そうだ、そうだよ……やってしまったんだよ、俺……

昏式・高濱作品 @ ウィキ内検索 / 「そうだ、そうだよ……やってしまったんだよ、俺……」で検索した結果

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  • そうだ、そうだよ……やってしまったんだよ、俺……
    ...凌駕。 「そうだ、そうだよ……やってしまったんだよ、俺……」 彼女の部屋に入った瞬間から、気の合う友人としての感じ方とは違う、強く雄として惹き付けられる雰囲気があって…… まるで経験を重ねた女性のように、言葉や仕草で興奮させられ、あれよあれよという間にキスして扱かれ…… 甘ったるい空気の中、精も根も尽き果たしてしまった自分。 女性に対する免疫のなさはもはや呪いなのではと、真剣に考え込み…… 「……待て、待て待て、もしかしてこの体勢は」 「は、ぁ……あんっ、ん……やぁ、ぁ………」 加えて自分達の置かれた現状が、あまりにも生々しい情交の過程をさらけ出し過ぎであり。 接合部(・・・)を放し、とりあえず常の冷静な考えができる状態に持っていこうとする度に、 また知らない(・・・・)少女のような甘い声を上げて身をよじるジュンに心を搔き乱...
  • どうやって生きてこうが、私の勝手よ。だって、生きてるのはこっちなんだから。死んでく側が、あれこれ指図しないでよ
    発言者:安宅 真魚 対象者:暮坂 照 「嘘つき(・・・)」 「ほんと、自分で思ってるほど嘘が上手くないんだから……私を騙してくれるなら、そこで黙らないでよ。きっちり白を切り通してよ」 「私やだよ、そんなの。照がいなくなっちゃうなんて」 互いの想いを吐き出し、ようやく拗れすれ違った原因である過去に決着をつけた照と真魚。 だが、すでに照の躰は“死”を迎えており、いずれ個としての情報は喪われ、存在は消え去ってしまうという事実が突きつけられる。 それを理解した照は、真魚を悲しませまいと、会えなくなるわけじゃないと優しい“嘘”をつくも…… 少女はそれをあっさりと見抜いた上で、痛みも悲しみも含め大切な人を忘れてなんかやるものかと隠さずに告げるのだった。 本編より 『やっぱだめだな、俺……ほんとはさ、きっちり別れを言おうと思ったんだ。俺がいなく...
  • やりたいようにやってみりゃいいんだ。自由なんだよ、俺たちはもっと
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 共通√、夜の世界に迷い込んでしまったアンヌとの今後の関わり方をめぐって、 相棒とどこか微妙な空気になってしまったトシロー。????『夜の生活の不一致ですね!』『ルーシィーー?』 そんな彼が立ち寄った『カサノヴァ』において、友人であるアイザックに相談を持ち掛け、返ってきた答えがこれである。 アイザックの声色は常と異なり、どこか陶酔するような響きを帯びており……以後の物語にも意味を持ってくる意味深な台詞であるのだが―― それと同時に、アイザックの肯定主義(ポジティブ)に応じるトシローの声も、どこか堅苦しさから解き放たれた印象を受けるものであり、 短い言葉のやり取りの中にも、トシロー・カシマとアイザック・フォレスト……気質の正反対な二人の、確かな友情をうかがわせる一幕と言えるだろう。 本編より 「……なるほ...
  • 台詞/Zero Infinity
    ...止めてやるッ!」 「そうだ、そうだよ……やってしまったんだよ、俺……」 「そうやって、いつも真っ直ぐ走っているジュンを見るのが――本当に好きだったよ。勇気や希望を貰ったような、そんな気がしていたんだ」 「平穏を求める願いでは、こいつの妄執に勝てないのかよ……ッ」 「ああ、初めて俺は…… “人間” を知れたような気がしたから」 「輝くのは、価値があるのは……そうじゃない人間が、力と勇気を示してのけた時こそだろうがッ!?」 「俺はやっと、人間の弱さを愛することができたぞッ!」 「さよなら、オルフィレウス。さよなら、ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラー 。さよなら、もう一人の秋月凌駕」 「役得? ご褒美? いいや要らん! 俺は縁側で緑茶でも傾けていれば幸せなんだ!!」 ジュン 「頑張りたい――それだけかな」 「素敵だなって感じたの、今でもよく覚えてる」 「それじゃあ、また未来(あ...
  • ち●ち●うずうずしなかったもん……
    ...ちますけどね、オレ そうだ、そうだよ……やってしまったんだよ、俺…… ぱっとみ荒らしかと思ったわ -- 名無しさん (2016-12-18 22 05 10) ぶっちゃけ現在ですら、男前な印象が強くて色気あんま感じないから、余裕がなかった当時だと、そら勃たんわなw -- 名無しさん (2016-12-18 22 05 40) 何事かと思ったわwww -- 名無しさん (2016-12-18 22 12 39) 最近更新されたページに表示されてると荒らしに見えるわ -- 名無しさん (2016-12-18 22 16 04) わりと気にしてる部分がいっぱいあるあたり実に乙女。 -- 名無しさん (2016-12-18 23 23 21) 向こうの「あけび」みたいなもんかと思ったらそう言えばこんなことも言ってたよ -- 名無しさん (2016-1...
  • 閣下と同じであるのなら……ああ、そうだな。悪くない
    発言者:ギルベルト・ハーヴェス グランド√終盤、アヤとグレイの二人を一度は完膚なきまでに叩きのめしたギルベルトであったが、 星辰界奏者(スフィアブリンガー)として覚醒したアッシュの支援によって一転窮地に立たされる。 自らが犠牲として磨り潰した者達の百を超える星の光を叩き込まれた結果、 追い詰められながらも、光の眷属特有の覚醒の連発で全身を限界寸前まで沸騰させかろうじて踏み止まるギルベルト。 そんな審判者(ラダマンテュス)を討ち果たすべく立ち塞がったグレイに対し、崩壊する正義、己の欲した“聖戦”とかけ離れた無情な現実を嘆いて彼は叫ぶ。 「なぜ、おまえなのだ!」 「死力を尽くしたその果てに敗北するのは構わない。己が未熟と受け止めよう」 「だが英雄でも、救世主でも、まして逆襲劇でもない…… スフィアにさえ至らぬおまえが、私の死神だ...
  • 生きていて、ほしいんだ……救われたんだよ、心から
    発言者:緋文字礼 公園でほんの少しの間自分と言葉を交わし、共に笑い、遊んだ。 そんな理由で緋文字礼を文字通り命を賭けて庇い、その命を散した秋月凌駕。 この時点で漂う圧倒的ボーイミーツガール物の主人公&ヒロイン臭 そんな彼に生きていて欲しいと願い、エゴである事も、偽善である事も、安らかに逝くことのできた彼を絶望的な闘争に巻き込むことになるという事もそれら全て覚悟した上での、緋文字礼の咆哮。 この後彼は凌駕を生き返らせる為に一切の躊躇い無く己の心臓である刻鋼式心装永久機関を抉り取ろうとする。 そんな彼の鬼気迫る様子には後に彼の恋人となる草笛切も「男の友情って女より怖いもんだね」という最終ルートでの展開を予期したかのような感想を述べるのだった。 「頼む……僕は絶対に、彼を死なせる訳にはいかないんだ!」 「その少年は既に死んでいる(・・・・・)。人間としての命...
  • 誇ってくれよ、トシロー。いい気分だったと言ってくれ。俺は、そんなおまえからこそ……この字を勝ち取りたい。……誇りたいんだよ、頼むよ
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ これまで各ルートで露となっていたアイザックの“三本指”への執着心。 しかし……グランド√において、怪物との殺戮劇の果て、瀕死の体の彼が譲れぬ信念を叫んだ後、友に語りかける言葉は……それまで見せたことのない、切々とした想いの吐露であった。 そしてその傷に塗れ弱り切った姿は、友の擦り切れてしまった過去の痛みを疼かせる。 本編より 「そうさ、だから……誇ってくれよ、トシロー。いい気分だったと言ってくれ。三本指(トライフィンガー)だった時間を、肯定してくれ。 あの瞬間のおまえこそが、純然たる本質ってやつだろう? 俺は、そんなおまえからこそ、この字(あざな)を勝ち取りたい。誇りたいんだよ、頼むよ……!」 「……矛盾しているな、アイザック。自分は嫌だと言いながら……俺にだけ、過去を認めろと言うのか?」...
  • それじゃあ、また未来(あした)………美汐
    発言者:万里也 ジュン 対象者:青砥 美汐 「やだ……もう、やだよぉっ………」 「ジュンと一緒にいるの……傍にいるのっ……まだ、謝れてないからぁ………」 「ダメっ、離して秋月っ……ジュンを置いていくなんて、嫌ぁっ………!」 強がってばかりで、でもそれがとても辛そうだった、放っておけない仲間であり友達の少女。 そんな少女がようやく伝えてくれた本心に応え、 その命を捨てても守りきった、どこまでも明るく前向きだった少女が最後の瞬間友達に伝えた、“彼女らしい”別れの言葉。 強制的に覚醒させられた己の影装に振り回され、一人の弱い少女へと戻った美汐は、自分に迫る暴威に対し、両親を亡くして以来初めて「助けて」、そう声に出した。 果たしてその願いは、彼女を思い駆けだしたジュンによって聞き届けられたが……その代償に捧げられたのは、ジュン自身の命であった...
  • 無価値なんかじゃねえんだよ……それを、テメェはッ!
    発言者:イヴァン・ストリゴイ 対象者:ネイムレス 「混ざるなら好きにしな、悪いが残らず消し飛ばす。これより先は乱戦で、遅れたならば死ぬだけだ」 「詫びねえぞ。今は何より優先して、こいつを砕くと決めたんでなァ───ッ!!」 美汐√―― 同僚であり戦友(・・)であるエリザベータが、突如標的を変更したネイムレス(友軍機)によって無機質に、無価値に、無意味に命を散らされたことに対し、 戦場での凡そあらゆる要素を愛している男が初めて発した憎悪と怒りの言葉。 序盤、エリザベータが戦場でやられた場合(シチュエーション)なら敵討ちということでたまらなく燃える……などと、 陶酔しながらその当人に語っていたおめでたい男の姿はそこに無く、あるのは純粋な怒りと憎悪であり――― 次の瞬間、鋼の戦鬼は全力で機械兵を破砕すると宣言し、蜘蛛へとその身を変じてゆく。 ...
  • そうやって、いつも真っ直ぐ走っているジュンを見るのが――本当に好きだったよ。勇気や希望を貰ったような、そんな気がしていたんだ
    発言者:秋月 凌駕 対象者:万里也 ジュン いつも太陽のように明るく、前向きで笑顔を絶やさなかった少女。 そんな彼女が、速さ”の陰の、積み上げた努力を徒労に帰してしまうことへの恐れに苛まされ、 それを克服しようとしてまた傷を増やしていく姿を見つめた上で、 彼女を想う一人の男として少年が伝えた、少女の走ってきた姿への素直な思い。 ジュン√、アポルオンとの闘いで傷つき倒れた凌駕は、夢の中の屋上でカレンと再会を果たす。 凌駕は、彼女からアポルオンと闘っていたもう一人……ジュンの心は、これから 本来単独では到達できないはずの影装に辿り着いた反動に苦しむことになるという事を告げられる。 そしてカレンは、いつも通りで気遣わせてもくれない凌駕に軽口を叩きながらも、 もう、こうして彼と言葉を交わし合うことができなくなる事に、初めて寂しさ、切なさの宿った表情を見せ―― ...
  • ああぁ、また会えた……やはりおまえは不滅の勇者だったんだなッ!
    発言者:ファヴニル・ダインスレイフ 対象者:ヘリオス グランドルートでヘリオスが降臨した際に満身の思いを込めて吐いたファヴニルの台詞。 三年前に死んだ麗しの宿敵の復活(実際は勘違い・人違いだが)を前に、彼の感情は一瞬で振り切れたのである。 なお、この後もダインスレイフは感動のあまり以下のような発言を残している。 「遅いじゃないか、待ってたんだぜ? 勝手に消えてしまってよう……俺のことを置き去りにして逝くんじゃねえよ、なァ英雄! 今度こそ最後まで、共に殺し殺され合おう。そうさ、邪悪な竜を討伐するのがおまえの宿命(さだめ)なんだからッ」 「さあ、見てくれ俺を──光を砕く滅亡剣(ダインスレイフ)を。貴様のために本気で生きた証をすべて、今こそ余さず受け止めてくれェッ!」 内容の剣呑さを除けば、まるで長年連れ添った相手の蘇生に歓喜しているかのよう。...
  • 交わした情けの分だけ、激しく……今度は殺し合いましょう、凌駕
    発言者:エリザベータ・イシュトヴァーン 対象者:秋月 凌駕 甘い、甘い、男女の睦み合いの時間――― だがそれは、ネイムレスの再起動と、機兵により閉ざされた地下に脱出口(・・・)が穿たれた事で終わりを告げた。 まるで、舞台装置の書割(はりぼて)が突然倒れ、劇に見入っていた観客が一瞬にして興醒めしてしまったかのように…… これまで閉ざされていた二人だけの理想郷は、現実の一穴により呆気なくも破壊されていた。 外へと出てしまえば、後は元の関係性に戻るしかない――殺し殺され合う敵同士という関係に。 「―――お別れね、凌駕」 切り開かれた夜空に、蒼く輝く月の光の下で、エリザベータは静かに少年へ別れを告げる。 彼女の表情は、ただ仕方がないのだと、そう物語っていた。 その突きつけられた現実(・・)に対し、凌駕は心地よかったあの時間が奪い去られることに、必死...
  • 輝くのは、価値があるのは……そうじゃない人間が、力と勇気を示してのけた時こそだろうがッ!?
    発言者:秋月 凌駕 対象者:緋文字礼 憧れであり、始まりであり、偉大なる壁である揺るがぬ強さを抱く超人の親友に対して 迷って揺れて過去の傷を引きずって、傷だらけにならなければ生きていけない只人であると自分を蔑む緋文字礼。 そんな彼に対して告げた超人のその生き方こそ自分には決して出来ない素晴らしく尊いものなんだという尊敬の言葉。 只人が超人の揺るがぬ強さに憧れるように、超人も只人の自分には持てない輝きに憧れるという、 後の作品でも描かれた超人と只人の熱き友情が描かれたシーンである。 「礼……これは全部、あんたに勝ちたいと思う俺の執念が至らせた力だ!」 「見てくれ、どうだ凄いだろうって……餓鬼の頃、集めた宝物を友達に自慢したがるような、誇らしい気分で一杯だッ!」 「それは……君の正しさや強さを、僕を打倒して証明したいという事か?」 「いや、...
  • 杜志郎様は……やはり意地悪で御座います……
    発言者:高遠美影 対象者:鹿島杜志郎 トシロー……鹿島杜志郎がまだ、純粋に明日の訪れを喜んでいることができた日々。 真っ直ぐに剣の腕を磨いて、“士”の道と人の“愛”が、乖離することなど微塵も疑っていなかった時間。 一振りの剣で大切な人を、理想を守れると無邪気に信じられた……美しく、そして心を縛り付ける思い出である。 ……… 「杜志郎様。今日は、父上と何を話されていたのですか?」 「さて……何だったかな?」 ――ある早春の日、鹿島の屋敷、その沈丁花に彩られた庭を共に歩く一組の男女の姿があった。 男の名は鹿島杜志郎。そして、その傍らを歩くのは彼の許嫁、美影。 藩の重役であり美影の父、高遠内膳丞と共に早朝から釣りに出かけていた杜志郎。 その帰りを待ち構えていたように、美影は屋敷を訪れていた。 「その……父上から、何か……」 ...
  • 真っ平御免だ……そうだろ、我が麗しの英雄よ
    発言者:ファヴニル・ダインスレイフ グランド√におけるファヴニルの末期の台詞。 界奏者の協力を得たミステルとアリスは絶対絶命の窮地を脱し、灼烈恒星(アルカディア)の精神力に対する加護で爆発的に強化された邪竜を追い詰めることに成功した。 それでも、個人の意志力(ほんき)を信じ、己にとっての英雄を想いつつ、自己の限界を超え続けようと咆哮するダインスレイフ。 そんな邪竜の姿を静かに見つめながら、 「さようなら。生まれ変わったらもう少し、不真面目に生きるといいわ。  あなたの嫌う只人も、きっと悪いものじゃないはずだから」 ――そうミステルは告げ、邪竜の心臓めがけて烈震灼槍(ブリューナク)の閃光を放つ。 眩い輝きに飲み込まれ消滅してゆくダインスレイフは、己が定めた“聖戦”の相手に辿りつけなかった無念を噛み締めつつも 「真っ平御免だ(、、...
  • 凌駕が、いつかあいつの手で……本当にどこまでも、どこまでも、遠い場所まで駆け抜けてしまうんじゃないかって
    発言者:青砥 美汐 対象者:秋月 凌駕 美汐√、重い犠牲を払い、多くの謎を残しながらもギアーズを撤退に追いやった凌駕と美汐。 争いのない日常へと帰れると安堵する凌駕に対し、ただの人間に戻った美汐が吐露した、彼との未来に感じた少なからぬ不安。 一時はギアーズに確保されたネイムレスだったが、それが突如暴走したことをきっかけとしてマレーネ一派・ギアーズ両陣営は多くの犠牲を払った。 それでも、凌駕と美汐は互いに影装を纏い、死闘の末……ギアーズ側の拠点であり新兵器等の実験データが蓄積されているであろう空母、および彼らの第一目標であるネイムレスの撃破を成し遂げ、 脱出していたアレクサンドル、そして謎の存在・アポルオンと対面するも、彼らは交戦の意思を見せずに撤退していくのであった……。 沈んでゆく空母の甲板から、美汐を抱えながら脱出する凌駕。二人は機構とアポルオン、 ...
  • 台詞/Vermilion
    トシロー 「目を覚ますがいい、魔人に焦がれし童たち。滅び去るがいい、怪物を気取りし愚者どもよ」 「仕事だよ、成り立てへのガイダンスだ」 「それほど吸血鬼になりたくば、どんな痛みにも慣れてしまえばいい。だが、そっちには何も無いぞ───進むのは、やめておけ」 「牙をへし折り、這い蹲らせて血を流させる。──喜べ、敗北をくれてやる」 「俺には理解できん……なぜ、そうまで容易く己の舵を手放す事ができる?」 「俺は……この娘を救うという建前の元、その運命とやらにただ意趣返しを……一矢報いる復讐戦を挑みたいだけなのかもしれん」 「我は一振りの刀にて、主君を守る誉れ高き武士と成らん」 「ならば、そのような道など……縛りなど、俺は要らぬ! 美影は美影、天にも地にも代わりなどおり申さぬ!」 「いいのだ……これで俺は、お前を生涯離さずにいられるのだから」 「吸血鬼だと……化物だと…………許さん、許さんぞぉォ...
  • そうだ────私がどれほどの間、公子に仕えてきたと思っているのだ!
    発言者:エルンスト・ゴドフリ 対象者:トシロー・カシマ 仮に、人の本質が他者との距離を決めるというのなら。 同極の存在は引き合わない。幾らかの差異があるのなら別として、究極的に同一の本質を持つ両者は鏡を覗くことに耐えられないからだ。 ……そう思っているのは俺だけなのかもしれない。だとしても、相手が俺を見て殊更に不快感を抱いている理由だけは判る。 失うべくして失った姿が疎ましいのだろう。己は忠義に報い続けただけ、過去に翻弄される俺がさぞ穢らわしく映るに違いない。 傷つけば醜い(・・・・・・)。それは極々当たり前な、感情の働きなのだから…… 「ああ──そうだな。本当に、その通りだ……」 「羨ましい。白状しよう。憧れていたよ、ゴドフリ。 俺もまた、おまえのように生きたかった……」 なんという強い言葉だろう。なんという羨ましい言葉だろう。 ...
  • おまえのすべては五年前から私のモノだよ、ゼファー
    発言者:チトセ・朧・アマツ 裁剣天秤(ライブラ)隊長、チトセ・朧・アマツが、 かつて自分の前から姿を消した最愛の狼の生存を確信した上で発した己の“勝利”を取り戻さんという決意を込めた誓いの言葉。 『シルヴァリオ ヴェンデッタ』第一章『再始動/Restart』において、 主人公であるゼファーは、親友であるルシードから依頼された裏仕事の最中、 ミスを犯して強化兵三名ほか目標の護衛を行っていた帝国の部隊と戦闘に突入してしまう。 それでも、彼は過去の経験に裏打ちされた苛烈な殺人技法を用い、彼ら含め目撃者を一人残らず殲滅、その場から逃亡したのだが…… 実はゼファーが標的とした車両には、ヴァルゼライドの影を探る鍵を求め、チトセが秘密裏に天秤の部下を配置していたのだった。 部下達が任務を果たせなかったことに対して、 軍人としての責任感から冷ややかな視線を隠さ...
  • 私だって女の子なんだから……こういう場面でその手の台詞を言われたいって、夢見たこともあるんだよ?せっかくだから叶えてよ
    発言者:レイン・ペルセフォネ 対象者:アシュレイ・ホライゾン マフラーが外れて胸元が露になり馬乗りになった状態で可愛らしく頬を膨らませてジト目で見た後に ぺしぺしと愛する男の額を猫のように叩きながらされた元貴族のお姫様の愛らしい催促。 当然ながら彼女を女神のようなどと散々に形容してきた、 とことん彼女にぞっこんである童貞はこの天然でされたおねだりに完全にKOされるのであった。かわゆい もうお姫様(ヒロイン)って柄でもないしとは一体なんだったのか 「まだお前私の事をレインって呼ぶんだな。ちゃんと記憶は戻っているのか?それとも意地悪しているのか」 「そっちこそ口調が戻っているぞ。昔みたいな可愛い口調はどうしたんだよ、ナギサちゃん」 等と他愛もないやり取りをして、欠けた時間を埋めるべく想いを重ね合うアッシュとレイン。 そうしてアッシュはレインを抱き寄...
  • うんざりなんだよ、そういうのはなァッーー!
    発言者:ケルベロス 対象者:ギルベルト・ハーヴェス アヤ√、明かされた自身の真実に打ちのめされたアッシュの境遇を憐れみ、失われた「轢殺の車輪」の再現のため彼を玩弄し続けたギルベルトに対し、銀悠冥狼(ケルベロス)が憎悪と憤怒と、鬱陶しさを込めて言い放った言葉。 アヤと結ばれ、穏やかな日常を過ごしながらも、アッシュは再度生まれた自身の身体の不調が消えないことを訝しみ始めた。 そんな中、東部戦線の裏で自己の目的のために密かに蠢いていた審判者(ラダマンテュス)とその共犯者は、 プラハ城地下に備え付けられた神星鉄(オリハルコン)製の玉座を起動させ、 天駆翔(ハイペリオン)ないし蝋翼(イカロス)の“検証作業”を開始したのだった。 膨大な濃度の星辰体(アストラル)のオーロラの下、原因も分からぬまま、身体の変調を見せるグレイと、 より重度の自己が砕け散りそうな心身の苦痛...
  • なんだ……ただの餓鬼であったのか、俺は
    発言者:クロウ・ムラサメ 新時代の兵器である星辰奏者(エスペラント)、そんな中の本物中の本物である裁きの天秤副隊長ゼファー・コールレイン そんな人物が自分が希った素質を塵のように扱っていたことに対してどうして自分がそれほどまでに 絶望し、諦観することになったのかという己の真実に気づいたクロウ・ムラサメの自嘲の言葉。 とある貴種への粛清として赴いた現場で、とある少年がターゲットである少女を庇った事で仕損じる。 その若さで他者のために命を投げ打つその勇気には感心したものの、変わりなく淡々とその少年とターゲットの命を奪おうとする。 しかし、そんな時に少年が放った言葉こそがクロウ・ムラサメをかつて無い程に揺さぶることとなる。 「羨ましい」「僕がそんなに強ければみんなを守る事が出来たのに」と。 その言葉にクロウ・ムラサメは動揺しつつも思う 星辰奏者(エス...
  • 男の子なんだよォ、ユメに焦がれてんだそいつを目指して何が悪い……ッ!
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 「判ったろ、トシロー……俺は、そこで良しと思えない」 「自分はこう(・・)で、そう(・・)生きて。死ぬまで思い描いた理想図で在らなければ、我慢できないんだ」 「失敗した者こそ起用しろ? 冗談、そんな一度でも欠けた奴、なんで重んじなきゃいけないんだ」 「やると決めたら、やりぬく。女を守り抜いて、忠誠を貫き通す。一度だって失わせない」 「失敗したからこそ学べたなんて───絶対に、吐いてたまるか」 グランド√、アイザックは自分の死を悟り、トシローに「失敗してもいい、最後に立ち上がることが出来れば」と語り、自分の代わりに生きてくれと託す。 ……が、それはトシローが慰めとして望んていた言葉であり、アイザックそしてトシロー自身は「失敗したくなかった」が本音である。 理想の自分でいた...
  • もう、離さないんだから……何処へも行ったら嫌だよ?
    発言者:レイン・ペルセフォネ 対象者:アシュレイ・ホライゾン 離れ離れになった大好きな男の子と再会できて、残酷な運命に翻弄されながらもようやく結ばれた少女が その幸福を噛み締めるが如く愛する男へと伝えたかわゆい想い。 大変微笑ましく普通の作品ならばバカップル爆発しろだとかイカロス末永く燃え尽きろなどと 言われるようなシーンなのだが、その末路を知ると、 「アッシュのも入れたら、二人目を産んでも養えるね。だからどんどん子ども作ろう」 「幸せだなぁ……こんなに幸せで良いのかな……」 等の発言と同様にブラックコーヒーを飲まなくても勝手に口の中が苦くなってくるシーンである。 報われないと嘘だろうが!ふざけるな高濱ァ!!!! 余談 なおこのコスプレックスシーンだが 「家族同伴とか絶対にやだぁ!」というレインの願いとは裏腹に 「まさか、月の...
  • そうだ、もっと! もっと強く――僕を殴りつけに来いッ!
    発言者:シュウ・欅・アマツ 対象者:むせ返りそうな男らしさの硬骨漢 セシル√、シュウのこれまで秘められ続けた“男”としての渇望が、予期せぬ強敵(とも)との出会いで爆発した瞬間。 信じて共に戦ってきたはずの許婚が、鋼の戦鬼にドハマリしてアヘ顔腹パントコロテンしながら目の前で寝取られるなんて…… 限界突破の持つ技術(テクノロジー)を前に、甚大な損傷を負わされたリナ。 二人の男女が陥った危機的な状況の中―― 女性を守るのが、男として当然だろうと……シュウ・欅・アマツは傷ついた許婚(リナ)を前に叫ぶ。 そのまま迎えた激突の瞬間。ジェイスの繰り出す拳に対し、なんとシュウは真っ向からの正拳突き(・・・・)で迎え撃つ。 当然、戦闘巧者たる限界突破がより多大なダメージを相手に与えていたが…… 「やるじゃねえか───いい拳だぜ、響いたよ。 おまえ、やっぱり芯...
  • お前達は迷惑なんだよ
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:カグツチ、クリストファー・ヴァルゼライド 光のために未来のためにと輝きを愛して前へ進むことしか知らない可能性の明日を奉じる英雄譚の担い手である雄々しく輝かしい勝者である二人のお馬鹿さんへと告げた その輝かしく素晴らしい覇道にすり潰された砂粒である懐かしい昨日をこそ奉じる勝者の輝きを砕く逆襲劇の担い手であるゼファー・コールレインが告げた言葉。 報いるだの涙を笑顔に変えるだのそんな事を犠牲者(おれたち)は別に望んでない、お前達は凄いと認めるからどこか関わりのない遠くでやっていてくれという弱者の強者へと告げる本音である。 雄々しき信念を語り、「そんな様が憐れなんだ」と対抗する自分達がいることが 敵が強いことが、超えるべき壁が存在することがうれしくてたまらないと言った様子のカグツチへとゼファーは告げる 「間違いを粉砕しなけ...
  • 一つ思ったんだが……つまり、その問題は……ただ君がその女性に夢中になっている、だけの話なんじゃないのか?
    発言者:緋文字礼 対象者:秋月 凌駕 ギアーズに囚われるも、その後の乱戦から生還を果たしてきた凌駕、そんな彼の様子が以前と変わった……それも面白い方向に。 そんな話を切から聞き、興味を抱いた礼は、ネイムレス探索行動のため出撃した彼を追いかけ直接話を聞くことにした。 属する集団の目的と方向が異にするであろう、 自分の個人的な悩みを礼に打ち明けてよいものかとためらう様子を見せる凌駕に対し、 「口外はしないと誓うし、何かあれば力になるよ。 何より、君という人間が何処へ向かおうとしているのか……それに興味を惹かれて仕方がないんだ」 「それに、こういうのもいいだろう? 男同士の腹を割った本音の相談……まあ僕には、まだ割って話すだけの溜め込める腹がないんだけどね」 礼はそう告げて、凌駕もまた礼さんならば大丈夫だろうという安心感から、 少しずつ、自分...
  • そういう台詞の出る神経が、最悪だって言ってんだよォッ!
    発言者:ケルベロス 対象者:ヘリオス 愛情と手強さを半ば結び付けて考えているかのような言葉を吐くヘリオスに対する ケルベロスの憤激(ぜつぼう)と怨みの叫び。 慟哭と共に煌翼(ヘリオス)へと呑まれ、消えた蝋翼(イカロス) その無残に散った蝋翼(イカロス)の慟哭を代弁するかのように闇の冥狼は吠える 「未来や明日を守る前にまずはそいつを救って見せろ。出来ないのなら消えうせやがれ、今の貴様は盗賊だッ!」 「勝ったから、認めているから、自分の方がご立派だから身体を奪っても良いだろうって?相変わらずで結構だよ。ならばこそ思い出せ。」 「今も昔も変わらない、それが貴様の敗因だろうが!」 国家の運営然り、腐敗の是正然り、大願を成就するためにはどうしても少数の贄が必要となる。 そういった理屈をケルベロスも理解している、負け犬の遠吠えよりも優先すべき大切な営みがある...
  • それって“誰”だよ
    発言者:ルシード・グランセニック 対象者:クリストファー・ヴァルゼライド ページ名はルシードの台詞であるが、これ以前にもミリアルテ・ブランシェがほぼ同じことを英雄に面と向かって発言している。 誰かのために、誰かのために。 そう言い続けるヴァルゼライドだが、その“誰か”とは一体“誰”なのか。 顔も知らない帝国民、不特定多数の弱者、救済を求めて喘ぐどこかの誰か。 そんなものを掬い上げるというその理想は尊いものだが、そんな“誰か”はどこにもいない。 説明すれば賛同は得られるだろうし、ヴァルゼライドを犠牲にしてでも繁栄が欲しいと願う人も当然いるだろう。 しかしそれを口にしていない以上、問題は賛否を問う以前のことである。 英雄のやっていることは一方的な奉仕に過ぎず、知らない者が欲しがったりねだったりすることなど、誰にもできるわけがない。 少なくと...
  • わかった……それが君たちの流儀ならば私も従おう!
    発言者:阿笠 忍 対象者:桐原 零示 幼馴染に代わり、朝食の支度を担おうと忍が約束した、その翌日の朝――― 「茄子の浅漬け、納豆のオクラ和えに焼海苔よし……と、銀鱈の照り焼き、出汁巻き玉子に大根おろし……と」 「ふむ、栄養バランス的に今一つ物足りない気も……青菜の類が欲しいところかな」 いつもとは違う味噌汁の匂いで、目覚めた零示。 ベッドの上からキッチンの様子を眺めると、そこには実に手慣れた様子で、ちょっとした旅館並みの献立を整えた忍先輩の姿があった。 昨日までの初心な様子から、からかう気持ちの方が先立っていた零示だったが、 可愛い後輩であるさつきとの約束ということもあってか、初日からかなりの気合の入れようで逆に負けたような気分に。 「零示、そろそろ起きてきたまえ。朝食の準備は万端だ」 そこで、彼は義務感に燃える先輩にちょっとした悪...
  • エロゲーはもっと自由で奥深い可能性を持ったエンタメジャンルなんですのよ
    発言者:鮫肌キルル 対象者:暮坂照 真魚ルートにて、照は自分を(一方的に)恋愛対象と見ており、かつ性格的に独占欲の強いであろうキルルが、 なぜわざわざ上に掛け合ってまで恋のライバルと成り得るであろう真魚を蘇生させたのかと訊ねる。 その際に、ドン引きするようなその理由とともに発せられた、なんだかあからさまにメタっぽい台詞。 「おまえ的には、真魚を蘇生させないほうがよかったんじゃねーの?ライバル増やすようなもんじゃん」 「ライバル? キシシッ、悪いけどキルりんの眼中にはないから」 「だってあの子、ダーリンの幼なじみなんでしょ」 「だからどうしたんだよ」 「だって、幼なじみの時点で負けヒロイン確定じゃねーですか」 「エロゲー的な意味で」 「エロゲーって……おまえ女なのに、そんなのすんの? よく知らないけど……要はオカズっていうか...
  • 私もまた……ずっと、そう思い続けていたことなのですから
    発言者:美影 対象者:鹿島杜志郎 最大の敗北の瀬戸際に追い込まれる中─── スカーレット、その内に在る美影の魂に誘われるようにトシローの意識は過去へと潜行していく…… 一世紀半にも及ぶ“縛り”と共にあった生涯。 そこにトシローは、敗北と喪失の無様な傷痕と、己は何処にも馴染めない“はぐれ者”でしかなかったという真実を視た。 幼少期は、自らの生が定められていることが誇りだった。 士道の心得に殉じ、生を全うする。それを至上と信じ疑いもせず、愛情と道は一致していたから。 規範という名の “称賛される型”……記号的な生をこそ、求めていた。 ならば、そのような道など……縛りなど、俺は要らぬ! 美影は美影、天にも地にも代わりなどおり申さぬ! ――まず、捨てたのは武士としての自分。 理想と現実が乖離する……その果てに、俺は苦悩に苛まれながらも ...
  • 私の望みは、ずっと変わってないもん。ただ、照と一緒にいたいだけ。 照と同じものを見て、たまにズルやインチキもしながら普通に生きていきたい
    発言者:安宅 真魚 対象者:暮坂 照 真魚がずっと抱え続けていた気持ちを聞かされた照。 それを知った照も──「お前に否定されて……見捨てられてどうしたらいいかわからなくなった」「俺はなにかに失格(・・)しちまった」「どんなにキツくても人間として失くしちゃいけない宝みたいなものを落としちまったんだって」 ……そんな、自らが独り抱えていた想いを噛み締めながら語り続ける。 「もう俺は、真魚みたいに何も失くさず綺麗には生きられないんだ。そう思ったら、自分が辛くてさ……」 「傷ひとつないおまえが妬ましくて、憎くて、大嫌いになって… ……でも、意地でもそう思ってる自分を認めたくなかった」 「だからおまえみたいに真っ当で正しい奴を見下すようになった」 「大事なものを失くした自分自身を見たくないから、誰からも愛され肯定される存在に敵意を向けるしかなかったんだ……」 ...
  • 俺は……そうしたい。キャロルを……俺の手に、取り戻したい
    発言者:角鹿 彰護 対象者:ブライアン・マックール 「……おまえの勝ちで、いい」 「だが……俺にはまだ、やることがある……ッ」 死闘の涯て、傷つき倒れ込んだ角鹿の躰はあと数時間の命。だが瞳は諦めず足掻き続ける事を望んでいた。 その傍らで傷を修復しつつあるブライアンは、宿敵のそんな姿を静かに見つめていたが…… 「そうか……このまま終われないんだったな、お互いに……」 何かを決心したかのような、静かな声。 枯れた瞳に浮かんだのは、遠くを見るような光。 「……もしその傷を癒し、再び立ち上がる力を俺がくれてやると言ったらどうする?」 ブライアンの声に、血走った目に渇望を滾らせる角鹿。 「……あの化け物の細胞を寄生させ、傷を修復させるのさ」 「ただし、今以上の地獄が待っているぞ……おまけに、至門から邪法の処置を施されて...
  • 本気でぶつかり合うからこそ、命ってのは輝くんだよォッ!
    発言者:イヴァン・ストリゴイ 対象者:ネイムレス 加速度的に強化されていくネイムレスの猛攻で満身創痍になりながらも、出てくるのは「つまらない」という呟き。 人類は人類と争うべきであり、感情を持つ相手だからこそ、そこに何かが生まれてくる。 しかしネイムレスはどこまでいっても冷たい機械であり、それには当てはまらない。 イヴァンが抱く闘いへの想いを、それを否定する存在であるが故に在る事が耐えられないモノ(・・)のネイムレスに言い放った台詞。 以下本編より 「テメェの設計図に、徹底して足りないものを教えてやるよ。それはな、闘うことに通じる美意識(・・・)だ」 「人間は胸に来る殺し合いが好きなんだよ。どれだけ否定したとしても、俺には分かる・・・・・・ずっと見てきた。 英雄同士の決闘は胸に来るほど綺麗だろう? 醜く肥えた豚どもを、強者が断罪するのはスカッと来...
  • 全てに、意味があったのだ……!
    発言者:縛血者(にんげん)──鹿島杜志郎 対象者:吸血鬼(かいぶつ)──《伯爵》 「この痛みが、胸を掻き毟る後悔が……!」 「僅か一つでも、俺の生涯から欠けていたのならば────」 「戦えなかった。……戦えるわけがない、おまえに」 「全てに、意味があったのだ……!」 自らの内面世界でアイザックと美影と対面し、彼らの言葉をもってようやく自己を肯定し 『生きたい』という執着を持ったトシローの言葉。 現実に翻弄されながら取捨選択を積み重ねた自らの道。 “こんなはずではなかった、あの時こうしていれば”という未だ捨て切れぬ数多の未練と後悔。 《伯爵》の企みに気づいていれば。 美影が洗礼を受けなければ。俺がこの手で守り通していれば。 三本指(トライフィンガー)にならなければ。アイザックが悪鬼に焦がれなければ。 この...
  • それが諦められねえんだから、しょうがねえだろうがッ!
    発言者:至門(蛆虫) 対象者:無名の魔女 人が人を救うことなど許しはしない――救うのはこの私(・・・)でなければならないのだから。 超越者たる真の魔女の怒りに触れてしまい、圧倒的な絶望を浴びせられるキャロルーーにして己の真実を取り戻し遂行した歌音邑瞳子。 「な―――お、おまえッ!?」 膨大な負の圧力を前に彼女の魂が焼き切られる……寸前。ここまで姿を見せなかった道化が、ついに王の急所を捉えたのである。 深淵に姿を見せ、無名の魔女の魂に縋り付いたのは……肉体を脱ぎ捨て“魔女”達同様魂魄となった至門。 ヴァレンティノスとの対決で、呆気なく斃されたかに見えた彼は、はじめから己が目的の為に準備を整えていたに過ぎなかった。 ――そう、最後の魔女とこの高次空間にて融合を果たすために。 全てを見通すと豪語し続けた魔女は、キャロルという奇貨を前にして、そちらに...
  • 答えは最初から決まっていた――あの吸血鬼(かいぶつ)を斃す。やるべきことなど、それ以外になかった。
    発言者:アリヤ・タカジョウ 対象者:トシロー・カシマ 銀の呪いにより、死の涯てに追い込まれ、最愛の人の影に縋り無念と共に果てるはずが、 死を齎す原因を抜かれ、その救いの手を差し伸べた張本人――覚醒したはずのアリヤが、絞り取り弱った獲物(己)を前に、静かに語りかけてくる状況に、トシローは困惑する。 弱弱しく、「判らなくなった」と口にする少女は、違和感に硬直するトシローに、その答えを告げる。 「私は見ました、本当の怪物を。この街に現れた、あの怖気が走る非現実性の塊を」 「その怪物は言いました。『白木の杭よ、血族に滅びを齎せ』と」 語られた事実に、しかしトシローはあの絶対者ならば……と納得し、 そして自分達“血に縛られた人間(ブラインド)”はその怪物が強大となるための生贄に過ぎないという事を…… 同時に、信念を得たアリヤ――“狩人”も、同じカラクリに組...
  • だから、俺の薔薇を受け取ってくれ……俺を、全てを失くしたあの怪物にさせないでくれ
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ アンヌ√終盤、『裁定者』(テスタメント)になり暴走するバイロン。 バイロンを倒すためにトシロー、アイザック、そしてケイトリンの三人は共同戦線を張る。 それぞれの賜力(ギフト)を活用し、ついにトシローはバイロンの心臓へと一太刀を入れる。 …が、しかしその再生能力により、あと一歩のところで心臓へと届かず、トシローは反撃を受け心臓を貫かれてしまう。 「ちょっと待てよ……冗談は止めろ。ついさっき約束を取り付けたばかりだろうがよ」 心臓を失ったことにより二度目にして永遠の死に至るトシロー。それを前に動揺するアイザック。 ────これで、何も無くなっちまったのか? 己の人生を支配してきた道標……それが喪失したことで、心は空虚(からっぽ)になる事への恐怖に埋め尽くされる。 自分もバイロンと同...
  • でも、まあ……女との約束を忘れるほどには、不義理な男でもないだろうしね。ここは一つ古風に、待つ女って奴を気取ってみますか
    発言者:草笛 切 それぞれが想いを寄せる男、親友同士である彼らの避けられぬ激突を予感した二人の女性。 その内の一方、大切な者の傍に赴き、彼らの行く末を見届けるという選択をした無垢な少女の背中を見届け、 もう一方の古傷を背負った女が、自身と同じように傷を負った灰色の男を想いながら呟いた言葉。 全てに決着を着けるべく自宅を後にした凌駕とマレーネ。 そして、因縁に区切りをつけたジュンは、ぶつかり合った美汐や他の刻鋼人機達と共に、 彼らの帰ってくるべき場所に留まり、傷ついた身体を休めていた。 だが、彼女は突如、途轍もない不安の影の到来を感じ取る―― 誰よりも理解し合い、お互いがお互いを掛け替えのない親友と思っているであろう男達が、きっとこの先、命を懸けて闘うことになる、と。 夢の中で、己が内のカレンの意識と対話した彼女は、 二人は貫かねばならない、嘘にしたく...
  • ――――ただの、やせ我慢なんだよッ!
    発言者:久世 大地 対象者:稜威母 稜威母(イズモ)によって剣も砕かれ、命も潰えたはずの大地だが、なぜか消えずに母である彼女を滅多打ちにしている。 劣勢なのは間違いなく大地であるはずなのだが、だというのに稜威母は何度も何度も殴られている。 とっくに消滅していなければおかしいというのに、大した意味も持たない拳を何度も放っている。 筋が通っておらず、理屈にもそぐわず、何が起こっているのか皆目わからない。 大地が未だ生きているその理由の正体は、絶体絶命の窮地において男が選ぶ常套手段。 ただのやせ我慢である。 要するにただの根性論であり、我慢することで重傷を再生させるその様を見た稜威母は「阿呆か汝(なれ)は」と感情を爆発させながら驚愕した。 戦術としては下策であり見栄を張っているだけではあるものの、しかしいつの時代も男の真価とはだいたいこんなもの。 辛いとき...
  • ふざ、けんな……何だそりゃ、冗談じゃないんだよ……このっ、反則野郎……!
    発言者:青砥美汐 対象者:アポルオン 『撤退は不可能。後方支援(バックアップ)は不全。君達を救う要因は、今や君達自身の力にしか存在しない』 『よく言うであろう? 運命とは、自ら切り拓いてこそ価値があるのだと』 ジュン√、凌駕達3人は展開されたマンドレイクジャマーの中、《預言者》と名乗る仮面の機人に遭遇する。 その姿に司令官(マレーネ)が信じられないものを見たかのように狼狽し……連絡は途絶してしまっていた。 強大な素粒子の反応を放ち、半人半機の異形を備える謎の存在を前に、反逆者達は各々の輝装を武器に協力して立ち向かう。 だが、高速の蹴撃はその鋼の躰を僅かに揺らす事もできず、追撃する鋼の人形はたった一撫で(・・・・・・)されただけで装甲を砕かれた。 僅かな交錯の中で見せつけられる、圧倒的な性能差。それを理解した上で、少年は自らの拳の特性を用いて抵抗しよ...
  • おまえのように、俺は量産品を超えるんだよ――!
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 「何だそりゃ、何だそりゃ、何だそりゃぁよォ!? ほんと最高だよ、どこまでおまえはカッコいいんだ───ッ!」 「すげぇよ……見てるだけで判るぜ、段違いじゃねえか! 虚仮威しでもブラフでも何でもない、土壇場でおまえは奇跡を掴み取りやがった!!」 「そんな展開、現実にはないんだぜ(・・・・・・・・・)? 死を前にした覚醒からの逆転劇、創作物(フィクション)以外でそんなものまで……!」 「まさか────ただ、戻っただけだ(・・・・・・)」 強化された訳ではない。これは単なる補修だった。時計に紛れ込んだ砂を取り除き、ほんの少し油を差したに過ぎない。 だが、僅かそれだけで見違える。敗北の淵から蘇らせ、勝機を取り戻させるほどに。 「終わりだ、アイザック。三本指(トライフィンガ...
  • ごめんなさい、ごめんなさい、許してくださいお願いします
    発言者:アシュレイ・ホライゾン 対象者:ギルベルト・ハーヴェス、シズル・潮・アマツ アヤルートにてケルベロスにプラハ城地下の玉座へと連れて行かれ、自身の真実を知ったアシュレイ・ホライゾンの慟哭の台詞。 大虐殺の日に英雄クリストファー・ヴァルゼライドに救われた記憶など嘘だった。 なぜならそもそも彼は大虐殺の時に帝都になどいなかったのだから、そもそも帝国の人間ですらなかったのだから。 彼の真実は元々商国の交易商の息子であり、幼馴染を守れなかった後悔から傭兵となり その後、ギルベルトにより計画の一環で捕えられた実験体(モルモット)だった。 その真実を知ったアッシュの目の前に現れたのはかつてアッシュが敬愛を寄せていた二人──── ギルベルト・ハーヴェス、シズル・潮・アマツの二人。 だがもうその二人を見てもアッシュは恐怖しか感じなかった。 なぜならばその二人こ...
  • ――結局、俺を殺そうとするんだから
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:マルス-No.ε チトセルートにおいて、グランセニック邸を強襲した2体の魔星。 それらとの戦闘の最中に、ゼファーが怒り混じりにマルスに告げた虚飾なしの本音。 この時点ではまだ明らかではない、マルスの真実の一面を突いている言葉でもある。 相棒にトラウマを刻まれたのは本当でも────栄光を奪われたとか、そのような妬みは一切ない。 あいつは最強であり、紛うことなき最高の存在である。 自分が惨めなのは、あくまで塵屑である自分にすべての原因があるのだとゼファーは断じる。 かつてスラムから軍に転がり込んだのは、ひとえに今日の命をつなぐため。 これでまた明日も生きられる、という安堵の中にだけある幸福以上に価値のあるものなどは知らなかった。 地位も栄光も命あって初めて高いだの低いだの言えること。 生きてるだけで精一杯の自分のような...
  • そーか、やっぱりか。やっぱりそうなのか……凌駕はおっぱいで女を選ぶのか……乳好き魔人めぇ
    発言者:万里也 ジュン 対象者:秋月 凌駕 エリザベータ√、不完全ながらも影装に至り、激闘の末ようやくエリザベータと真に心を通わせた凌駕は、 事前に相談していた礼の仲介もあり、特に大きな問題もなく彼女と共に拠点へ向かうことができた。 しかし、エリザベータを伴い帰還した拠点で凌駕は……恋人含め巨大質量(おっぱい)に包囲された。※一部普乳含 まず、なぜか上機嫌で絡んできた美汐はアンタにしては上出来と凌駕に告げた後、挑発的な視線をエリザベータに向けながら 「ま、あんたの好みは判ってたけど?やっぱり胸で選んだかぁ。 日頃から私の胸元(ここ)をチラチラ目で犯してたもんねぇ?」 「ああ、私がせめて一揉みでもさせてあげていたら、 秋月が敵の女に走る事もなかったでしょうに……罪深い事をしたわぁ」 などと言いはじめ、その言葉にエリザベータも進み出て...
  • ありがとう。二人で一緒に幸せになりたいね
    発言者:古雅幸 対象者:神代直 夕暮れの屋上――幸から「好き」と告白された直は、彼女の見せたどこまでも真摯な想いに心揺さぶられ…… すっかり捻くれてしまった態度ではなく、正面からその好意を受け止めようと誓った。 晴れて恋人同士となった二人は、とても良好な関係を形成していった。 一度は挫折した陸上の道を、直は幸の助けを借りながら、一からやり直し始める。 少しずつ、彼の表情には光が戻り……そうやって前を向き始める恋人の姿に幸もまた確かな喜びを感じる日々が続く。 「大好きだよ、神代くん……」 「ああ、俺も……」 そして、季節が夏へと移り――年上の幸が誘う形で彼らは一線を越える…… 寝室の暗がりの中で、本当に自分は幸先輩と恋人になったのだと…… 恋人の肢体を腕に抱き、この上なく直は満たされた心持になっていた―― だから、だろうか。...
  • 失敗したから諦める? 教えてくれ、その方法が分からない。挫けるという行動をまったく実践できんのだ
    発言者:ケラウノス 対象者:アメノクラト 全身を蒸発寸前にされる――そんな壮絶な苦痛でも、鋼の英雄の衝動を継いだ魔人を止めることなど出来はしない。 かつての英雄が進んできた覇道において、その程度の障害はいつもの事だったから。 自らの計算すら超えて進化を続ける閃奏の技巧に対し、 眷星神は『実はおまえは殺戮が趣味か、それとも重度の被虐趣味者(マゾヒスト)なのではないか?』、 『まだ聖戦を望んでいるのも、更なる殺戮を欲せんがために思える』と皮肉るが─── ケラウノスは「それは、ただ俺が破綻者だからに過ぎない」と、自らの抱えた業に心からの怒りを発しながら、宿敵との光同士の決着を未だ諦めていない意思を示す。 あらゆる闇が欠落した歪な在り方。 死でさえそのどこまでも突き進む意志を止められない。 一度自らに誓った言葉を反故にできない大馬鹿者―― 新西暦の世に産まれ落ち...
  • この三本指に賭けて誓おう……この世の全ての吸血鬼を墓の下に埋め尽くすと……
    発言者:殲滅の鴉───三本指(トライフィンガー) 俺に死の安息を与えない、この浅ましい肉体が憎い。 俺と同じ肉体を持った奴もまた憎い。 怪物が憎い、不死者が憎い、超越者が憎い。 貪る者が憎い、奪う者が憎い、踏み躙る者が憎い。 「俺は……吸血鬼(・・・)を憎む……!」 昏く黝い海の底で、吸血鬼を狩る何者かが産声を上げた…… 白い杭と、恋人を殺された縛血者の死闘の後──── 高度経済成長の恩恵により、戦前とは比べ物にならぬ華やかさ、明るさを得た東京。 その眩い人造の光(ネオン)の下で、今宵も一人の縛血者(ブラインド)が女給相手に狩りを始めようとしていた。 男の口元に白い牙が覗いたその瞬間……駆け寄りざまに抜き放たれた刀が、容赦なく縛血者の上半身を斜めに切断する。 襲撃者は惨状への恐怖に身を竦ませた女を《魅了の眸》でその場から去ら...
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