲の笑みを浮かべ、先の答えを詫びる。
それに対し高嶺は、「気にしないで」と告げ、

「そうかぁ……何となくそんな気はしてたわ。マレーネちゃんって、お兄さんっ子だなって」
「な……」

「小さい頃から、お兄さんにベッタリ甘えまくってたでしょ? 目に浮かぶなぁ」

そんな年下の少女への感想を伝えるのであった。
高嶺のその発言が図星であったのか、マレーネは顔を紅潮させ、一気に捲し立てる

「そ――そんな事はない! 私は、兄離れなどとっくのとうに果たしていた!
 決してベッタリなどではなかったぞ!」

そもそも兄さんは、そういうのが嫌いだと思ったから私はいつも我慢して…… 
 い、いや何でもない!」

「とにかく事実無根なのだ! 変な言いがかりはやめてもらおう!」

その空回りっぷりに、ほかの四人は皆生温かい視線と笑顔を向けており……


「……貴様ら、後で覚えているがいい


眼帯の少女は、不貞腐れながら鰯のハンバーグを黙々と食するのみであった。



  • かわいい(かわいい) -- 名無しさん (2017-06-01 22:36:25)
  • えぇ~、ホントにござるかぁ~W -- 名無しさん (2017-06-01 22:38:36)
  • 恥ずかしげにおかわり求めて、不貞腐れてハンバーグを食するとか、可愛すぎかよ -- 名無しさん (2017-06-01 22:52:06)
  • こんなかわいい恋人が出来たのに親友とラスボスとでホモ祭りをする凌駕さんは超人の鏡 -- 名無しさん (2017-06-01 23:03:09)
  • ↑ラストではヒロインのもとに帰還しただろ!!? -- 名無しさん (2017-06-02 00:22:28)
  • ヒロインの下に戻ろうと、ホモ合体の過去は消えない。バイだという証明にしかならない -- 名無しさん (2017-06-02 00:46:57)
  • 覚者にとって性差など些末な問題だからね仕方ないね -- 名無しさん (2017-06-02 20:23:07)
  • マレーネは成長したらめっちゃ美人になりそうだなぁ。胸はわからないけど… -- 名無しさん (2017-06-03 11:49:42)
  • 髪はセミロングくらいの胸はカレンさんより少し小さいスレンダーな感じを希望します -- 名無しさん (2017-06-21 22:23:20)
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