女の子に向かって心を見せろだなんて……それって、裸を見せろって言ってるようなものよね?

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    ...「は?」 「女の子に向かって心を見せろだなんて……それって、裸を見せろって言ってるようなものよね?」 うろたえ、言葉に詰まる凌駕を楽しげに見つめて、カレンは「冗談よ」と言い、素直に自分の“芯”について彼に語って聞かせていった。 カレンの凌駕に対する接し方がよく分かる一場面であり、 しかしその微笑ましい光景も彼女の死によって永遠に失われてしまったかに見えたのだが――― ………―――― 時は移り、ギアーズとの戦闘、その後現れたネイムレスの自爆によって、 マレーネ達はメンバーの分断という事態に至る。 ひとまず危険が去った後、凌駕達と共に居たマレーネの「自宅に帰れ」という指示と、 できる限り仲間は固まって行動した方がいいという全体の方針を合わせた結果、 凌駕、ジュン、マレーネ、気絶していた美汐の四人は、秋月家に一晩泊まることとなった。 自室...
  • 台詞/Zero Infinity
    ...いと約束するわ」 「女の子に向かって心を見せろだなんて……それって、裸を見せろって言ってるようなものよね?」 「 カレンは、俺と会うために夢の中にまで来てくれたのか……!? う、嬉しいよハニーっ、ハグハグぶちゅっとずっぷし――なんてこともないみたいだもの。」 「彼女のことを支えてあげて。男の子なんだから。そして教えてあげてほしいの、あなたはいつだって一人なんかじゃないってこと……」 「きっとそこには……そんな矛盾に苦しみ抜いてでも、貫かなきゃならない何かがあるって事だもの」 高嶺 「あなた偽者の兄さんねっ、そんな女性に対する積極性うちの兄にありゃしません」 「生まれた時から、秋月凌駕の妹をやっているんだもの」 「私の、自慢の兄さんですから」 アレクサンドル 「退がれイシュトヴァーン───私が制圧する」 「───どこへ行くつもりかと訊いている」 「逆らうな、抗うな。強大...
  • ――エリザベータ・イシュトヴァーンだなんていう、臆病者を好きだなんて、言わないでッ!
    発言者:エリザベータ・イシュトヴァーン 対象者:人間(ひと)に恋をし、恋を知りたいと願う超越者「中庸の怪物」 初出はPV4。 何度傷付けられようと自分への想いだけで立ち上がってくる男から、 素顔で生きることへの怯えと恐れを指摘された女が、悲鳴も同然に叫んだ拒絶の意思。血まみれの痴話喧嘩第2R 自分の本質が他者を傷付けるだけの冷たい武器に過ぎないと告げ、輝装段階に留まる凌駕を、鉄の礫弾の雨で徹底的に打ちすえるエリザベータ。 だが、その標的となっているはずの凌駕は、損傷のない場所が見当たらない身体にもかかわらず、彼女への前進を一向に止めようとはしなかった。 笑いながら、鈍色の豪雨に立ち向かう彼は、怪訝と悲痛の表情を隠しきれぬエリザベータに向かって語りかける。 「なんで笑ってるのかって顔だね……?  はは、当然だろ……だって、ようやく見せてくれたん...
  • さあ、貴方のしたいようにして頂戴。私を可愛がって……ね?
    発言者:ニナ・オルロック 対象者:トシロー・カシマ そんな、優しく……いえ、もっと、強く、荒々しく……… 乱暴に犯しても……蹂躙しても構わないの……よ? ホテル・カルパチアから、“主”の求めに応じその身柄を奪い去ったトシロー。 ……やがて、『ノーマ・ジーン』で目覚めたニナは、 かつて知ることの出来なかったトシローという武士(サムライ)の過去、 そして、迷いを振り切った彼が今一度捧げると誓う“忠義”の重みを、確りと受け止めようとしていた。 そうして、決心を固めた彼女は、12年間踏み込めなかったあの一夜の“先”へと自ら踏み込む――― 「……判ったわ。主従。君臣。私たちが、そういう関係になったという事は」 「──では、それ以外(・・・・)は……?」 少女の面影を残す躯が男に触れ合い、細い腕が背中に回される。 見つめるその瞳の...
  • それって“誰”だよ
    発言者:ルシード・グランセニック 対象者:クリストファー・ヴァルゼライド ページ名はルシードの台詞であるが、これ以前にもミリアルテ・ブランシェがほぼ同じことを英雄に面と向かって発言している。 誰かのために、誰かのために。 そう言い続けるヴァルゼライドだが、その“誰か”とは一体“誰”なのか。 顔も知らない帝国民、不特定多数の弱者、救済を求めて喘ぐどこかの誰か。 そんなものを掬い上げるというその理想は尊いものだが、そんな“誰か”はどこにもいない。 説明すれば賛同は得られるだろうし、ヴァルゼライドを犠牲にしてでも繁栄が欲しいと願う人も当然いるだろう。 しかしそれを口にしていない以上、問題は賛否を問う以前のことである。 英雄のやっていることは一方的な奉仕に過ぎず、知らない者が欲しがったりねだったりすることなど、誰にもできるわけがない。 少なくと...
  • そういう台詞の出る神経が、最悪だって言ってんだよォッ!
    発言者:ケルベロス 対象者:ヘリオス 愛情と手強さを半ば結び付けて考えているかのような言葉を吐くヘリオスに対する ケルベロスの憤激(ぜつぼう)と怨みの叫び。 慟哭と共に煌翼(ヘリオス)へと呑まれ、消えた蝋翼(イカロス) その無残に散った蝋翼(イカロス)の慟哭を代弁するかのように闇の冥狼は吠える 「未来や明日を守る前にまずはそいつを救って見せろ。出来ないのなら消えうせやがれ、今の貴様は盗賊だッ!」 「勝ったから、認めているから、自分の方がご立派だから身体を奪っても良いだろうって?相変わらずで結構だよ。ならばこそ思い出せ。」 「今も昔も変わらない、それが貴様の敗因だろうが!」 国家の運営然り、腐敗の是正然り、大願を成就するためにはどうしても少数の贄が必要となる。 そういった理屈をケルベロスも理解している、負け犬の遠吠えよりも優先すべき大切な営みがある...
  • そうやって、いつも真っ直ぐ走っているジュンを見るのが――本当に好きだったよ。勇気や希望を貰ったような、そんな気がしていたんだ
    発言者:秋月 凌駕 対象者:万里也 ジュン いつも太陽のように明るく、前向きで笑顔を絶やさなかった少女。 そんな彼女が、速さ”の陰の、積み上げた努力を徒労に帰してしまうことへの恐れに苛まされ、 それを克服しようとしてまた傷を増やしていく姿を見つめた上で、 彼女を想う一人の男として少年が伝えた、少女の走ってきた姿への素直な思い。 ジュン√、アポルオンとの闘いで傷つき倒れた凌駕は、夢の中の屋上でカレンと再会を果たす。 凌駕は、彼女からアポルオンと闘っていたもう一人……ジュンの心は、これから 本来単独では到達できないはずの影装に辿り着いた反動に苦しむことになるという事を告げられる。 そしてカレンは、いつも通りで気遣わせてもくれない凌駕に軽口を叩きながらも、 もう、こうして彼と言葉を交わし合うことができなくなる事に、初めて寂しさ、切なさの宿った表情を見せ―― ...
  • 俺はお前と違って、ちゃんと女の子が好きなんだ
    発言者:アシュレイ・ホライゾン 対象者:ヘリオス レイン√において、ヴィクトリア相手に本気を出し切れずにいるアッシュに対するヘリオスの激怒の言葉を受けてのアッシュの言葉。 誰かの命を守れる者に、立派な男になりたいという願いは同じでも、その対象が大切な一人である自分に対して万民であるヘリオスに対する自分達の違いを告げる宣言である。 一見すると特定個人を愛せない英雄達への揶揄のように聞こえるが、光や未来と言った煌びやかなものしか愛せない彼らの全てを否定しようとしているわけではなく、“英雄”の苦闘により多くの人々に確かな恩恵が齎されてきたと認識した上で、それでも、焼き尽くす“輝き”だけでは駄目だという主張である。 決して英雄達がホモホモしいと主張しているわけではない アッシュのそうした意思を受けたヘリオスは、内的宇宙において数日にさえ及ぶ検討時間というグラン...
  • 私だって女の子なんだから……こういう場面でその手の台詞を言われたいって、夢見たこともあるんだよ?せっかくだから叶えてよ
    発言者:レイン・ペルセフォネ 対象者:アシュレイ・ホライゾン マフラーが外れて胸元が露になり馬乗りになった状態で可愛らしく頬を膨らませてジト目で見た後に ぺしぺしと愛する男の額を猫のように叩きながらされた元貴族のお姫様の愛らしい催促。 当然ながら彼女を女神のようなどと散々に形容してきた、 とことん彼女にぞっこんである童貞はこの天然でされたおねだりに完全にKOされるのであった。かわゆい もうお姫様(ヒロイン)って柄でもないしとは一体なんだったのか 「まだお前私の事をレインって呼ぶんだな。ちゃんと記憶は戻っているのか?それとも意地悪しているのか」 「そっちこそ口調が戻っているぞ。昔みたいな可愛い口調はどうしたんだよ、ナギサちゃん」 等と他愛もないやり取りをして、欠けた時間を埋めるべく想いを重ね合うアッシュとレイン。 そうしてアッシュはレインを抱き寄...
  • だから今、侍として約束する。俺は、この村を───澪を、絶対に忘れたりなんかしない
    発言者:柾隼人 対象者:澪 侍になるために――江戸へ旅立つ一人の少年が、悲しむ大切な幼なじみに誓った、己の原点であり譲れなかった『約束』。 十六夜村の年貢米の刈り入れが終わった秋の頃…… 十五歳となった隼人は、村外れの水車小屋に幼なじみである澪を呼び出し、ある決意を告げていた。 ――生まれ育ったこの村を出て、江戸で本格的に剣術の修行を積むという事を。 隼人の決意表明に、淋しさを隠すようわざと大笑いしてみせた少女は――一転して真顔で彼をにらみ上げた。 「いい加減にしなさいよ。あたしたち、もう大人なんだよ?いつまで子供みたいな夢を見てるのよ。侍になんてなれるわけがないって、毎日のようにいろんな人から言われてきたでしょ?どうしてまだ諦めてないのよ!」 自分を置いて出ていくなんて許さない。隼人がいなくなったら寂しいよ、だから行かないで、お願い。...
  • ……言ってみなさい。愚痴くらいなら聞いてあげるわ。どうせ、ずっと昔の思い出に浸って、今と比べたり煩悶したりしてるんでしょ、違う?
    発言者:ニナ・オルロック 対象者:トシロー・カシマ 互いに抱えた理想に縛られる主従。 そんな中、ようやく弱みを見せてくれた朴念仁の従者に、主である少女が電話越しに告げた言葉。 裁定者討伐の任務の後、会話の中で僅かな隙を見せたトシローに向けて、 「話してみなさい」と、張り詰めた余裕のない雰囲気ではなく…… 傷に震えた自分を不器用なりに気遣ってくれた彼のように、ニナは微笑と共に告げるのだった。 余りに的確に内心を見抜かれていた事に驚きつつも、同じく「理想通りに生きられない」己に悩む主に促されるまま、男は重い口を開いた。 「俺は……恥知らずだ」 「君は俺を忠義の騎士だと言ってくれた。信ずるに足る者だと言ってくれた。だが俺は────」 今まで、ニナ・オルロックを利用していた。過去に喪った自分の理想(みれん)を取り戻すために。 棄てた...
  • 君の笑顔以上の幸せなんて、この世のどこにもないからだッ!
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:ミリアルテ・ブランシェ 人狼としてでも吟遊詩人でもない、雄々しき英雄のように「光のため未来のため顔も知らない誰かのため」などのためには到底戦えないが 愛する人のためにならば命を賭けて魔星にすら立ち向かうことの出来る只人ゼファー・コールレインの咆哮。 蒼の魔星ウラヌスの追撃を受け、ゼファーは幾つも傷を増やしながらそれを迎撃する。 だが、その凶悪な氷塊は標的を決して逃そうとはせず、追い込まれた彼は死を覚悟したが……… 『───兄さん!』 何よりも聞きたかったミリィの声が届いた瞬間、ゼファーは戦意を取り戻して再度魔星に立ち向かってゆく。 けれどミリィは、兄が本当は、内心の怯えと身体に刻まれる酷い苦痛に苛まれていることを、ゼファーとヴェンデッタとの同調に交わることで間接的に感じており、 そんなに傷ついてまで戦...
  • でもね……それでも、夢を見れた意味は、あったと思う。
    発言者:アンヌ・ポートマン 対象者:ケイトリン・ワインハウス、アリヤ・タカジョウ ――朱銀の幻想に幕が下り、全ての決着はついた。 その中で三人の少女たちは、いつしか生まれていた、大地の全てからカルパチア上層へと集う無数の光の輝きに目を奪われていた。 天空に遡る流星群か――はたまた、収束する炎であろうか。 ただ一点だけを目指し、空を翔ける様は例えようもなく美しかったが…… 「……でも、なんでだろう───せつない(・・・・)」 どうしてか、心が痛い。美しい光景だと思う。 けれど、何故かとても寂しく感じられてしまうのは、何故なのか。 アンヌのその小さな呟きに、答えるのはケイトリン。 「……十二時の魔法が解けてるんだよ、きっと」 「シンデレラが願った夢の時間は、もうおしまい。魔法は全部解けるから……当然、ガラスの靴も残らないんだ」 ...
  • 男に惚れた男ってのは女以上に従順なんだよ
    発言者:久我山 秀行 対象者:久我山 ももな 「異性(おんな)をサディスティックに組み敷いて、同性(おとこ)の夢をみたしてやりゃあ万事だいたい上手くいく」 「覚えとけ、ももな。男に惚れた男ってのは女以上に従順なんだよ」 「恋や愛が粘膜から生まれた妄想な分、憧憬ってのは尚更キレイに見えるんだろうぜ。クク、崇拝って奴は怖えよなぁ。自慢のリーダーなんてのはその具現だ」 「あいつのために命を懸けたい、あなたの力に成りたいんです、どうか俺を使ってほしい。忠誠、忠誠、武士道騎士道君主サマ……それともあるいは恋人家族か? どっちにしても基本は同じだ」 「つまるところ、殉じたいんだよ。意志を貫くって表現が大大大好きでたまんねえからな。程よく燃える場所やって分かったように頷いときゃ大抵の奴は一発コロリさ」 「うわぁお、ローマンティック! 綺麗に素敵に輝い...
  • それじゃあ、また未来(あした)………美汐
    発言者:万里也 ジュン 対象者:青砥 美汐 「やだ……もう、やだよぉっ………」 「ジュンと一緒にいるの……傍にいるのっ……まだ、謝れてないからぁ………」 「ダメっ、離して秋月っ……ジュンを置いていくなんて、嫌ぁっ………!」 強がってばかりで、でもそれがとても辛そうだった、放っておけない仲間であり友達の少女。 そんな少女がようやく伝えてくれた本心に応え、 その命を捨てても守りきった、どこまでも明るく前向きだった少女が最後の瞬間友達に伝えた、“彼女らしい”別れの言葉。 強制的に覚醒させられた己の影装に振り回され、一人の弱い少女へと戻った美汐は、自分に迫る暴威に対し、両親を亡くして以来初めて「助けて」、そう声に出した。 果たしてその願いは、彼女を思い駆けだしたジュンによって聞き届けられたが……その代償に捧げられたのは、ジュン自身の命であった...
  • ……あたしの夢って、なんだろうね?
    発言者:ケイトリン・ワインハウス 対象者:アンヌ・ポートマン かけがえのない親友を守るために、ちっぽけな人として勇気を振り絞り怪物達に立ち向かおうとしたアンヌ。 白い杭によって救われて、恐怖で震えへたり込む少女の身体をそっと抱き締めながら、ケイトリンは アンヌが知らぬ間に心惹かれるような「強さ」を身につけていた事を認めて…… 同時に、現実に抗ってきたつもりでいて、本当は一歩も進めていなかった自分自身に気づいてしまった。 そして彼女は、疲れ切った老女のように、手を伸ばして得たはずの特別な道でさえ望みとは違っていたと、 だが、それでも現実に止まり続けることだって辛くて息苦しかったと、静かに思いの丈を吐露し始める。 ――その中で、彼女は吸血鬼というものに己は本当になりたかったのか? そう、煌びやかな神秘に幻惑されて、ずっと見えなかった本音に近づいていった……...
  • 今なら良くわかるの。どうして両親が誠実に生きなさい、って言ったわけが
    発言者:青砥 美汐 対象者:秋月 凌駕 美汐√エピローグ――― 誠実に生きても世の中は理不尽だらけで報われるとは限らない。ほくそ笑むのは悪党で善人や正直者は馬鹿を見るのみ。 両親の死を契機にそう思い、誠実に生きれば報われるなどと教えた両親を恨んでいた美汐が自らも母親となり、告げた言葉。 世の中は理不尽だらけで報われるとは限らない、そんな事は他ならない幾多の荒波に揉まれてきた親自身がわかっている。 ましてや美汐の父親は政界などという魑魅魍魎が渦巻く世界で生きていた以上 それこそもっと強かに生きて誰かに傷つけられることも無く勝ち続けることとて出来ただろう。 だが親になることで子どもに願うのはそんな強者や勝者になって欲しいというものではないのだと美汐は気づいた。 「どうかいつも、可愛らしい笑顔を咲かせて欲しい」、「いつだって、真っ直ぐな気持ちで居てほしい」 そん...
  • だから……帰ったら───2人で、一緒に食べよ。
    発言者:アンヌ・ポートマン 対象者:ケイトリン・ワインハウス とても弱弱しく、自分の裡に秘めた思いを伝えてきたケイトリン。 それは、初めて見る友の顔だったけれど……やはり、それはずっと憧れていた彼女には似合わないと思えたから。 アンヌは座り込んだまま、抱きしめてきたケイトリンの背を優しく撫でながら、遠ざかっていた自分達の日常(陽だまり)の風景を口にする。 「……ねえ、知ってる? ケイティ。 学園通りの、バス停の向こう側にね。アイスクリーム屋さん、あったでしょ?」 「あそこね、新作のアイスができたんだって…… ブルーベリーをいっぱい使った、甘い甘いベリージェラート……」 ケイトリンは、すっかり忘れていたと苦笑する。 不思議なもので、次々と思い出が胸の中に再生されていく。 もう自分は戻る事のない、そう思い込んでいたかつての日々が。 ...
  • 輝くのは、価値があるのは……そうじゃない人間が、力と勇気を示してのけた時こそだろうがッ!?
    発言者:秋月 凌駕 対象者:緋文字礼 憧れであり、始まりであり、偉大なる壁である揺るがぬ強さを抱く超人の親友に対して 迷って揺れて過去の傷を引きずって、傷だらけにならなければ生きていけない只人であると自分を蔑む緋文字礼。 そんな彼に対して告げた超人のその生き方こそ自分には決して出来ない素晴らしく尊いものなんだという尊敬の言葉。 只人が超人の揺るがぬ強さに憧れるように、超人も只人の自分には持てない輝きに憧れるという、 後の作品でも描かれた超人と只人の熱き友情が描かれたシーンである。 「礼……これは全部、あんたに勝ちたいと思う俺の執念が至らせた力だ!」 「見てくれ、どうだ凄いだろうって……餓鬼の頃、集めた宝物を友達に自慢したがるような、誇らしい気分で一杯だッ!」 「それは……君の正しさや強さを、僕を打倒して証明したいという事か?」 「いや、...
  • 彼女のことを支えてあげて。男の子なんだから。そして教えてあげてほしいの、あなたはいつだって一人なんかじゃないってこと……
    発言者:カレン・キリシマ 対象者:秋月 凌駕 夢の中――しかし同時に不思議と現実感のある再会。 アポルオンとの激闘を経て、意識を闇に落とした凌駕は、大切な人だったカレンと再び言葉を交わしていた。 彼女らしい大胆な発言から始まり、やがて話の中心はジュンの影装覚醒……それに伴う傷の重さ深さへと移る。 凌駕との接触、内的存在となったカレンとの同調深化をきっかけに、ジュンは新たな位階へと昇った、が。 「今、ジュンの心にはその反動で大きな傷が生じている…… 本来、こんな簡単に次の段階へ到達できる器じゃないのよ。彼女も、そして私も」 「礼の苦しみ様を見たでしょ? 君やジュンよりかなり早く刻鋼人機と化していた彼でさえ、 その入り口に立つだけで制御に神経を削られていた。あれが普通で……いいえ、それでもきっとまだ早いんでしょうね」 「実際、到達方法を知った今でも...
  • あいつのケツをひっ叩くのを、やめてやらない! そういうのを全部ひっくるめて私はトシローを引っ張ってるのよ、文句あっか!!
    発言者:シェリル・マクレガー 「なぁ、シェリル……過去はもう、あっちに、いった……」 「だから、これからも、君は……君の、ままに………綺麗な、一輪の花の―――」 「過去」にずっとしがみ付いてきた男を遠ざけて。 最後に、自分が心から「美しい」と感じた女性に向けて、想いを伝えようとした男は……満足した心地で死んでいった。 それでも、死者への想いを悠長に噛み締めている時間は、シェリルやニナにはなかった。 トシローが一人独断で離脱した事で、無数の『裁定者』の脅威がより危険性を増して接近している。 最初に作戦を立案した指揮官役であるニナは、感傷を押し殺し、上に立つ者として…… 今も俯いている女に向けて「立ちなさい」――そう厳しく命じる。 「―――る、さい」 ―――その時、沈黙を破ってシェリルは立ち上がった。 「うるせ───!!...
  • おのれ、何故だ────如何なる理屈でこのような。奴に何が起こったというッ
    発言者:ウラヌス-No.ζ 天頂の神から地上の有象無象を超える力を与えられ、それをもってすれば殺せないわけがない下賤な男一人が、 自分に向かって広大な氷原の世界を駆けて迫り来るという、自分が信じ込み続けてきた世界には“ありえない”光景に叫んだ言葉。 選ばれた自分を扱き下ろし、かつての因縁の相手への憎しみを思い出させた吟遊詩人(ゼファー)を氷漬けとし、 主の目的のために彼を引きずりだそうと襲撃をかけるウラヌス。 星辰奏者(エスペラント)を超える、圧倒的な出力および広大な拡散範囲を有する氷弾を用いた狙撃で、蒼の魔星は必死に回避行動をとるゼファーを氷の世界に包囲してゆく。 隔絶した性能差を見せつけ、余裕の笑みさえ浮かべながら嬲ってゆくウラヌスは「動きを止めた」ゼファーに氷塊を直撃させ、勝利を確信する。 「他愛ない────」 些か手間取ったものの、所...
  • 美学や哲学なんてのは、所詮正論を全うできなかった連中の戯言だ
    発言者:イヴァン・ストリゴイ 対象者:緋文字礼 「……どうやら、俺の知らない間に一皮剥けかかっているようだなァ…… けど、まだだ……いい具合に汚れてきちゃあいるが、まだその過去(よごれ)に馴染んじゃいない……」 「当ててやるよ。どうせ人生の答だの、犯した罪だの償いだの、色々悩んでるんだろ? ハッ……つくづくクソ真面目なんだな、お前さんはよ。そんな御立派な図体を抱えて、まだ(・・)そんな青臭い悩みを引きずってるなんてな……」 機械兵との死闘の後……死の足音が間近に迫ったイヴァンが、再会した“戦友”の未だ揺れる心を見抜き――― “人間はこう生きるべきなんだなんてのは餓鬼の頃から聞かされて育っている” 『隣人を愛せ』『他人に迷惑をかけるな』『手を取り合って歩め』というどの国や民族でも必ず聞く教え……これこそが反論の余地のない正論であり、自分達のような人間は結...
  • 俺は八年前アスクレピオスの大虐殺で総統閣下に救われたからさ。あんなものを見せられたら、手を伸ばさずにはいられない
    発言者:アシュレイ・ホライゾン 対象者:グレイ・ハートヴェイン、アヤ・キリガクレ アッシュ、貴方憑かれているのよ +... 事情を知らぬ者から見れば英雄に救われ、その背を追おうとする帝国の未来を担う若き俊英の頼もしき言葉。 事情を知っている者からすると見舞われた悲劇に心が壊れてしまい、偽の記憶を作ってそれを信じ込んでいるとしか思えない大変痛ましい発言。 この言葉を聞き、同じく英雄への憧憬を植え付けられていたグレイは「俺も男だ。憧れた背中を目指す誓いってのは身にしみるほどよくわかるぜ」と共感する発言をして アッシュの真実を知っているアヤは「それは……」と何か可哀想な人やあまりの悲劇に心が壊れてしまった大変に痛ましい人を見るかのように顔を曇らせるのであった。 この後事情を知らぬグレイとの会話は続きグレイの「英雄に成ろうとしたものは成ろうとした瞬間に失格で...
  • 私の望みは、ずっと変わってないもん。ただ、照と一緒にいたいだけ。 照と同じものを見て、たまにズルやインチキもしながら普通に生きていきたい
    発言者:安宅 真魚 対象者:暮坂 照 真魚がずっと抱え続けていた気持ちを聞かされた照。 それを知った照も──「お前に否定されて……見捨てられてどうしたらいいかわからなくなった」「俺はなにかに失格(・・)しちまった」「どんなにキツくても人間として失くしちゃいけない宝みたいなものを落としちまったんだって」 ……そんな、自らが独り抱えていた想いを噛み締めながら語り続ける。 「もう俺は、真魚みたいに何も失くさず綺麗には生きられないんだ。そう思ったら、自分が辛くてさ……」 「傷ひとつないおまえが妬ましくて、憎くて、大嫌いになって… ……でも、意地でもそう思ってる自分を認めたくなかった」 「だからおまえみたいに真っ当で正しい奴を見下すようになった」 「大事なものを失くした自分自身を見たくないから、誰からも愛され肯定される存在に敵意を向けるしかなかったんだ……」 ...
  • ま……でも帰ったら、もう少しマシに口説いてくれるって約束は憶えたからね。破ったら駄目だよ、礼クン?
    発言者:草笛 切 対象者:緋文字礼 失った過去を取り戻すべく傷をおして立ち上がった礼へ向け、僅かに真情を乗せて切が告げた言葉であり、小さな約束。 マレーネ√、ネイムレスの自爆から仲間達を庇った礼は、自分の記憶を奪った謎の人物を夢に見る。 そしてその悪夢から彼が目を覚ますと、そこは凌駕達の通う学校の保健室であり、礼を救助した切の姿もあった。 二人だけの部屋、礼は当初自分に関わる夢の事を内心に押し込めていた。 だが、そんな彼の様子を切は見透かしており、彼女の洞察に対して礼は素朴に憬れを口にし、それに切は自分はそんな大した人間じゃないし、今のキミは誰に対してもそんな思いを抱くのだろう?と笑うのであった。 ……そして切は、礼が自分を評した「何も見ていないようで全てを見ている。誰もが見落としているようなものでさえ」という言葉に対し、「そんなにいいものでもない」と苦笑...
  • 崩れず朽ちず砕けず怯まず、前を光を未来を明日を、求め願って邁進した日々……屈する道理がどこに在ろうかッ
    発言者:オルフィレウス 対象者:秋月 凌駕 絆という強さでもって自分へと立ち向かってきた凌駕と最後の決着を前にオルフィレウスが言い放った言葉。 絶対なる自負の込められた唯一無二の王者の不遜である。 誰かの助けとなって共に歩んで生きたいという願いを抱く少女の真理の力によって擬似的に真理段階へと押し上げられ、思いを同じくした者達が攻撃を叩き込んでいく 『お前の影を払拭する。少しでも彼らの力になりたいから』 『いい歳こいて科学記号しか(・・・・・・)愛せないようなつまんねぇ男なんてお呼びじゃない』 『兵の事情を配慮しない研究職(ホワイトカラー)の支配者なんて、害悪以外の何者でもない』 そう、己が決意とお前は駄目だという言葉と共に。 そうして受ける全力の攻撃に対してもオルフィレウスは崩れない。 それを成したジュンの力を心の底から素晴らしい素晴らしいと讃...
  • どこにでもいる女の子として、愛してるって言わせてちょうだい
    発言者:レイン・ペルセフォネ 対象者:アシュレイ・ホライゾン 愛する男の帰りを待ち焦がれながら闇を統べる死想冥月(ペルセフォネ)と、降りしきる涙の雨粒(レイン)へと感謝の別れを告げるべく紡がれたナギサ・奏・アマツの言葉。 その様は戦地に赴いた夫の帰りを待つ未亡人のようである 恨みの叫びを轟かせるのはもう辞めたんだとティナとティセ(大和の使者)へと告げて、酒場のウエイトレスとしての仕事を終えて帰路に着くナギサ。 そうして月と第二太陽を眺めながら、その向こうにいるであろう大切な人へ届くことを祈って言葉を紡いでいく 「……なぁ、アッシュ。私は今も生きているよ」 「見ての通りこっちはいつも通りでさ。おかしなことは何もないのに毎日とても楽しいぞ」 「代わり映えのしない時間が何より大事で暖かいんだ。どうだ、羨ましいだろう?寂しくなったらいつでも気軽に帰って来て良いんだ...
  • ――ゴメン、凌駕。ちょっとだけ、遅れちゃったみたいかな
    発言者:万里也 ジュン 対象者:秋月 凌駕 ジュン√、突如立ちはだかった《預言者》(アポルオン)と名乗る半人半機の刻鋼人機(イマジネイター)によって、 凌駕、ジュン、美汐の三人は、同じ輝装段階でありながら手も足も出ないままに痛めつけられていた。 それでも一息に決着を着けずに、“何か”を待っているかのようなアポルオンはいい考えが思い浮かんだとばかりに 凌駕に熱い視線を向け煽り立てながら、彼にとって大事な人であるジュンの命を奪わんとして―― 『流石――いや、それとも賞賛はまだ早いかな?』 『だが、まずはおめでとう。どうかな、正確だったろう? 私の読みと君の真(まこと)は』 「そうだな……的確すぎて吐きそうだ」 瞬間、影装に到達した凌駕の熱相転移の拳が、ジュンを絞殺すべく伸ばされた鋼腕を消滅させる。 しかし、ネイムレスの技術を応用した自己修復機...
  • 私の事はリーザと呼んで。私をそう呼ぶ人間は、家族以外にはもう誰もいなくなってしまったから……
    発言者:エリザベータ・イシュトヴァーン 対象者:秋月 凌駕 ねえ……私が今考えてる事、当ててみない………? 俺達、ずっとこのまま─── 回復を続けるネイムレスから逃れ、脱出路を見つけ出す為…… 機兵との戦闘で共に深手を負っていた凌駕とエリザベータは、一時休戦し墜落した都市の地下道を探索していた――― 凌駕は出口を探し当てる事は出来ていなかったものの、 三度出会った“兵士”とは異なる顔のエリザベータと、穏やかな対話の時を持つことができていた。 “淑女”としての彼女は語る――― 連続していない“私”という歪な存在、切り替えの度に揮発する想いの数々。 この在り方を当然のものと受け入れたはずが、どこかの誰かさんのせいで迷ってばかり。 そう、現実と等身大の自分で向き合える凌駕(あなた)は強い、本当に妬ましく、羨ま...
  • 往けるものは、征くべきなのだ
    発言者:カグツチ 対象者:ゼファー・コールレイン 自分達と伍するようになれるだけの力を得ながら、“勝利”を追い求めることなどもう辞めたと告げる どこまでもちっぽけな大衆の中の一人で良い、傍に大切な人達がいてくれることこそ自分の幸せなのだと主張する 過去の足跡を愛する逆襲劇の担い手であるゼファー・コールレインへと告げた どこまでも光のために未来のために進み続ける英雄譚の担い手であるカグツチの言葉。 過去作でも描かれた雄々しく未来を求め、勝者足らんとするラスボスの雄々しき決意の宣誓である。 恥と悔恨……傷だらけのものでも自分の人生を素晴らしいものだったのだと、身近にいる大切な人達と出会えた幸福への感謝と共に そんな大切な過去を守るためにこそ俺は貴様らを滅ぼすのだと告げる冥王に対して、雄々しく未来を求め続ける神星は苦笑しながら問いかける。その想いはどうなのか?と ...
  • これは、俺自身の問題なんだ。俺が、あんたを……直にいちゃんのことをどう思っているのか。ただそれだけの話なんだよ
    発言者:日下部優理 対象者:神代直 「おまえは結局どうしたいんだよ、優理!?」 「さっさと幻滅して立ち去れよ! 俺はおまえの考えてるような奴じゃねえんだって、いい加減に分かれよ馬鹿野郎がッ!!」 「わかるかッ……わかってたまるかよ!!」 「あんたの言っていることは受け入れられないッ……認められるわけがないだろうがッ!!」 「だから……取り消せよ。幸ねえちゃんを見捨てたなんて、 そんなこと……直にいちゃんがするはずはないんだって」 星海の存在からの使者となったナーラを前に、「愛する人を自分の意思で見捨てた」 ………「普通の人間」として、その答を告げ、選別という名の滅びを食い止めようとする直。 その言葉に対し、優理は疑いのない信頼と憧憬を視線に宿し、 「あの日体を張って俺達を守ってくれた直にいちゃんはそんな事をしない」 「...
  • 本当の人間ってのはこんなもんじゃない
    発言者:神代直 対象者:ジャハーナーラ・ベーグム、日下部優理 「ナーラ。優理。聞いてくれ」 「こんな醜さを、人間の本性みたいに思ってくれるなよ。決して、こいつらみたいな奴ばっかりじゃないんだ」 「本当の人間ってのはこんなもんじゃない。もっとこう……自分を犠牲にしても弱い者を助けられる、そんな強さを持っているもんだ」 「それを、今から俺が証明してやるからな」 「じゃあ……ナオのことを、本当の人間のお手本だと思っていいのね?」 『序章・ふたり』において―― 極限の状況下により発生した人間の醜さとも言うべきエゴをその身に受けてきたナーラと優理の心を救うべく放たれた神代直の発言。 彼はこの自身の言葉を体現するかのように、この後も自分の身を顧みない英雄的な行動を行い続け、その様は幼かった優理の心に文字通り地獄に落とされても決して忘れる事のない黄金色に輝いた思い...
  • ……判らないの? 今のあなたは使い物にならないと、私はさっきからそう言っているのよ
    発言者:ニナ・オルロック 対象者:トシロー・カシマ 人間社会にまでその魔手を伸ばした三本指(トライフィンガー)の模倣犯――その討伐の報告を受け取ったニナ。 だが彼女の心は、問題の一つが片付いたことへの安堵ではなく、憔悴しきったトシローへの心配に傾いていた。 今にも消えそうな虚ろの幽鬼。老衰しているようにさえ見えるその姿。 参っている――かつてないほどに。 打ちのめされている――築き上げてきたその信条ごと。 ニナの目には、公務の関係で先程まで顔を合わせていた人間(ヒト)が常識を砕かれ、 縛血者(ブラインド)という存在を知り動揺する姿と、今目の前にいる部下の姿がひどく重なって見えた。 いつもの無表情で隠していても、彼女にはその裡に秘めた心の揺れが伝わっていた。 ――私がどれだけこの朴訥な男を見てきたと思っているのか。 そして、一応は気...
  • 一つ思ったんだが……つまり、その問題は……ただ君がその女性に夢中になっている、だけの話なんじゃないのか?
    発言者:緋文字礼 対象者:秋月 凌駕 ギアーズに囚われるも、その後の乱戦から生還を果たしてきた凌駕、そんな彼の様子が以前と変わった……それも面白い方向に。 そんな話を切から聞き、興味を抱いた礼は、ネイムレス探索行動のため出撃した彼を追いかけ直接話を聞くことにした。 属する集団の目的と方向が異にするであろう、 自分の個人的な悩みを礼に打ち明けてよいものかとためらう様子を見せる凌駕に対し、 「口外はしないと誓うし、何かあれば力になるよ。 何より、君という人間が何処へ向かおうとしているのか……それに興味を惹かれて仕方がないんだ」 「それに、こういうのもいいだろう? 男同士の腹を割った本音の相談……まあ僕には、まだ割って話すだけの溜め込める腹がないんだけどね」 礼はそう告げて、凌駕もまた礼さんならば大丈夫だろうという安心感から、 少しずつ、自分...
  • な?碌なものじゃないんだよ。一皮むけばこんなものさ
    発言者:ケルベロス 対象者:ミステル・バレンタイン レイン√、ファヴニル・ダインスレイフを鼻歌交じりに肉団子にした後で、ふと我に返ってその醜さに気づいた冥狼が ミステル・バレンタインへと告げたどこまでも俗人臭い、超越者としての風格などを感じない台詞。 要は一種の賢者モード 挑発に乗りまんまとオリハルコンを励起させたダインスレイフに一瞬で致命傷を与えて 「今まで意外に優しいとでも思ったか? 悪いな、昔取った杵柄でね。こういうことにも慣れっこなのさ」 「というか、おまえやっぱり大馬鹿だろ。こんなに身体をいじくりまわして、 英雄みたいな真似しやがって………便利じゃないか、役に立つ」 等と告げながら約束どおり真実を教えながら鼻歌交じりにその肉体をばらしていき、オリハルコンを手中に収めたケルベロス そうしてふと我に返ったようにその場にいたミステ...
  • なんて精巧な姿見。等身大で、嫌になるほど似通っている。これが、同属嫌悪というものなのね……
    発言者:エリザベータ・イシュトヴァーン 対象者:青砥 美汐 互いが互いの在り方、言動を何故か認められず、それでいて相手を否定する言葉を吐く度に己の心も軋む。 そんな事を繰り返しながら戦う女二人の片方が、諦観とともに呟いた二人の事実。 ジュン√、天空のオルフィレウスが見降ろす中凌駕とジュンの二人が、ギアーズの指揮官・アレクサンドルと支配者の猟犬・ネイムレスに立ち向かう一方、美汐が対峙したのはエリザベータであった。 練度の差から美汐は一方的に傷を受けるも、対するエリザベータも“兵士”としての自意識の制御が乱れ、 決定的な手を打てずにいた。彼女の一向に高まらぬ兵士としての戦意、その原因がどこにあるのかといえば…… 「図星でしょう? 分からないなんて言わせない。期待されていないのよ、私達は…… 単刀直入に言うのなら、ええ、骨の髄から舐められている。 わ...
  • ――助けて
    発言者:青砥 美汐 両親が壊れながら死んでいき、絶望の中で自分の命も失ったことで、彼らが教えた“正しさ”、“誠実さ”などは圧倒的な“力”の前には弱く蹂躙されるだけに過ぎないとして、他者を信用せず、己を強く在らしめんとした美汐。 そんな彼女が、支配者の手によって虚飾を剥ぎとられ、今なお己の本質は弱いままの少女であり、そんな自分は既に忌み嫌う力そのものに変わり果てていた、という事実を露とされ、悲嘆を叫びながら暴れ狂う。 そのまま疲れ果て、他のさらに強大な暴力に命を奪われんとした際、美汐が心から発した呟き。 突如、エリザベータの命を喰らい、他の刻鋼人機(イマジネイター)も破壊せんと暴れるネイムレス。 鹵獲し、友軍機となっていたはずのネイムレスの暴走に溢れんばかりの憎悪を向けながら、影装を展開しつつ全力でそれを潰そうと猛るイヴァン。 その二機が激突し合う戦場で、凌駕達は...
  • だから、これからは俺がお前の傍にいる。俺が示すよ、美汐がずっと肯定してほしかった正しさを、この手で形にしてみせる
    発言者:秋月 凌駕 対象者:青砥 美汐 周囲を憎むだけ憎んで、大切な人の思いに気づけず喪っていく、 そんな己に対する深い絶望感に苦しみ、弱さと愚かさしかないと悲嘆し、理不尽への恐怖に震える美汐。 それらの想いを受け止め、未だ形の見えぬ心の闇を抱えながらも凌駕が伝えた、青砥美汐に対する生涯をかけた誓い。 《無名体》(ネイムレス)の暴走に始まった混戦により、 凌駕と美汐は、二人の仲間を奪い去られ、深い悲しみを刻みこまれた……。 哀しみに暮れる美汐に寄り添い、深く情を交わす凌駕。 そんな彼らの元に、何とか生き残っていたマレーネと切が連絡を取り――― 彼女達を前にして、逃げ隠れるのではなく、生き残る方策を見つけるべきだと。 自分達でギアーズの拠点と、実働部隊の最優先対象たるネイムレスを排除し、彼らを撤退させようと提案する。 そう……戦うしかないならば、これ以上...
  • どうやって生きてこうが、私の勝手よ。だって、生きてるのはこっちなんだから。死んでく側が、あれこれ指図しないでよ
    発言者:安宅 真魚 対象者:暮坂 照 「嘘つき(・・・)」 「ほんと、自分で思ってるほど嘘が上手くないんだから……私を騙してくれるなら、そこで黙らないでよ。きっちり白を切り通してよ」 「私やだよ、そんなの。照がいなくなっちゃうなんて」 互いの想いを吐き出し、ようやく拗れすれ違った原因である過去に決着をつけた照と真魚。 だが、すでに照の躰は“死”を迎えており、いずれ個としての情報は喪われ、存在は消え去ってしまうという事実が突きつけられる。 それを理解した照は、真魚を悲しませまいと、会えなくなるわけじゃないと優しい“嘘”をつくも…… 少女はそれをあっさりと見抜いた上で、痛みも悲しみも含め大切な人を忘れてなんかやるものかと隠さずに告げるのだった。 本編より 『やっぱだめだな、俺……ほんとはさ、きっちり別れを言おうと思ったんだ。俺がいなく...
  • あんたマジで、いったいあの子に何したのさ。とにかく一度謝っとけよ
    発言者:ヴァネッサ・ヴィクトリア 対象者:ギルベルト・ハーヴェス 「はてさて、それで溜飲が下がるだろうかな―――ああ来るぞ」 体験版のラストを飾るタイトル、『死想冥月/Persephone』の後半において、三国と冥狼の四つ巴となった戦闘シーンにおける会話。 ギルベルトの姿を確認した瞬間、まるで狂ったかのように憤怒の念を噴出させアッシュに何をしたと彼を殺しにかかるレイン・ペルセフォネ。 それを迎え撃つギルベルトが放った正体不明の攻撃を何度もその身に受け滅多打ちにされ、ヴァネッサも自身が誇る帝国最高位の剣技をもってレインを圧倒するが、まるで彼女は意に介さずより深く闘志と憎悪をもって闇の波動を練り上げていく。 異様なまでのレインの怒りに、ヴァネッサ・ヴィクトリアはひくつきながら審判者に疑問をぶつけるが、軽く流されてしまう。 「何故そうまでして立ち向...
  • 何を、言ってるか、ですって……? そりゃあ私が正直になってるだけよ、うふ、ふふふふ………
    発言者:エリザベータ・イシュトヴァーン 対象者:秋月 凌駕 「その心へ、道を示すために――その無骨な鋼鉄をぶち破るッ!!」 「―――ええ、存分にぶち破って……!!」 「いや……エリザベータ、さん? 武器を捨てるのはよろしいん、ですが、 どうして俺にそんなに艶めかしく密着してくるのです、か……? ……ウワーッ!! そんなところ、女の子が見せちゃいけません! ていうか、その目……完全に獲物を狙う肉食獣だぞオイ!!」 「オーホッホッホ……! 人間、素直が一番ということよね!」 仮面と衣装で着飾らなければ人前に立てない恥ずかしがり屋とは、一体何だったのか…… 「(恍惚としながら)天国への道は、此処にあったのね………」 特典ドラマCD『凛々しい彼女の裏表 クール? いいえデレデレです』で、 度重なる闘いの中で自分好みの...
  • 交わした情けの分だけ、激しく……今度は殺し合いましょう、凌駕
    発言者:エリザベータ・イシュトヴァーン 対象者:秋月 凌駕 甘い、甘い、男女の睦み合いの時間――― だがそれは、ネイムレスの再起動と、機兵により閉ざされた地下に脱出口(・・・)が穿たれた事で終わりを告げた。 まるで、舞台装置の書割(はりぼて)が突然倒れ、劇に見入っていた観客が一瞬にして興醒めしてしまったかのように…… これまで閉ざされていた二人だけの理想郷は、現実の一穴により呆気なくも破壊されていた。 外へと出てしまえば、後は元の関係性に戻るしかない――殺し殺され合う敵同士という関係に。 「―――お別れね、凌駕」 切り開かれた夜空に、蒼く輝く月の光の下で、エリザベータは静かに少年へ別れを告げる。 彼女の表情は、ただ仕方がないのだと、そう物語っていた。 その突きつけられた現実(・・)に対し、凌駕は心地よかったあの時間が奪い去られることに、必死...
  • 重要なことはたった一つだ。欲望(ゆめ)を持つのなら、欲望の奴隷となってはならない……その主人となれ
    発言者:???? 対象者:シェリル・マクレガー ……夜の闇を駆ける乗用車が一台。鎖輪(ディアスポラ)の追っ手よりも先に相棒を見つけ、生き延びるために。 シェリルは、三本指(トライフィンガー)を名乗る包帯男の案内に従い、彼が潜伏しているという場所へ急行していた。 その車中で、彼女が疑念を最も抱いていたのは、助手席に座る男の真の目的であった。 彼女は、この男には、己の思うがままに他者の生命や自由を奪い取って恥じぬ……“悪”の行為への意志が明確に宿っていると直感していた。 しかしこれまでの行動が、トシローの過去を暴き、追いつめ、破滅させるようなものでありながら、 今の彼はシェリルにトシローの窮地を知らせ、発破をかけるような言動を行い、彼を救えるのは自分達二人しかいないとまで言い放っている。 ここまで追い詰めておきながら、何故か相棒に対する悪意や害意も欠...
  • なんかもう絵に描いたような無双よね、あれ
    発言者:アリス・L・ミラー 対象者:ケルベロス 「うわっちゃぁ……なんかもう絵に描いたような無双よね、あれ」 強欲竜団らアンタルヤ商業連合国軍、そしてカンタベリー聖教皇国軍の二国混成軍から集中砲火を受けても一切傷を負わないケルベロスの無敵っぷりを眺めながら呟いたアリスの台詞。 ファヴニル・ダインスレイフ、ミステル・バレンタイン、ブラザー・ガラハッドという三人の高位星辰奏者(エスペラント)を中心として砲火、爆撃、星光などなど雨あられのように暴力を打ち込むものの……。 それらの暴威を手のひらを向けるだけで打ち消すケルベロスは、必死な彼ら混成軍と比較して飛んだり跳ねたりすらしていないというまさに反則そのものの冥狼無双と言わんばかりの姿を見せていた。 初代ウルトラトンチキすら超反則技を用いなければどうしようもなかった前作のアレやソレを知るプレイヤー視点から見...
  • ああ、初めて俺は…… “人間” を知れたような気がしたから
    発言者:秋月 凌駕 対象者:マレーネ・フランケンシュタイン マレーネルート後半、鵺乱丸に暴かれた秋月凌駕の異常性。 お前の正しさには誰も付いてこれない、のみならず、それは近しい人を追い詰めてさえいるのだという指摘。 己こそが異端なのではと、自分には「普通」など何一つ見えていなかったのではないかと、かつてないほど揺らぐ凌駕。 そんな状況の彼を自室で待っていたのは、数刻前に非情な現実に傷を抉られたばかりのマレーネだった。 「待っていたぞ、凌駕。改めて、今後の方針を話し合っておきたいと思ってな」 淡々と、いつもと何一つ変わる事のない様子で作戦を告げていく。 そんな彼女が、しかし心の奥では哭いていることが、今の自分には分かってしまったから。 彼女を抱きしめ、凌駕は告げる。 無理して強がる必要なんてない、痛みが消えなければ泣いたっていいじゃないか、誰にも...
  • ───失わせねえよ、オレが
    発言者:桐原 零示 対象者:滝沢 さつき あたしだけだと思ってたよ、ずっと……大事に思ってるのも、好きだっていう気持ちもさ…… んなわけねえだろ、オレはそこまで薄情じゃねえ。 さつきの実家――その土地の買収を狙うIgel。その重要人物二名が零示、さつきそれぞれに接触を図ってきた。 それでも抗ってみせると、零示の力を借りて、新たな高額報酬の望めるクエストへ参加する事を決めたさつきだったが…… そんな二人が滝御庵に戻った時、さつきの父親は倒れてしまっていた。 多大な精神的負荷を抱えたまま、日々の経営を続けた結果の過労――という事で、一命はとりとめたのだが。 ……病院から戻り、零示の部屋を訪れたさつきはどこから見ても心も体も、ギリギリの状態だった。 今はとにかく休め、クエストの方も今回は不参加にするしかない、とボロボロの幼馴染を説得する零示に、 ...
  • おまえって奴は……なんて、残酷な男なんだ……
    発言者:ブライアン・マックール 対象者:角鹿 彰護 ノーマルルート、スラムビルでは目的の為囚われていた“魔女”達が次々と屠られていた。 準備も整わぬ内に道具を失い、焦りと苛立ちを隠さない至門。 そんな彼に、凌辱され尽くしたグロリアとアリソンがまだ生き残っている事実を隠し、ブライアンは己の目的を叶える瞬間を待っていた。 侵入者――角鹿彰護が、至門とスラムビルの“魔女”の首を狙っているのならば、首領のいる最上階の前に必ずすべての“魔女”のいる獄舎を襲うはず…… 恍惚の微笑を浮かべブライアンは、愛しき復讐鬼の登場を待ち望んでいたが。 「おまえは……誰だ?」 拷問部屋に現れた、変わり果てた男の姿を前に、ブライアンはそう呟かずにはいられない。 スラムビル侵入時に相まみえた時から、半日足らずの間に一体何があったのか。 野獣じみた闘争本能や、苛烈極まる目...
  • 彼に似合いの女になってみたい。格好付けてみたいのよ、きっと理由なんてそれだけなんだわ
    発言者:エリザベータ・イシュトヴァーン 対象者:マレーネ・フランケンシュタイン 恐怖しかないはず、なのに─── 今は、少しだけ、胸が熱い。 絶望的な相手に挑もうとする一人の女が、少女に語った、“今の自分を突き動かす何よりの理由”。 穏やかに、マレーネ達の仲間に迎え入れられたエリザベータ。そして、彼女は恋人となった少年の部屋で、深く想いを交わし合う。 ……事が終わり、年下の恋人が穏やかに寝息を立てる中、 エリザベータは身支度を整えて、ある一つの行動に出ようとしていた。 魂にまで染み付いた、己を縛り付けるあの覆帯(キャタピラ)の音。 それは、愛する男に受け止められ、真に身体と思いを重ねた今であっても、消えるものではなかった。 夕映えのような、青春のような、儚い一瞬の安らぎ…… だから今こそ、自らの手で戦場の呪縛を断ち...
  • どうした、食わんのかお前達? まったく、カレンや切のようなことを言いおって……
    発言者:マレーネ・フランケンシュタイン 対象者:秋月 凌駕、万里也 ジュン、青砥 美汐 「っち、しょうがない……おい、そこの仏像と猪」 「何でもいいから適当に材料買ってこい。日が上がっている内に目立たないよう動けば、まあ何とかなるだろ」 (戦場ではやむない事なのかもしれないが)マレーネ嬢(研究一筋娘)の大分独特な食への認識がうかがえる一幕。 ジュン√、秋月邸から拠点へと帰還し……朝に一悶着はあったものの、 凌駕達四人は離脱していた礼と彼を回収に向かった切との日没後の合流まで待機を続ける事となった。 そこでマレーネは各自の部屋に備蓄の食糧があり、この時間に見てみるのもいいだろうと告げる。 食べ物と聞いて、目を輝かせたのはジュン。 「おおう、食べ物もあるんだっ。まあ何日も居ること前提の造りだからあるかなー、とは思ってたんだけど」 ...
  • @wiki全体から「女の子に向かって心を見せろだなんて……それって、裸を見せろって言ってるようなものよね?」で調べる

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