それはな、こう打つのだ

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それはな、こう打つのだ - (2020/08/30 (日) 15:49:54) のソース

発言者:[[ジン・ヘイゼル]]
対象者:[[アスラ・ザ・デッドエンド]]


&bold(){頑固親父から馬鹿息子へ送られる最初で最後の説教。}その締めくくりに発せられた台詞。
英雄と二人の拳士による最後の激突。[[ヴァルゼライド>クリストファー・ヴァルゼライド]]はジンとの対話によって成長を遂げたアスラを内面において最強の[[魔星>人造惑星]]になったと最大限に評価し、自身も[[更なる覚醒>まだだ]]を遂げる。
刀と拳による壮絶な応酬の中、三者は持てる意志力による研鑽の結晶をぶつけながら決死の覚悟で神業を組み上げ続ける。
その中でアスラは、あろうことか感応する&ruby(アストラル){[[星辰体]]}の量をあえて減らし、魔星としての存在意義と&ruby(アマテラス){[[第二太陽]]}による恩恵をかなぐり捨てて、肉体の制御と掌握という人間としての強みのみを追求していく。

「違う、もっと、鋭く、速く――」
「骨を用いて、虚を目指せ……怯えを支配し、予測しろ」

先に学んだ父の教えを体現した魔拳は、ヴァルゼライドが光刃を放つコンマ一秒にも満たない意識の狭間を突いて放たれる。
しかしヴァルゼライドもまた星辰体の放棄によって自らの隙を強引に潰した上で逆にカウンターの貫手を叩き込み、アスラの心臓を貫いた。
紙一重でまたも勝利を手にする英雄。敗北したアスラは自身の情けなさを心中でジンへ詫びたその時────

&bold(){「戯け――それはな、こう打つのだ」}

アスラの後を引き継いで放たれたのはジンによる拳。
アスラの命を対価に生じた第二の間隙を狙ったその流麗な一撃は、戦闘開始から無傷を貫いていたヴァルゼライドへ致命傷を与えるに至った。
この時のアスラとジンにとってはもはや勝利は二の次の存在であり、展開される親子の微笑ましい口喧嘩を前に死闘を演じているはずの総統閣下は完全に蚊帳の外にされていた。
最終的にヴァルゼライドには勝利できなかったものの、アスラはジンが諦めた夢を形にするために奮起し、ジンはアスラの親として息子を見届けるという目的を果たしたために、両者共に満足気に散っていった。

「理解したか、小僧。まだまだおまえは未熟者よ。
 儂の影を踏めるよう、励み、精進するがいい……」

「しゃあねえな。それじゃあ、いつか超えてやらねえと」


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- このシーンほんと好き  -- 名無しさん  (2016-04-08 22:26:37)
- この親子マジかっこ良かったわ  -- 名無しさん  (2016-04-21 23:58:27)
- 魔星の力捨てると強くなるのが良いよねアスラ  -- 名無しさん  (2016-04-22 13:26:19)
- 宿難が好きそう  -- 名無しさん  (2016-04-23 17:11:46)
- 爺さんの台詞は作られてるのに爺さん本人の記事は無いの悲しい  -- 名無しさん  (2016-04-25 01:20:54)
- このシーンを見たときはなんだか涙が出てきた。最後にアスラとジンさん  -- 名無しさん  (2016-04-30 00:10:11)
- ↑ミス 最後の最後にアスラとジン爺さんは親子(師弟)になれたんだと思う  -- 名無しさん  (2016-04-30 00:11:42)
- ルビを駆使したツンデレ合戦だった  -- 名無しさん  (2016-05-02 15:29:03)
- こいつらのやり取りでツンデレについて学んだ  -- 名無しさん  (2016-05-29 23:34:13)
- アスラの「こうか?」っていう台詞も父親に新しい事を教えて貰う子供みたいで凄い好き  -- 名無しさん  (2016-06-20 13:26:44)
- 夜行「こうか?」  -- 名無しさん  (2016-07-23 05:09:33)
- ヴァルゼライドって、これ食らって、ルシードと最下層まで肉塊ランデブーしたのに、少し休むだけでゼファーと戦えるまで回復するって何事なの。アスラたち倒したあとにもう限界かー的なこと言ってませんでしたかねぇ。まあ、ゼファーに一撃でやられましたけど  -- 名無しさん  (2016-07-25 05:47:36)
- このシーンの前に爺さんがアスラにお前のせいではないって言うシーンも良かったね。上別府さんが演じる師匠ポジションのキャラってなんか好きだわ。lassのゲームの王様を思い出してテンション上がった  -- 名無しさん  (2016-10-12 03:10:32)
- 致命傷って何だっけってなる。この後ルシードボコったし  -- 名無しさん  (2016-10-12 13:19:35)
- ↑致命傷(気合と根性で覚醒し乗り越えれる程度)  -- 名無しさん  (2016-10-13 00:36:45)
- ↑↑↑なんでゼファーさんに一撃でやられたか? 話の都合上だよ。だってアダマンタイト砕かれたやつの攻撃をアダマンタイト健在な星辰者がかわせない理由がわからない。その上アダマンタイト砕かれた段階で星辰者は行動不能になる設定もどっか行った模様  -- 名無しさん  (2016-10-19 01:44:22)
- ↑貴方が該当シーンを見たことがないのはよく分かった  -- 名無しさん  (2016-10-19 22:19:37)
- ↑↑↑どっちかというとメンタル強くして気合と根性発揮した方が天井知らずで機能を活かせるからな、魔星って・・・。そういう部分はVermillion以来のノリを脈々と受け継いでいると思うの。  -- 名無しさん  (2016-10-25 00:13:37)
- お前との勝敗とか二の次だから!って流れでヴァルゼライドの完全性が剥げていくこの辺はほんと上手いと思うわ  -- 名無しさん  (2017-02-10 21:19:01)
- 物の見事に総統閣下と親子のノリが噛み合ってなかったよな  -- 名無しさん  (2017-02-10 22:01:02)
- 総統そっちのけでの親子喧嘩いいよね  -- 名無しさん  (2017-02-10 22:15:02)
- アスラ自身がそもそも勝敗以前に満たされたいということから始まってるからな。総統に対する究極のアンチテーゼという  -- 名無しさん  (2017-02-21 00:54:29)
- グランド√におけるアッシュと師匠の稽古もこの系譜だな。次回作があるとしたら、やっぱりこういうシーンも受け継がれるのかな  -- 名無しさん  (2017-02-23 13:46:58)
- 正田作品じゃこういった展開見れないものな。どうしてもどつきあいっぽくなりがち  -- 名無しさん  (2017-02-23 14:19:57)
- アッシュが英雄に一撃くらわせるって理由でアスラに協力してもらったのもここにあるんかね  -- 名無しさん  (2017-04-03 09:50:51)
- ↑あの世にてアスラ「どうよ親父殿。俺も英雄に一撃食らわせてやったぜ」ジン「ふん、一撃を入れたのはあの小僧ではないか。力を貸した程度で図に乗るな」みたいな会話してたらすごく幸せな気持ちになる  -- 名無しさん  (2017-04-03 13:56:53)
- 致命傷…致命傷とはいったい  -- 名無しさん  (2017-05-23 23:32:02)
- 某ゲームで致命レベルの攻撃当てても絶対HP10残って最大回復を勝つまでやるのが英雄  -- 名無しさん  (2017-06-16 21:10:19)
- ↑ただしゼファーさん相手だと強制撃破イベントが発生して倒されるのが英雄  -- 名無しさん  (2017-11-23 15:33:26)
- 冥王相手にもフルボッコだったし、ゼファーさん割と総統の天敵感ある  -- 名無しさん  (2017-11-23 15:40:51)
- 特に敵意とかないのに、子育てのために致命傷を与えてくるジンさん。光の戦いに興味が無いのに致命傷を与えてくるジンさん。相当厄介。いや、良いシーンなんだけど  -- 名無しさん  (2018-12-26 20:17:59)
- イザナ「それはな、こう打つのだ(パンパンッ!」リチャード「やめてくれ」  -- 名無しさん  (2020-08-30 14:17:42)
- ↑おっと、それは残像だ  -- 名無しさん  (2020-08-30 14:19:36)
- イザナ「そうだと思ったから二段構えだ!(パパパパパンッ!!!」  -- 名無しさん  (2020-08-30 15:49:54)
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