故に、彼らはついに到達した。真理へ至る階へと。覚醒し、革新し、開拓せよ。後はもはや駆け上がるのみ。既存の歯車を超越しその名の通り凌駕するのだ

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    発言者:オルフィレウス 対象者:秋月 凌駕、万里也 ジュン ジュン√終盤、自らに続く後進、数百年にも及ぶ間待ち望んでいた真理到達者がついに現れることを予期し、オルフィレウスがそれを寿ごうとした言葉 ……なのだがオルフィレウスがこの台詞を発したのは凌駕とジュンの不純異性交遊終了直後である。 この台詞のすぐ前の台詞はジュンの「愛してる……凌駕」というものである。 刻鋼式心装永久機関が自らの同属、真理到達者を発掘するためのものであり、彼は所持者達を常にモニタリングできる事、 オルフィレウス(研究者)の性格上、希少または注目すべき実験体(サンプル)がいる場合、思わず言葉を形にしたくなるであろうし、 既にそうした前例もあることを踏まえると、ジュンと凌駕の子作りを見届けた上での発言だと考えられる。 なんか気取った言い回しをしているが、結局やっていることは最高峰の技術...
  • 台詞/Zero Infinity
    ...と呼ぶがいい」 「 故に、彼らはついに到達した。真理へ至る階へと。覚醒し、革新し、開拓せよ。後はもはや駆け上がるのみ。既存の歯車を超越しその名の通り凌駕するのだ」 「喰らえ、ネイムレス。その男は目に障る」 「知ったことか!」 「勝てぬよ。ああ、それでも出来れば足掻いてほしい」 「崩れず朽ちず砕けず怯まず、前を光を未来を明日を、求め願って邁進した日々……屈する道理がどこに在ろうかッ」 「ならば導きを与えてみよう。今の彼とかつての彼───その対決と相克。このオルフィレウス、観測したいと心の底から渇望する」 「ふふ……ままならんものだな、人の心とは。だからこそ尊いのだが」 「私の望む結果は得られた。故にここで、今回の実験を締め括ろう」 「大義、宿願、我に有り。黙して認めよ、人と時計は共生関係を締結した」 「この身には成したい夢と理想が在るから!!」 「なんだ、その視点と考え方は。君らの方が...
  • さあ、時計の針を進めよう
    発言者:オルフィレウス 『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』のキャッチコピーとも言える、ラスボスにして科学文明の神たる超越者オルフィレウスの台詞。 彼の真たる願い、科学というものに憧憬を抱いたきっかけ、時計機構(ホロロギウム)という組織を作り上げた理由それらが全て込められた宣誓である。 「科学の到達点とは即ち、可視化された人間の想像力と可能性の究極と同義である。 永久機関という無限動力を手にする事で、人類は自身の可能性の最大値(・・・・・・・)を極めるはずだった」 始まりは彼がまだ超越者となる前、ただのヨハンという一人の少年だった頃。 古びた時計の歯車、それが科学的に動く様が好きで、その秒針が止まらなければ良いと思った。ずっと歯車は回っていて欲しいのだと。 そうして「科学」というものに憧れた生まれつきの超越者はその...
  • 喜びたまえ、落第だよ。君は真理へ至れない
    発言者:アポルオン 対象者:青砥 美汐 覚悟を固め影装を纏い、ギアーズの母艦を沈没同然の状態に追い込んだ美汐。 精神と肉体……共に疲弊しきった彼女の前に、知る限り最大戦力にして指揮官のアレクサンドルが姿を現す。 勝てるはずがない―――理性は絶望を訴えるも…… 「だけど――絶対に、諦めないって決めたのよ……!」 守られたこの命を抱いて、あの人と一緒に日常へと帰るのだという決意。 たとえ無謀無策でも、自ら希望を捨てたりすることだけはしないと…… 身を呈して守ってくれた少女と、自らの生涯を捧げると言ってくれた少年の為にも。 だが、かつてネイムレス戦で見せたような、一切の無駄なく標的を排除する姿はなく。 鋼鉄の如き指揮官はただ黙したまま、僅かな戦意さえ美汐に向けてはいなかった。 この状況下で、何故、どうして“敵”である己を放置している...
  • 君がここまで駆け上がってくる事など、当然なんだから
    発言者:緋文字礼 対象者:秋月 凌駕 「……ああ、判っているとも。見惚れる事など馬鹿げているって」 仮面の下で独り静かに呟く声は、押し隠せない微笑が滲んで。 「君がここまで駆け上がってくる事など、当然なんだから」 こんな自分にも出来た事が、憧れたこの男に不可能である道理などないから。 必要だから覚醒できるという秋月凌駕の異常性は既にここ以前に何度も描写されているが、それが意図的に凌駕本人に対して突きつけられるという部分で特異なシーン。 各登場人物達が持つ多くの因縁に決着がつけられることになるマレーネルート。そして凌駕を待つ因縁の決着とは、他でもない彼の親友である緋文字礼との戦いだった。 ここでの異常性を語る前提として予め確認しておきたい事は、彼はルート終盤に入っても戦闘による位階の成長を未だに一つしか登っていない状態ということである。こ...
  • 私の望む結果は得られた。故にここで、今回の実験を締め括ろう
    発言者:オルフィレウス 対象者:全刻鋼人機 秋月凌駕と緋文字礼。天然の超越者と再起の生還者。 限界を超えて全力を絞り出し、最後には両者共に爆炎の中に消えた史上初の真理到達者同士の闘い―― その顛末を観測していたオルフィレウスから発せられた言葉は、何の衒いもない称賛だった。 「事前予測(シミュレート)の域を優に超えたな。よもや両者、共に真理へ到達するとは……!」 皮肉も澱みも、その声にはなく。彼ら二人にしか達し得ない境地(レベル)の戦いに対して、本心として褒め称えていた。 二つの真理(イノチ)が交錯した鮮烈な死闘に、個人として喝采しながらも――科学者としてのオルフィレウスは実に惜しんでいた。 「本命のみならず、彼までそこへ到達したこと。疑うことなき僥倖だが…… ああ全く、願うなら諸共我が手元へと確保(・・)したかったものだよ」 故に惜しい、...
  • 心装・真理
    ゼロ・インフィニティ/エクストラフォーム ≪到達(アライヴ)≫ 『そうして己を窮めた者だけが、初めてこの世界を正しく観測し、物理法則に追いつくことが出来る。 科学の臨界点(はて)がその認識力(め)で視える。窓を開き、人類(ヒト)の箱庭(セカイ)をまた一歩拡張する資格を得る』 『要するに、一種の魔法だよ。御伽話の産物であり、独自の理を展開する異界法則。人間大の小さな星……』 『それこそが、“真理” ───第三段階にして最終段階。 刻鋼式心装永久機関が生み出された、真の目的である』 『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』の物語における重要用語。 発見者にして到達者オルフィレウスが定めた、心装永久機関を有する者の完成形であり、究極ともいえる姿。 輝装と影装、エゴとイド、それらを併せた自分自身を完全に受け入れ...
  • ならば導きを与えてみよう。今の彼とかつての彼───その対決と相克。このオルフィレウス、観測したいと心の底から渇望する
    発言者:オルフィレウス マレーネルート、礼が過去からの呼び声に立ち上がっていた時から時間は遡る…… 天空の衛星、そこに坐する機械の神、オルフィレウスは四十七体の刻鋼人機達の戦闘映像を閲覧し――ある被検体の姿に目を奪われていた。 ――その名は、秋月凌駕。ずっと彼が待ち焦がれていた、科学の可能性を拡げる特異点となりうる生まれながらの覚者だった。 「やはり、私は間違ってはいなかった。人間こそが無限の可能性を秘めている」 心の底からの歓喜の声。この二百年で初めての希望の微笑が観測者の貌を彩る。 そして凌駕が闘う地方都市に視線を向けたオルフィレウスは、もう一つの星の輝きにも目を奪われていた。 ――もう一つの星、それは“緋文字礼”と名乗る記憶喪失の男。 「……そうか。彼(・)もいたか」 思わぬ拾い物を見つけたかのように、その唇が再び喜悦を描く。 ...
  • 平穏を求める願いでは、こいつの妄執に勝てないのかよ……ッ
    発言者:秋月 凌駕 対象者:オルフィレウス 均衡を奉じる平穏への祈りという自身の心が、 果て無き繁栄を目指す飽くなき前進を求めるオルフィレウスの祈りに劣っているのだと突きつけられるかのような状況で搾り出された秋月凌駕の慟哭。 後の『シルヴァリオ トリニティ』でも描かれた、精神力が力に直結すれば勝つのは結局ただの頑固者ではないのか?というアンチテーゼが現れた台詞である。 ついに真理へと至り、超越者であるオルフィレウスと同じステージへと立った凌駕。 しかし、こうして後進が自分へと挑んで来るその時を何百年もの間待ち望みそれに備えて絶えず前進をし続け、備えてきたオルフィレウスと凌駕の間には歴然たる差が存在しており、次第に圧倒されていく。 出力が足らない。火力が足りない。速度が足りない──追いつけない。 厳然たる事実として告げられる優と劣。そんな事実を前に凌駕は慟哭する...
  • おめでとう、君の願いはこれにて叶った
    発言者:オルフィレウス 対象者:青砥 美汐 本当は正義が悪に必ず勝つ、頑張った人、誠実な人には正しい報いが訪れるといったハッピーエンドが大好きなのに 両親が機構という巨大な力によって翻弄され悪の烙印を押されて死んだことから、 力が無ければ何の意味もないと仮面を被るようになった少女の強がりを打ち砕き、 他ならない君自身がその身体が示すように血に汚れた強者になっているという、 彼女自身の陰我(イド)を暴く、悪意に塗れたオルフィレウスの祝福。 自らの信ずる科学文明を進めるための強者を求めており、自らの心の闇に向き合えないような弱者に用は無く それを乗り越えて真理へ至れる逸材しか求めておらず、弱者の怠惰や弱さを決して許さない機械文明の神の傲慢さに塗れた台詞である。 一発逆転を賭けて「暴走」したネイムレスのコントロールを奪取するべく凌駕と協力し、特攻をかけた美...
  • 勝てぬよ。ああ、それでも出来れば足掻いてほしい
    発言者:オルフィレウス 対象者:秋月凌駕 己の希求(エゴ)も陰我(イド)も受け止めて、それでも科学文明の未来を切り拓かんという意志の下、 研鑽を重ねながらずっと待ち望んできた真理到達者にして同属、最高の素材たる秋月凌駕に向けての、オルフィレウスの勝利宣言。 同属に対する一層の期待をかけながら、しかし“絶対に君は逃がさない”という思いが籠められているであろう言葉である。 ジュン√、機械天使の奮闘で天から地に墜とされた鋼の衛星から姿を現した機械神。 そうして、オルフィレウスは『この瞬間こそ私の望みだった』と歓喜に震えながら、秋月凌駕(己が同属)と激突するのだった。 もはや言葉で解り合う領域を超えているとして、互いの譲れぬ意地をぶつけ合う凌駕とオルフィレウス。 無限の出力(・・・・・)という他の同段階の殲機とは比べることすらおこがましいほどの、オルフィレウスの影装。...
  • おまえはもはや不要だ、不肖の子よ
    発言者:《伯爵》 対象者:ジョージ・ゴードン・バイロン 「静まれ」 戦闘の熱を失い、沈黙する両者の前に……その男は姿を現した。 薄汚れた、どこか物悲しい外套から滲み出るのは、隠せぬ真の気品だ。 悠久の旅路を歩む旅人のようにくたびれながら、決して色あせぬ完成された芯が出会う者を否応なく威圧する。 “彼”はただ立っている。それだけで見る者は理解するだろう。この男と自らの間に横たわる絶対の差というものを。 厳かに、静謐に。一目で敵う者なき絶対者であると、そう知らしめる威厳と共に在った。 激情に駆られ、獣の如くアリヤを狙ったバイロンは、しかし覚醒していた人間の少女に翻弄され続ける。 決め手を欠きながらも盤面を支配していたアリヤは、微笑みさえ浮かべながら余裕の体で脱出しようとするも…… 彼らの動きを、たった一声で制止させて、伝説の縛血者―――《伯爵》が...
  • さあ、お色直しだネイムレス。真理へ導くそのために、まずは傷を与えに往こう
    命令者:アポルオン 受信者:ネイムレス 美汐ルート……美汐を庇って重傷を負ったものの、敵拠点から何とか生還した凌駕をロビンフッドは回収し撤退。 その後、ギアーズは戦場に乱入したネイムレス(最優先目標)に攻撃を集中。苛烈な反撃は受けたものの、機体の捕獲に成功する。 戦力として拮抗していたアレクサンドルに他の部隊員が加勢することで、戦闘は流れ作業のように終了したのだった。 その脅威を知る者達にとって、不思議に思う(・・・・・・)ほど。 そう、まるで……完全に壊されてしまっては困る(・・)という何者かの意思が働いたかのように。 そして艦内指令室に場所を移し、アレクサンドルが見守る中、乱丸が内部情報の解析作業を実行していたのだが。 「はい、ダウト―。こりゃ悪意(・・)を感じるね」 「鵺乱丸。詳細な解析内容の説明を述べよ」 その結果は、情報制御...
  • だからこそ俺は夢を見る。想像力を駆使し、可能性を拡げる。そしてその為に、死力を尽くす。君を……その終わりのない殺戮の歯車から解き放ってやりたいから!
    発言者:秋月 凌駕 対象者:エリザベータ・イシュトヴァーン 親友に背を押され、ようやく青臭い自分の本音を自覚し突き進む凌駕。 兵士として生きるため、今も心惑わす幻影を振り切るべく疾走するエリザベータ。 マンドレイクジャマーにより静まり返った街で、戦場で、日常で、互いに交わり合った二人の男女は再び対面し、 初めて彼らが出会った(死合った)地下駐車場(廃墟)へと共に足を向けるのだった。 己か敵か、どちらかの死による因縁の清算を望む女戦士(・・・)に少年が投げかけるのは、自分の側への勧誘の言葉。 居場所なら自分が作ってみせる。 死ぬまで時計機構の走狗となるのではなく、自分の傍で共に闘う道はないのかと。 それを“兵士”のエリザベータは冷たく「話にならない、生き残る確率が違い過ぎる」と切り捨てる。 だが凌駕にとって、彼女のそうした返答は予想できていた事であり...
  • 貴種を、大和を、いったい何だと心得るのだ。弁えろォォッ!
    発言者:ウラヌス-No.ζ 対象者:クリストファー・ヴァルゼライド 「逃げ場など一切残すと思うなよ。轟け絶氷、森羅を呑み込め─── 美醜の憂鬱、気紛れなるは天空神(G l a c i a l P e r i o d)ォォッ!」 『英雄譚/Titanomachy』において、 来るべき未来における “勝利” を目指して闘うヴァルゼライドから、 精神がまるで成長していないと、おまえは“敵”にすら成り得ないと判断され、 その星光を完全に見極め、最大の宿敵との戦いにつなげる為の、相方共々前座、踏み台扱いにされたウラヌス。 日々の弛まぬ努力や積み重ねを重んじ、さらにその上で、強い前進の意志を以て万事に立ち向かい “勝利” を手にする――― そんな、かつて身に染みるほど思い知らされた、反吐が出るような仇敵の清い(・・)理屈を前にして、 氷河姫が屈辱と憎悪という...
  • 信じているとも、君は必ず立ち上がる
    発言者:アポルオン 対象者:秋月 凌駕 敵であるアポルオン(正確にはその操者であるオルフィレウス)から、主人公である凌駕へとかけられた狂的なまでの期待と信頼の込められた言葉(猛毒)。 落伍者などに足を引かれておらずにさあいざ真理へ向かって飛翔するのだ。 君は凡俗共とは違う稀有な魂を持つ紛れも無い私の同属なのだからと凌駕へと告げるアポルオン。 そんなアポルオンに対して凌駕は告げる、 超越者に従い流されるのではなく己が意志を貫くこの行為こそが目の前の存在を喜ばせてしまうのだろうと半ば判りつつも 「誰がお前になど従うか、俺は俺の意志で敵を決めてそいつを砕く」と。 そうして戦いを開始して、性能差によって劣勢に陥る凌駕にアポルオンは告げる 後進を導く先達のように優しく、輝装段階ではどう足掻いてもこれには勝てないと。 そうしてさあならばどうすると期待を込めて言葉...
  • シュウ・欅・アマツ
    CV:湯煙虎太郎 神託:拗れた願いを封じなければ、あなたはいずれ自滅する 『シルヴァリオ ラグナロク』の登場人物。 カンタベリー聖教皇国の星辰体(アストラル)研究機関、聖座典礼秘蹟庁に属する若き大司祭にして神祖に仕える“使徒”の一人。 日系の血を色濃く継いだ貴種(アマツ)であり、その中でも研究者として群を抜いた素養を見せる優秀な青年。 先天的な身分差が幅を利かせる聖教国でも異例の早さで頭角を現し、純粋な能力評価で使徒に選ばれた実績を持つが、掴んだ栄光と立場を傘に着る様子はまったくない。 彼は常に増長せず、浅慮に走らず、主君への貢献を第一に考える。それを自然な行動と考えているため、綻びが生じる気配は少しもない。 しかしそういった欠点らしい欠点を持たない反動か。 能力差や立場を抜きにした気兼ねない友人関係に餓えている節があり、壁のない付き合いを周囲に...
  • 奇人、変人、超人、狂人……まったくもって嗤ってしまう。どれもはすべてお前と私は違うのだという意思表示だ
    発言者:アポルオン 対象者:秋月 凌駕 アポルオン(それを操るオルフィレウス)の己が同属たる秋月凌駕への発言であり、 自分達は当たり前のことをしているだけなのに他者からいつの間にか浮いてしまい 決まってその度にこのような形容でお前は自分達とは違うのだと意思表示を突きつけられる…… そのことに対し心からの理解を示しながら告げられる、凌駕の陰我(イド)を暴いていく台詞。 『その様子だと気づいているのだろう? 君だけは、それに』 『現状を打破するための更なる飛翔。無意識の中に封じ込めた、見据えるべき虚と相対すること。それこそが、君をより真理へ近づけると知っているはずだ』 『隠さずとも良い、私にはよく分かる。なあそうだろう?』 「は、っ……ははっ……それは、強者の思い上がり、か?」 笑ってしまう。まるで俺にとって、自分が唯一の理解者であ...
  • 賛辞を送るよ、勝利者諸君。我が同属と清き弱者──久方ぶりに、高潔な反逆を見れて満足だ
    発言者:アポルオン 対象者:秋月 凌駕、青砥 美汐 『さあ、これで願い通り(・・・・)なのだろう?』 破壊された母艦の上で……不可解な言葉を告げて美汐の心臓へ一撃を加えた《預言者》。 その光景を見た凌駕は、これ以上美汐から奪うのかと……怒りと共に飛び掛からんとしていたが…… 大切な恋人は目を覚ました、のみならず機人の証たるあの永久機関の針の音が全く鳴っておらず。 「凌駕……私の、永久機関(しんぞう)……」 「───ああ、止まってる。だから美汐は、もう」 心臓(生)の鼓動のみを宿す、ただの人間に戻っていた。 あまりに不可解な事態を前に困惑する少年少女。それに対し、《預言者》は薄笑いを浮かべながら答を告げる 『言ったろう? 褒美だよ。そこの彼女が心から求めていた結末だ。市井の民へと戻るがいい、君の役はもはや無い。 真理にこそ至らなか...
  • これでついに、ようやく私は───私の望みに手が届く
    発言者:アレクサンドル・ラスコーリニコフ ジュン√――機械神が見下ろす中で、遂に反逆者と実働部隊の決戦が始まる。戦艦要塞の火砲を潜り抜け、マレーネと切が突破口を切り拓き、軍人達の放つ影装の脅威に礼と美汐が立ち向かう中で…… 中核メンバーにして、オルフィレウスの主要観察対象となった凌駕とジュンは、ネイムレスとアレクサンドル、二体の鋼鉄(ハガネ)に立ち向かっていた。 どこまでも計算され尽くしたアレクサンドル達の殺戮の技に対し、少年少女は背中を押してくれた仲間達の想いと互いの絆を胸に、信じ高め合う。 だからこそ、斃す為に闘っている相手だとしても…… 彼らには人間としての個を殺し、冷たく自らを削るように振舞うアレクサンドルの姿が痛ましく映っていた。 ここまでに至るまでの道のり、関わってきた人たちの想い――あんたにだってそういうものがあるはずだろうと。 命令だ...
  • 逆らうな、抗うな。強大なものには敵わない。世界とはそういうものだと、ただ平伏して受け止めよ
    発言者:アレクサンドル・ラスコーリニコフ 対象者:秋月凌駕 エリザベータルートにて、アレクサンドルが「お前のような存在が他人を巻き込んで犠牲を増やすのだ」と怒りと共に凌駕へと告げた台詞。 彼の全体幸福のため、少数の嘆きを轢殺する歯車である事を己へと課している信念が現れた台詞である。 愛のために時計機構(ホロロギウム)に反旗を翻したエリザベータと彼女をそうさせた男。 そうして凌駕と交戦しながらアレクサンドルは凌駕を弾劾する 「おまえたち(・・・・・)は、いつでも同じだ。誰もが最初は勇ましい」 「耐えられぬから、納得できぬから、認められぬからと、感情の剣を振り翳す」 「束縛や掟を悪とだけ決め付けて、単純明快な世界を生きたがる」 「困難であると知りながら、己だけは特別なのだと妄信し、矮小な意地と幼稚な願望を拠所に叫ぶのだ。つまりは愚者(え...
  • 時計機構
    ホロロギウム 「天に浮かぶ運命(とき)の星座、時計機構(ホロロギウム)に揺ぎ無し──!」 『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』の用語。 実体を掴めないほど巨大な、全世界の科学技術を管理する謎の組織。 その歴史は古く、正確な年代は不明だが、世界が自然への畏敬よりも"科学"という神を頂くようになった時代には既に存在していたことが確認されている。 新法則の発見から実用化、普及までを時計の如く正確なスケジュールで管理し、また維持し続けていることからその名で呼ばれている。 その実体はもはや一つの仕組み(システム)であり、大国や小国問わず、果ては民間の街工場にまでその意思は及んでいる。 本拠地と呼ばれるものは存在せず、科学信仰に根付いた研究機関の超巨大複合体と、それを管理運用する法(ルール)によって成り立っている、姿無...
  • 見切ったぞ、こう造るのだな。貴様らは
    発言者:ラグナ・ニーズホッグ 対象者:神祖と眷属達 誕生した神世界(アースガルド)、その完成を阻むため三次元に帰還したラグナと、その運命に付き合うため神祖(カミ)から離反したリチャードはその帰還を待ち構えていた神の眷属達によって絶体絶命の窮地に立たされてしまう。 既に瀕死の親友(ラグナ)のため、不滅の身体を盾にして戦うリチャードに戦線を支えられながら離脱、あるいは逆襲の機会を。そう狙うラグナであったが。 「――――、ァ」 この時のためにあえて残しておいた裏切り者(リチャード)を主たるイザナは有効活用する。 洗礼解除――不滅の使徒から只人に堕ちるリチャードが袈裟切りに両断される。そして死にゆく友の姿に生じた動揺を突かれ、ラグナも行動不能の損傷を与えられてしまう。 二つに分かれた友人の亡骸へ、地に堕ちた憐れな邪竜は血濡れの手を伸ばす。千年...
  • 覚醒
    かくせい 勇敢だな、英雄の気質だ。しかし、悲しいかな。地に足が着きすぎている。 理屈として正しいがために、算数の域を出ていない。 勇者とは常に狂人だ。狂ってみよ、天と地獄に轍を刻め。奇跡を掴むは、かような人種だ。 ――《伯爵》 覚醒、この手のバトル物では何かに目覚めてパワーアップすること全般。 なぜかこのラインではラスボスは覚醒するものというお約束が存在する。 例としては 《伯爵》 + 吸血鬼(ヴァンパイア)は死滅した……死滅したはずだ。ならばこれは、この怪物は何だ? 御伽話からそのまま出てきたような怪物「伯爵」。 総てが容易い力量、総てを見通す彗眼、総てを知る賢智を持つ彼はまさに人間と縛血者(ブラインド)が想い描く吸血鬼物語の究...
  • 彼女のことを支えてあげて。男の子なんだから。そして教えてあげてほしいの、あなたはいつだって一人なんかじゃないってこと……
    発言者:カレン・キリシマ 対象者:秋月 凌駕 夢の中――しかし同時に不思議と現実感のある再会。 アポルオンとの激闘を経て、意識を闇に落とした凌駕は、大切な人だったカレンと再び言葉を交わしていた。 彼女らしい大胆な発言から始まり、やがて話の中心はジュンの影装覚醒……それに伴う傷の重さ深さへと移る。 凌駕との接触、内的存在となったカレンとの同調深化をきっかけに、ジュンは新たな位階へと昇った、が。 「今、ジュンの心にはその反動で大きな傷が生じている…… 本来、こんな簡単に次の段階へ到達できる器じゃないのよ。彼女も、そして私も」 「礼の苦しみ様を見たでしょ? 君やジュンよりかなり早く刻鋼人機と化していた彼でさえ、 その入り口に立つだけで制御に神経を削られていた。あれが普通で……いいえ、それでもきっとまだ早いんでしょうね」 「実際、到達方法を知った今でも...
  • ――ゴメン、凌駕。ちょっとだけ、遅れちゃったみたいかな
    発言者:万里也 ジュン 対象者:秋月 凌駕 ジュン√、突如立ちはだかった《預言者》(アポルオン)と名乗る半人半機の刻鋼人機(イマジネイター)によって、 凌駕、ジュン、美汐の三人は、同じ輝装段階でありながら手も足も出ないままに痛めつけられていた。 それでも一息に決着を着けずに、“何か”を待っているかのようなアポルオンはいい考えが思い浮かんだとばかりに 凌駕に熱い視線を向け煽り立てながら、彼にとって大事な人であるジュンの命を奪わんとして―― 『流石――いや、それとも賞賛はまだ早いかな?』 『だが、まずはおめでとう。どうかな、正確だったろう? 私の読みと君の真(まこと)は』 「そうだな……的確すぎて吐きそうだ」 瞬間、影装に到達した凌駕の熱相転移の拳が、ジュンを絞殺すべく伸ばされた鋼腕を消滅させる。 しかし、ネイムレスの技術を応用した自己修復機...
  • 我が朋友は無謬の歯車、それのみよ
    発言者:オルフィレウス 対象者:秋月 凌駕、緋文字礼 マレーネ√における最終決戦。いい歳こいて科学記号しか愛せない孤高の超越者オルフィレウスが宇宙で放った、雄々(かな)しきボッチ宣言。 200年単位で拗らせた科学オタクの夢と歯車だけが友達さ発言である。 「だから、お前は友達いないんだよ」という自分には一心同体になる位仲の良い親友が出来たからといって強気なかつて同属だった秋月凌駕と 『錆びて欠けない歯車しか、語りかける相手がいないのさ』というやたらともったいぶった一人言が多かった事を揶揄するかのような緋文字礼の 仲の良さを見せ付けるかのような…でも熱い展開なのは認めるけど流石にエロゲで男同士で物理的に融合するのが最終形態なのはどうかと思う言葉を聞きオルフィレウスは答える。 「承知の上だ。我が朋友は無謬の歯車、それのみよ」 「……それだけで私には十分...
  • 大義、宿願、我に有り。黙して認めよ、人と時計は共生関係を締結した
    発言者:オルフィレウス 対象者:秋月凌駕、有象無象の大衆 「何気ない願いの生まれる日常からこそ、科学は発展してきた」 「しかし思いを実行に移したのは、科学の道に身を窶(やつ)したのは、いったいそのうちの何割かな?」 「八割、五割、いいや違う。決意によって立ち上がった、僅か一握りの人間たちだけだろう」 突っ走るだけ突っ走った偉人。そんな強者がもたらすおこぼれ。 大衆への恩恵にだけあやかりたいと願う存在が、この世にはきっと俺の思う以上に多かったんだ。 「ただ恩恵を受け取る者たちは讃えるだけ讃えて、感謝するだけして、 自らがすることと言えば常に単なる消費。何もそこから繋げようとも、繋げていきたいとも思っていない」 科学文明が進めば、弱者は何もしなくなるだろう。自分が動かずとも、機械がしてくれるのだから。 そして機械や他者に難癖を付けること...
  • 均衡の彼方に、森羅掌握されるべし
    デビル・オブ・マクスウェル 「世界の、科学の、俺達の代弁者ぶってんじゃねえぞォ───ッ!」 Status Power:10(交戦対象の攻撃を理解した場合、+2) Hardness:10(交戦対象の攻撃を理解した場合、+3) Speed:9 Generate:∞ Consumption:∞ System:10 秋月 凌駕の宿す心装・真理。そして本作のタイトルコール。 「自己の哲学に終わりはないことを知り、ならば真摯にその矛盾と命題を眺めながら生きよう」という生を強く受け止め至った真理。 万象、行き着く先は均衡の彼方。彼の腕はまさしく森羅(すべて)を掴み取る。 その能力は熱量(エネルギー)の完全操作。より厳密には「中庸(ゼロ)の掌握、全事象の安定化」。 宇宙に存在するあらゆる活動(エネルギー)を認識し、その手で触れ、自在に操作する能力である...
  • 《伯爵》
    “THE VAMPIRE” CV:林檎畑四十郎 『Vermilion -bind of blood-』の登場人物。本作のラスボス。 彼は嵐であった。とある地を亡者で埋め尽くさんとする血族の前に現れ、その行いを断罪して去っていった。 彼は炎であった。とある国同士を影で操り栄華を貪る血族たちを、共に滅ぼし闇に消えた。 彼は雷であった。とある城を乙女の血で夜な夜な染める血族を、その狂気と共に封印した。 不死の命に驕る者、世の支配者を気取る者、欲望に魂を委ねる者たちに、何処からともなく現れ裁きを下す荒神。 絶大な力を持つ伝説的な縛血者(ブラインド)の王にして、始祖リリスの直系。 《伯爵》とはあくまで通り名であり、爵位ではない。 その真の名は何と言うのか、その答えを知る者はおらず、また彼自身興味を持っていない。 『この世にあって善と悪は容易く互いの...
  • 戦闘実行部隊・ギアーズ
    『全ては、無謬(むびゅう)なる時計の針を進めるために。我ら歯車の使徒たらん』 『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』の用語。 時計機構(ホロロギウム)直属の戦闘部隊。 正規軍には属していない、時計機構の意思によって動く存在であり、作中の時代が冷戦期でありながら、 東西の壁を越えた行動に正規軍幹部も沈黙を保たざるをえず、彼らの行動には非常に大きな権限が与えられているとみられる。 彼らの矛であり、同時に不確定要素や技術流出を起こす要素を徹底して排除する、いわば掃除屋。 軍としての機能は持つが、軍としての性質は持たぬ集団であり、規模も大小様々。 主に離反者の処分や、サイバーネットワーク上の技術流出、紛争介入による新兵器のテスト、などなど…… 一括りにギアーズと呼ばれているが、その目的と用途によって数え切れないほど役目が分化し、多様な部...
  • 私は確かに哭いていた────哭いていたのだッ!!
    発言者:アレクサンドル・ラスコーリニコフ 対象者:名も知らぬ二人の少女 自分は人間ではなく無謬の歯車であると、少数の嘆きを轢殺してでも、全体幸福に尽くすことを己に課して 泣くべきなのは、泣いていいのはそうして己に磨り潰された者達や助けを求めた人達であり…… 自らは断じて泣いていいような人間ではないとし、己を救いようの無い愚物だとしていたアレクサンドルの 本当はそうして嘆く人々達をこそ自分が救いたかったこと、嘆く人々を救えぬことに涙していたただの人間にすぎなかった という己がイドへと向き合い、彼が真理の階へと至ったことを示す台詞。 アレクサンドルは、妹の涙を置き去りに暴れ狂うアポルオン(ハインケル)を静かに見つめる。 表情は依然変わらない。しかし、その昏い瞳の底では、荒れ狂う深海の潮流にも似た激情が渦巻いていた。 「守りたかった……のだな」 な...
  • 痛みとは───糧なのだから!
    発言者:トシロー・カシマ 対象者:アイザック・フォレスト ――贋作が憧れを前に狂える喜びを剥き出しにし、それを真作が否定し……血戦の火蓋はついに落とされた。 “三本指(トライフィンガー)”の名を賭けた二人の決闘。 出し得る限りの技を、力をぶつけ合う男達。 アイザックは、瞬間ごとに自己の限界を突き破りながら、惑ってきた友がようやく手にしたであろう、今の『答え』を問う。 それに対し、トシローは確かに、惑っていたかつての時間以上の意義を己は得ることができた、と返すが…… 贋作(アイザック)は、少女ニナの命令に黙して従う――そう在ることを望んできたトシローにとっては楽だろうが、 彼女にとっては、その選択一つ一つの重さを全て背負わされる苛酷な道となるだろうと指摘する。 「あなたの為に死なせてください?ヒはッ、そりゃ随分と残酷な台詞だなァーーッ!」 ...
  • オルフィレウス
    OLFFYREUS CV:響玲二 『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』の登場人物。 謎の怪人物。十八世紀にヨーロッパで活動していた伝説の異端科学者、 永久機関を生み出した人物と同じ名を語っているが、本人であるかは真偽不明。全ての情報が存在しない。 少なくとも、彼こそ謎に包まれた時計機構(ホロロギウム)の幹部であり、何処かの場所から凌駕たちの戦いを観察しているのは間違いないが、果たして…… 「永久定理が創始者、ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラー。 そして……私の名を口にするなら――オルフィレウスと呼ぶがいい」 誰もおらず、そして誰にも至れない場所(たかみ)。 そこで世界の全てを睥睨し、遥か遠くを夢見るような愉悦と、あらゆるものに対する諦観とを複雑に混ぜ合わせた笑みを浮かべる者。 どこか達観し...
  • 秋月 凌駕
    CV:佐和真中 『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』の主人公。 某ヒロインズ曰く『地蔵or仏像』 あらゆる外的な事象に対し、常に自己の均衡(バランス)を失わない事を信条とする少年。 自身は平凡で中庸な生き方を望むが、その精神の在り方は極限の逆境においてこそ真価を発揮するという、ある意味矛盾した特異な人物像を有している。 それゆえか、他人とは相容れない価値観を持っていることを自覚しており、その上で他人と違和感なく付き合える世渡りの上手さを持つ「達人」。 ただし女性に対しては経験上免疫がなく、皮肉にもその点が彼の人間らしさを特徴付けている。 両親は長期の不在で、現在は妹の高嶺と二人暮らし。周囲にはややシスコン気味と言われている。 緋文字礼やマレーネ・フランケンシュタインと出遭ったことにより、時計機構(ホロロギウム)との絶...
  • 一部始終、この目でしかと見届けさせてもらった────おめでとう、君たちは卒業だ
    発言者:アポルオン 対象者:秋月 凌駕、エリザベータ・イシュトヴァーン 『ああ、悲しいな秋月凌駕。そのような目で見ないでくれ』 最愛の女性・リーザの助けを得て、機構最強を謳われる“英雄”アレクサンドルを撃破した凌駕。 共に疲弊の極みにありながらも、二人の男女は互いを抱擁し合い、生き残ることができた喜びを確かめ合ったが…… 僅かな余韻すら感じる事も許されず、彼らは闇の奥から別の存在を感じ取り戦闘態勢を取るのだった。 そこで彼らが目にしたのは、機械と生身が混じり合った、不気味な外見を有する仮面の男の姿。 「―――おまえは何者だ」 凌駕の問いに、仮面の男は仰々しく答える。 『“おまえは何者か”───と?』 『その問いはあまりにも科学的ではない。有史以来、あらゆる哲学者が挑み続けてなお、その解は万華鏡の如く千差万別なのだから』 ...
  • 響き渡れ、征界を翔ぶ絆の双翼
    シンフォニック・エンゲージ 『さあ、行きましょう。二人とも』 「あたしとカレンさんと、そして凌駕の三人で!」 Status Power:8 Hardness:8 Speed:∞ Generate:∞ Consumption:10 System:10(仲間が戦場で交戦中の場合、+3) 走ることが好きだった。 努力を重ねて、少しでも成長することが誇りだった。 頑張っていればいい結果が待つと信じて駆け抜けながら、けれど自分が選んだ道が無為になるのが怖かった。 不安に揺れて、がむしゃらになるまで駆け抜けて。 そして恐れを封じた代わりに、走り始めた意味さえもそれと一緒に忘れてしまった。 本末転倒にも程があるし、今となっては苦笑するしかないけれど。 それでも、原初の想いを今は取り戻すことができたから。 走っていることが楽しくて、それで...
  • どうして覚醒しないんだ?
    発言者:ファヴニル・ダインスレイフ 自分の挨拶代わりの攻撃で死んだ兵士達に対して向けられたファヴニル・ダインスレイフの純粋な疑問の言葉。 「大好きな英雄基準で人間すべてをはかりやがって、この度し難い理想主義者がァァァ!」 三つ巴の戦いの中において猛威を振るうダインスレイフ。そんなダインスレイフの攻撃で犠牲となっていく兵士達、そんな兵士達にダインスレイフは疑問の言葉を投げかける── 「おいおい、お前ら何してんだよ……どうして覚醒しないんだ?挨拶代わりで死ぬなよなァ」 「英雄みたいに輝けよ。今からみんなで限界を超えようぜ、本気でやってみようじゃねぇかッ」 と。今更改めて説明するまでもないが覚醒(まだだ)などという行為は普通の人間は出来ないものである だがダインスレイフはそんな常識など意にも介さない。他ならないただの屑だった俺がここまでなれたのだ...
  • 気合と根性
    きあいとこんじょう あらゆる不可能を可能にする心の力。 気合と根性さえあれば生まれ持った才能など誤差にすぎない。 本気で勝利(まえ)へ勝利(まえ)へと挑んでいるのであれば、個人で一つの組織を潰し、生身で戦車を含む一個中隊を破ることだってできる。 心一つ、想い一つですべての困難を乗り越え、踏破し、この世の常識を覆す。 致命傷を負った程度ではなんの問題もなく戦闘の続行は可能。身体が襤褸雑巾のようにひしゃげて破れた肉袋という有様になっても立ち上がることができる。 むしろ極まれば、頭が吹き飛ぼうが首を断たれようが精神力で殺された事実をぶっ壊して復活する。 これさえあれば物理法則を超越することも地球法則に勝利することも因果律を崩壊させることも、何かもうあらゆる不可能を可能にすることができるのだ! すべては心一つなのである! みんなで限界を超えようじゃねぇかッ! 気合と根...
  • 影装
    えいそう/セカンドフォーム 『己の足で歩き出した者は、最後の敵として己自身に打ち克たねばならない── これが第二段階。武器の応用にして発展形、影装である』 自分の中に眠る醜悪な自分、薄々気づいていながら封じていた願望や、隠された真実を受け入れることにより発現する、内罰的な力の段階。 作中の描写では、聖痕(スティグマ)という表現で、発動時には身体各所から出血が起こる描写があり、どれだけ制御出来ているかによって、出血量も異なるようである。 また発動時、使用者および対峙する者に発動時、心理的、生理的な嫌悪感を呼び起す場面が多々見られた。 無意識=イドを己の一部であると容認することで、特殊兵装、副次的なシステムなどを獲得する。 但し「自分が嫌いな自分、認めたくない現実」と言った心的葛藤をその芯とするため、使用者ですら持て余しかねる特徴的な形状、および能力となる場...
  • 刻鋼式心装永久機関三基、起動
    発言者:ネイムレス 蘇る恐怖。殺意無き暴虐。これ(・・)だ、これ(・・)こそがネイムレス───自我なき絶対の殺戮機兵。 俺達を翻弄し、命を貪る鋼の殲滅者は……一人の女を生贄に、再び戦場へと降臨した。 此処はもはや、奴に血肉を捧げる祭壇だ。一体、この怪物は何なのだ……? 美汐√の最大の転換点となる、ネイムレスによる刻鋼人機蹂躙劇の始まりの場面。 前夜の凌駕救出作戦の負傷が癒え切っていないロビンフッドの刻鋼人機4人は、 ギアーズの精鋭軍人達の仕掛けた罠に誘いこまれ、鹵獲されたネイムレスという戦力の増強もあり、 劣勢を覆す機会すら与えられず全員が地に叩き伏せられ拘束されてしまう。 戦場となった夜の学園の校庭、それでもこの絶対絶命の状況を覆そうと密かに闘志を燃やす凌駕。 その意図を容易く見抜きながら、イヴァンは個人的な好奇心から次なる段階へ至るヒント...
  • 女の子に向かって心を見せろだなんて……それって、裸を見せろって言ってるようなものよね?
    発言者:カレン・キリシマ、万里也 ジュン 対象者:秋月 凌駕 刻鋼式心装永久機関を移植され刻鋼人機(イマジネイター)として蘇った凌駕。 放課後、陰で護衛していたカレンと合流し、今後のため自分達の武装たる殲機に関して、彼女から話を聞いていた。 一度話を終えた二人だったが、凌駕は殲機を纏うために必要な“確固たる意思”といったものの感覚が イマイチ掴めないとして、カレンにそのコツを聞いてみようと改めて問いかけてみた…… 「カレンの場合は、どうなのかな?」 「その、心装を纏う時のキーワードみたいなものは。何を強く願って殲機を出すのか、教えて欲しいな」 だが、その凌駕の言葉を聞いたカレンは、 意地悪そうな目付きに変わり、微笑みながら凌駕にとっては予想外の返しを向けてきた。 「あら。それって私の心が見たいってこと? 凌駕くんって結構露骨なのね」 ...
  • ああ――君に会えて、本当に良かった
    発言者:オルフィレウス 対象者:秋月 凌駕 「彼(・)こそが希望。科学の箱庭(セカイ)をまた一つ拡げてくれる、特異点となるべき可能性を秘めている」 ラスボスであるオルフィレウスからの主人公である秋月凌駕に対するロックオン発言。 このラインの処女作のラスボスの「宿敵(とも)よ!」発言に引き続くラスボスの主人公大好きすぎる発言である。 そして、この主人公大好きすぎるラスボスの系譜は後の作品でも継承されるのであった。 休息のため一時的に戻ってきた自宅で、ヒロインと身を寄せ合い眠りにつく凌駕。 ──そうして場面は移り変わりチクタクチクタク…と冷たく時計の音が響く中、謎の男が深い情念を込めて言葉を発する。 ずっとこの時を自分は待っていたのだと、数百年もの歳月さえ感じさせる途方も無い妄執と共に…… 「───我、遂に見つけたり」 「三十五億の歯車...
  • 秩序を定め、混沌を擁する。之即ち “人” の生きる真である
    デビル・オブ・マクスウェル パーソナル・アタラクシア 教えてやろう、なあ親友。この胸に高鳴る、人間らしい鼓動と共に。 「強さも弱さも、愛してみせるさ」 『互いに足らないものを認め合って、補い合って』 「一世紀にも満たない生涯に、後に続く想いを篭めて生きていく。 長い歴史を紡ぐ、一筋の流星みたいにな」 それがやがて大きな波紋となり、普遍となって、ついには見知らぬ誰かの手でさえ実を結ぶと信じて―― 科学とは夢を叶えるためにあって、幻想を拡散させるものではないんだから。 『「俺たちは、その程度でいい」』 『「生きていたいんだ。彼女らと、みんなと」』 賢者の顔で見守ることも、不遜に導くこともしない。自分自身の足で歩んでいく。 その間に数多の問題と向き合いながら、解決せずともそれに立ち向かう意思だけは絶やさずに。 S...
  • お待たせ、みんな
    発言者:ラグナ・スカイフィールド、ミサキ・クジョウ 対象者:みんな 神祖滅殺(ラグナロク)にて神奏者(スフィアブレイバー)と相打つため、己の太源(オリジナル)を自らの手で撃ち放った人奏者(スフィアゲイザー)。 結果、太源消失によって誕生の因果が対消滅を起こしたことにより、時間的矛盾(タイムパラドックス)から人奏者(スフィアゲイザー)たる二人の男女は最初からいなかったことになる。 だが、そんな絶望を超えた虚無であっても、新西暦(セカイ)へ新たな希望(ヒカリ)を残すべく、彼らは自らが生み出した人造極晃星(スフィア)を素材に九条兄妹(メインプログラム)が欠け離散する第二太陽(アマテラス)を再生、否、機能改善(アップデート)を実行した。 まだ見ぬ何かを生み出す権能、加えて元に戻すだけでなく少しだけ良い法則へと変えていける拡張性を有した第二太陽(アマテ...
  • 崩れず朽ちず砕けず怯まず、前を光を未来を明日を、求め願って邁進した日々……屈する道理がどこに在ろうかッ
    発言者:オルフィレウス 対象者:秋月 凌駕 絆という強さでもって自分へと立ち向かってきた凌駕と最後の決着を前にオルフィレウスが言い放った言葉。 絶対なる自負の込められた唯一無二の王者の不遜である。 誰かの助けとなって共に歩んで生きたいという願いを抱く少女の真理の力によって擬似的に真理段階へと押し上げられ、思いを同じくした者達が攻撃を叩き込んでいく 『お前の影を払拭する。少しでも彼らの力になりたいから』 『いい歳こいて科学記号しか(・・・・・・)愛せないようなつまんねぇ男なんてお呼びじゃない』 『兵の事情を配慮しない研究職(ホワイトカラー)の支配者なんて、害悪以外の何者でもない』 そう、己が決意とお前は駄目だという言葉と共に。 そうして受ける全力の攻撃に対してもオルフィレウスは崩れない。 それを成したジュンの力を心の底から素晴らしい素晴らしいと讃...
  • 刻鋼式心装永久機関
    きこうしきしんそうえいきゅうきかん 「起動準備、完了」 廻れ、廻れ、永劫の時を刻む歯車よ───“永久機関” は此処に在る。 『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』の物語の鍵となるアイテム。 科学の夢であり、到達点とも言うべき永久機関、その一種。 生身の心臓に対し、甲羅か鎧のように内部収納する形で装着される機械。故に外見上は、まるで機械の心臓に入れ替わったように見える。 左胸から伸びた人口神経が体内に張り巡らされており、それは脊髄から身体の末端にまで及び、永久機関の発動に応じてエネルギーラインが体表面へ出現する。 戦闘時には使用者の精神高揚に呼応して質量を持つ素粒子を生成し、闘う為の武装と装甲を展開する。この点が、この動力炉が持つ最も本質的な力である。 その名が示す通り、通常考えられている永久機関には見られない幾つかの...
  • よって、美しい。誇るがいい、おまえ達はその虚構(いつわり)に輝きを持たせられるのだから
    発言者:《伯爵》 対象者:トシロー・カシマ、アリヤ・タカジョウ クラウスとアリヤの師弟が成した渾身の一撃を受けてなお、老狩人が満足して死にゆく様を待ってから、再生する余裕を見せる《伯爵》。 そこに現れた、血族の滅びの真実を追い求めるトシローと覚悟を固めたアリヤは、協力してこの規格外の怪物に挑んでいくも、赤子の手をひねるように、二人は叩きのめされた。 そんな、厳然たる実力差を何度も思い知らされても、自分に挑む彼らの様を見つめながら伯爵が告げた、美醜で世界を眺める「強者」からの称賛の言葉。 自己が他を排除する行為に、何らかの意味(・・)をつけたがるという性。 それを持つのは人間のみであり、彼らは殺人という行為に対し付与する様々な表現を歴史の中で創り出してきた。 けれども、それは私の観点からすれば、詰まるところ虚構であり装飾、遊戯に過ぎない。 これまで見てきたような...
  • 情けないと、素直に思った。それだけさ
    発言者:ルシード・グランセニック 対象者:クリストファー・ヴァルゼライド 戦う力など持っていないのに大切な家族のために少女とそんな少女に感化されて少女を守るために戦うことを選んだ自分の同類だった女の勇気を目にしての ずっと戦うことから、運命から逃げ続けていた臆病者の英雄へと立ち向かうことを決めた覚悟を示す台詞。 示した勇気とは裏腹に、むしろ勇気を示してしまったからこそ英雄に乗り越えねばならない敵と認識されたミリィとイヴ。 そうして英雄の刃に斬り捨てられようとした刹那、磁力によって操られた飛来物が英雄へと襲い掛かる。 それと同時に現れた男の強き眼差しを見て英雄は「俺の眼も節穴だな」等と自嘲しながら半ばわかりつつも問いかける。一体なぜここに来たのかと? そうしてその問いへ男も答える、それこそ答えは一つだと 「情けないと、素直に思った。それだけさ」 大...
  • 最悪の絶望を与えてくれ────オレならばその程度超えられるはずだ
    発言者:アポルオン、傲慢な天才 緋文字礼、かつて傲慢極まる天才だった彼が己に対する傲慢極まりない信頼と共に懇願した言葉。 マレーネ√、緋文字礼は未だ見えざる自分の過去に対する恐怖を抱きつつも、 その全てを知っていると言うアポルオン、いやその背後にいる支配者に向かって問いを投げる。 「おまえ、が――僕の過去を奪った……のか……?」 その言葉に対し、素晴らしいと――アポルオンの主は掛け値なしの賞賛を送る。 だが、その賞賛の中に無視できない言葉がある事に、礼は気づいてしまった。 ――今回(・・)……? 疑念の霧が彼の心中を覆い始める中、アポルオンは教え子を導くように語り始める…… 『さて。ここに何も書かれていない、まっさらな白紙のノートがあるとする。 それを前にした時、果たして人間は何を感じるものだろうか? 不安と背中合わせの、...
  • @wiki全体から「故に、彼らはついに到達した。真理へ至る階へと。覚醒し、革新し、開拓せよ。後はもはや駆け上がるのみ。既存の歯車を超越しその名の通り凌駕するのだ」で調べる

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