「おめでとう、捨てる手間が省けたではないか」の編集履歴（バックアップ）一覧に戻る
発言者：[[ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス]]
対象者：[[ジョージ・ゴードン・バイロン]]
&size(22){&color(#671755){&bold(){『&italic(){&tt(){許せぬ、許さぬ、これほど醜悪だとは思わなかったぞ人間ッ！}}』}}}
&size(22){&color(#671755){&bold(){『&italic(){&tt(){泣いて喚けよ、決して逃がさぬ。必ず殺す、私が殺す、今この手で、}}}}}
&size(22){&color(#671755){&bold(){&italic(){&tt(){キサマを、八つ裂きにしてもまだだ足りぬ足りぬ足りぬ―――！！}}』}}}
&color(#260026){&bold(){憎悪から生まれ出たと錯覚する暗黒の大海が、一斉に目の前の老人へ殺到する。}}
&color(black){&bold(){……それを前に、ホワイト・パイルはなお嗤った。見下した。}}
&size(18){&color(darkslategray){「沸点の低いことだ。欧州の主とは思えぬな、ジョージ・ゴードン・バイロン」}}
&size(19){&color(darkslategray){「五世紀も生きてその様か。詫びよう、猿より下等とは気づかなかったのだ……}}
&size(19){&color(darkslategray){低脳に合わせて会話をすべきだったな。 許せ」}}
&color(black){&bold(){背後の炎へと飛び込み、焔を防御として確保。}}
&color(black){&bold(){焼け焦がれながらも伸縮する影を侮蔑し……観察している。}}
&color(#260026){―――&bold(){その表情、光景にぞっとした。この老人はまさしく&ruby(・・・・・){狂っている}。}}
アリヤ√、姿無き襲撃者の手で紅蓮の焔に焼き尽くされたホテル･カルパチア。
運よく脱出できた[[ニナ>ニナ・オルロック]]が、その襲撃者の白い杭で一瞬のうちに[[ゴドフリ>エルンスト・ゴドフリ]]を失い、
“格の違い”を思い知らされ立ち向かう気力を奪われる中、同行していたバイロンは[[愛する父>《伯爵》]]との[[絆>マジェンタ]]を奪われた事に激怒していた。
そんなバイロンから向けられる悪意の波動さえ、そよ風のように受け流すクラウスが、&color(#00234F){&bold(){最高の笑顔を浮かべて&ruby(年寄り){[[藍血貴]]}に言い放った最大級の侮辱。}}
──無論、クラウスはただ挑発しただけでなく、猛悪な存在であるバイロンと万全な状態でぶつかることを避けるための策の一つだった。
&color(#E9F7E8){&bold(){※この狩人は特殊な訓練を受け、『頭の螺子の代わりに決意という名のイカれた釘』（byお嬢）がぶっ刺さっています。決して真似したり試そうとしないでください}}
自分が爆破した屋上の「ガラクタ」が、眼前の吸血鬼にとっての地雷だと見抜き、
同時に純粋な肉体の性能&ruby(・・){のみ}では上をいくバイロンに、枷を与えるべく[[忌呪]]たる光を放つ火炎に身を投じていた。
常に逃走を図れる位置を確保した上で、彼は[[影の獣>恐夜影獣]]に近い姿に変じたバイロンに対し思考能力が完全に失われるまで、&bold(){言葉で嬲りながら分析を続ける}。
そして、着実に消耗を蓄積させつつ変化する状況や他者すら利用しながら&bold(){“嵌め殺す”}。
[[覚醒]]したアリヤも師の思惑を即座に理解して、遭遇した&bold(){[[期>故に、私は自他の行為に意味を問わない。意味は常に、行為の後を追いかけてくる影に過ぎんと判っているからだ]][[待>掟（しばり）など、強者の轍の後にのみ存在を許される脆弱な概念に過ぎん]][[外れ>お待ちを、お待ちを、《伯爵》 どうか私を……あああ行かないで行かないで行かないでッ！]]}のバイロンを、&bold(){&size(14){&ruby(おもいびと){[[本命>トシロー・カシマ]]}}に贈るはずだった多数の爆薬の罠}に誘い込み、翻弄していた。
&size(12){&color(darkblue){&bold(){「[[典型的で、ありきたりで、凡庸な吸血鬼……>――――容易い。お前はありふれている]]そういうものは見慣れています。がっかりしました。萎え萎えです」}}}
&size(12){&color(darkblue){&bold(){「年月を無駄に重ねてぶくぶくと肥え太っているようですが、}}}
&size(12){&color(darkblue){&bold(){その贅肉、少し削ぎ落してはどうでしょう？ あなたはまるで膨れ上がった風船のようですよ」}}}
&size(13){&color(darkblue){&bold(){「脆くて、軽い。本当に、中身のないことです」}}}
&size(14){&color(darkblue){&bold(){「ああ、なんだ。そういうことでしたか}───&bold(){つまりあなた、師に&ruby(・・・・・){見逃された}クチですね。」}}}
&size(15){&color(navy){&bold(){「では私もそれに倣うとしましょう。さあ、見逃してあげますから、どうぞ尻尾を巻いて帰ってください」}}}
****本編より
&size(21){&color(darkslategray){&bold(){「おお───&ruby(・・){アレ}は貴様のものだったか。すまぬな、&ruby(ごみ){塵}か何かと見間違うたわ」}}}
&size(22){&color(darkslategray){&bold(){「&ruby(ごみ){塵}以外に何と呼べばいい？ それとも役に立たぬガラクタか？}}}
&size(22){&color(darkslategray){&bold(){どちらにしても大した差異などありはせん。}}}
&size(22){&color(darkslategray){&bold(){よって、喜ぶがいい……俺が綺麗に焼き払ってやったぞ」}}}
&size(28){&color(darkslategray){&bold(){&tt(){「&ruby(・・・・・){おめでとう}、捨てる手間が省けたではないか」}}}}
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- 伯爵「廃品回収に来ました」 -- 名無しさん (2018-08-22 20:51:48)
- 煽り力たけえｗｗｗ -- 名無しさん (2018-09-04 21:26:03)
- オイ反転文字ｗｗｗｗｗｗ確かにそうだけどさぁｗｗｗｗｗｗ -- 名無しさん (2018-09-15 21:06:18)
- 煽り力で勝てる気がしない…こうしたやり方が効果的だと判っちゃったんでしょうね……（白目 -- 名無しさん (2020-05-18 23:43:31)
- イザナ「ありがとう。探す手間が省けたよ」 -- 名無しさん (2020-05-18 23:47:02)
- ↑ 千年発情は蝙蝠ビッチ吸血鬼あげるから遊んでなさい…… -- 名無しさん (2020-05-18 23:58:15)
- 煽り性能高濱の作品の中ではぶっちぎりに近い一位はオルフィレウスだけど -- 名無しさん (2020-05-19 11:37:05)
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