カレンは、俺と会うために夢の中にまで来てくれたのか……!? う、嬉しいよハニーっ、ハグハグぶちゅっとずっぷし――なんてこともないみたいだもの。

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カレンは、俺と会うために夢の中にまで来てくれたのか……!? う、嬉しいよハニーっ、ハグハグぶちゅっとずっぷし――なんてこともないみたいだもの。 - (2020/06/18 (木) 12:42:42) のソース

発言者:[[カレン・キリシマ]]
対象者:[[秋月 凌駕]]


[[アポルオン]]との[[激戦>君の幸せを願うから、生きていてほしいから――だから奴から、あの炎から守らせてくれ! 鉄の悪魔を壊すためなら、俺の全てをくれてやろう……!]]・・・攫われた[[マレーネ>マレーネ・フランケンシュタイン]]の[[涙>ごめんなさいっ、戦ったりなんてしない、だからどうか……止まって兄さん! そんな辛そうな声、これ以上、聞いてなんかいられない……!!]]・・・
傷つき疲弊しきった肉体と精神が限界を迎え、凌駕は意識を失っていった。
&bold(){やがて、彼は己の精神の奥深くにまで潜行し……}

&color(coral){&sizex(5){&bold(){『ほうら……起・き・て』}}}

&color(coral){血腥い戦いとは離れた、子を見守る母の眼差しのような、穏やかな日差しのような、}
&bold(){&color(coral){そんな心地よさを運ぶ懐かしい風に包まれて、}学校の屋上、カレンとの再会を果たしていた。}

会えるはずのない存在との邂逅に凌駕は心揺れながらも、
あくまでも冷静に、&color(blue){これは自分の精神が作りだした明晰夢、虚構の光景だ}と理解しようとする。
常と変わらない様子の凌駕の心を読みながら、カレンは答える……

&color(coral){&sizex(4){『……そうね。確かに、凌駕くんが言うことも当たってはいるんだよ』}}

&color(coral){&sizex(4){『ここは記憶と思い出から形成された光景。私たちが初めてちゃんと会話をした場所でしょ?』}}

&color(blue){ゆえにカレン・キリシマと会話をする場合、選択されたのは自然とこの場所だった……}と、
理性的に現状を理解しようとする凌駕に、カレンは変わらぬ調子で文句をつける。

&color(coral){&sizex(4){『けどさ、そういう事情抜きにしたってひどくないかな……}}
&color(coral){&sizex(4){なんだか全然ロマンチックじゃないっていうか、ちっとも女心に対して経験値たまってないみたいだし』}}

&color(coral){&sizex(5){&bold(){『カレンは、俺と会うために夢の中にまで来てくれたのか……!?}}}
&color(coral){&sizex(5){&bold(){う、嬉しいよハニーっ、ハグハグぶちゅっとずっぷし&italic(){――}なんてこともないみたいだもの。}}}
&color(coral){&sizex(5){&bold(){ちょっと拍子抜けしちゃうな』}}}

そんな、ツッコんだら危険な香りしかしない冗談に対し、凌駕は&color(blue){そもそも自分はそんな柄ではないし、}
&color(blue){まだまだ女性への気遣いも未熟な自分に対し、そういう甘い展開は求めないでほしい}と肩を竦め……
カレンも分かっているとばかりに、


&color(coral){&sizex(4){『まぁ、そうかもね。確かに小理屈こねて、なんでもズバッと一発で見抜くほうが凌駕くんらしいかぁ……』}}
&color(coral){&sizex(4){『そういうところも含めて、&ruby(・・){私達}は惹かれたわけなんだから』}}

&color(coral){&sizex(4){『あの子の中で、仲良くやれているのはそういう部分もあるのかな。やっぱりあれだね、}}
&color(coral){&sizex(4){二人同じなんだからもうお互い嫉妬も何もあったもんじゃない、ってのがいいのかも』}}


凌駕が把握しきれていない事情も含めて、納得したように頷いており……
実に活き活きとしたカレンの姿から浮かんだ、凌駕の心中の疑問へ曖昧に答えを返し、カレンは言葉を続ける。


&color(coral){&sizex(5){『本来なら、こうして会話さえも出来ないはずだった。}}
&color(coral){&sizex(5){きっかけ一つで凌駕くんにも&ruby(・・・){繋がる}ことができたのは、思いがけない僥倖だわ』}}

&color(blue){&sizex(5){&bold(){「……繋がる?」}}}


その言葉に何か重要な意味を感じ取った凌駕は、思考を巡らせようとするも、

&color(coral){&sizex(5){&bold(){『んふふ。そりゃあ、ねぇ……?』}}}

彼の顔に、&color(coral){にやり――}と。
悪戯好きの猫じみた笑みを向けながら、カレンは後ずさる凌駕に迫って……&bold(){ついに特大の爆弾が投下された――}

&color(coral){&sizex(5){&bold(){『&size(15){───}&ruby(ココ){屋上}で私とシタみたいに、ジュンともいっぱい情熱的に愛し合ったじゃない』}}}
&color(blue){&sizex(5){&bold(){「ぶふっ}――&bold(){な、いや、それは!?」}}}

&color(coral){&sizex(5){&bold(){『あんなに激しく&ruby(バージン){処女}奪っちゃったりしたんだもの、}}}
&color(coral){&sizex(5){&bold(){身体も心も近くなっちゃうのは当然でしょ……ね?』}}}

&color(coral){&sizex(4){&bold(){『言っておくけど、全部知ってるから隠してもダメダメ。}}}
&color(coral){&sizex(4){&bold(){私も一緒に感じてたようなものだから、どれだけ必死だったのかはもう丸わかりよ。}}}
&color(coral){&sizex(4){&bold(){初めての痛みだって伝わってきたくらいだもの』}}}

&color(coral){&sizex(4){&bold(){『それもジュンの汗の匂いに興奮して……[[あーあ、いやらしいんだ、凌駕くんはー>そうだ、そうだよ……やってしまったんだよ、俺……]]』}}}
&color(blue){&sizex(5){&bold(){「ちょ、ちょっと待ってくれ……それについては弁解の余地もないが、その前にっ」}}}


にやつきながら茶化してくるカレンの言葉に慌てながらも、
凌駕は何とか話題を戻し、&bold(){繋がっている}という言葉の意味を確認しようとし、
&bold(){カレンも表情を正しながら、[[ジュン>万里也 ジュン]]と凌駕の現状について・・・}


&color(coral){&sizex(5){&bold(){『ええ、そうね。心装永久機関にも軽い同期が発生している』}}}

&color(coral){&sizex(5){&bold(){『そして、だからこそ……あの子は本来あり得ない影装への早期覚醒を果たした。}}}
 &color(coral){&sizex(5){&bold(){本当は、どっちかっていうと内的要因である私の存在が大きいからでしょうけどね……』}}}


&sizex(3){&bold(){そう、此処にはいないジュンの&ruby(ココロ){[[精神>超光翔翼]]}の[[問題>https://w.atwiki.jp/vermili/pages/690.html]]について、語り始めていくのであった……。}}


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- ジュンは1人で2人分美味しい  -- 名無しさん  (2017-07-20 20:50:50)
- ふざけた項目かと思いきやまともな項目!?  -- 名無しさん  (2017-07-20 20:56:09)
- 自分の記憶の中の虚構かと思ったら本人だったでござる  -- 名無しさん  (2017-07-21 17:33:16)
- 凌駕「カレンは、俺と会うために夢の中にまで来てくれたのか……!?う、嬉しいよハニーっ」カレン「……これ、だれぇ?」  -- 名無しさん  (2017-07-21 21:57:26)
- 中の人がナギサちゃんと同じっていうね…。奏雨さんって本当に演技の幅広いわー  -- 名無しさん  (2019-01-02 11:28:31)
- 中の人繋がりだと、月に寄り添う乙女の作法2のパル子とかぶっ飛んでて声優って半端ないって分かるよ 初めてちゃんと声優として意識した彼女と俺と恋人との綾乃は常識がおかしいだけで割と正統派だったから面食らったわ  -- 名無しさん  (2019-01-02 18:50:28)
- ↑3な、中の人だけで考えればアッシュ君とナギサちゃんだし  -- 名無しさん  (2019-01-02 21:42:07)
- ナギサ「アッシュは、私と会うために夢の中にまで来てくれたの……!?う、嬉しいだーりん!」……、これはこれでアリかな  -- 名無しさん  (2020-06-08 22:42:45)
- 閣下は、私と会うために特異点の中にまで来てくれたのか…!?う、嬉しいだーりん!!  -- メガネ  (2020-06-18 12:42:42)
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