「そこには、綺麗事だけじゃ言い切れない事情がある…… 嘘つきには嘘つきなりの、ぎりぎりの真実がね」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
真魚ルートにて突然の死を迎えた真魚を、彼女を失うことに耐え切れずに蘇生させてしまった照。
そのことが結果として「真っ当で正しい」人間である真魚を
インチキだらけで生きる「嘘つき」にしてしまったことと考えて苦しむ照。
そんな彼の謝罪に真魚が告げた彼女の答えと
それとともに告げられた7年間抱え続けていた想い。
「私、全然よかったと思ってるよ。だって、やっぱり生きていたいもん」
「……マジで?」
「うん。それに同じ身体になって、初めて照の気持ちがわかった。だから嬉しいよ」
「嬉しいって……こんなズルやインチキで生きてるふりした死体暮らしが?」
「うん。今、照と二人で一生懸命になってる感じが、なんか嬉しいんだ」
「確かに今の私たちって、生きてる人間のふりをしてる嘘つきだよね……でも、好きで嘘をついてるわけじゃないし、ズルをしてるわけじゃない」
「そこには、綺麗事だけじゃ言い切れない事情がある…… 嘘つきには嘘つきなりの、ぎりぎりの真実がね
「あの時の照だって、きっとそうだったんだよね?」
「なのに私は、一方的に照を責めちゃった……それをずっと後悔してて。7年間ずっと謝りたかった」
- 過去のいじめられっ子を助けてたエピソードもだけれど、所々重たい雰囲気あるよね真魚さん… -- 名無しさん (2019-07-14 02:05:52)